佐藤信のレビュー一覧

  • 古代史講義 ──邪馬台国から平安時代まで
    教科書(中学レベルで構わない)の「次」に読むことで効果を最大限に発揮して、読者を歴史"学"に誘う最適な入門編。

    こういう考古学的な発見が、あるいはこういう文献解釈があって、こういう議論がされて、で今はこう考えるのが主流的だ、という学説が固まるまでの流れも含め、読み物として面白く、そのくせ非常に読み...続きを読む
  • 新版 図説歴史散歩事典
    旧版の方は学生時代とってもとってもお世話になった。
    (散歩だけでなく、テストにも役立った)

    散歩のお供としては最高の1冊だと思う。
  • 古代史講義【氏族篇】

    斬新な歴史書

    氏族を順に説明しているだけではない。古代史の最新の知見が降り注ぐので、これを読む間、当時の奈良、飛鳥、京都、難波にタイムトラベルできます。「伴氏」=「大伴氏」など色々腑に落ちることがありました。木簡でわかった情報も素晴らしい。
  • 古代史講義【戦乱篇】
    「古代史講義」の続刊。戦乱をテーマに古代史を通観する一冊。前書に引き続き、最新の研究成果を踏まえ実証的な記述が貫かれていて興味深く読めた。特に今まで漠然としていた奈良時代のイメージが少しはっきりしたように思う。
  • 古代史講義 ──邪馬台国から平安時代まで
    邪馬台国から平安時代までの期間を対象に、最新の研究動向までを踏まえた紹介がなされた本。高校から知識のアップデートをしてない分野だったので非常に興味深く読めた。資料に基づく実証的な記述が多く、信頼のおける内容だと思う。
  • 古代史講義【戦乱篇】
    このシリーズやばい
    壬申の乱の山稜工事の人夫に武器を持たせた
    ここの部分は倉本先生の説の方が好きだけどね
  • 古代史講義 ──邪馬台国から平安時代まで
    古代から平安時代までの有名なトピックを取り上げている。あくまで概説と有力な通説を示しているだけだけど、各章の最後に参考文献と一言コメントが書いてあって、そこも役に立つ。詳細はそっちの文献を読めということなんだろう。この本だけでは物足りなさが残るけど、入り口としてはとても良い感じ。
    たった一冊で古代か...続きを読む
  • 古代史講義【戦乱篇】
     日本の古代史、しかも戦乱を中心に見た本書。

     本書を読んで、連(むらじ)と臣(おみ)の違いを理解した。

     簡単に言えば、連が渡来系に対して、臣が在地土豪系らしい。

     その出自・所属集団の確執などが分かりやすかった。

     まぁしかし、古代から飽きずに戦い続けているな、と改めて思う。
  • 古代史講義 ──邪馬台国から平安時代まで
    「一万円札は聖徳太子」の世代が学んだ古代史の知識は現在ではもはや通用しない。IT業界と同じくらいのスピードで、最近の古代史は調査・研究が進み、見直されている。本書は15人の歴史学者たちがそれぞれの得意分野において最先端の古代史を説く。

    聖徳太子は凡人だったことと蘇我一族の国家への貢献度アップはもは...続きを読む
  • 古代史講義 ──邪馬台国から平安時代まで
    歴史のあらゆる出来事について、広く専門的に解説している ちくま新書歴史講義シリーズの古代編。本書では、古代(邪馬台国から平安時代)までの出来事をわかりやすく紹介しています。
    ただし、ある程度歴史の知識がないと読みにくく、高校の日本史は抑えていることが前提で、その内容をより深く掘り下げるような内容とな...続きを読む
  • 古代史講義【氏族篇】
    古代日本の各時代を代表する氏族を取り上げ、最新の研究を踏まえた解説がなされている。氏族毎の盛衰を通して見ることで、古代社会の変遷が理解しやすい。各章末に詳しく知る為の参考文献がまとめられているので便利。
  • 古代史講義【戦乱篇】
    古代に起きた戦争が簡易的にまとめられています。
    各章の後半に、その章の参考文献やおすすめの本が紹介されているため、興味を持ったら学びを深めやすくて助かりました。

    【こんな人におすすめ】
    古代史の入門書を探してる人
    古代の戦争に興味がある人

    【目次】
    磐井の乱
    蘇我・物部戦争
    乙巳の変
    白村江の戦...続きを読む
  • 古代史講義 ──邪馬台国から平安時代まで
    サブタイトル「邪馬台国から平安時代まで」のとおり、最新の知見に基づき15の講義形式で読むことができた。日本の統治が、大王から天皇へと移行し、制度が成熟していく部分は人物相関がやはり複雑だった。平城京が、唐の長安城の1/2モデルで、都建設に対する唐の許認可があったという説は興味深い。各講の末尾には参考...続きを読む
  • 世界遺産の日本史
    日本の世界文化遺産を時代順に紹介しながら日本史を語るという、今までありそうでなかった一冊。世界遺産の本を読んでも、北から順番に、とか登録された順番に、ということが多いのですが、このように日本史の流れとして捉えるのは重要な観点です。
    考えてみれば、歴史として考えれば、縄文時代、古墳時代から、古代・中世...続きを読む
  • 古代史講義【戦乱篇】
    古代の歴史は、想像以上に陰謀た政略の渦巻く時代であったのだと認識させられる。個々の戦乱のあらましを理解するのに最適。
  • 古代史講義【戦乱篇】
    なぜか忽然と日本の古代史に興味が出てまず手にとってみた作品。飛鳥時代から平安初期くらいまでの事件、戦乱が取り上げられており〜具体的には磐井の乱、蘇我・物部戦争、乙巳の変(大化の改新)、白村江の戦い、壬申の乱、長屋王の変、広嗣の乱、橘奈良麻呂の変、講藤原仲麻呂の乱、対蝦夷戦争、平城太上天皇の変(薬子の...続きを読む
  • 古代史講義【戦乱篇】
    古代史。

    日本史を専門的に学習した人間としてあってはいけないのだが、1番苦手で興味のない時代。

    そして、知識が薄く、私自身の弱点である。

    発掘や考古学、化学などが関連するため、苦手なのだろうと感じる。

    しかしながら、科学が発達した近年、古代史の研究は盛んに進んでいる。

    桓武天皇の二大事業は...続きを読む
  • 古代史講義 ──邪馬台国から平安時代まで
    邪馬台国から奥州藤原氏まで最近の研究の知見も交えて俯瞰。古代史は新たな歴史的史資料が発見されるとそれまでの説がドラスティックに塗り替えられることを実感。
  • 古代史講義【氏族篇】
    古代の氏族を追いながら、歴史をみる一冊。
    寺社を巡っていると、古代豪族の祖神や氏寺にまつわるものも多いので勉強のために読んでみた。

    藤原氏などの例外もあるが、一章ごとに一氏族。それぞれ執筆者も違い、ダブる説明や論調の違いもあり。

    後半は系図が複雑で難しかったが、前半の氏族の成り立ちなどは興味深く...続きを読む
  • 古代史講義【氏族篇】
    蘇我氏や藤原氏といった誰もが知る古代氏族から、佐伯氏や東漢氏といったマイナー(?)どころまで、幅広く押さえられている。個人的には武家となる清和源氏以外の源氏の広がりに興味を持った。