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Posted by ブクログ 2021年06月20日
追悼集という形式だからこその臨場感は楽しめたし、著者が登山について綿密に取材したのだろうということも分かる。
ただ、内容としては、著者の伝家の宝刀叙述トリックはもはや使われているのかどうかすら危ういレベルであり、特に騙されたというわけでもなく、特に驚いたというわけでもない。
装丁が凝っているらし...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月15日
二冊の追悼集から成る小説。
単行本の発売時には、実際に箱入りの二分冊とした凝った作りの書籍にして発売されたらしいが、今回読んだのは文庫版(一冊にまとめられている)。
全編を占めるのは二冊の追悼集。
登山に興味もない、ましてや知識もない自分としては、最初、なかなか物語に入り込めなかった。北アルプスの...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月25日
日本ミステリ作家の中の職人の中の職人、彼の名こそ「折原一」
そんな職人作家の中篇、元々は山で非業の死を遂げたクライマーの追悼集からインスパイアされたとのこと。
文庫本を読んだが、初版は実際の追悼集を模した体裁をとっており、別冊を含めた2冊での出版だったとのこと。そのほうがまさに折原一っぽくて、文...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月20日
山で遭難した青年に捧げられた2冊の追悼集から、謎が生まれる。
まぁ、ミステリーなので不慮の事故ではないわけで、登場人物たちがそこに気づくまでが、もどかしい。
つか、それでもちゃんと気づいていないし。いや、気づいたら事故そのものが成立しなくなるのか。
なんか、痛し痒しだな。
で、結論あり...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月12日
うーん……
結局母が転落した時に複数人が聞いた「復讐してやる」という声は何だったのか、N子とSは野島さんと五十嵐さんだったのか?
N子とSの話で引っ張った割にはそこをはっきりさせないまま終わり消化不良。付き合ってた過去があるのにN子冷たすぎ……。
真相は真相でまあどうでもいいというか、最後の無理...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月23日
地図とか登山予定とか、小ネタがいろいろ仕込んであって、前半はすいすい読んでしまったのだが、ラストまですいすいいっちゃったのは予想外でしたよ…。
むしろこの小ネタ意味あったんだろーかと思う。
もちろん、それなりに面白いし読みやすいです。
火曜サスペンスみたいにすっきりはっきりしたディテールでドラマを...続きを読む
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