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魔王とは何者なのか?魔王はどこにいるのか? 世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語。 会社員の安藤は弟の潤也と2人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、1人の男に近づいていった。5年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。
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Posted by ブクログ
えー!伊坂幸太郎さんっ!面白すぎるっ!やられたー!!って個人的に衝撃でした。これまでに伊坂さんの作品、何作か読んでましたが、今ひとつハマりきれずだったので、今回もさほど期待せずに読み始めたのですが、どっぷりハマりました。ほんと幅広い作風をお持ちなのですね。 今回の作品はなんか哲学的で小難しい雰囲気が...続きを読むとても好みでした。村上春樹さんが好きな方はこの作品結構お好きなのでは?と思いました。 続編も読んでみたい。
伊坂幸太郎ワールドにまたもや引き込まれた。 伊坂さんの書く会話のやり取りは、頭のよいツッコミやそう返すかと思うような面白さがあり本当に大好き。 ムッソリーニ、ファシズム、についてあまり考えたこともなかったけどこの本を読んで、みんなが同じ考え方や行動を起こすことってある意味怖いし、いいことならしてもい...続きを読むいとも限らないなと思った。 みんなどこが他責で、「命令されたから」「仕事だから」で物事を成して自分で選択することをしてないだけなんだろうなと思った。 私もきっとそうで。流されて流されて生きてきたなと過去を振り返るきっかけになった。 ムッソリーニのように、何かを変えたり大きな力を発揮することは出来ないけれど、捲れたスカートを戻せるような勇気を持った人間ではいたいなと思ったし、流れに逆らわずとも流されることもない人間でいたい思った。 面白かったなぁ〜。 宮沢賢治の詩読んでみたくなったなぁ〜。
「あれと似ている。あの、歌曲の子供は、まさに今の俺だ。俺だけが、魔王の存在に気づき、叫び、騒ぎ、おののいているにもかかわらず、周囲にいる誰もがそれに気づかない。」
安藤vs犬養のファンタジー満載小説かと思ったら、安藤兄弟を中心とした文学作品という感じだった。 とても面白かった。 大きな波こそ無いが、気がつけば巻き込まれている感じが今作の内容とマッチしていた。 何気ない日常が伏線になっていて、みなまで言わずに匂わせて終わるところも、考察しがいがあって...続きを読むよかった。 私は今回、隙間時間に読み進めていたが、一気読みしたい作品だった。 読み返すごとに、新たな気づきや感じ方があるかもしれないと思わせられる作品だった。 夏目漱石の『こゝろ』のような。 文学作品が好きな方や、考察が好きな方にはぜひ読んでもらいたい内容だった。
匿名
まず、これが20年近くも前に書かれた話であることに驚きました。 物語の中にスマホが出てこなくて違和感を覚えたほど。 最後は「え、ここで終わり?!」という感じでしたが、続編といわれる作品も読みたくなりました。
久々に一気に読んだ! 「考えろ考えろマクガイバー」 結構日々、流されがちな私には新鮮な物語だった。 何事にも考え過ぎな兄と 直観的な弟。 途中交錯する兄弟。 何やら伏線があるけれど、 回収しきれてない感じがする。 これは次の物語への伏線? 考えろ考えろマクガイバー! モダンタイムスを読むのが...続きを読む楽しみになってきた。
伊坂幸太郎さんの著書は哲学的な表現が多いような気がします。 この本が出版されたのは2005年だと思いますが、日本の政治や政治家に対するアンチテーゼがテーマのように感じました。途中に次のような一文があります。 『聞こえのいいことばかりを口にし、何も決定せず、何も断言せず、憲法をはじめとする法律を...続きを読む恣意的に解釈し、国民を騙すかのようにずるずると、任期を務めていく政治家の無責任さ...』 今に始まったことではないですが、何か令和の政治家の有様を予言していたのではないかとさえ思いました。 主人公には自分が念じた言葉を相手が口に出す超能力を持っていましたが、伊坂幸太郎さんも未来がわかる超能力を持っているのかもしれませんね。 物語の随所に宮沢賢治さんの詩も出てきますが、それに触発されたのか「注文の多い料理店」を本棚に追加しました。夏までには読むぞ!
世の中の流れに立ち向かう兄弟を描いた作品。 二部構成で、魔王は兄、呼吸は弟の物語となっています。 大変興味深く読ませていただきました。 本の中での、兄 安藤の「馬鹿でかい規模の洪水が起きた時、俺はそれでも、水に流されないで、立ち尽くす一本の木になりたいんだよ」という台詞に深く感銘を受けました。 普...続きを読む段このようなジャンルの本はあまり読まないのですが、とても面白かったです。
2004年に書かれたものと知り、衝撃を受けた。今なお真っ直ぐに訴えかけられる普遍的なテーマ設定。 考えて考えて考えて真っ向から大きな流れに抗う兄と、直感的に捉え、小さくしかし着実に力を付けていく弟。二人の強さに心打たれたし、世間の作り出す大きなうねりに恐怖を覚える。 自分にはどんな生き方が出来る...続きを読むのだろう、と考えさせられる一冊。少なくともアンダーソンの家を焼く人にはなりたくない。スカートを直せるかはわからない。
安藤兄弟の特殊能力 なかなか面白い。 この突出してない微妙な能力っていうのがイイ。 作品に書かれてたように集団、群衆心理的なものは やっぱり怖い。アンディの家が放火されるような事はあってはならない。そして、これを上手く操ろうとしている犬養はとても頭が良いんだろうな。 やっぱり自分でしっかり考えて発言...続きを読む、行動することは大切ですね。
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