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失踪した作家・青山黎明が遺した原稿。それは彼を長年悩ませる謎の転移現象の記録だった。転移に抵抗する青山だったが、更なる悪夢に引きずり込まれていく(「フーグ」)。ある呪いを背負った青年の生き地獄、この世のものとは思えないある絶唱の記録など、至高のホラー4編による絶望の連作集。『黒い家』『天使の囀り』『悪の教典』……いくつもの傑作を生み出した鬼才・貴志祐介が10年以上にわたり描き続けた新シリーズが遂にベールを脱ぐ。
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Posted by ブクログ
ダークファンタジー短編集というか、ミステリーより最近の先生はこちらが書きたい気分なのだろうか。私としては先生の書く緊迫感のある長編がそろそろ恋しいのだけれど。
ホラーテイストな4短編集。少しづつ、恐怖がじんわりと心に浸水するようだ。正直貴志さんにしては中途半端な気がしないでもないが、文章が上手いので読ませる。この不穏さ・煙に巻かれた感じがいつの間にかクセになっていた。『餓鬼の田』→あっけないオチに切れ味が光る。個人的にはこういうの好き。『フーグ』→これが一...続きを読む番怖い。『白鳥の歌』→これは長いウンチクの割にいまいち。『こっくりさん』→王道オカルト。こっくりさんはやるもんじゃないね。
『梅雨物語』の美しさと妖しさに驚愕したのでこちらも。 やはりゾクゾクさせてくれました。 『フーグ』は主人公が何故こんな目に遭うのか 最後まで不明で、それがまたまた怖かった。
短編集だが、みっしり中身の詰まった充実の読み応え。直近の『我々は、みな孤独である』の霊能力者がしれっと出演していたりする。気に入っているのか。 正直『餓鬼の田』は身も蓋もないと思ったが、他の3編が素晴らしい。いずれも冒頭からは想像もつかなかった結末に導かれ、読んでいて最後までハラハラ、読み終わって感...続きを読む嘆のため息が出る充足感。特に『フーグ』は秀逸。ラスト5行は夢に出る怖さ。何気なく読んでいた描写がここにきて繰り返されることで「あっ」と思う。脳裏にはっきり像が結ばれるような、イマジネーションをぐさぐさ刺激してくる強烈な結びだった。 角川ハード版を読んだが、目次のデザインがいい。 あと時々作家業そのものに対する自虐が炸裂しているが、編集者は何も言わないのだろうか。筒井康隆の「士農工商SF作家」なんて言葉を思い出す。
不気味なホラー短編集4編。 ・餓鬼の田 自分は餓鬼で、この人生で愛されることはないと、その男は言った。 前世での行いのせいで餓鬼道をゆくことになってしまったと。 ・フーグ 作家は謎の自伝風小説を残して姿を消した。 そこに書かれていたことは、自分の意図せず突然、どこか遠くへ転移してしまう...続きを読むことだった。 対策に部屋を鉄板で囲ったのだが、失踪した作家の行方は。 ・スワン・ソング あるオーディオマニアから、世間には知られていない歌手の自伝を書いてほしいと、売れない小説家に依頼が来る。 その歌手の調査に当たった探偵は浮かない顔で、この調査を耳にしないほうがよいと忠告した。 探偵が語る、その歌手の歌唱力の真相は。 ・こっくりさん 現状からの脱却の引き換えに、参加者の少なくとも一人が死ぬ、ロシアンルーレットのこっくりさん。 小学生のころ、四人でやった数日後に、一人が死んだ。 時を経て再び、その時のメンバーが集まりこっくりさんを再現する。
久々に貴志祐介さんのホラー小説を読んだ。 怖いけどドキドキしながら読み進めてしまうストーリーと文章が、自分の思う貴志祐介さんの魅力の一つだが、今回の作品もそれが十分に出ていた。 どの話も短編小説の1話とは思えないくらいの満足度だった。
11月の秋雨が降る季節に起こるホラー4篇を収録。静謐でジワジワくる恐怖に、夜は読むことを断念。命懸けの儀式『こっくりさん』は怖い。地獄が満員なので亡者が仮釈放で娑婆に溢れている説も怖い。
貴志さんの新作。んー、どうしても過去の作品と比べてしまう。そしてそうなるとムムムッ…って感じ。代表作は「黒い家」や「悪の教典」「新世界より」などなど枚挙にいとまがない。 そうは言っても今作の短編集もまずまず楽しめた。餓鬼の田、ちょっとコミカルな感じもある。でもそんなことあったら嫌だなと。「フーグ」...続きを読むではどうなるの?って感じで進んでいき、なるほど!と思わせるラスト。「白鳥の歌」はどこに話が向かって行くの?と思わせる。そして私の中ではちょいオチが弱い。「こっくりさん」は著者らしいホラーテイスト。ラストはやっぱり?
貴志祐介の最新作は、ホラーのような世にも奇妙な話チックな短編4編構成でしたが、冒頭の話はライトな奇妙な話でしたが、その後の3編は、なかなかに練られた肉厚な内容の作品で、貴志祐介らしさが感じられる作品で面白かったです!
それなりに楽しめた。ただ、凸凹感はある。 雨月物語に足らん、秋雨なところが憂鬱なガタウェザーを思わせる題名。 ほんでどうやねん『餓鬼の田』 何が起きるかわかってても怖い話『フーグ』 怖いけど、怖いところをついてこなかった『白鳥の歌』 そんで、どっちやねん『こっくりさん』 の4本。『餓鬼』と『こっくり...続きを読む』さんは怖くもなければ、オチも好みでなくて、どうしようもなかったが、テンポがいいのでそれなりにスルッと読み終わる感じ。ツッコミすぎて、怖くなくなるパターン(主観)。一番ゾワっとしたのが、『フーグ』。こういう系統のホラーが個人的に一番怖壺ではあるうえに、最初にウォーターベットという言葉を見た瞬間、これはヤバイとおもってたら、案の定そこへ、わかってても、すんごい嫌。『白鳥の歌』は蓄音器のラッパ部分から直接歌ってレコーディング、という時点で、溝に真菌が付着→聞いた人全員感染→呪いの歌、って構図かと思ったら、ところがどっこい。なんだかなぁ、そんなに怖くもないラストでちょい拍子抜けではあった。ともかく、怖くもないホラーなのでホラー苦手な人でも読めるのでは?と思わなくもない。結構ハッピー系? P128 「大西令文(おおにしれいぶん)は、地下鉄烏丸線の北大路駅から地上に出た。」 ここで、妙にウケてしまった。 これを呼んでた時に、ちょうど黄砂アラートが出てたので、黄砂にのってやってくる病原菌を想像して、かなりゾワゾワした。
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