【感想・ネタバレ】八月の御所グラウンドのレビュー

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Posted by ブクログ

久しぶりの万城目作品でまた、やられてしまいました。優しくサラッと書いているようでじわじわと惹きつけジーンとさせる、、流石は直木賞作家さん。

出来たらこれから夏に向かう今、皆さんにお勧めしたいと感じました。

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2024年05月21日

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駅伝を走っていると新撰組が、御所グランドでは沢村栄治や戦死した学生が、なんとも不思議が混ざる話だけど、京都ならではだと思いました。
爽やかな気持ちが残る物語で、私は好きです

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2024年05月17日

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 素敵な和食の料理をカラフルなお皿で出される感じ。

 身近ながら何処か不思議な世界へ連れ出してくれる。 

 魅力的です。

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2024年05月14日

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本書に収められている2つの物語。
別々の物語であるけれど、作者は鍵を仕込んでいる。
「心に火が灯る。その時、、」
幻のような人、でも確かに自分はその人と触れ合い、影響を受け、背中を押され、励まされて新しい自分へと辿り着く。
「十二月の都大路上下ル」では、ラストの主人公の後ろ姿に「貴重な経験をして、成長したね、、」と頼もしく感じ、
「八月の御所グランド」では、主人公が失いかけていた心の「炎」に気が付き、生きる事への価値観が変わる瞬間がやってくる。
ミステリーのような謎めいた鍵が仕込まれているけど、これはきっとリアルな話なんだ、自分の心の持ち方で世の中が違って見えるんだ、と作者は伝えてくれているように感じます。

とても軽快で読解しやすく進むストーリー、
ちょっとした休日に本書のほろ苦い物語に嵌ってみるのも素敵な時間だと思います。

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2024年05月12日

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第170回直木賞受賞作。

京都を舞台にした、短編と中編が1作ずつ。

「十二月の都大路上下ル」
女子全国高校駅伝で、高校一年生の坂東がタスキリレーのアンカーを試合直前になって託されます。
坂東は酷い方向音痴で曲がる方向がわからなくて困っていると謎の新選組のような集団が現れて…。


「八月の御所グラウンド」
京都の大学四回生の朽木は高校の同級生で五回生の多聞に頼まれて野球チームの一員として、多聞の研究室の教授のチームで教授の行きつけの祇園の芸妓さんの名を冠する「たまひで杯」という試合に出なければならなくなります。
朝、5時半にモーニングコールで起こされ御所グラウンドで試合は始まります。
教授のチームはいつも人数が足りなくても、当日の朝になると必ず助っとが現れてなぜか人数はちゃんと九人になります。
ところが朽木に中国人留学生のシャオさんがおかしなことを言い始めます。
野球の沢村栄治賞のサワさんとメンバーのえーちゃんがそっくりだというのです。



二編とも京都という昔からの歴史のある土地で起こったちょっと不思議な青春ストーリーです。
私も若い頃京都に住んでいたことがありますが、京都に何か霊がいるなんて想像したこともありませんでした。
万城目学さん、初読みでしたが、他の作品もこんな作風なのでしょうか。

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2024年05月11日

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御所グラウンドと言われてピンとくるほど、京都になじみがなかったので、読み始めてから、2篇のどちらも、京都が舞台だと知った。

京都の街中の通りを上ル、下ルという独特の言い方も、改めてなるほど、と思った。

1篇は、12月の女子駅伝、もう1篇は8月の草野球、京都ならでは、なのか。特に「八月の御所グラウンド」の方では、季節も夏休み、お盆休みの最中、うだる盆地気候、普通ならありえないけれど…ピンチを救ってくれた救世主的存在のえーちゃんは、実はあの伝説の…!
こんな風につながるとは、思いもしなかったが、納得してしまった。

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2024年05月09日

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直木賞受賞作

十二月の都大路上下る
八月の御所グラウンド
の2篇からなる

女子全国高校駅伝のお話と草野球大会のお話で、内容は違えど作品の根っこは同じ

学生の青春真っ只中の清々しい感じと不思議な体験、そして人と人との巡り合わせ。

とても優しい気持ち、そして少し切ない気持ちになる素敵な本でした。

「心の中に炎が一個、証の代わりに着火したように感じられた。」
はい、私にも感じられましたよ。

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2024年05月02日

購入済み

一気読み

標題作と「十二月の都大路上下ル」の2作品、どちらも心に滋養を与えてくれるサプリメントのような作品でした。特に「十二月〜」は続きが読みたくなるほど、短編なのに登場人物が全員魅力的でキャラ立ちしていたので、長編小説として膨らませていただきたいほど、この世界観から離れるのが惜しい気がしていました。いずれの作品も読み始めたら止まりません。文章の読みやすさもさることながら、テンポ、ユーモア、エピソードのバランスも絶妙で、読後に地理や歴史を確認する楽しみも付加されてます。最近の直木賞作品は重厚骨太な作品が多いように感じていましたが、軽やかで爽やかな中に込められているメッセージは、読書離れと言われている時代にこそ求められる作品であるように思いました。万城目ワールドのますますのご発展を期待しています。

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2024年02月03日

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久しぶりの万城目さん。
いつもえっ?って思いますが、今回もファンタジーにあふれていました。楽しい!
でも、2篇とも、その後どうなったのか気になりました。

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2024年05月19日

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2篇とも青春に不思議が入り良かったです。特に書籍タイトルにもなった、野球お話しの八月の御所グラウンドにはラストウルっとしました。

初めは主人公朽木の友達クラブのボーイの多聞が若いママと付き合ってたり、ママも金持ちの社長もキープしてたり出だしは充実具合と軽さにムカつきましたw
ネタバレ無しで、ある不思議から話が一変しどんどん話に引き込まれ、だるかった野球が不思議な出来事になり最後は京都の送り火にウルっとし良かったです。

良いお話し。

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2024年05月18日

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ネタバレ

1遍目の「十二月の都大路上下ル」は、「王道スポーツ青春小説」だった。国語の文学的文章に採用できるくらいの爽やかさがあったように思う。

表題作「八月の御所グラウンド」は、「王道スポーツ青春小説」とは相反した、心にずしんとくる物語だった。途中までは野球をする大学生の物語だったが、次第に明かされていく真実に苦しくなる。
文学だからこそできることを再認識する作品だった。夏に読むべき物語が誕生した。

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2024年05月17日

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短編なので読みやすく、後味もよい。
展開的にはわかりやすいが、スラスラと読み終えられた。今と昔を繋ぐ場所がある、そういうお話。

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2024年05月17日

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8月の早朝、そもそもは不本意ながらも草野球に興じる朽木くん
人数が揃わず不戦敗になるところを、たまたま居合わせた先輩や、居合わせた人に助っ人を依頼して、、、
彼らは何者なのか、そんなことがあり得るのか?
謎は謎として残るが、そうであれば良いなぁと思ってしまう
併録された十二月の都大路上下るも、読後感良く好き

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2024年05月14日

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「十二月の都大路上下る」
 冬の無慈悲な底冷えの寒さの京都を舞台とした女子全国高校駅伝。都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生の愛しいほどの青春物語。

「八月の御所グラウンド」
 夏の殺人的な蒸し暑さの京都でのお盆前後の御所グラウンドで繰りひろげられる俗っぽさ満載の草野球総当たり戦の物語。そのなかで明らかになる大東亜戦争末期の野球学生の青春と現在の京都との幻想的なクロスオーバー。

 万城目の作は昔から好きですが、昨年度の直木賞受賞作では間違いなく推し一です。

 特に、「八月の御所グラウンド」は真夏の京都で草野球なんぞようやるわ!と思いながらゲラゲラ笑う作品であるはずが、読み進めるほどに胸がギュッとなるほど切なくなる幻想的な作品に仕上がっている。
 まさに京都だからこそできる時空間世界に感激した。

(作品紹介)
 女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。
 謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。

 死んだはずの名投手とのプレーボール
 戦争に断ち切られた青春
 京都が生んだ、やさしい奇跡

 京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは--

 今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない
 青春の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る感動作2篇

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2024年05月11日

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第170回直木三十五賞受賞
良かったな
京都の暑
京都の町
グランド
胸がいっぱいになった
良かった

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2024年05月10日

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ネタバレ

ゆるい青春話で終わるかと思いきや。

反戦小説ともいえそう。

今しなくても明日またその次やればよい。
お願いされた乗り気で無い
早朝から何故野球をしなくちゃならないんやろ。

あの歴史の勉強やなんとなく知っている戦争の渦中の人の立場になった時は?
今やらなければ明日の命はないかもしれない。
新撰組もまた同じく生きる死ぬの日々だったと想像する。

八月。八月十五日は終戦記念日。

自分の意思に反して生きること死ぬことを二十歳前後で突き付けられていた人たち。
その人たちがいて、今、特別な関係性はなくても野球ができることの凄さ。
感謝とかそういうのでなく
時間が継続してあるということのありがたさ。同じグランドでも違う風景を見てたこと。
戦争や歴史とはなんだろう。
命や続く時間の尊さを感じる終わりだった。

歴史に何を学ぶのか。
この小説から考えさせられた。

※京都の全国高校駅伝。
とある年は雪がふっており、走っている選手の頭上に白い雪が積もりそして走るという光景を見たことがあった。
なんだか、独特の世界観を見た気になった。
同じ当然タスキを繋ぐのだけれど、京都中心部と山側の気温や天気の移り変わりの激しさは箱根に負けないドラマがある。

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2024年05月08日

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万城目さんらしいストーリー。京都だからこそ、この野球にまつわる壮大な世界が成立しているのだと思う。京都を知り尽くした万城目さんだからこそ、時空を超えた存在も実在すると思わせてくれるから、やめられない。参りました。

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2024年05月07日

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直木賞受賞作ということでよんでみました。
2作とも、とてもじーんとくるものがありました。なんかとてもいい出会いがあり、つぎもがんばろうと言う気持ちがわいてきてとても感動しました。
初めて読む作家さんでしたがいろんな作品読んでみたくなりました。


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2024年05月06日

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万城目さんの直木賞受賞は本当に嬉しい。
京都で起こる不思議な出来事と、登場人物たちのウィットに富んだ会話が万城目作品の魅力だ。駅伝を急遽走ることになった女子大生の坂東の不思議な体験『十二月の都大路上下ル』と、真夏の京都で野球大会に参加することになってしまった朽木の謎に満ちた表題作『八月の御所グラウンド』。どちらも読み心地良く、そして温かな気持ちになる。御所グラウンドでの試合結果ははたして…。

毒味のない物語で、滑稽でそれでいて不思議で魅力的な登場人物が多く出る。これぞ万城目さん!という作品を読みたい方にオススメしたいし、はじめて万城目さん読む方にも良い。

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2024年05月05日

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第170回直木三十五賞受賞作品の『8月の御所グラウンド』と、『十二月の都大路上下ル』の2作。
8月の御所グラウンドは、借金のカタで無理やり参加させられた野球の大会でのひとコマ。映画フィールドオブドリームスのように、野球がしたかった戦死した昔の若者たちと、野球をするという話。ストーリーに奇抜性は少ないが、現代の心に光のない若者の気持ちが、ありし日の戦死した若者たちに寄せられていく過程がみずみずしい。
十二月の都大路上下ルは、急遽参加することになった控えの1年生ランナーが、すごく生き生きとして、こちらまで力をいただけるようだ。

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2024年05月04日

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万城目学さんの本は何冊か読んでいるけれど、この作品もちょっぴりファンタジー。タイトルの『八月の御所グラウンド』と『十二月の都大路上下ル』の2作が読める。
『十二月〜』は駅伝に青春をかける女子高生の坂東が、京都での女子全国高校駅伝に出場したときのエピソード。
『八月〜』は彼女に振られ、暑い京都での夏をなんの予定もなく過ごすことになった大学生の朽木が、友達の多聞に誘われて、京都御所内のグラウンドで早朝に野球大会に参加することになったときのエピソード。
主人公はどちらも、ちょっとだけ悩みを抱えていて、でも誰かに相談するようなことでもなくて、何とも言えない気持ちでいたところに、不思議なエピソードを経験する。そのエピソードを、主人公たちはどう受け止め、この先はどうなっていくのか。読者に余韻をもたせて考えさせてくれるような作品。
とても読みやすかったです。

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2024年05月04日

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ご存知直木賞受賞作。デビュー時から万城目作品は読んできたが、やはりこの作品も万城目節で京都ファンタジーワールド物語。まあ万城目ファンであれば安心して読める。そして過去の作品にでてきたお店とか出てきてニヤリとさせられる。でも、どの部分が評価されて直木賞的なのかはわかりません。楽しめるのでいいけど。

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2024年05月24日

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ネタバレ

感想
一話目はよく分からなかったが、二話目は万城目ワールドが出ていたと思う。直木賞受賞作というから期待しすぎたのかもしれないが、いつも程ワールド全開という訳ではなかったように思えた。

あらすじ
短編二編。一話目は、全国高校女子駅伝に先輩の代わりに急遽参加することになった坂東が、駅伝を走っている最中に新撰組の幻影を見る話。

二話目は、大学四年生の俺が彼女にフラれてやることもなく、京都の夏を過ごしていたところ、友達の多聞から借金の代わりに、草野球に出場するように依頼された話。多聞の大学卒業要件は、研究室の教授から命ぜられた草野球で優勝することであった。

早朝草野球はなかなか人数が集まらないが、なぜかいつも人数は揃う。急遽助っ人できた3人のことを調べると、沢村栄治を含む戦時中に亡くなった人たちだと分かる。

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2024年05月17日

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ちょっと物足りなさを感じてしまいました。
万城目さん特有の不思議ワールドに連続性や発展性が無かった気がします。短編、中編作品だからなのかもしれませんね。
でも何かふわっとした不思議ワールドがじわっとくる作品でした。

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2024年05月15日

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万城目作品は奇想天外な発想と感動の結末で不思議の世界に連れて行ってくれますが本作は何処かで聞いた発想と尻切れトンボの結末で平凡な作品に感じました。

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2024年05月12日

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直木賞受賞作。「十二月の都大路上下ル」と「八月の御所グラウンド」の二作品。両作品とも京都が舞台,「十二月」は女子高生(高校女子駅伝),「八月」は大学生(京都大学)が主人公,それぞれの月に関連する通常は見えない存在らしいものが出てくる。通常は見えない存在が出てくることは万城目作品ではよくあること。読みやすいし引き込まれる物語だった。読んでいて,語り口が原田宗典氏に似ているのではないかと思った。厳密に比較した訳ではもちろんないが両者の作品を好む理由かも。ただ,ハメハメハ大王の歌の話題でそう思っているだけかも。

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2024年05月11日

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直木賞受賞作であり、万城目さん作品を初拝読。
京都を舞台にしたちょっと不思議なお話2作を収録。京都らしさ漂うファンタジー要素はあれど、どちらも大きく波風が立たない展開だけに、やや物足りなさも感じてしまった。それで手にとったわけではないが、帯にかかれている「感動&感涙の傑作青春小説」というのも、ちょっと違うかな・・と。結構、好評価の感想も多い中、こんな何も得られるものが無いような感想を残すのも気が引けるが、ここは自分の表現の場。こんな感想もあるということで。。

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2024年05月09日

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よみおわりました。
読みやすかったです。京都が舞台は良かったです。テーマも駅伝と素人野球とこれもとっつきやすかったですね。
でも話の奥深さは少し足りなかったなあ。万城目さんなのでもっと高い質を求めたきらいもあったのかなあ。
でもそれだき期待したのです。少し残念かな?

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2024年05月08日

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『十二月の都大路上下ル』
女子高の駅伝部。突然メンバーに抜擢されたサカトゥーも、一緒に走った他校の先輩も、自分は選ばれなかったけど納得してると言った咲桜莉も、タスキを繋いで「まっすぐ進んで、一回だけ右!」と言ってくれた美莉センパイも、みんな一生懸命で爽やかだった。
唐突に出てくる新撰組。万城目学の京都は、突然時代を越える。

『八月の御所グラウンド』
特別強くもない大学生が寄せ集めチームで草野球やる話に、沢村栄治、遠藤くん、山下くんが時代を超えて登場。シャオさんが完全な初心者だけど楽しんでプレーしてる感じとか、みんなでワイワイやっているのが、なんかいいなぁ。

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

第170回直木賞受賞作。
久々に直木賞受賞作を読みました。
そして初の作家さんでした。
何も前情報入れずに読みました。
なるほど、単純なスポーツ青春小説かと思いきや
ファンタジーや歴史要素が。
久々にこの類の小説を読みました。

京都は何度か行っているので、御所の周辺とか
暑さとか、碁盤のような道と
イメージはわきやすかった。

どうなっていくだろうのワクワク感はあったものの 
やはりリアル×ファンタジーは得意ではない私でした。

でも登場人物は魅力的で、作品自体もあったかい。
京都の人たちにはきっともっと刺さる作品なんだろうなー。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

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京都が生んだやさしい奇跡。ホルモー·シリーズ以来16年ぶり京都×青春感動作女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。京都で起きる幻のような出会いが生んだドラマとは――。
今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない人生の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る傑作2篇。
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読みやすくサラッと読み終えてしまった
十二月の都大路上下ルは爽やかな話だったけど
今から何が始まるかと思ったらもう終わり?
って物足りなく感じた
八月の御所グラウンドは不思議な優しい話
毎年メンバーが揃ってしまう野球大会
5戦目は出来たんですかね
沢村氏のことは知っていたけれども
詳しい経歴は知らなかったのでなるほどと
どちらの話も京都の地理がわかる人は
もっとのめりこめそう

いつも嫉妬や復讐要素のある作品を
好んでるんで穏やかだなーと感じた
これが万城目作品なんですねw

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2024年04月13日

万城目氏には直木賞取って欲しい

高校時代陸上を経験し、京都で学生時代を過ごした自分にとって前半部は非常に感情移入して読む事が出来ました。サカトゥーのキャラクターや走ることができなかった先輩、代走に選ばれなかった同級生の思い、ライバル校のアラガキ先輩とのやりとりの部分は熱い想いが込み上げ涙が出てしまう部分がありました。
鹿男の剣道の試合もそうでしたが、万城目さんはスポーツの試合の描写がすごく臨場感があり面白いと感じます。
ただ強いて突っ込ませて頂けるならなぜ新選組が一緒に走っていたのか?そこの部分が少し納得行かない部分がありました。
坂東という名字が多摩出身の新選組と関係しているのか?坂東のご先祖様が心配して併走してくれていたのか?それともなんの関係もないのか?そこの部分がもう少し物語と絡まっていたらより良かったと思います。

#笑える #アツい #感動する

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2023年10月16日

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