――者シリーズ作品一覧

  • 愛読者 ファンレター
    3.4
    謎の覆面作家・西村香をめぐる怪事件・珍事件。全編手紙形式で綴る、異色の「――者」シリーズ! 本にサインして送って下さい。写真送りますから、会って下さい――熱狂的読者の要求はエスカレートし、やがて悲劇が……(「覆面作家」)。作家の了解も得ず講演会を企画する図書館司書(「講演会の秘密」)。下手な小説を送りつけ、添削せよと迫る作家志望者(「ファンレター」)など、珠玉の全10編。
  • 冤罪者
    3.8
    叙述トリックの第一人者、折原一の筆致が冴え渡る「――者」シリーズ。ノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられた一通の手紙。それは連続婦女暴行犯として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、五十嵐に助力を求めるものだった。自らの婚約者を河原に殺された五十嵐にとって、それは到底素直に受け入れられる内容ではなかったが、やがて河原の“無実”を証明する人物が現れ、裁判は混迷。そして新たな惨劇がはじまった――! 逆転また逆転、冤罪事件の闇を描く傑作推理。
  • 失踪者
    3.7
    読者を翻弄する語り口を堪能できる折原一の「――者」シリーズ。本作のテーマは、あの酒鬼薔薇事件を彷彿とさせる“少年による殺人事件”だ! 犯人に直接インタビューする手法を採るノンフィクション作家・高嶺隆一郎。埼玉県で起きている連続失踪事件を取材するなかで、15年前の同様の事件との関連性が浮かび上がる。月曜日に女が消えること、「ユダ」「ユダの息子」というメモが残されること――。犯人はまた「少年A」なのか? 物語に縦横に張り巡らされた伏線と、その果てにたどり着く衝撃の結末を、とくとご堪能あれ!
  • 潜伏者
    3.4
    大人気「――者」シリーズ! 少女連続失踪事件にまつわる奇妙な小説。証拠不十分ながら服役した容疑者が出所し──。折原ワールド全開の傑作長編ミステリ!
  • セーラ号の謎 漂流者
    値引きあり
    3.4
    ダイビング中、妻とその不倫相手に見殺しにされた推理作家・風間春樹は、無人の八丈小島で意識をとりもどす。脱出しようと泳いで八丈島に向かうが、漂流してしまい、偶然にもセーラ号というヨットに辿り着く。そこには恐るべき秘密が……。航海日誌、口述テープ、手紙、新聞記事などに仕組まれた騙しとたくらみに満ちたプロット。荒れる大海原に浮かぶヨットで一体何が起こったのか。憎悪と殺意が錯綜する中、最後に生き残るのは誰か。騙しのマジックを駆使した叙述ミステリー。
  • 遭難者
    3.0
    残雪の北アルプスで、若手会社員・笹村雪彦は所属する山岳サークルの登山行で足を踏み外し、滑落死を遂げた。だが山を愛した彼に捧げた追悼集は、死因に疑いをもった母親の行動によって、予想外な内容に……。登山届、現地地図、死体検案書など、詳細な記録を収録した2分冊の追悼集に込められた惨劇の謎とは何か? 大人気「――者」ミステリーシリーズ。鬼才の手腕が冴える傑作(2分冊組)を、1冊本に再編集して復刊!
  • 沈黙者
    3.7
    埼玉県久喜市で新年早々、老夫婦とその長男夫妻の4人が惨殺された。10日後、再び市内で別の老夫婦の変死体が発見される。一方、池袋で万引きと傷害で逮捕された男の裁判が進められているが、男が黙秘を貫いたために、彼の名は一切明かされない。埼玉の事件と男の裁判、ふたつの流れが重なった末に展開する驚愕のストーリー。 叙述トリックの最高峰「――者」シリーズでしか味わえない“脳髄をかき回される快感”に酔うべし!
  • 追悼者
    3.7
    おにいさん、ちょっと遊びませんか? 「東電OL事件」をモチーフに描く傑作ミステリー。読み手の予想が見事に裏切られる、大人気「――者」シリーズ! 浅草の古びたアパートで絞殺された女が発見された。昼は大手旅行代理店の有能な美人ОL、夜は場末で男を誘う女。被害者の二重生活に世間は沸いた。しかし、ルポライター・笹尾時彦はОLの生い立ちを調べるうち、周辺で奇妙な事件が頻発していたことに気づく……。「昼と夜」2つの貌が招く残酷な復讐&逆転劇。
  • 逃亡者
    3.6
    時効直前で逮捕された「松山ホステス殺人事件」の福田和子をモデルに、魔術師・折原氏ならではの四転五転のトリックが冴える叙述ミステリー。結末を読むのが怖い、大人気「――者」シリーズ! 同僚だった女に持ちかけられた交換殺人の提案に乗り、一面識もないその夫を殺した罪で逮捕された友竹智恵子。だが、警察の不手際から脱走に成功した彼女は、整形手術で顔を造り変え、身分を偽り、逃亡を続ける。時効の壁は15年。DVの夫、そして警察による執念の追跡から、智恵子は逃げ切ることができるのか? 運命の日の朝、驚くべき真実の扉が開く――。
  • 毒殺者
    3.4
    1巻763円 (税込)
    妻に五千万円の保険金をかけたMの殺人は、大成功のはずだった。だが、謎の脅迫者の電話に悩まされることになる。一方、五千万円の保険金をかけられた妻は、夫の行動に不信感をもった。もしかして……。どんでん返しに次ぐどんでん返し。実際の事件に想を得た「――者」シリーズの原点となった『仮面劇』を改訂改題して復刊!
  • 漂流者
    3.6
    折原一の傑作群「――者」シリーズ、今回の舞台は“洋上の密室”だ。妻と担当編集者の3人でダイビングに出かけた人気推理作家、風間春樹。潜水中の事故で助けを求めたが、不倫関係にあった2人に見捨てられる。風間は流れ着いた島から自力で無人ヨットに辿り着いたが――。航海日誌、口述テープ、新聞記事等に仕組まれた恐るべき騙しのプロット。衝撃のエピローグまで一気読み必至!
  • 放火魔
    3.5
    同じ車両の乗客が2人とも殺人犯である確率は1億分の1……。新宿発村上行の快速「ムーンライトえちご」で隣合わせた女性客。彼女の紙袋から漂う怪しいにおいの正体とは(「危険な乗客」)。振り込め詐欺、連続放火、交換殺人etc.日常の裂け目に潜む犯罪を描く、人気シリーズ「――者」スピンオフ短篇集。
  • 誘拐者
    3.6
    叙述トリックの金字塔、「――者」シリーズ。「私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を追い、妻は出奔した。やがて子供は戻ってきたが、妻は行方をくらましたまま……。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。追跡、また追跡、逆転、また逆転。そして、その末に待ち受けるまさかの結末が貴方の脳髄を痺れさせる!
  • 行方不明者
    3.4
    一家惨殺事件、通り魔殺人、身元不明死体……憎悪の連鎖を止めるのは誰か!? 折原マジックが冴える、大人気「――者」シリーズ! 埼玉県蓮田(はすだ)市、黒沼の畔(ほとり)に建つ2つの名家で起きた一家惨殺事件と失踪事件。ライターの五十嵐みどりは取材を通じて4人家族の闇を浮き彫りにしていく。一方、戸田市では謎の連続通り魔事件が発生。売れない推理作家の「僕」は、小説の取材にと容疑者の尾行を開始する。2つの事件が交錯する驚愕のサスペンス。

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