チ。―地球の運動について― 4
  • 完結

チ。―地球の運動について― 4

693円 (税込)

3pt

どれだけ絶望すれば、人は救われるのか?

「天動説」の大家・ピャスト伯から研究を託されたバデーニは、「地動説」証明へとさらに没頭する。一方、オクジーは一連の体験を物語として執筆し続けた。それぞれが希望を胸に行動する中、圧倒的絶望が音も立てずに彼らの元へと忍び寄るーーー
眼を塞げ、耳を塞げ、凡庸であれ。それこそが知性に対抗する唯一の手段だ。

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チ。―地球の運動について― のシリーズ作品

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  • チ。―地球の運動について― 1
    完結
    693円 (税込)
    動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。 舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった―― 命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか? アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!! ページを捲るたび血が沸き立つのを感じるはず。面白い漫画を読む喜びに打ち震えろ!!
  • チ。―地球の運動について― 2
    完結
    693円 (税込)
    私達はこの世界に絶望すべきなのか――? 地動説を生き延びさせるために、神童ラファウが「決断」を行ってから10年が経った。代闘士として殺人を繰り返す超ネガティブ思考の青年・オクジーは、同僚の超ポジティブ思考の男・グラスに「絶対の信頼がおける『希望』を見つけた」と告げられる。そしてグラスが取り出したのは、「火星」の観測記録だった―― あらかじめ絶望しておけばそれ以下の悲しみも苦しみもない。ならばこの世界に絶望しておくのが正解なんだろうか? いや、そんなことはない。 まったく違う。その理由はこの漫画に描いてある。
  • チ。―地球の運動について― 3
    完結
    693円 (税込)
    絶望の淵で、意志を穿つ、覚悟はあるか? 「地動説」に魅せられたグラスの想いを受け継いだオクジーは、一縷の希望を胸に、孤高の天才修道士・バデーニの元を訪れ、石箱を引き継ぐ。そして、オクジーとバデーニが「地動説」証明のための新たな協力者を募ったところ、「女性に学問など」という時代に押し潰され、世界に絶望する少女が一人。 一度見えた希望を失い絶望の淵へと突き落とされた人間は、再び希望を求め、意志を貫き通すことはできるのか? 持てる選択肢は二つ。それでも意志を貫くか、否か。
  • チ。―地球の運動について― 4
    完結
    693円 (税込)
    どれだけ絶望すれば、人は救われるのか? 「天動説」の大家・ピャスト伯から研究を託されたバデーニは、「地動説」証明へとさらに没頭する。一方、オクジーは一連の体験を物語として執筆し続けた。それぞれが希望を胸に行動する中、圧倒的絶望が音も立てずに彼らの元へと忍び寄るーーー 眼を塞げ、耳を塞げ、凡庸であれ。それこそが知性に対抗する唯一の手段だ。
  • チ。―地球の運動について― 5
    完結
    693円 (税込)
    いつでも決断の刻は突然訪れる。そして。 バデーニの計画実行のため、何より「感動」を守るため、オクジーは異端審問官・ノヴァクとの死闘へと赴く。グラス、オクジー、バデーニ、ヨレンタ、ピャスト、彼らが命を賭してまで追い求めた真理が示すのは、希望か、絶望か。 私が終わる時、世界も終わる。みんなそう思ってたら、きっとこの世界はない。なんか凄いね笑
  • チ。―地球の運動について― 6
    完結
    693円 (税込)
    備えよ。運命を変える瞬間のために。 オクジーとバデーニが命を賭して真理を生き残らせてから25年の時が経った。C教の権威が揺らぐ激動の中、神が決めた「運命」に父を奪われ、神を信じられなくなった少女が自らの強い信念のために動き出す。その先に待ち受けるのは――― 神様はいると思う?/いない/違うよ/え?/神様はいるかいらないかって聞いてるんだよ
  • チ。―地球の運動について― 7
    完結
    693円 (税込)
    これが運命でも意志でもいい。やるぞ。 ヨレンタは生き延び、異端解放戦線の組織長として闘っていた。 25年前、希望と絶望を味わった彼女は自らの運命を変えるという 強い信念を持つ少女・ドゥラカに何を想い、何を伝えるのか。 そして、時を経て復活した「地動説」の行く末は――!? 私達が出会ってしまったからにはさ、もう運命とかは置いといて、すべてを変えてみようよ。
  • チ。―地球の運動について― 8
    完結
    693円 (税込)
    真理に命を懸けた者達の物語、堂々完結。 「地動説」出版を目前に、審問官達に追い詰められつつも仲間の犠牲により包囲網を抜け出せたドゥラカとシュミット。しかしノヴァクが迫りくる!! 一縷の望みを懸け、ドゥラカ達が向かう先とは。 「真理」に命を懸けた者達の、そして「地動説」の結末は!? 動かせ。歴史を、心を、運命を、――星を。

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チ。―地球の運動について― 4 のユーザーレビュー

地動説は美しい、命をかけても惜しくないほどに。

皆さんは地動説:太陽を中心として地球など惑星が回っているという学説を当たり前に知っているかと思いますが、それが当たり前ではない時代がありました。

それまでは天動説:地球を中心に太陽などが回っている説が当たり前という認識でした。
天動説は宗教的にも正しいとされ、それ以外の考えは異端思想であり、最悪火炙りの刑に処されてしまうこともありました。

この作品はそんな時代に生まれながらも、地動説の美しさを信じ、時代に抗った人々の物語です。

この作品の一番の魅力は地動説を信じ、己の意志を貫こうとする登場人物たちであり、読んでいて胸にこみ上げてくるものがあります!
歴史や科学好きだけではなく、現在に生きるあなたにきっと刺さる作品です。どうぞお手にとって読んでみて下さい。

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感情タグBEST3

    購入済み

    表紙

    前巻より、オクジーとバテー二に新たにヨレンタが加わり研究がさらに加速する期待感が高まっていた。そして今巻。表紙イラストはここにきてクヴァイ。何故?と思ったがまさかの展開が。受け継がれていく感動と情熱。心を動かされずにはいられない。読む価チありです。

    1
    2021年06月30日

    購入済み

    あの人との繋がり

    まさかあの人物とあの人物が繋がっていたとは、展開にびっくりさせられました。伏線も含まれてありとても面白い!

    #感動する #深い

    0
    2023年11月16日

    Posted by ブクログ

    ・22話
    東方の曲で『エピクロスの虹はもう見えない』ってあったな。
    「知は適任者だけが丁重に扱うべき」がまさしくその通りかもしれない。

    ・23話
    オクジーに地下通路を掘るよう命じるバデーニ。
    真理に近付いてしまった未知数の歓喜に嘔吐するバデーニ、シリコンバレーのリチャード思い出す。
    オクジーの書い

    0
    2022年12月25日

    Posted by ブクログ

    まだ4巻なのに想像できない展開がずっと続いてすごい
    楕円のあたりなんか天才すぎるだろと感じた。

    今までの巻で1番静かに物語が進んでいたと思ったら、中盤から思いもよらない出会いがあり、終盤は急激な展開があってすごかった。今まで登場してきた人やモノがいろいろな形で合流していることがわかる。

    この巻で

    0
    2021年10月12日

    Posted by ブクログ

    オグジーは地を信仰し、知に命を賭けて血を流す覚悟をする。真実を追求することが命がけだった時代と比べると、現代のなんと恵まれていることか。

    0
    2021年09月14日

    U11

    今更ながら非人道的

    時代的なことも関係していますが、宗教は怖い(こんな言動をするのも本当ならダメなのかもしれませんが)

    偉い人が「〇〇〜」と言ったので、そうなんだ、と多くの人が信じてしまう

    結果、拷問も普通に行えてしまえる

    ある意味で洗脳のようなもの

    こんなことが、現代でも起こり得るので、注意し

    0
    2021年09月11日

    Posted by ブクログ

    突然、1巻の冒頭のシーンがわかってしまった。そして、衝撃の人間関係。これからどうなるのか、ある程度予測はできるものの、毎回そこに何かメッセージを付け加えてくれる作品。今回は物事に目を開いてみるということ。知らない方が良かったことなんてあるだろうか。そんなことはないと信じたくなる1冊。

    0
    2021年08月27日

    購入済み

    自由

    考える自由も行動の自由も無いんですね。
    というか、、あの人たちの繋がりにはビックリしました。せっかく先が見えてきたのに、やはり全然自由のない世界。おじいちゃんが地動説の図を描いた本なんて落としちゃうから涙。

    0
    2021年08月17日

    Posted by ブクログ

    熱い。反論や訂正に晒すことが研究と信仰とを分ける事の本質であり、他者が引き起こすねじれが現状を前に向かわせる希望なのかもしれない。という信念のもと、地動説という「知」への火が人から人へ乗り移り、一人一人と命を落としながらも何とか前に進んでいく。

    “ちょっと前までは早く地球を出て天国へ行きたかったけ

    0
    2021年08月16日

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