重耳(下)
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重耳(下)

770円 (税込)

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晋の内乱が鎮静し、重耳の弟夷吾(いご)が素早く君主に納まったが、軽佻不徳に人心は集まらず、重耳の帰国が切望された。刺客の魔手を逃れながら、飢えと屈辱の、19年1万里の流浪の末、ついに重耳は晋を再建し、やがて中国全土の覇者となった。──春秋随一の名君を描く、芸術選奨文部大臣賞受賞の名作。

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  • 重耳(上)
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    770円 (税込)
    称(しょう)の孫重耳(ちょうじ)は、翼攻めに大功をたてた。雄偉な体躯の心穏やかな公子で、狐氏(こし)から妻を娶り、その一族の厚い庇護を受けていた。称の死後晋の君主となった詭諸(きしょ)は、絶世の美女驪姫(りき)に溺れ、奸計に嵌まって重耳たち公子を殺そうと謀る。逃れ出た重耳と家臣たちの、辛酸の日々。晋の国内は大きく乱れていく。
  • 重耳(下)
    770円 (税込)
    晋の内乱が鎮静し、重耳の弟夷吾(いご)が素早く君主に納まったが、軽佻不徳に人心は集まらず、重耳の帰国が切望された。刺客の魔手を逃れながら、飢えと屈辱の、19年1万里の流浪の末、ついに重耳は晋を再建し、やがて中国全土の覇者となった。──春秋随一の名君を描く、芸術選奨文部大臣賞受賞の名作。

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重耳(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    古代中国、春秋五覇の一人、晋の文公である重耳。

    親子で、兄弟で、国同士で、滅ぼし滅ぼされで‥なんかもう‥な時代。
    亡命生活19年。
    重耳自身の強い思いというより、臣下たちの強い思いに導かれるうよに覇者となっていくところがおもしろいなと感じました。

    春秋時代の「中国の伝統的な情意

    0
    2024年02月29日

    Posted by ブクログ

    晋の文公。

    春秋五覇の1人であり、斉の桓公と並び称される明君とされている。

    しかし、その半生は流浪の身であり、辛苦を味わい続けた人物であった。

    上巻では、文公の祖父、称が主人公。
    じっと待ち、好機と見れば、それをものにする。
    諡の武公に恥じない明君であると感じた。

    中巻では、称が死に、晋の混

    0
    2021年07月16日

    Posted by ブクログ

    下巻は重耳の流浪の物語。詭諸の死後に驪姫や奚斉が重臣たちに呆気なく滅ぼされるも、後継に推すのを重耳か夷吾かで国論が揉める。重耳は乱となるのを避けて狄に留まる。晋公の地位には、秦公が躊躇いながらも支持した夷吾がつ 就く。しかし、夷吾は秦に恩を仇で返し、国内でも悪性を敷き、重耳に刺客を送る。

    重耳は、

    0
    2021年02月18日

    Posted by ブクログ

    終わった。 重耳は覇者になったと良いながらも周りに支えられてなったのであるが、結局その人柄に惚れたもの達が彼を覇者にしたようなものであった。秦の王、楚の王共に彼を害せず礼を持って迎え、彼を最終的に晋の王にした。立国の話では無く、いかに礼を尽くして王になったかの物語であった。春秋戦国時代の中では珍しい

    0
    2014年09月09日

    Posted by ブクログ

    紀元前6世紀、中国春秋時代の五覇の一人で、晋の文公と呼ばれた重耳という人物の話。晋の君主の家系の二男に生まれたが、秀才でもなく人気もなく特徴のない人物であったため兄弟の中でも目立たなかった。しかし、晩年は、誠実で実直な性格により国内外の色々な人たちから一目置かれるようになる。身内の争いごとにより国外

    0
    2014年06月16日

    Posted by ブクログ

    いつの時代も徳の高い人には良い部下・大夫が集まりますね。また、感情渦巻く人間関係は3,000年前も全く変わらない。ローマ人物語を読んでも思ったけど、人は変わらない。色々と考えさせられます。

    0
    2012年12月07日

    Posted by ブクログ

    春秋五覇の一人である「重耳」を書いた作品なり。
    とある国の君主の三男に生まれた重耳が19年も中国をさまよい紆余曲折の末に覇者となる壮大な道のりがここにかかれているなり。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    太公望よりもマシであったけど、重耳の出番がほとんど無かったのがキツかった。何が凄かったのかがイマイチ分からずに終わってしまった残尿感。ただ、祖父と父の時代背景や登場人物については初めて知る知識でそれは勉強させていただいた。

    0
    2022年09月03日

    Posted by ブクログ

     ストーリーはいたって平凡、歴史小説がすべてエキサイティングであるはずはない。中国春秋時代の晋の君主、在位紀元前636年 - 紀元前628年。姓は姫、諱は重耳のお話。全3冊を斜め読み。

    0
    2012年07月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    宮城谷さんの作品は「孟嘗君」「太公望」「楽毅」などを読んだ。
    重耳は、それらの作品に出てきた英雄たちと比べると、かなり地味である。
    それでもこの作品が面白いのは、やっぱり展開が素晴らしいからだと思う。
    重耳という主人公自身は地味なのだけれど、彼を取り巻く環境や、彼が過ごす時の流れが峻烈極まりない。

    0
    2017年03月18日

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