ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
6pt
日本は自己増殖する<横浜駅>に支配されていた。脳に埋め込んだSuikaで管理されるエキナカ社会。その外で廃棄物を頼りに暮らすヒロトは、エキナカを追放されたある男から人類の未来を担う“使命”を課され……【電子限定!「『横浜駅SF』の原点、連続tweet収録」】
アプリ試し読みはこちら
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
横浜駅が自己増植するなら、渋谷駅なんかもっと凄まじい感じがしますけど、個人的には、横浜は地元と言ってもよい馴染みの駅なので、妄想しながら読みやすかったです。 これが、大宮駅、とか北千住とか、はたまた京都やなんば、博多だったらまた違う話になるのか?どうせならパラレルワールド的にジャンジャン書いて欲しい...続きを読むかな。 地理的な事が好きな人や、乗り鉄的な人にはウケるかも。 そして、もし映像化するならどうするかな?と勝手に思い描いてます。皆さんの中で浮かんでいる情景はどんなものなのでしょう。
久しぶりに読みごたえのあるSF小説を読みました。とても満足感。作者さんは生物研究員さんとのこと。すごく現実的なわけでもなく、かと言ってあり得なくもないような未来を少し納得…の怖さを感じました。
いやー面白かった。 良く知るSFのようであってそうでない。 何故ならこのSFはScience FictionでもSpeculative Fictionでも、はたまたSukoshi Fushigiの略でもなくStation Fableの略だからだ。 駅の寓話なのである。 横浜駅Station Fabl...続きを読むeだから、「横浜駅・駅の寓話」で駅が重なっちゃうけど。 まぁそんなことはどうでもよくて、とても良くできたエンタメ小説として楽しめた。現実のJRに絡めた小ネタもクスリとさせられた。 読後には描かれなかったあれやこれやが気になる。続刊の全国編には描かれているんだろうか。早く読みたい。
SFという世界の中で、ヒロトの葛藤する姿が面白かった。 世界の構造がフィクションなのにリアル。 今度横浜駅に行く用事があるので、ちょっと見方が関わりそう。 トシルの旅のシーンが好き。 殺伐とした日常って感じ。 章の初めにあるイラストも雰囲気があって良い。 まだ気になることがあるので、続編を読みたいと...続きを読む思う。
面白かった。作者のペンネームが良いですね。二葉亭四迷的な駄洒落名は好物です、ただ、ちょいチョイスがダークにアイロニックな印象はある。先日、某買い物サイトにて、本作が”あなたにおすすめ”と出てきたので、ちょっと気になり始め、その後、古書屋で超激安叩き売りだったので、回収してきた。 これは、ラノベという...続きを読むよりは、普通のSF。普通のSFと言うと、おもろない感じだが、そうではなくて、ハXカワとかで出版されているような、一般向けというか、妙に目の大きい女性イラストなしのブツ。病院とかの待合室で堂々とカバーつけずに読んでて大丈夫なやつ(笑)。細かい設定が非常時刺さってくる感じがたまらない。イラストも素晴らしい。 化学兵器により、擬似生命体的な増えるトランスフォーマーズみたいになった横浜駅が増殖して、日本列島を覆っていく世界で、JR北海道とJR福岡がかろうじてもちこたえているという状態。アポカリプティックというか、終末ものにカテゴライズされる系統だと思う。そこに、さしてそこらへんのややこしい情勢には関与していない、ヒロト君が「ぽちっとな」という感じで、終止符を打つ。 まあ、一番怖いのは人間じゃわ。 この作家の本、ほかのも読みたいと思う。
久しぶりにsfの本を読んだ。中学生の時、星新一の本を読んで結構はまったが、その時の感覚がまたよみがえってきた。Sfの小説、めっちゃおもしろい
大変におもしろうございました。 好きだなぁ、この人のセンス。 まず、「18きっぷ」にクスッときてしまった。 青春18きっぷって、確かにアングラ非常用アイテムっぽいよね、やたら安いけど自動改札通らないし日常使いしづらいあたりが。 何にも知らない無垢な主人公が胡散臭いレジスタンス活動家から託される、と...続きを読むいう設定が説得力あって、おもしろい。 エキナカやICoCarシステムもそうだけど、この著者はこういう言葉遊びが実に巧みで、読んでいて楽しかった。 非常に高度な理科系知識に裏打ちされたパロディ。 遊び心は言葉だけじゃなくて、些細な描写にも生かされていて、なんでもないところでニヤニヤしてしまう。 たとえば、ネップシャマイが再起動されるとき、最初にJR北日本のロゴが出てきて、そのあとご丁寧に不正シャットダウンに対するエラーチェック始まるところとか。 今まで起動画面で主人公が待たされるSF小説なんて見たことないから新鮮。 それ、私たちがほぼ毎日やってる動作じゃないの~。 社名のロゴが出てくるとか芸が細かい。 トシルがハイクンテレケの脚の仕様を確認しながら「設計センスが悪いなぁ」と思わず感想を漏らしたりするところも、「あーーー、分かるわー! 私も会社のシステム使うたびに思うわー」なんて思ったり。(会社のシステムは、もしかしたらセンスの問題ではなく、単に会社が設計費用をケチっただけなのかもしれないけど・・・) そしてふと「スマホとか使って地図見ながら歩いていたりする私たちの今の日常って、ほんの数十年前の目で見ても、めちゃくちゃSFだよね」と考える。 この人の作品を読んでいると、かなりぶっとんだ未来の話なのに、一方で自分が日ごろ目にしているごくありふれた日常につい思いをはせてしまう。 こういう読書パターンは今までなかったなぁ。 それとも、私たちの日常がSF世界へ近づいていってて、SFにすごくなじむようになっているんだろうか?とも思ったけど、これはおそらく著者の力量によるんだと思う。 なんの力量って、想像力の力量。妄想力とも言うかな? 未来のITやエネルギー事情とか、社会状況とか、どれもかなりリアリティある(と言っていいのか)説明がついていて、ぶっとんでいる発想なのに今の社会とどこか地続きに見える。 フィクションを読んでいるけど、頭の中は時事問題パートが刺激される、という感じ。 コメントに人物描写が甘いとか書いている人がわりといたような気がするけど、なんでだ!? すごくうまいしユニークだと思ったけどなぁ。 私は主人公の心情をペラペラ饒舌に語られる作品が好きじゃないから、これくらい抑制されている書き方がちょうど良かった。詳細に書いてないからと言って、決して浅い描写ではなかったように思う。日本の多くの小説はちょっと親切過ぎるというか、情報過多気味と私は思う。 無垢で何も知らない主人公と、やたら饒舌で世知にたけたアンドロイド。それから、論理的過ぎて人間らしい感情の欠落した男と、情に流されて自己犠牲的行動をとってしまうこともあるアンドロイド。この二つのカップリング、すごく良かった。特に、ハイクンテレケが自分の行動をうまく説明できなくて、語りたがらないところが良かったなぁ。 ということで、全国版も読まねば。 ああ! オンダーチェ以来、永く感じてなかったときめきをこの著者に久しぶりに感じてしまった!(オンダーチェとは恐ろしいほどに作風が違うが・・・) ツイッターとか、ふだん誰のものも読まないけど、この人のツイートは読んじゃおうかな~。
面白かった。Wikipedia ではこの作品はライトノベルとされているけどそうなのかな。普通にロードムービー的SFとして楽しめた。設定の緻密な馬鹿馬鹿しさの面白さとなんとなく寂しさを感じる文体というか雰囲気が好き。短編集の人間たちの話の中の「冬の時代」と通じる人気のない荒野(この場合はそれがエキナカ...続きを読むだったり四国の無法地帯だったりするわけだけど)をいく感じがよい。色々と回収されていないキャラクターや伏線が多いところが気になる。
自分たちで管理をしていた人工的な環境が、拡大して世界そのものになり、自分達の脅威となる。 自分が毎日利用している駅という施設だからこそ身近に感じ、18切符など知っているアイテムがうまくその世界に落とし込まれている事に感心した。 毎日の駅内を歩く時間が少し楽しくなった。
AIの暴走する未来の世界を描いたSF、といえばよくある設定なのだが、なんと暴走しているのは横浜駅。自己増殖する横浜駅が本州のほとんどを覆い尽くし、青函トンネルと関門海峡ではそれぞれJR北日本とJR福岡が徹底抗戦中(四国は陥落)(JRはJapan Rulersの略)。翔んで埼玉…ほどのご当地ネタはな...続きを読むいまでも、身近な、あまりにも身近な題材で形作られるとんでもSFはパワーワードの嵐。 ・スイカ=人体埋め込み式のID認証チップ。横浜駅(エキナカ)に住む六歳以上の人間はこれが無いと自動改札によって強制退出させられる。名称は「誰何」に由来する。 ・直交座標偽装システム Imitation of Coordinate in Cartesian space: ICoCa=エキナカの人間は常にスイカによって位置情報を発信させられているが、「キセル同盟」のリーダーはそれを偽装することのできるシステムを作った。 ・海底古代都市名古屋=横浜駅主要観光地のひとつ。西暦末期に起こった「冬戦争」で重力攻撃を受けた名古屋は海底に沈んだ。皮肉なことにそのおかげで、横浜駅時代になった今でもかつての姿を留めている。横浜駅は海水で隔てられた地には進出できないためである。 …などなど。駅構内で聞き覚えのあるアナウンスも効果的に差し挟まれ、笑ってしまう。海外作品や古典作品もいいけど、これぞ同時代の同じ国の小説を読む楽しみだ。 二〇一六年第一回カクヨムWeb小説コンテストSF部門大賞受賞作で、加筆修正して書籍化されたとのことだが、その後半は続編に収められているらしい。遠からず読もう。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
横浜駅SF
新刊情報をお知らせします。
柞刈湯葉
田中達之
フォロー機能について
「カドカワBOOKS」の最新刊一覧へ
「男性向けライトノベル」無料一覧へ
「男性向けライトノベル」ランキングの一覧へ
未来職安
アニマンラスト アニメ・マンガ・イラストの作法
SF作家の地球旅行記
X-01 エックスゼロワン [壱]
オートマン(1)
人間たちの話
まず牛を球とします。
横浜駅SF(1)
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲横浜駅SF【電子特典付き】 ページトップヘ