馳星周の作品一覧
「馳星周」の「殺しの許可証 アンタッチャブル2」「生誕祭」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「馳星周」の「殺しの許可証 アンタッチャブル2」「生誕祭」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
横浜市立大学文理学部卒。1996年『不夜城』でデビュー。『夜光虫』、『M』、『生誕祭』など数多くの作品を手がける。『不夜城』で第15回日本冒険小説協会大賞日本部門大賞、第18回吉川英治文学新人賞を受賞。映画化もされている。『漂流街』、『M』も映画化されている。
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多聞という犬が、3.11の震災場所から遠くどこかを目指し日本をほぼ横断する。その中で様々な人と出会う。彼らは「死」を匂わせる人々だった。
そして出会う。大切な人に。最後は涙無くしては読めない。
私は昔から動物と一緒で動物と暮らしてなかった時期などなかった。だからか、この話に出てくる多聞の不思議な人を見透かすような、心を理解するような行動はよく理解できる。
動物には不思議な力がある。これは確かであると思う。それが小動物だからとか犬だからとかは関係がなく。手を失ったハムスターの子は名前を呼べば必ず出てきてくれて、私が辛くて苦しい時は犬や猫たちが癒してくれる。そばにいるときもあれば離れて見守ること
Posted by ブクログ
日高の零細牧場で牧場主の強い思いを受けて生まれ、関係する人々の人生と夢を背負って走るカムナビ。
日本の競馬界では決して正統な優駿ではないが、重馬場には圧倒的に強く、凱旋門賞で2着となった血統。
この馬の癖の強さが、物語に拡がりと深さを加える。
生産者、馬主、厩舎の調教師や厩務員に騎手など、競馬関係者の馬との関わりや馬に掛ける思いが実感をもって伝わってくる。
レースの場面は臨場感に溢れ、GⅠや凱旋門賞の展開は手に汗を握る。
凱旋門賞の結末には意表を突かれたが、エピローグともども本書にはふさわしいと感じた。
父親のナカヤマフェスタ始めとする実在した馬たちも登場し、競馬ファンにはさらにリ
Posted by ブクログ
直木賞受賞作「少年と犬」を読んだあとソウルメイト、ソウルメイト2とこの本を購入して「雨降る森の犬」だけ読まずに本棚に眠っていた。「少年と犬」で犬本に夢中になって立て続けに読んだがこの本は五百頁あまりあり、ちょっと躊躇してたが一週間もかからず読み終わった。馳星周という作家はノワール小説で世に出たがその対局のような犬本で読者を幅広くつかんだ作家だ。読者の泣かせどころをこころえていて素晴らしいストーリーテラーです。
犬は未来も過去もなく現在を一生懸命に生きている。犬を愛らしく描いているのはあたりまえだけど、犬を育てると同時に、人は犬から育てられると書いてます。
登山のこと、料理のことなど馳星周