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放課後の誰もいない理科実験室でガラスの割れる音がした。壊れた試験管の液体からただようあまい香り。この匂いをわたしは知っている──そう感じたとき、芳山和子は不意に意識を失い床に倒れてしまった。そして……目を覚ました和子の周囲では、時間と記憶をめぐる奇妙な事件が次々に起こり始める。思春期の少女が体験した不思議な世界と、あまく切ない想い。わたしたちの胸をときめかせる永遠の物語もまた時を超え、未来へと引き継がれる。
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Posted by ブクログ
テレポ、タイムリープ系物語か。 この手の、2周目の人生とかデジャヴ系の設定は、よくある手法として珍しくもなく色々と見かけるけど、1967年の新作としては斬新なSFだったことでしょう。 しかもこの、時をかける少女は、メインではなく短編集の中の1作品なのに(知らんかった!)、漫画化され映像化され、 カタ...続きを読むチを変えながらリバイバルされて、いまなお舞台とかで上演されてるのってすごい。 もはや時かけ過ぎ! 初めて映画化されたのは自分が生まれた年のこと。 もはや古典! 主題歌も、ええなぁ耳に残る普遍的なメロディで、さっすがユーミン。 もはやクラシック! ケン・ソゴルが「原則として過去の時代の人に未来のことを話しちゃいけない」ってルールを言うてた。未来を知っているからこそ起こしてしまう行動によって、未来を少し変えてしまう。変わってしまう未来はいけないこと。でも結局は「火事が起こらない過去」を作って帰っちゃったね。 香りで蘇る記憶って、あるある。 そして、当時の、1967年のカシコブレーン筒井先生の予言にビックリ! ケン・ソゴルが言う西暦2600年代は、地球総人口増加、労働力過剰、地球から他の惑星に植民地や移住、原子力の平和利用、 そして普通の教育課程で卒業しても自動機械や電子頭脳に奪われる様な仕事にしか就けないため、 4歳で小学校入学〜18歳から五年間の中学課程〜そこからさらに高校課程の五年間を経て28歳で高卒となり、やっと仕事に就けるが、 そこからさらに専門分野に進学した場合は早くて38歳でようやく社会に出る。 つまり40歳過ぎてからの結婚・出産になり出生率低下により人口減少、 →この問題解決のために、3歳から11歳までの画期的な睡眠教育により全ての教育課程を修了させる技術が進歩してるんやってさ。 嘘やん!SFやん!少し不思議...どころの騒ぎではない。おーこわ。 何がこわいって、まさにそうなりそうやからこわい。
こんなに薄いのかと思って読み始めたら、実は短編集で表題作は思ってたより全然短かった。 でもあっさりしてて読みやすかった。 筒井康隆先生の文体はとても好き。
映画かもされた著名な作品なので、この一冊が「時をかける少女」かと思いきや短編のうちの一つだったなんて… 三作ともSFと心理が掛け合わさった面白い作品だった。作者は少し強気な女の子と、少し気弱な男の子の組み合わせが好きなのかな。 アニメ映画版、もう一度観てみよう
タイムリープの原点っぽい話だ。映像化されてる原作初めて読んだ。私が生まれる前にこんなこと考えてるって、ことが感慨深いな。
初めて読んだ。映画の印象が強いが、原作に忠実だったのだな。 言葉使いが旧いし、女性の振る舞いに違和感がバリバリなのだが、ベーシックなプロットと分かりやすい構成なのでサラッと読めた。 実験室で気絶した日から主人公和子の周辺で不思議な現象が起きる。友人二名と先生に相談したところ、タイムリープする能力が...続きを読む発現したのだと気づく。普通の人間として生活したい和子は、タイムリープが起きないように解決方法を調べるが…。 映画を観たのでオチは知っているが、小説も面白かった。
学生の頃に映画を観ました。 かなり前の記憶でしたので、改めて読みたいと。 手に取ってみると割と短編的でスラスラ読めました。 自分の身に起こった事を他人に信じてもらえるのか、迷いながらも前を向く主人公の純粋無垢な感情、淡い恋心など、読み継がれる理由がわかった気がしました。
アニメ映画を先に観ました。登場人物の名前が違うのとタイムリープの仕組みが少し違うだけで、アニメ映画はほぼ原作に近い。ただ、原作は恋愛よりもSFメインに感じられたかな〜。3人が仲良くしてる描写が少なく(まぁ3人で帰るのだから仲は良いのだろうけど)、そもそも男子2人の紹介の仕方がいかにも恋愛に発展しなそ...続きを読むうで…(笑) この作品に限らず、言葉遣いから時代を感じられるのはいいですね。本や映画は時代ごとの言葉遣いや洋服、髪型などの特徴を教えてくれるところが好きです。「まあ!〜なのかしら?」って話す人もういないかな(笑)もしかしたら令和に出版される作品には「草」「死ぬwww」とか書かれたりするのかな〜なんて思ったりしました。個人的にそれはそれでいいと思う!令和を生きる作家さんたちには令和語をふんだんに使った本を書いてほしいですね。 後半の2作は「時をかける少女」と関係のないただの短編小説かな?3作まとめての感想としては、どれも心理学的な話で、発想力と言語化能力(思いつきそうだけどなかなか言葉にできないような話を上手く書いているところ)が素晴らしいなと思いました!約600年後の未来(あくまで想像)の話や子供の想像力の豊かさを感じられる話、そして多元宇宙論の考え方を学べる話など、これ1冊でなんだか私の見つめる世界が広くなったような気がしました。未来や宇宙のことは、本当かどうかわからないからこそ考えれば考えるほど面白い!このただの妄想かもしれないギリギリの物語が読んでいてとても面白かったです^ - ^
映像化作品の原作で「意外に短い話なんだ」と驚くことがあるけれど、シンプルな物語と構造だからこそ、読者の想像を掻き立て、映像という創作が入り込む余白を残してくれるのかなと思います。そうして新たに素晴らしい作品群を生み出すんですね。 だから、完成されすぎたものは媒体を替えることには向かないんだろうな、と...続きを読む感じました。
Posted by 読むコレ
初めて原作を読みましたが、角川の映画は説明に必要な描写がなく、テーマが変わってしまってると感じました。 筒井節が気持ち良い小説でした。 「悪夢の真相」、「果てしなき多元宇宙」も私好みでした。
昔からある名作、として初めて読んでみた。 読んでみると、ごくごくオーソドックスな時間トリップものという印象。 発表された当時としてはセンセーショナルだったのかなぁ
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