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衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。(解説・木村俊介)
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Posted by ブクログ
伊坂さんの作品は好きです。 勝手に犯人にされて逃亡するハラハラ・ドキドキの中に、登場人物達のユーモアにクスッとさせられました。 結局巨大な力には勝てないけど、逃げ切ったことである意味勝ちなのかな?
「おまえ、オズワルドにされるぞ」 首相を爆殺した殺人犯に仕立て上げられた青柳が、 人間にとって最大の武器、「習慣と信頼」をたよりに 600ページ以上に渡ってひたすら逃げまくる。 第5回(2008年)本屋大賞受賞作品。 森の声が聞こえる森田森吾をはじめ、非常に魅力的な登場人物が多く、その言動は今まで...続きを読む読んだ伊坂幸太郎作品と比較しても心に残るものが多い印象。 学生時代の友、ほんと偉大。 首相が殺されるというのがフィクションで無くなってしまった今日だからこそ、心に留めておきたい、そんな作品。 堺雅人主演の映画は、過去に何回も観たぐらい、 お気に入りの作品でしたが、原作未読だったため、 今回、GWの連休に合わせて読めました。 (物語の時期は11月頃と、GWとは全く別ですが)
再読。犯人にされた青柳の逃走劇。久しぶりに読みました。これは、映画を先に見てるのでそっちの印象が強い。結末を知っていてもドキドキ、ハラハラの展開は面白い。最後もとてもいい。
大きな陰謀に巻き込まれた小さな主人公の逃亡劇。散りばめられた伏線が後半になるにつれて回収されていく有り様は見事の一言。そしてなにより、終わり方が印象的でした。この終わりだからこそ、この作品をドラマ化し過ぎず、より深みのあるものにしていると思います。
ページをめくる手が止められなかった。ないけどありそうなスリリングな展開、ハッピーとは言い切れないけど清々しいラスト。 勝手に映像化したら誰をキャスティングするか考えて読み進めてたけど、実際のキャストとまるで違っていて、しかも全員ハマり役だった。
首相爆破殺人事件の被疑者にされてしまった男の逃走劇。 登場人物みんなのキャラや雰囲気が好きで伏線回収もしっかりある。 事件の肝心な部分は明かされないけど、そんなこと気にならないぐらい面白いしまとまってる。エピローグまで素敵。映画もまた見たくなった。
本当に興味のあることはくだらないことばかりなんだろうと思った。自分の目で見て確かめたことが本当のこと。最後の青柳が粋で良かった。でもなんで青柳が狙われて、あの人たちは誰だったんだろう。明かされなかったことに何か意味があるのかな。
娘が友達に勧められて読み始めて面白いと言うため読んだ。めちゃめちゃ面白かった。 久しぶりに先が気になってどんどん読んでしまう小説に出会えた。 衝撃のラスト。 主人公(青柳雅春)の性格の良さが滲み出ていて好感が持てるけど、大きな悪に個人が立ち向かうのはやっぱり難しいよな……と思ったりもした。 登場人物...続きを読むが皆人間らしくてとても良い。 他の本も読んでみたいと思いました。
4.7 主人公の根気と運の良さにあっぱれ! 視点が短いスパンで切り替わるのでテンポよく読めた。 ラストシーンの描写がすごくお洒落で、読後感も最高だった。
1番好きな作品。 中学生くらいの時に読んで2回見返している。 ずっとワクワクが止まらないが、なんといっても好きなのは最後の手紙とスタンプのシーン。また読みたい。
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