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「知りたいですか」。郷土史家・堂島なる男の蠱惑的な囁きは、関口巽を杳冥の中へと連れ去った。昭和十三年、伊豆韮山付近の集落でおきたという大量殺人は果たして“真実”なのか。かたや“死にたがる男”村上兵吉を助けた朱美は、妖しき結社「成仙道」の勧誘手口を知るが、そこにもうひとつ疑惑の影がさす。
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Posted by ブクログ
関口がっつりがお久しぶりな感じ。 朱美さんもお久しぶりです! 妖怪たくさんで楽しい。まだまだ支度中。
後編である塗仏の宴(宴の始末)も同時にレビューで。 あ、推理小説物というカテゴリは抜きにしての感想で。 これまでの京極堂シリーズに登場してきた人物が次々に登場しては同時多発的に発生する事件に巻き込まれ、繋がりがまったく見えないそれらが繋がりを持って、見事に収束していく様はこれまでのシリーズと比...続きを読む較するとボリュームもその複雑さも屈指の構成でした。 やっぱり衝撃的だったのは「宴の支度」のラストです。 どちらかというと描写的な「静」の部分が多く占められているこれまでと違って、「静」と「動」のシチュエーションがバランスよくまとまってて、作品自体の規模(支度と始末合わせて1000P超)の割に中弛みもそこまで感じず、軽くカタルシスを覚えるくらいに読み終わってしまったー。 それにしても後半の関口君は空気。
京極堂第六弾! 分冊版は全六冊…読みやすい! 宴の支度という事で、何やら二つの事件の支度が始まりました。面白い構成です♪ 「ぬっぺっほう」よりによって関口が一人で事件に巻き込まれます(゚-゚*;)(;*゚-゚) ある村を探して伊豆の韮山に…絶対ムリだと思ったら案の定とんでもないことに笑 頑張って関口...続きを読む!気を確かに!とハラハラ。 なんで京極堂に黙って来たの!! よからぬ事になるとは思ったけど…やっぱりこうなったか…ととんでもない所で中巻へ続く。 「うわん」狂骨に出て来た朱美が不思議な事件に巻き込まれる話。狂骨忘れてるのでちょっと復習…笑 このシリーズは登場人物が多いので忘れちゃう。 朱美が自殺しようとする男を助けるのだが、何故か立ち直りと死にたがりを繰り返す。 どうやら宗教がらみのようだが…ってこちらも支度なので話は一旦ここで終わり。 この話の進め方は読むのが止まらない_φ(・_・ 支度だけで上中下って…分冊で良かった笑
再読。 不気味なほどに、この物語の舞台を鮮明に記憶しているのに何故かストーリーが全く記憶にない・・・。 まだまだ導入部。京極堂も榎木津もでてきてないのでこれからが楽しみだ。
「知りたいですか」。郷土史家・常島なる男の蠱惑的な囁きは、関口巽を杳冥の中へと連れ去った。昭和十三年、伊豆韮山付近の集落でおきたという大量殺人は果たして“真実”なのか。かたや“死にたがる男”村上兵吉を助けた朱美は、妖しき結社「成仙道」の勧誘手口を知るが、そこにもうひとつ疑惑の影がさす。
地図にない消えた村や謎だらけの薬売り。 興奮する展開でこのばらばらの話がどう繋がり纏まっていくのか楽しみ。 そして朱美さんが登場したのが嬉しかった。 関口くんは一体どうなるのか。中々あの状況に馴染んでいるようだけど。
一見バラバラの事象がやがて収束し、パズルのピースのように物語を構成するパターンはもうお馴染み。今回も楽しませてくれそう。
消えた村人の謎は面白かった。しかし関くんがあちら側に行ってしまい心配…。懐かしい朱美さんも登場。どうなっていくのか楽しみです。
いわずと知れた京極堂シリーズ。ええと、六作目だろうか。 再読なんだけれども、読んだのは大分昔だったせいで、ストーリーはほとんど忘れていた。 ので、もう初めて読む感覚で読めてしまった(いいことか悪いことかはわからないのだけど。 関口の監禁シーンや、朱美が海辺に佇んでいるシーンなど、割とどうでもいい部...続きを読む分は覚えていた。 本筋を忘れることって結構あるよね・・・。 文庫版は一冊のものが三冊にわかれているので、一冊だと短め。 それでも300Pあるけれども、短いと感じてしまうのが京極シリーズ。 さらに「塗仏」の話はもともと「支度」と「始末」からなっているので、 上中下にわかれた文庫本だと、一冊が六分の一ということになる。 今回読んだのは、「支度」の「上」だから本当に支度の支度といった印象。 謎がポン、と提示されるので、結局「中」「下」も読まなくてはならないだろうから、 分厚さにめげずに最初からまとまったほうを買ってもいいかもしれない。 ただこの文庫版は軽いので、持ち歩きにはいいです。 電車の中で読んでいても変な目で見られないです。 ちなみにこの本ではおなじみのキャラクター(?)は関口しか出てきませんでした。 京極堂やエノさんはどのあたりで出るだろう。とりあえず「中」も読もうと思いました。
京極さんの本はお弁当箱みたいに分厚い本で読むのが良いとも思うのですが、最近の読書はもっぱら通勤時間なので、分冊文庫版っていうのは持ち運びに便利なのでありがたい。というわけで、分厚い本も持ってるのに買っちゃったよ、分冊文庫版。上巻だけ読んで感想、というわけにもいかないので感想は後日下巻にて。
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塗仏の宴 宴の支度【電子百鬼夜行】
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