福嶋亮大の作品一覧
「福嶋亮大」の「感染症としての文学と哲学」「現代日本の批評 1975-2001」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「福嶋亮大」の「感染症としての文学と哲学」「現代日本の批評 1975-2001」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
そうそう、この3年くらい、こういう本を読みたかったんだった。
さらに映画も追記していきたい。ex.ヴェルナー・ヘルツォーク「ノスフェラトゥ」、ジョージ・A・ロメロ「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」etc...
さらに読み継ぐなら、平凡社ライブラリーの「病短編小説集」「疫病短編小説集」「医療短編小説集」。
@以下、コピペしたものに、目次に反映した人名のみを●で追記。
◎目次
序章 パンデミックには日付がない
第一章 治癒・宗教・健康
【1】癒すこと、患うこと
【2】疫病と宗教
【3】健康の哲学 ●イマニュエル・カント
第二章 哲学における病
【1】古代――プラトンからルクレティウスま
Posted by ブクログ
【当時の日本人が日本の「皇道」と西洋の「覇道」を対比させたこと、それ自体が儒教のレトリックの複写であった。大東亜共栄圏という帝国日本のアイディアはそのスケールをユーラシアにまで広げて、二一世紀の中国に里帰りしたのだ】(文中より引用)
現代の中華圏における政治思想を論考したエッセイ本。西洋や「没落の二〇世紀」と対比させつつ、大陸の、台湾の、そして香港の思想家は自身の政治制度とヴィジョンについて何を考えてきたのか。著者は、中国研究者であると同時に、日本文学についても鋭い批評を加える福嶋亮大。
中華圏の考え方を内側から覗くことができる稀有な一冊でした。大陸中国が抱える超ナショナリズム的なナショナ
Posted by ブクログ
最近受験生の我が息子は、少し遠くの塾に
日曜日の夜間に通っています。(そんなに必死に
受験勉強しているわけではないのですが)
そこで、夫婦も揃って息子を送り届けて
塾が終わるまで二人でスタバに行って2時間
くらい待っています。私はじっくり本を読める時間
なので割と気に入っています。そこで読み終わった
今回のこの本。
川崎の桐光学園高校に様々な
論客(日本のトップクラス)が特別の授業をする
らしいのですがその授業の内容が本になっている内容。
こんな高校生はとても幸せだと思いますが
多分自分が高校生だったときはあまり興味を
覚えなかっただろうなあと思います。
でも、それでもそういうことを言っていた
日本と香港の知識人の往復書簡です。腰を据えて何かを論じるというかはつらつらと思索を書き連ねていく感じなので難しくも読みにくくもあります。日本も香港も国際的で先進的な場所ですが、同時にそれぞれ中華文明の辺境・西欧文明の辺境という性格も持っています。そして辺境であればこそ文明の中心の古い要素が残るという、基本的にはそういうイメージが全体を貫いています。
香港が唐代の敦煌につながるようなアクロバティックな思索はカッコいい。何度か読み返してここから私も思索を広げたいなと思います。