高瀬隼子の作品一覧
「高瀬隼子」の「おいしいごはんが食べられますように」「水たまりで息をする」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高瀬隼子」の「おいしいごはんが食べられますように」「水たまりで息をする」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
おもしろかったが、何かすっきりしない澱のようなものが残る読後感だった。何というか、色々と考えさせられたのだ。
本書は、会社員の男性・二谷と、その同僚の女性・芦川と押尾の関係を、二谷視点・押尾視点の2つの視点で交互に語っていく。
二谷は、どこか他者との関係を突き放したように見る男で、お世辞にもフェミニストとは言えない。
芦川は、以前の職場でハラスメントに合っており、今の職場では彼女に無理をさせないことが暗黙のルール。芦川自身、けっして負担のかかることはしようとしない。
同じ女性社員の押尾は、そんな芦川の態度が気に食わず、彼女に対する会社の対応にも不満を抱えている。自分だってつらいことはあるけ
Posted by ブクログ
(いい子のあくび)
職場の上司に猫かぶりの態度をとったり、浮気をしている彼氏に気付いていない風を装い良い子を演じることは、余計なところに神経を遣うため割に合わないと感じるが、自分へのメリットも少しはあるだろう。
しかし、歩きスマホの人を避けることはどうだろうか。はなっから悪いのはスマホに夢中になり前を見ないで突き進んでくる側だろう。こちらはちゃんと前を見ているのに。とどのつまり、そんな人をこちらが避けて「あげる」のだ。
本来、避けるという行為を「してあげない」と向こうが自分にぶつかってしまい、自分は怪我をしてしまう。痛みを与えられてしまう。それらは全て余計なものだしデメリットでしかない。
他人
Posted by ブクログ
高瀬隼子さんはなんて女性特有の、すごくすごく微細な、いけず心や生きづらさを切り取るのが上手なのだろうか。読んでいて、痛い。心当たりがありすぎて、痛いんだ。ぶつかっても平気な顔してる男性にぶつかったる!と思ったことも、防犯目的で自室に入る前に後ろを振り向く自分になんでやねん!と思ったことも、数多くあるのだ。自覚したけど言語化できないモヤモヤが彼女によって明らかにされていく過程は痛い。でも、たくさんの人に読まれて、男性中心の世界よ、早くなくなれ。
関係ないけど、Xでバズった精子を勤務先女性の私物に混入させた男性、早く捕まれ!
p.13 駅や街中で人にぶつかられることがあると話した時、大地は肩