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Posted by ブクログ
恐竜と蟻のSF。恐竜好きなので表紙に惹かれた。『三体』は勇気がいるので、その前にこの本が読みたかった。
白亜紀末期、恐竜と蟻が互いに協力し、高度な文明を発達させていたとしたら…。
ティラノサウルスの歯に詰まった肉をたまたま蟻たちが掃除したことからはじまる。
こういうとんでもない発想大好きだー。
竜蟻サミットの様子を想像すると可愛い。
次第に両者に亀裂が生じていく。
読み進めていくうちに、「あれ?これってもしかして⁉」となる。
エピローグも良かった。
これからは蟻を見る目が変わるかも笑
やっぱりSF好きだー。
次は『三体』にもチャレンジしたい!
Audibleにて。
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最高に面白かった!読んでいる最中も続きが気になり一気に読んでしまったが、読み終わった後にもしみじみと面白い本を読んだなと余韻に浸ることができる。大森さんもあとがきに書かれている通り、今の時代と重なるところも多く、物語として面白いが恐ろしくもある。劉慈欣ファンの人なら間違いなく、絶対に楽しめる作品。
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劉慈欣先生の最新邦訳。
『三体』シリーズや『超新星紀元』のような厚みはなく(いい意味で!)、スラスラと読める。ただ、ストーリーや筆致に劉慈欣先生の良さを感じられて楽しい読書体験だった。
エピローグが好き!
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「白亜紀が終わるまで、地球は蟻と恐竜が高度な文明を築いていた」というあまりに突飛な設定にも関わらず、「もしかしたら本当にそうだったのでは?」と思ってしまうまで練り込まれた設定の素晴らしさ、物語の面白さはさすが!
「老神介護」収録の短編版を読んだときから面白いなと思っていましたが、長編になってここまでの作品になるとは…!ボリュームアップしたことで世界観が一気に広がり、非常に魅力的な作品になったなと感じました。氏が手掛けた三体以外の作品では、球状閃電の次にのめり込んだ作品でした。大満足の一冊です!
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白亜紀には恐竜と蟻が共生して、高度な文明社会を形成していたという話。
最初は無理な設定だなと思いつつ読んでいたのだが、最後になって畳み掛けるような展開は、流石に「三体」の著者だなと感心させられた。
訳者の一人、大森望氏の解説を読んでいると、この本は中国では少年少女向けとして出版されたとなっていて驚いた。漫画風イラスト表紙にふさわしい内容の甘ったるい本で売りまくろうとする日本の出版事情とは大きく異なるみたい。
巻末の劉慈欣邦訳書リストを見ると、本書は2004年に中国で出版されていて、日本語になっているものの中では二番目になっている。
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中学生くらいでも理解できそうな、単純で王道的なSF。ドラえもんの映画とかにありそうな世界観。
設定はおもしろいが、蟻はまだしも恐竜があそこまでの文明を築く姿は、実在していたからこそ想像するのが難しかった。
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恐竜と蟻がもし思考力を持っていたら
面白かった!
恐竜と蟻が思考力を持っていたら、白亜紀はどうなっていた?
というIFのお話。
思考力がある恐竜と蟻は、
お互いの特性を活かして高度な文明を築き、
話したり、書いたり、お互いがコミュニケーションをとって、共存を図る。
作者の劉慈欣さんの想像力がすごいです。
物々交換、貨幣制度、筆記技術、蒸気機関、電気、通信と、
ある意味人間の歴史を学べるし、恐竜や蟻についても学べる。
恐竜にしかできないこと、蟻にしかできないこと、をしっかり住み分けして、
それを、劉慈欣さんらしい科学設定満載のSF要素に落とし込む。
とにかく面白くてスラスラと読めます。
200ページくらいの短さもちょうどよいですね。
最終的にこの本読んで思ったのが、
生物が思考力を持ったことで行き着く先は、
人間が辿る末路と同じになるんだよなぁ、ということでしたね。
Posted by ブクログ
2023-11-27
いやあ面白かった。210ページと短めとはいえ、一気に読んでしまいました。
ぶっ飛んだ発想でありつつ、割とオーソドックスな展開。恐竜も蟻も人間的すぎると思わなくもないけど、そういう類のSFだからこれで良いのです。
Posted by ブクログ
恐竜と蟻がタッグを組んで文明を発展させた話。短編より恐竜文明と蟻文明の細かい描写が多くて楽しかった。蟻と恐竜は人間の駄目な部分を分担しているので、映画ドラえもん鉄人兵団(旧)で静香ちゃんがリルルに言った「まるっきり人間の歴史と同じじゃない」を思い出した