宮城谷昌光のレビュー一覧
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三国志に登場する名脇役たちについて、先に出た『魏』編に続いて、ここでも7名の人物を紹介している。取り上げているのは、関羽(かんう)、張飛(ちょうひ)、諸葛亮(しょかつりょう)、趙雲(ちょううん)、李恢(りかい)、王平(おうへい)、韓禕(ひい)、であった。もちろん、その中では劉備について触れられた箇所...続きを読むPosted by ブクログ
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面白かったです。
太公望、白圭や孟嘗君、張横などなど、魅力的なキャラが活躍する宮城谷先生の活劇を好んで読んでますが、この本はその流れを感じさせてくれました。
読みやすくスピードのある展開で、一気に読み切った感じです。
宮城谷先生の活劇主人公は、優れた能力をもって天に愛されてる、レベルの違う人に見える...続きを読むPosted by ブクログ -
三国志に登場する名脇役たちについて、魏に関わる人物7名を紹介している。恐らくは正史を踏まえつつも、空白を歴史作家としての論理と想像で埋めた、歴史短編小説集といったところ。なぜこの7名なのか、という後書きなり解説なりが欲しい気はした。なお、7名とは、程昱(ていいく)、張(ちょうりょう)、鍾繇(しょうよ...続きを読むPosted by ブクログ
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英雄と言うと豪胆な人物という印象があるけど、本当の英雄はこの馬援のような、民の為に自分の力を尽くす人のことを言うのでしょう。争ったり、競ったりするのが嫌いな人間を本当に勇気づけてくれます。Posted by ブクログ
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若い頃三国志を読んだ。劉備玄徳の生涯と策士である諸葛孔明さらにここでも登場する多くの登場人物達、本書はその諸葛亮の生涯が宮城谷氏独特の語り口で語られる。各章は切れ目なく語られる。亮の青年時代が出て来て面白い!三国志を読んでいるからこそ面白いのかも知れない!Posted by ブクログ
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上下巻読み終えて三国志に登場する諸葛亮とはイメージが全然違っていた。この二巻の方が史実に近いのであろうと思わざるを得ない!最終章であの有名な言葉が出て来て何故かホットした。曰く「死せる諸葛(孔明)生ける仲達(兵)を走らす。」の一文が出て来て嬉しかった!Posted by ブクログ
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中国、戦国春秋時代の廃皇子で商人に身を窶して国々をその知恵と人徳で渡ってゆく公孫龍。
2巻めから大分経ってしまったけれど読み始めるとすぐこの小説にのめり込める。
高貴な少年を助けたり、智将の誉れ高い楽毅と共に戰場で知恵を出し合ったりと、月刊誌の連載らしい読みどころがそれぞれの章に盛り沢山。
この本の...続きを読むPosted by ブクログ -
本書が出る迄に約3年は経過している。待ちに待っていた。続きが出て完結するのに後何年かかる?小生の方が先に完結してしまいそうである。公孫龍が生きた時代から三国志の時代になるのだから一生かけて読まなければならない。著者の知る語彙の多い漢字には何時も感心させられる。Posted by ブクログ
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久しぶりの三国志ものと宮城谷昌光さんの著作。やっぱりおもしろい。
中国古代史のおもしろさは宮城谷昌光さんの「太公望」を読んで知った。
そのあと、「史記」「春秋左氏伝」などを読み漁り、年表まがいのものを作ったなあ。
三国志はその前から読んでいたけど、宮城谷さんの書物を読んでより深まったように思います。...続きを読むPosted by ブクログ -
『三国志』に登場する人々のうち、蜀に属した人物たちを主人公にした短編集。
関羽、張飛、諸葛亮…と綺羅星のような名前が並ぶけれど、その最盛期の一場面を描くのではなく、それぞれの履歴全体を概観するものであるからか、各短編には面白さと同時に無常感も漂う。
ただ、その分、老いてもなお青年らしさを感じさせ...続きを読むPosted by ブクログ -
『三国志』に登場する人々のうち、魏に属した人物たちを主人公にした短編集。見慣れた名前もあれば、あまり馴染みがない名前もあるけれど、どの短編も読み応えがあった。張遼、鍾繇、曹真などは、爽やかな生き様を感じさせて、特に良かった。Posted by ブクログ
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三国志は若い頃読んだ。確か吉川英治の本だったように記憶している。三国志名臣列伝魏編に続く2冊目蜀編だ。登場人物にも覚えのある人物が登場していて楽しかった。三顧の礼など覚えがある。次も期待います。Posted by ブクログ