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恋人に振られ、職業もお金も居場所もすべてを失ったエミリに救いの手をさしのべてくれたのは、10年以上連絡を取っていなかった母方の祖父だった。人間の限りない温かさと心の再生を描いた、癒しの物語。
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Posted by ブクログ
とても温かい気持ちになれる、すごくいい作品だった。 口数は少ないけど、一言一言が胸に沁みてくるおじいちゃんの言葉と優しさが私の心まで浄化させてくれる。この余韻にしばらく浸っていたい。
星6つ付けたいくらい、大好きな作品になった。 魚を釣ってさばいて食べる、野菜をご近所さんからもらって食べる、、人間が生きる上での原点のような行為は、人の心を落ち着かせる。最後のエミリは、まさに凛としていたように見えた。
都会での辛い生活から逃げ出した主人公の女性が、15年も会ってもいなかった、海辺の田舎に住む祖父の家で、心の再生をしていくストーリー。 自分の人生は、他人からの評価ではなく、自分自身が決めて生きていくものですが、人はどうしても周囲の声や評価に心が傷つきやすいもの。 でも、自分の内面と向き合い、自分...続きを読む自身の心を整えていくことで、人はそれぞれの人生をちゃんと自分の足で歩んでいけるのだろうな、と感じさせてくれる1冊です。 『自分の存在価値と、自分の人生の価値は、他人に判断させちゃだめだよ。判断は必ず自分で下すことだ。他人の意見は参考程度にしておけばいい』 『世界は変えられなくても、気分を変えることはできる』 本書において、語られる言葉に人生の真髄がある。自分で方向性を自分自身で決めて進むときに、自分の人生を生きていけるのだろうな。しかも、自分には必ず人生を生きていく自分自身の強みをもっている。人との出会いによって、また人生の歩みを続けていくとこで、その強みは更に磨かれていくのだと思います。 主人公のエミリも、口数は少ないけど、優しく見守り気づかせてくれるおじいちゃんから、大切な繋がりを気づかせてもくれる、人生をやさしく変えてくれる武器をもって、これからの人生をちゃんと歩んでいけるようであってほしいな。
生きていると色々とある。 逃げ出したくなる時もある。 誰かに話を聞いてほしい時。 反対に何も聞かずに、そばにいてほしい時。 15年ぶりに会う祖父と孫が一つ屋根の下で暮らす、ひと夏の物語。 全てを失って逃げてきた孫に対して暑苦しいお説教もアドバイスもない。 田舎の港町で暮らしてきた祖父が築き上げてきた...続きを読む日々の温もりと、港町ならではの美味しいご飯。 それらを通して少しずつ前を向いていく孫。 おじいちゃんの 決して"言葉にはしない"優しさが伝わってきて最後は涙が止まらなかった。 人に対して変わってほしいと願うのではなく、自分自身を変える。 視点を変える。 そうすることで自ずと人生も変わってくる。 幸せになる、ではなく満足をする、こと。 そんな大切なことを教わった一冊でした。
おじいちゃんの作る料理が全部美味しそうで、エミリと一緒に心が元気になりました。 おじいちゃんの人柄の良さと、おじいちゃんの周りの人達の優しさに、とても癒されました。おじいちゃんにずっと元気でいてほしいし、愛犬と一緒に長生きしてほしいなと、おじいちゃんの幸せを願いながら読み進めていました。 心の底...続きを読むから、映画化してほしいなと思う作品でした。美味しそうな料理や、ブルートパーズの海を映画館で見てみたいです。 仕事で疲れたときに再読して、また元気をもらおうと思います。一生手放したくない作品です。
傷心のエミリが、10年以上ご無沙汰しているおじいちゃんを頼って会いに行く。さびれた田舎、凛となる鈴の音、美味しいごはん。心温まる話でした。
疲れた自分にしみる、やさしいお話。 おじいちゃんは、安易に慰めたりしない。 ちゃんと自分で考えて決めていけるようなヒントをくれる。ある意味それはとても厳しいとも言えるけど、その悩む過程にもそっといてくれる。 何よりおじいちゃんの料理が丁寧に作られていて本当に美味しそう。美味しいものは人の心を救う...続きを読むと思う。 景色と人と美味しい食事が染み込むようにエミリの体と心を取り戻していく過程が沁みました。 おじいちゃんのエピローグもよかったです。
最高に好きな世界観でした。 話しを読み進めれば進めるほど、どんどん大好きな世界観に。見たことがないのに、龍浦の街並みや大三おじいちゃんの家が鮮明に頭に浮かんでくる。田舎の懐かしい感じ。素敵な世界観でした。 そして、エミリが少しずつ、まだ完璧ではないけれど確実に前を向いて進んでいく姿。 周りの人たち...続きを読むの何気ない、でも気づかされる些細な言葉。 幸せになることより、満足する事 「小さないいこと」を思い出して噛みしめる いい気分を味わう 自分が「うら」を変えればいい 失敗を受け入れた瞬間に新しい人生がはじまる すごく心に残る言葉ばかり。 この小説全体が前向きにしてくれる、そんな内容でした。 とても素敵な本に出会えました。
人生の再生がテーマの話だと思うが、私は読後に親が生きているうちに一緒の時間をもっと持とうと思った。 (祖父母が全て他界してしまっているのが悔やまれる) 読み始めは少し退屈だが、3分の1過ぎるあたりから引き込まれる。ラストはいい意味で期待を裏切らず良くて、涙が止まらない。
幸せになることより、満足することの方が大事 自分の存在価値と、自分の人生の価値は、他人に判断させちゃだめ 重荷を抱きしめたら、沈みこんで、わたし自身になり、空気のように軽くなった 神様は自分自身、自分を思いのままに動かせる万能な存在は唯一自分自身。人生を自由自在に想像していけるのも自分だけ。 海辺...続きを読むの綺麗な景色と、美味しいご飯の情景と匂い、エミリちゃんとおじいちゃんの優しくて静かな会話と空気の中に入り込めたような、本当にあったかくて優しい物語。 綺麗事だけではなくて途中毒も混じるような描写もあって、でもそれすらもやさしく溶かしてくれるようなあたたかさでした。 エミリちゃんの作るご飯が、おじいちゃんや町の人との夏の時間が、これからの私の人生も柔らかくやさしく包んでくれるような気持ちで読みました。 気分よく淡々と生きる。誰かの優しさや時合いを見逃さず受け取れるわたしになりたい。
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