KAT-TUN 中丸雄一さん 初のマンガ単行本発売! 『山田君のざわめく時間』 中丸さん本人に話を聞いてきた!!
講談社の「月刊アフタヌーン」2023年8月号から、KAT-TUNの中丸雄一さんが連載している『山田君のざわめく時間』が、本日1/23、ついに単行本で発売されました!
©中丸雄一
電子版は、紙本と同じ内容の通常版に加えて、中丸さんがマンガ家デビューする前に書き溜めていた習作ネームを含む特装版も!
⇒ 『山田君のざわめく時間』(通常版)
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※試し読み増量中!!(2/5まで)
⇒ 『山田君のざわめく時間 【電子限定特装版】』
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※試し読み増量中!!(2/5まで)
それにしても、ただでさえ超多忙な芸能活動をしながら、常に締切に追われる雑誌連載を持つなんて…単行本も出るなんて…すごすぎるっ…!
というわけで中丸さん本人にいろいろ聞いてきました!!
マンガ家デビューについて
ぶくまる(以下「ぶ」):単行本が出ると決まった時の気持ちは?
中丸さん(以下「中」):「遂に」ってかんじです。マンガ家は子供の頃から夢で、単行本を出すことが目標だってファンの皆さんにもいろんな場所で言っていて。「やっと辿り着けた」という喜びです。野望を達成できました。
ぶ:もともと子供の頃にマンガ家を志されていたんですよね。きっかけは何でしたか?
中:当時はマンガ雑誌がすごく売れていて、周りの友達もみんな読んでたんです。マンガを読んでるのが当たり前、でした。ここでマンガ家って職業があることを知って、絵を描くことが好きだったことが重なり、「楽しそうだな」って。
それで道具も揃えて、「やってやる」と。でも中学生がいきなりマンガのペンでうまく描けるわけなくて。道具の扱いが難しい。それにストーリー作りもよく分からなくて。一度は挫折しちゃいました。
ぶ:今あらためてマンガを描かれてみて、そのあたりは克服されていますか?
中:今はデジタルで描けますし、一人舞台の台本を自分で書くことがあって、ストーリー作りに活きています。それに芸能活動の中でイラストに関わる仕事もさせていただいてきました。こうした条件が揃ったのはラッキーだったと思っています。
ぶ:連載が決まった時の周りの反応はどうでしたか?
中:KAT-TUNのメンバーや、よにのちゃんねるの人たちもそうなんですけど、「え!マジで!?」みたいなリアクションを勝手に想像してたんですけど、そんなにでした。「へ~すごいじゃんおめでとう」みたいな。エールとか褒めてもらったりとかはしたんですけど。
皆に読まれるのは最初のうちは恥ずかしかったんですけど、だんだん慣れてきて、今は「楽しんでもらえたらいいな」って気持ちです。
大人になってから、一度は諦めた子供の頃の夢を叶えるなんて…すごい熱意と行動力…。
芸能の仕事での経験もちゃんとマンガに繋がってるんですね。
『山田君のざわめく時間』について
『山田君のざわめく時間』は、主人公・山田雄一(やまだおいち)が、日常の中で様々なことがどうにも気になってしまう様子が描かれています。なんとなく口には出せない、でも内心では気になってしょうがない。皆さんにもあるであろう、そんな「ざわめく」瞬間を切り取ったお話。
ぶ:主人公は中丸さんと似ているんですか?
中:結構似ています。全くゼロからキャラクターを生み出すのって難しいと思っていて。でも自分がヒントになれば描きやすいんですよね。なので、自分を反映しながら描いています。
「ざわめく」ことも、普段自分が思ってることですし、性格も近いと思います。
ぶ:主人公の他にもキャラクターがいますが、彼らには誰かモデルがいるんですか?
中:彼らも僕の一部を投影していますね。
ストーリーをふくらませるために、あと2人キャラが必要だと思っていて。主人公と対比になるような。それがごうわんと斉藤です。でも主人公と同じように、やっぱり自分の中にないキャラをゼロから、というのは描きにくい。なのでこの2人にも、自分の性格や特徴を一部乗せています。
たとえば、ごうわんには都市伝説好きという一面があります。僕がそうです。斉藤はパソコンや機械が好き。これも、僕は撮影機材とかが好きで、そういう要素を持たせました。
『山田君のざわめく時間』の第1話は、マッサージにきた主人公が、お尻のここをほぐしてほしいけど、場所をどう伝えたら良い?それになんだか恥ずかしくて言いにくいぞ?と「ざわめく」回。
ぶ:中丸さんもこういう経験があったんですか?
中:ありました。
でもいまだにわからないんですけど、この話、何本もネームを描いて編集の方に見てもらった中で、僕自身は一番納得できてないものだったんですよ。もっと面白くならないかなって。でも編集の方はこれが一番面白いと。そういう経緯で1話になりました。
「このくらい自分を出して良い。くだらないかもしれないな、どう思われるかな、っていうもののほうが面白い」って言われました。
中丸さんの「ざわめく」はこんなところなんだな、と読めるのも楽しそうですね。
中丸さんが「人生の一部を注いだ」という『山田君のざわめく時間』。主人公の「ざわめき」に共感できたりクスッとできたりと味わい深い作品です。ぜひ読んでみてくださいね!
⇒ 『『山田君のざわめく時間』(通常版) 』
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※試し読み増量中!!(2/5まで)
⇒ 『山田君のざわめく時間 【電子限定特装版】』
⇒ 『山田君のざわめく時間 【電子限定特装版】』を試し読みする
※試し読み増量中!!(2/5まで)
中丸さん、ありがとうございました!