ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
7pt
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 男の子がぼうしの中につかまえたチョウをにがしてしまった。松井さんがチョウのかわりに思いついたものとは・・・心温まる短編集の傑作。
アプリ試し読みはこちら
1~3件目 / 3件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
古き良き日本のファンタジー作品という感じ。 日常の延長線にあるような不思議な世界がとても心地よく親和性が高い。 解説?で海外作品の批判をしてるのはちょっといただけないが
空色のタクシーを運転する松井さんの不思議なお話の短編集。 小学校の教科書にも載っている「白い帽子」は、いろいろな読み方ができる作品。
不思議なお客を乗せて、発車! 松井さんは、空色のタクシーの運転手。松井さんのタクシーには、不思議なお客さんが次々に乗ってきます。優しくて不思議な8つの物語。 ■小さなお客さん 松井さんは、タイヤの修理を手伝ってくれた2人の子どもをタクシーに乗せてあげます。子どもたちは初めて乗る車に大はしゃぎ。...続きを読む2人がタクシーをおりると、座席には金色の毛が散らばっていて…。 車をおり、客せきのドアをあけたとたん、松井さんは、 「なんだ? こりゃ……」 と、つぶやきました。 ほそいみじかい金色の毛が、みどりのシートにちらばっています。 松井さんにできなかったタイヤの修理をやってのける子どもたちにびっくりしたり、子どもたちの正体を想像する楽しさに、むねがはずんだりするお話です。 ■うんのいい話 松井さんは、魚つり帰りのお客をタクシーに乗せて走っていました。お客がうとうとし始めると、車の目の前を魚たちが泳ぎ出し、お客の網の中からは、魚たちが出ていって……。 まどというまどが、ぜんぶ、すうっとおりました。水が、ひんやりと、風のようにながれこんできました。 松井さんとお客さんの指は、ふるえています。春ももう終わりの頃なのに、ふしぎですね。「かえせ かえせ かえせ」「きたよ きたよ きたよ」という魚たちの声も、ちょっとこわくて、でも楽しいです。 ■白いぼうし 松井さんが、もぎたての夏みかんをのせてタクシーを走らせていると、道ばたに落ちた白いぼうしを見つけます。車をおり、ぼうしをつまみ上げると、中からモンシロチョウが飛び出しました。ぼうしのうらには、赤いししゅう糸で、「たけ山ようちえん たけのたけお」と書いてあります。 (せっかくのえものがいなくなっていたら、この子は、どんなにがっかりするだろう。) そう思った松井さんは、いいアイデアをおもいつきます。それは、夏みかんを……。 魔法みたいなアイデアを思いついて心をおどらせる松井さんでしたが、松井さんにも魔法みたいな出来事が起こります。このふしぎを味わってみてね。 ■すずかけ通り三丁目 松井さんのタクシーに乗ってきたのは、40才くらいの女の人。行き先は、松井さんも知らない、「すずかけ通り三丁目」の「白菊会館」近く。22年前、戦争が終わるまではその家で暮らしていたそうなのです。そして、今日は、3才の双子の息子をなくしてから、ちょうど22年の日なのでした。女の人は語ります。 「むすこたちは何年たっても3さいなのです。母おやのわたしだけが、年をとっていきます。 でも、むすこをおもうときだけは、ちゃんと、このわたしも、もとのわかさにもどる気がするんですよ。……おもしろいものですね。」 女の人は帰り際、小さなおばあさんになっていたのでした。
4年教科書掲載本 空色のタクシーの運転手さんのちょっと不思議な体験を書いた短編集。言葉遣いが丁寧で好きです。1968年に書かれた作品ですが、今でも誰でも読みやすく、ぜひ親子で読んでほしいです。
1/29に読み終わった、活版印刷三日月堂シリーズ第二弾『海からの手紙』の第一話「ちょうちょうの朗読会」のお話しの中に出てきた本 教科書に出てくる本・・・ 記憶にないので新しい本なのかな?と思いましたが、1968年出版 とてもやさしい 懐かしい 安心できる 心が安らかになる 想像する気持ちが楽しいお話...続きを読むしたち 戦争中のお話しもありましたが、戦争中のお話しも、しっかり子どもたちに伝わるとよいなと思います ずっとずっと、たくさんの子どもたちに読み続けてほしい 素晴らしい本に出会えて嬉しいです 運転手の松井さんの本、あと2冊あるみたいなのでこちらもぜひ読んでみたいと思いました。
四年生の国語の教科書に載っていたので、松井さんシリーズを全て読破することとした。下記の内容でメモしていく。 【登場人物】 【季節】 【行き先】 【松井さんの人柄】 小さなお客さん 【登場人物】松井五郎さん、二人の小さなかわいい子供(正体は、きつね)、新しい黒のスーツの女性客 【季節】春 【行き先】...続きを読む五本松をUターン(ドライブ) 【松井さんの人柄】車の故障に苛立つが、子供思い うんのいい話 【登場人物】松井さん、大きなつり道具を持った男の客 【季節】春のおわりちかく 【行き先】林を抜けたところ 【松井さんの人柄】不安になるとタバコを吸う 白いぼうし 【登場人物】客のしんし、おかっぱのかわいい女の子(モンシロチョウ)、男の子とお母さん 【季節】夏(六月のはじめ) 【行き先】なの花橋 【松井さんの人柄】子供想い すずかけ通り三丁目 【登場人物】四十ぐらいの、いろのたいへん白い、ふっくらした女の人 【季節】真夏 【行き先】すずかけ通り三丁目(白菊会館の近く) 【松井さんの人柄】タクシーの運転手三年目で、道には詳しいつもりだし、お釣りはきちんと返したい 山ねこ、おことわり 【登場人物】わかい男の人(山ねこ) 【季節】秋 【行き先】山ねこの実家 【松井さんの人柄】動物を車に乗せたくなかったが、お金さえ受け取れれば乗せる。動物の気持ちも考える。 シャボン玉の森 【登場人物】ふかふかのセーターをきた小さな女の子、小指くらいの男の子 【季節】秋 【行き先】なし 【松井さんの人柄】タクシーを運転することが本当に好き くましんし 【登場人物】くましんし 【季節】冬 【行き先】熊野熊吉の自宅 【松井さんの人柄】お金のことは、きちんとする ほん日は雪天なり 【登場人物】毛が真っ白なしんし 【季節】冬 【行き先】りんどう公園 【松井さんの人柄】お客の少ない日には、なんとかお客をつかまえようとする
国語の教科書にのっていたお話。 夏みかんが故郷のお母さんから送られてきた、という所で私も祖母がよく夏みかんを送ってくれたのでお話がぐっと身近に感じました。 夏みかん・・・なんてマイナーな果物なんでしょう。 甘い、甘い砂糖が入ってるんじゃないかと思うぐらい甘い果物が多い中、超すっぱいこの夏みかん。 ...続きを読むなぜ、あまんきみこさんは夏みかんにしたのか、などなど考えたりします。 帽子の中の蝶が夏みかんにかわる。驚くこども。新鮮~ 大好きなお話です。
息子の国語の教科書の音読の宿題より。 夏みかんの香りがしてきそうな不思議なお話。 私がこどもの頃も教科書に載っていて 大好きな話でした。
~あらすじ~ 男の子が白いぼうしで捕まえたチョウを逃がしてしまった松井さん。代わりに置いた夏ミカンと、お客さんの不思議な女の子が目指す「なのはな横丁」とは?ほか、いくつかの短編集。 ~感想~ 短大の卒業論文を書くときに一番に頭に浮かんだ作品です。 小学校の時に教科書で読んで以来(全く不思議なこと...続きを読むに)一切あまんきみこさんの作品とは接点がなかったのですが、読み込んでみて再燃しました。 色彩が鮮やかに描かれていながら、感情の機微を克明に記す表現手法がキャラクターに命を与えているかのようです。 読んでいて、まるで、自分がそこにいるんじゃないかという感覚になります。 さらに話の奥深さ。 事実上、そこにないはずの場所 いないはずのモノ でも「ほんとう」は確かにそこに息づいている このシリーズのどれにも一貫して事実と真実の対峙を感じます。 あまんきみこさんが学生時代に、(いきさつの詳細は省きますが)大きな衝撃をうけた詩があったそうです。 To see a World in a Grain of Sand 一粒の砂に世界を見 And a Heaven in a Wild Flower, 一輪の野の花に天国を見る Hold Infinity in the palm of your hand 掌のうちに無限をつかみ And Eternity in an hour. 一瞬に永遠を知る William Blakeの無知の告白という詩です。 「事実」と「真実」 同じものであって、違うもの。 少々哲学的でわかりにくいですが、作品をよめばすとんと胸に落ちる言葉でした。
いつもありえないお客を乗せる松井さんのタクシー。 でも、こんなことってなんだかすごく「ありそうな」気がする。 「あったらいいな」と想うのだ。 バックミラーに狐の兄弟がうつったりしたら、どんなにかびっくりするだろうけれど。 気づかないフリをして、木の葉のお礼を受け取ったりした日は、しばらく心が...続きを読むホカホカすることだろう。 奇妙で心温まる、空色のタクシーのお話です。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
車のいろは空のいろ
新刊情報をお知らせします。
あまんきみこ
北田卓史
フォロー機能について
「児童書」無料一覧へ
「児童書」ランキングの一覧へ
青葉の笛
海の小学校
おしゃべりくらげ
試し読み
きつねのかみさま
きんのことり
新装版 車のいろは空のいろ 白いぼうし
とらねことらたとなつのうみ
鳥よめ
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲車のいろは空のいろ 白いぼうし ページトップヘ