古代史講義 ──邪馬台国から平安時代まで

古代史講義 ──邪馬台国から平安時代まで

825円 (税込)

4pt

昨今の研究の進展を受けて、かつての古代史の通説は覆され、学校教科書での古代史の記述も様変わりしつつある。大化の改新は645年のクーデタではない、「聖徳太子」は廐戸王でありその役割は限定的であった、東北の城柵は行政官庁だった、などはその一部である。そこで15人の研究者が集い、古代史の最新の研究成果と研究動向を一般読者にわかりやすく伝える。一般読者が誤解しがちな点やかつての教科書で書かれていたために広まっている誤解などを正す、最新・最良の入門書。

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古代史講義 ──邪馬台国から平安時代まで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    教科書(中学レベルで構わない)の「次」に読むことで効果を最大限に発揮して、読者を歴史"学"に誘う最適な入門編。

    こういう考古学的な発見が、あるいはこういう文献解釈があって、こういう議論がされて、で今はこう考えるのが主流的だ、という学説が固まるまでの流れも含め、読み物として面白く

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    2024年04月03日

    Posted by ブクログ

    邪馬台国から平安時代までの期間を対象に、最新の研究動向までを踏まえた紹介がなされた本。高校から知識のアップデートをしてない分野だったので非常に興味深く読めた。資料に基づく実証的な記述が多く、信頼のおける内容だと思う。

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    2020年01月31日

    Posted by ブクログ

    「一万円札は聖徳太子」の世代が学んだ古代史の知識は現在ではもはや通用しない。IT業界と同じくらいのスピードで、最近の古代史は調査・研究が進み、見直されている。本書は15人の歴史学者たちがそれぞれの得意分野において最先端の古代史を説く。

    聖徳太子は凡人だったことと蘇我一族の国家への貢献度アップはもは

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    2018年09月20日

    Posted by ブクログ

    歴史のあらゆる出来事について、広く専門的に解説している ちくま新書歴史講義シリーズの古代編。本書では、古代(邪馬台国から平安時代)までの出来事をわかりやすく紹介しています。
    ただし、ある程度歴史の知識がないと読みにくく、高校の日本史は抑えていることが前提で、その内容をより深く掘り下げるような内容とな

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    2023年10月05日

    Posted by ブクログ

    サブタイトル「邪馬台国から平安時代まで」のとおり、最新の知見に基づき15の講義形式で読むことができた。日本の統治が、大王から天皇へと移行し、制度が成熟していく部分は人物相関がやはり複雑だった。平城京が、唐の長安城の1/2モデルで、都建設に対する唐の許認可があったという説は興味深い。各講の末尾には参考

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    2023年04月01日

    Posted by ブクログ

    邪馬台国から奥州藤原氏まで最近の研究の知見も交えて俯瞰。古代史は新たな歴史的史資料が発見されるとそれまでの説がドラスティックに塗り替えられることを実感。

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    2021年08月24日

    Posted by ブクログ

    「日本古代史はこうだ」というのではなく、
    「日本古代史はこのように構成されつつある」
    という書です。

    歴史とは新発見により変わります。
    例えば、崇仏論争により蘇我氏と物部氏が戦ったと言われてきましたが、物部氏の中にも仏教を受容していた人がいた事が明らかになっているようです。
    歴史像を具体的に再構成

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    2021年05月02日

    Posted by ブクログ

    邪馬台国から平安時代までと副題にある通り、複数の研究者が最近の古代史の動向を整理した本。古代史の学び直しのために読んだが、特に考古学の成果を取り入れた見解は興味深かった。かつて教科書や受験勉強で仕入れた知識を更新するにはちょうど良い。各章の末尾に、さらに深く学ぶための読書案内があるのも良い。

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    2021年01月31日

    Posted by ブクログ

    古代史の最新の研究成果と研究動向を15人の研究者がわかりやすく伝える本。

    教科書や入門書で古代史の基本をおさえた上で、より詳しく古代史を学びたい方は、次のステップとして本書を読むことをおすすめします。

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    2020年04月20日

    Posted by ブクログ

    日本て国がどう秩序立てられてきたのがよく分かる。もっとも統治者側の話だけだけど。
    藤原道長が実は関白はやってなかったていうのにはビックリ。

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    2019年06月01日

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