孟夏の太陽

孟夏の太陽

880円 (税込)

4pt

4.8

為政者の徳とは何か。
現代にも通じる王と宰相の関係を描く長篇!

古代中国・晋の宰相として国を支え続けた趙一族の盛衰を、
歴史と運命への透徹した視点をもって描いた初期の傑作長篇。

中国春秋時代の大国・晋。
この国の重臣を代々務めた趙一族。
太陽 の如く酷烈な趙盾、族滅の危機に瀕した趙朔、
名宰相・趙武、王子 朝の乱を鎮定した趙鞅、その子趙無恤……。
二百年にわたる一族の興亡を、透徹した歴史観と清冽な筆致で描いた著者初期の傑作。
指導者に求められる「徳」のありようをめぐる物語。

解説・平尾隆弘

※この電子書籍は1994年に刊行された文春文庫の新装版を底本としています。

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孟夏の太陽 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    中国春秋時代の晋の重臣を務めた趙一族のお話。

    一族を何代も存続させ、繁栄させる難しさと厳しさ。
    継ぐ子供が優秀とは限らないし、そんな時でも支えてくれる良い臣下に恵まれるためには「徳」が必要。
    滅亡しそうになった時、命がけで趙家を守った臣下たちにも心打たれました。

    そうしてつないでい

    0
    2024年02月28日

    Posted by ブクログ

    古代中国を自家薬籠中のものとしてきた著者の初期連作小説。実は宮城谷昌光氏は喪われた古代書物を匿していて、それを翻訳しているだけではないか?と窃(ひそか)に測っているが、証拠を見つけること我能わず。

    冗談はそれぐらいにして、紐解いたのは、小野不由美「十二国シリーズ」の世界観は、孔子以前、つまり古代中

    0
    2020年02月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中国の春秋時代。大国・晋に仕え、後に戦国七雄のひとつとなる趙の礎を築いた、趙氏一族の物語。
    決して順風満帆とはいかず、むしろ滅亡の危機に何度もさらされながら、家臣に、友人に、周りの様々な人たちに支えられ、逞しく生き延びていく。
    まるで異なる性格の一族たちが、複雑な人間模様に、刻一刻と変化する状況に晒

    1
    2020年01月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やはり読みやすく面白い.

    春秋時代の晋の重耳に仕えた趙衰とその子孫(趙盾,趙朔,趙武,趙鞅,無恤)の物語.趙朔編の最後,公孫杵臼と程嬰の恩返しで涙.

    0
    2021年08月21日

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