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館四重奏第三弾! 次の館に、事件が起こる! 新鋭の旗手による最新作! 事件は、岩に囲まれた館で起こる!
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Posted by ブクログ
読むのを心待ちにし、ようやく読めました!すごくよかったです。好きだなぁ…このシリーズ!! 「紅蓮館の殺人」「蒼海館の殺人」に続くシリーズ3作目は、「黄土館の殺人」です。火、水ときて、土ですね…。殺人を企む小笠原が、地震による土砂崩れによって、土塔館への行く手を阻まれてしまい肩を落としていると…...続きを読む向こう側から土塔館側から交換殺人を持ちかける声が聞こえ…。ほぼ同時刻、元名探偵の飛鳥井光流の招待によりこの地を訪れた名探偵の葛城とその助手の田所、友人の三谷も地震によって離れ離れに…葛城はふもとの旅館「いおり庵」に、田所と三谷は「土塔館」に向かうことになるが、双方の場所で不穏な事件が…。 前作から3年…葛城、田所、三谷は大学生になっていました!登場人物も、そして物語の舞台となる土塔館も、そして見事な仕掛けも感嘆してしまうほどスケールが大きくて読みいってしまいました。この作品は、今年お正月の能登半島地震を思い起こさせる作品になる可能性もあると、発売を延期する検討もなされたようです。だけど、地震そのもので登場人物たちが犠牲になることはなかったので、その点では心乱されることなく読めました。次作は「風」がテーマになりそうです。どんな作品になるのか、楽しみです。
炎、水の次は土、つまり地震 阿津川先生の最新作。 紅蓮館、蒼海館に続く、館四重奏シリーズの第3作。 紅蓮館では炎が迫る、蒼海館では水が迫る、今作はなんと、地震が迫る。まぁ、土と来たらこの流れになるのはわかってましたが、読むのが楽しみで仕方なかった。 このシリーズは毎作、600ページ越えの大ボ...続きを読むリュームで読み切るのに時間がかかるけど、じっくり少しずつ読めるので、そこは逆にありがたい笑 大掛かりなトリックと二転三転する展開に、毎回騙されてます。そして、緻密なストーリー構成。ミステリー作家さんにはほんとに脱帽です。
今回も奇想天外なトリックと度肝を抜く推理。 やっぱり葛城と田所が揃うと心強いよなぁ。 三谷くんもいいキャラだし。 館四重奏となってるらしいから次は風で春かな。 待ち遠しい(^^)
館四重奏シリーズ第3段、黄土館の殺人は葛城、田所、三谷、飛鳥井が、発行とともに年齢も成長し大学生となっていた。これを最初に読むと登場人物がわかりにくいかもしれないが、上手い具合に連続したミステリーになっている。館四重奏というだけあり次の作品が最後だろう?(4作という意味?)が、楽しみであり、また次々...続きを読むと続編を読みたいというのもある。 また、石川能登地震のことも作者は出版延期や中止も考えていたようだが、担当編集者とたもに誠実に出版したことにも納得した。
超推し★5 待ってました館四重奏シリーズの第三弾! 交換殺人から始まる館ミステリー #黄土館の殺人 ■あらすじ ある世界的な芸術家を殺害するため、山中に建てられている館に向かっている男がいた。しかし突然地震が発生、土砂崩れが起こってしまい、館への唯一の道が閉ざされてしまったのだ。途方に暮れていたと...続きを読むころ、土砂の向こうから交換殺人の相談をされて… 一方、大学生になっていた探偵、葛城と田代たちも同じ館に訪れていた。かつての事件で関わりのあった飛鳥井から相談を受けていたのだ。ただ彼らも土砂崩れによって分断されてしまうことに。その後この館では、連続殺人が発生するのだった。 ■きっと読みたくなるレビュー 面白い!超推し★5 現代でオーセンティックな本格ミステリーを書かせたら、もはや日本一といっても過言ではないですね。さすがは阿津川辰海先生、待望の館四重奏シリーズの第三弾、黄土館の殺人です。 いきなり交換殺人ですよ。(大好きな名作を思い出しましたが、タイトルは言えない)この種明かししてどうなるんだろうと思ってましたが、なんと序盤は倒叙ミステリー形式で進行していく。ほんと読み手を惹きつけるのが上手いし、楽しませるのもプロの技です。もちろん後半になって、この前半部分にあるシーンの数々もしっかりと回収されるのもお見事。 黄土館での事件も、今回も様々な不可能犯罪を放り込んでくる。声を大にして言いたいのですが、阿津川先生の作品の魅力は、難解な事件を丁寧にまとめながら進行してくれるところなんです。本格ミステリーはどうしても読み手の推理に負担をかけすぎてしまう。定期的に時系列や問題点を整理してくれており、推理に抜け漏れや間違いがなくて理解しやすいんですよね。 それでも、真相はよくわからんという、この見事なバランスですよ。後半に入ると、なんとなく犯人はあたりがつくのですが、自信をもって説明がつかない。点と点が見えることはあっても、線にならないんですよね。まさに煙にまられるような、楽しみをじっくりと味わえる本格ミステリーです。 また登場人物も魅力たっぷりなんです、特に芸術家一家の面々が秀逸ですね。芸術に関する議論や考え方なんて、もっと聞きたくなるし、人間性もしっかりと伝わってくる。いくらかは殺害されていなくなっちゃうんですが、なんとも惜しい気持ちになっちゃうんですよね~ そして本作メインの謎解き部分の真相なんですが…納得感がエグイ。だからよくわからんかったのか!だからこんな構成になっているのか!読み終わると膝を打ちすぎて痛いくらいでした。今年を代表する本格ミステリーですね、楽しかった! ■ぜっさん推しポイント 本シリーズのもうひとつの読みどころ、名探偵論というテーマ。謎を解くことと解決することの違い。何故、誰の為に、何を目指して謎を解くのかが密に語られているのです。 私は時折、人が殺害されるような本を読んで何が楽しいのかと聞かれることがあります。人道的に非難されるような物語だし、不可能犯罪なんて現実離れしてるし、もっと人生の役に立つ本を読めと。 でも私はミステリーほど知的な読み物はないと思ってるし、人生の学びになることも多く、生きる指針も照らしてくれることもあるんですよね。好きになるっていうことが最大の原動力で、正直に生きるということがその燃料なのでないでしょうか。
ミステリー書評 読書レベル 中級 ボリューム 611頁 ストーリー ★★★★★★! 読みやすさ ★★★★★ トリック ★★★ 伏線・展開 ★★★★★ 知識・教養 ★★★ 読後の余韻 ★★★★★ 一言感想: 「紅蓮館の殺人」を読んだ方、長編の本格ミステリーが好きな方にオススメの一冊です。 これは良...続きを読むかった!シリーズ3作目。「紅蓮館の殺人」「蒼海館の殺人」も読みましたが、この作品が一番好きです!ジェットコースターのようなテンポの良さで途中からページを捲る手が止まらなくなりました。 ストーリーは「紅蓮館の殺人」の出来事を前提に進みますので、読んでおいた方が断然面白くなります(逆に「蒼海館の殺人」は読んでなくても十分楽しめます)。 また、令和の十角館の殺人と言っても過言ではない「衝撃的なの一行」に出会えました(笑。 個人的に第1章がかなり自分好み!名探偵の葛城が犯人の心を見透かしたかのように軽快な話術で犯人を追い詰めていく様は最高に面白い!もはや私の大好きな古◯任三郎でした(笑。
阿津川さんファンだけど、館シリーズは探偵本人が探偵に酔っている感じがちょっと苦手。 『紅蓮館』の時から、どうしても「飛鳥井光流」のことが好きになれない。 自分が手紙で呼び出して3人をこんなに危ない目に合わせているのに、終始偉そうな上からの態度は本当に何なんだろう… 飛鳥井にもっと尊敬できる格好良さ...続きを読むだったり 、古畑任三郎のような憎めない所があれば好きになれるんだけど… とはいえ、これはもう単純に好みの問題なので、すみません… 探偵2人以外は好き。 田所は今回本当によく頑張った。 三谷は物怖じしないで素直で明るくて1番好きなキャラクターだ。蒼海館から三谷が参加してくれて一気に面白くなった。今回も一緒に行ってくれて良かった。 阿津川さんの館以外の作品では、ユニークで面白いキャラクターが活き活きしていて、探偵がもう少し自然なので、自分は館以外の作品の方が好きみたいだ。 それでも一瞬に感じるくらい面白くて夢中で一気に読んだ。 前半は大好きな倒叙ミステリーで、これは古畑任三郎の◯◯の回と似てる!と嬉しくなったり、綾辻さんのとある館を彷彿させる所もあって、ミステリー好きが楽しめる本格ミステリーが詰まった作品だった。
「災害」+「クローズドサークル」から始まるシリーズ三作目の本格ミステリー。 本格ミステリー好きには、たまらない一冊だと思います。「交換殺人」「館もの」「閉鎖空間」「不可解な殺人現場」「仮面の人物」「名探偵」と、これでもかと本格ミステリー要素が詰まってます。 600ページ超えの大作で、どっぷりこの世...続きを読む界観に没入できて、大満足でした。 本作〈館四重奏〉シリーズとのことで、次は「風」をテーマにしたクローズサークルのようです。火事→洪水→地震ときて、次は台風?竜巻?落雷?とかでしょうか、予想するだけでも楽しいですね。次回作にも期待大です。
シリーズの3作目。今回は地の底にあるような館での殺戮。今までと違って田所が頑張る部分がメイン。だが、終盤は・・・。想像を遙かに超える展開に完全にやられました。
初めて犯人と動機が序盤でわかってしまった。わかってしまうと、あ、これはミスリード狙ってるな、とか、いつもとは違った楽しみ方ができ、それはそれで良い。
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