町田康のレビュー一覧
-
とても素晴らしく面白い本。「私が携わっていた頃のパンクロックというものは、下手であればあるほど価値がある、」というフレーズを読んで、上手くなることを避けるパンクスピリッツを捨てられないと思っていたけど、いまのパンクは違うのかも、と考え直す。Posted by ブクログ
-
引き続き町田節炸裂! 擬古文から自由闊達な現代語、そして極めて現代的な口語、砕けまくりのめっさ関西弁、果ては英語まで駆使して、古典を訳すか! 超絶技巧。そして、原文の隙間を独自の解釈とノリで埋めていく凄さよ。町田康こそ日本語の天才。いよいよ次巻で終了か。Posted by ブクログ
-
売れない画家が「俺」という一人称で語る物語。この画家は俗に言うヘンな人なので頭の中で考えることがヘンすぎて笑える。お見合いをわざと失敗するために、鰻重を肝吸いのように吸う場面は、声を出して笑った。芥川賞を取った表題作の他1作収録。Posted by ブクログ
-
3巻も面白かった。
義経達が追い込まれていって辛いけど、笑いながら読みました。
早く続きが読みたいけど、結末が辛いから読みたくないような。でもきっと笑いながら読んでしまう。Posted by ブクログ -
小学生の時に早く歴史の授業が始まらないかと低学年の頃から考えていたの同感。
そして特にこの中で気になったのは、北杜夫さんの本に関する事が書いてあった辺り。
影響されて、思わず『船乗りクプクプの冒険』を電子に入れちゃったぐらいだ。Posted by ブクログ -
2023年39冊目。
読書って、おもしろい。
今悩んでいる事の答えに導くような言葉に出会える。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」のことわざ。実るから謙虚にするのではなく、謙虚にするから実るのである。このことわざの本当の意味を知ることができた。
「気づきをありがとう」…世の中というところは気づきに満...続きを読むPosted by ブクログ -
沈黙に焦る、ありがとうがないと腹が立つ、体育がだるくて嫌い、など普遍的な悩みに作家7名が趣向を凝らして答えた1冊。
とくにありがとうがない、という悩みに対し、そもそも世界で「ありがとう」をめったに言わない国の人がおり、水くさいと考える人もいるということを初めて知った。自分の考えだけだと決して浮かばな...続きを読むPosted by ブクログ -
とんでもない作品を読んだ。1ページも飽きることなく最後まで圧倒されっぱなしだった。
読みながら「あぁ、これは自分だ。熊太郎の思弁は自分も考えていたことだ」とヒシヒシと痛感していた。彼が徹底的に言いたいことが何なのかを考え続け、その果てのラストシーンは永遠に心に残り続けるだろう。Posted by ブクログ -
とても面白い。そして大人も人生の訓示として読むべき?ww私は読むべきだと思います。
肩の力を抜きながら生き抜く術を教えてくれています。
回答者様達は、こども向けに言葉を選んで優しい言葉で答えてくれていると思うのですが、内容はけっこう辛辣ですし的を得ています。さすが。
読んで良かったPosted by ブクログ