ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
大いなる謎を秘めた館、黒猫館。火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬(あゆたとうま)の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実(ししやかどみ)と江南孝明(かわみなみたかあき)は、東京から札幌、そして阿寒へと向かう。深い森の中に建つその館で待ち受ける、“世界”が揺らぐような真実とは!? シリーズ屈指の大仕掛けを、読者(あなた)は見破ることができるか?(講談社文庫)
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
これまで読んできた綾辻作品とは違う新しい切り口で、大体こんな感じだよねと勝手に思っていたイメージが本当に良い意味で裏切られた。 そのため評価が分かれているみたいだけど、逆に自分は『黒猫館』を読んで完全に綾辻作品の虜になってしまった! 伏線がこんなにも堂々とたくさん張り巡らされているのは初めてで、...続きを読むまるで綾辻さんに「これでわかった気になっていたら大間違いだよ~」と言われているようで、綾辻さんの手の平で転がされているような感覚に喜びを感じた。 「ここ何か変だな?」と思いつつも読む手が加速して止まらない。 最後はミステリー好きでも絶対に見破られないであろうトリックで、変だなと思っていた所を気持ちよく全部回収してくれる。 読んだ後はもう犯人なんてどうでもよくなって、騙されていたことを確認するためにもう一度読みたくなる。 同じく『人形館』も評価がわかれているので悩んでいたけど、迷わず読みたくなった。 やっぱりすごい!綾辻作品。
張り巡らされた伏線の数に驚きました。 そしてそれを伏線と感じさせない自然さ。他の箇所不自然さを感じさせられ、思惑通りにその意図に嵌ってしまいました。 真相を知った上で改めて読むと、「確かに…」と心地よい納得した違和感を味わえます。ぜひ再読をお勧めしたい1冊です。
館シリーズを順番に読んでいますが、今までよりアッサリしていて読みやすかった! 島田さんの推理力がすごいすごい.ᐟ.ᐟ.ᐟ
大満足です! 私は結局最後の種明かしまで、一つも謎は解けずでした。(^^; 冒頭から張り巡らされた伏線の数々がラストに気持ちよく回収されます。 十角館の殺人から読み進めて6作品目でしたが、今までで一番登場人物が少なく、屋敷自体も小さめでシンプルなので、理解しやすかったです。 壮大なストーリーでした!...続きを読む 綾辻行人さんによる新装改訂版あとがきも良かったです。続く暗黒館の殺人(全4巻)は覚悟を決めてから読みたいと思います。
新装改訂版ラストは、黒猫館の殺人。 黒猫館の元管理人の男性。病気からの火災で記憶を失う。名前さえ思い出せずにいたが、自分の書いたと思われる手記を持っていた。 その謎めいた手記から、いつもの鹿谷推理作家と江南編集者が、管理人の過去を紐解いていく。 もはやトリックとは言えなそうな大胆な発想。そこに緻密に...続きを読む重ねられた会話。 綾辻さんだから許される、と思う。 私だって、料理苦手と言いながら、ラム肉使いますか?とは、思いましたけど、まさかそんな事になるとは。 違うと言えば違うけど「ドッペルゲンガー宮」は、ちょと影響受けてないかなと思った。 本格ミステリー卒業に向けて、あと少し。
館シリーズ6作目。 あの『時計館の殺人』の後だから絶対見劣りするだろうなーって思ってたけどめちゃくちゃ面白かったです!! とても気に入りました。 「館シリーズ最大級のトリック」という謳い文句に偽りなしですね。 館シリーズにしては珍しくえちえちでした。
《館》シリーズ第6作。 手記と現実、2つのパートに分かれ進行していくが、伏線が多い!鋭い!気づけない! しかも本作の謎は、事件の真相ではない。謎が謎として明示されてないという……楽しませてもらいました。
筆者の「80%は見抜けるが問題は残りの20パーセントにこそあり」の言葉通りでこの人とこの人は同一人物でこの殺人の犯人はこの人なんだろうなと、そこまではわかったものの細かい違和感がなんなのか最後まで分からず…… 伏線がいっぱい散りばめられてたのに全然気がつきませんでした。すごい。 最初から読み返したら...続きを読むあ〜‼︎ってなるところがいっぱいありそうです(笑) 迷路館とか時計館のような派手さはないもののよく作り込まれていました。 関係ないのですが猫好きなので作中に出てくる風見鶏ならぬ風見猫がすごくいいなと思って。 かざみねこかざみねこ……響きがかわいいです。
前作の時計館が読むのがなかなか進まなかったのに対して、全体に軽いというかサクサク読み進んだ感じ。良い意味で。ライトノベルみたいな? 今作も作中作というか記憶を失った鮎田老人の手記(過去に黒猫館で起きた殺人事件)とその秘密を追っていく現在(推理作家・鹿谷門実と編集者江南が前作に日に続いて登場)の2つ...続きを読むの時系列で進行する。 黒猫館で起きた事件自体はそれほど複雑ではないが、秘密だらけの黒猫館はどこにあるのか?元々の持ち主の天羽博士はどこに行ったのか?というのがメインの謎と言えるかもしれない。 読み進めていくうちに感じた色々な齟齬。世界が丸ごとひっくり返るような、それでいて単純な仕掛け(思い込み)がそこにはあった。 館シリーズを最初から読み進めて6冊目。もうそろそろネタも尽きただろうと思っても、新しい発想で作品が作られるのはすごい。 ここから、次の館シリーズまでは8年の長い休止期間があったそう。作者いわく、「そのあいだにある、色々な意味での激しい落差は、そこに横たわった時間を考えれば必然とも云えるだろう。(中略)次の『暗黒館』はちょっと気持ちを切り替えて、ある種の覚悟を決めてお読みいただきますよう。」とのこと。 さて、私は次は『暗黒館』を読むのか、その間に書かれた別の作品を読むのか悩むところ。
このシリーズは最初から読んでいて、いつも最後のサプライズが楽しみになっている。 もうネタ切れか、と思ってたところ、こういう館のサプライズを持ってきたかと非常に驚きました。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
黒猫館の殺人〈新装改訂版〉
新刊情報をお知らせします。
綾辻行人
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
十角館の殺人〈新装改訂版〉
「館シリーズ」14冊合本版
十角館の殺人(1)
緋色の囁き 〈新装改訂版〉
水車館の殺人〈新装改訂版〉
月館の殺人 上
暗黒館の殺人(一)
時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)
「綾辻行人」のこれもおすすめ一覧へ
▲黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 ページトップヘ