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世界が私たちに恋をした――。別に一緒に暮らさなくても、二人がたどる道はいつも家路で、二人がいる所はどこでも家だ……。互いにしか癒せない孤独を抱え、剥き出しの世界へと歩き始めた恋人たちの旅立ちを描く。限りない清らかさと生きることの痛みに彩られた、静謐な愛の物語。[挿画・MAYA MAXX]
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Posted by ブクログ
淡々と、静かに時間が流れていく中で、海の音や雑踏のざわめきが聞こえてくる。宗教に頼らない癒し、地に足をつけて生きること、よしもとばななさんの他の本にも共通するメッセージを受け取った。
おそらく初めて、吉本ばななさんの本を読んだ。その名前からなぜかポップな印象で(さくらももこ的な)敬遠してきたが、それが本当に勝手な思い込みだったことに気づけて良かった。 まず、描写がとても丁寧で優しくてあたたかい。文中の言葉を借りれば、はっとする表現や視点がたくさんあった。登場するまなかも浩志も、素...続きを読む直で純粋で、こんな風に物事を考えたり言葉にしたりできたらと思った。二人はずっと共に育ってきたのに、何度も相手の必要性を感じたり、愛情を受けたり、そういったことに一度きりはないのだと感じた。それはすごく幸せなことで、置き換えられることがたくさんある気がして、つまりは自分はいま幸せなのだと思った。こんなにも心をむぎゅっとされた本は初めてかも。すごく良かった。
庭、光、暗闇、ひんやりとした床、窓辺、ワンちゃん、月夜、暗い海、波 今いる世界とは少し違うのに今までの自分の見てきたものにあったきらめきを感じたりして悲しいこともあるのに美しいいいな憧れるいつかこんな世界に行きたいなこんな世界を毎日で見つけたいな
その二人が一緒にいる事は、運命… 繊細な心を持った孤独な裕志と、彼に寄り添うけれど強い心を持ったまなか。 身近な人や犬の死の悲しみから、二人で、周囲の優しさに助けられながら少しずつ立ち直っていく。 なんだか、4年前に父を亡くした私の母が、少しずつ立ち直っていく姿と交差して、心に沁みる…
よしもとばななの小説の登場人物、翻訳業を生業にしがち。そして物語に死と愛がある。 静かに愛し合い、いのちについて考えるまなかと裕志、まだ高校生?とは思えない2人の空気感が尊い。
この本を朝に読んだからだろう。お昼から台所とお風呂を丹念に掃除してぴかぴかにした。昼過ぎにすこし悲しいことがあって、一時間ほど悲しみに暮れたけれど、それからお風呂に湯をためた。湯船にはいるとからだが内側からぽかぽかになる。お風呂をでて扇風機の風に当たる。なんて涼しいのだろう!暑いと熱いとぽかぽかはや...続きを読むっぱりみんなちがう。そんなことをかんがえる。朝から点けていた高校野球の中継はもう四試合目。きょうの試合はどの試合も一点差か二点差の接戦だと解説者が話している。吉本ばななの小説を読むといつもちゃんと大切なところにもどってこれる。ほんとうにいい作家。
ハネムーンということばがもつ甘い響き、喜び、未来的な感覚とはどこか違う、静かでどこか悲しく、過去に向かうそんなハネムーン。 若々しさということばは似つかわしくなく、牧歌的でどこか乾いた草のような、そんな懐かしい香りがしてきそうだ。 作品そのものの力に、MAYA MAXXさんの挿絵が加わり、物語が確か...続きを読むな輪郭として現れてくる。 死のにおいが漂い、世界から取り残されてしまったような中でも、幸せは確かに存在し、何かのはずみで生命はまた生きる力を取り入れる。痛みに満ちた人生であったとしても、幸せが存在することは揺らぐことのない事実だ。
「苦しみはやってきたのと同じ道のりで淡々と去っていく。 」 ユニークな家族構成を持つ二人の男女のリリカルでふんわりとした空気の中での痛い、心が痛くなるような切ない物語。
裕志が繊細でナイーブで痛々しかった。少し前に身近な人が死んで裕志と同じ情緒になった時、もう少ししたらまた大切な人が死んでしまうんじゃないか、怖くて恐ろしくてビクビクしながら生きていた時を思い出して辛かった。 そんな中で、吉本ばななの表現のところどころでグッと来すぎて心がいっぱいだった、、。 うーむ、...続きを読むうまく感想書けない
よしもとばななさんが本を書いて伝えたいことが、この本にはすごく素直に真っ直ぐ綴られているように感じました
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