文芸社作品一覧

  • 青春の黄昏
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    1巻385円 (税込)
    1980年7月、海辺で香織は真人とぶつかって転んでしまう。足を挫いた彼女を真人が家まで送っていったことから、高校生同士の二人は仲良くなる。秋、真人の高校の文化祭に香織が誘われたことで二人は急速に親しくなり、クリスマス・イブに会うことを約束するのだった。ひたむきな恋物語は切なく、純粋な恋人は青春の十字架を背負って生きていくのであろう。
  • 思い出遊び
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    どこにでもある日常から、見落としがちな家族間に流れる優しい時間のワンシーンや、自立してゆく子供に対する複雑な心境などを切り取り、平明な言葉で、韻律、押韻、リフレーンを駆使して、当たり前と思い込んでいる風景や気づかずに通り過ぎる生活の一こまを感受性豊かに詠った詩集。/「行ってらっしゃい」と言う私 なんでだろう?/スヤスヤ寝顔を見ていると ありがとうが溢れ出す。
  • ふるさとは大連 追憶の半世紀
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    戦後、消防局長まで昇りつめた著者だが、大連で終戦を迎え、母の遺骨を背負い引き挙げてきた。炭鉱夫、食料雑貨店、鋳造工場、製缶工場 etc.……と職と居場所を転々としながら、貧しいながらも食いつなぎ、天職である消防士に辿り着くまで、姉兄と力を合わせ生きてきた。そして同じく消防士になった兄と内助の功の妻に支えられた消防士生活の40年、その歩みを振り返る半生記。
  • 横浜序曲
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    1巻528円 (税込)
    白薔薇音楽大学附属高校に通う緑はレストラン船でバイオリンを弾くアルバイトで29歳の銀行員・楠と出会い、親友の協力もあり付き合うようになる。だが、彼の昔の恋人の存在を知った緑は楠を避けるようになってしまう。そんな緑の前に現れた天才的なピアノを弾く涼。涼はパリへ留学しようと緑を誘い、緑の心は楠と涼の間で揺れる。横浜を舞台に高校生たちの恋、夢、友情を描く青春小説。
  • 君が好き
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    1巻528円 (税込)
    恋に不器用で相手を傷つけてしまう人、自己肯定感が低くて自分自身を好きになれない人──。生きづらさを抱える人たちに、同じく不器用で自己肯定感の低い著者が届けたい言葉とは? 161のエピソード+解説文を収録。Scene1 始まり/Scene2 片想い/Scene3 二人/Scene4 別れ/Scene5 生きること/Scene6 これからも(目次より)
  • 放課後モノクローム
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    1巻528円 (税込)
    死とは。感情とは。そして人間とは。前衛的な著者が醸し出す独特な文体は、内容とのマッチングが素晴らしく、病みつきになること請け合いであり、また複雑に練り込まれたその構成は、その特殊性から、十人十色の読後感を醸し出すことであろう。ミステリーとも、サスペンスとも、ファンタジーとも、ホラーとも違う、表題作「放課後モノクローム」ほか9編の短編集。
  • 老耄の謀叛 蘭亭序草稿異聞
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    書聖王羲之の神品と言われた「蘭亭序草稿」は唐二代皇帝太宗の死後、その陵墓昭陵に副葬されたと伝わる。その書は果たして真筆か!? 太宗が設立した天下賢了の士を集めた弘文館。そこに名を連ねた南朝陳以来の友、欧陽詢、虞世南、ちょ亮の3人の関わりは如何に? 南朝陳から隋、唐の時代に齢(よわい)を重ねた3人の来し方行く末を描く伝奇的歴史ロマン。
  • 紅嵐×渡雲
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    1巻539円 (税込)
    学園ドラマ+心霊ファンタジー+思春期恋愛もの=至高のエンターテインメント。小さい頃から「本来見えないらしいモノ」が見える特異体質を持っていた「僕」こと笙太と、中年幽霊キワさんが紡ぎだす摩訶不思議なお話。普通に学園生活をおくっていたが、笙太のクラスメートの話がきっかけで、2人(!?)は思わぬ事件に巻き込まれ――そして意外な結末を迎える!
  • 若い君が教えてくれたこと
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    1巻539円 (税込)
    経済的な理由から、新聞奨学生として大学に通う和男。ほとんど休みがない朝晩の配達、チラシの折り込み、そして集金……。体力的につらくても、自分には決して負けまいと奮闘する姿を見守る心優しき人達、ユニークな同僚達、そして和男が抱くほのかな恋心の行方など、誰もが大切に胸にしまっている「あの頃」の日々か甦ってくるドラマです。何かに行き詰った時読みたい1冊。
  • 碑文にみる歴史の謎解き物語
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    一. 嘉吉年号が刻まれた石塔、二. 「藤」の文字がある寛正2年銘板碑、三. 天文6年の逆修碑、四. 筑紫地方最古の五重の石塔。この四つの福岡県の代表的な石塔は、すでに知られているもので、江戸時代の古書に紹介されているものもある。実物は廃墟の石のごときものである、しかし、それが語りかける歴史とは何であろうか? 朽ちた石碑が語りかける謎を大胆に物語るエッセイ。
  • クオリティ オブ デス 心優しき死神たちの物語
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    1巻616円 (税込)
    人はどこまで「死の価値」に手を加えることができるのだろう。早苗は、些細なきっかけで病理の道へ進んだ。多くの剖検を担当するうちに、幼くして亡くなる命、自殺、認知症、老人介護、終末期医療など、様々な命と人生の終焉を深く考えるようになる。命の瀬戸際で、人は何を思い、何ができるのか──。豊富な医療体験から綴られる、いつの日か「死」に向かうすべての人への問題提起の書。
  • 危険教育
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    1巻616円 (税込)
    「こんなに美しくて、すてきな所に、殺人なんかは起こってほしくはないわ」。世界遺産の日光を訪れた、「しゃくなげ山荘」に泊まる男女学生、引率する老教授、古生物学者、旅行記作家、一人旅の女性、『かつら荘』の客など、他にも個性豊かな登場人物ほとんど全てが怪しく思え、結末が予想不可能な物語。千手ヶ浜を舞台に、アメリカから来た老若男女によって繰り広げられるミステリー。
  • マロン・グラッセみたいな恋
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    1巻693円 (税込)
    和菓子屋を営む小倉家は三姉妹の娘がいた。結婚に踏み切れずにいる長女あずき24歳、不倫の恋に悩む次女アン20歳、そして初恋に躍らせる三女しるこ16歳。三人三様、様々な思いをかかえている多感な時期だ。ただ、そこにはいつも娘たちを見守る父膳哉と母マロンがいた。ある日三姉妹は母マロンから両親の反対を押し切って結婚した事実を聞き、仲の良い夫婦に色々な悩みがあったこと知る。そんな幸せ家族小倉家のそれぞれの恋愛模様を描いたハートウォーミングな小説。
  • 花の和歌
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    1巻693円 (税込)
    「さきみだれ 心ゆかしき 花ごころ」「なごりゆく ちりゆく花に おしむかな おしむ心は きよけり思い」「身をかがめ 寄り添う肩は 花囲み 期待の先に 未来見つむも」……人生という「花」とは、生まれる思いだけ、いろいろな色を咲かせては、磨く数だけ輝き、引き立てはなたれるもの。そうした思いを、やさしい目線で切り取った珠玉の俳句、短歌集。
  • 我の日々 あれやこれやのつぶやき短歌
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    1巻693円 (税込)
    我が思い以心伝心古女房 娘にゃ出来ぬ妻の気配り/食卓に息子のカツが大きくも 女房の思い察して無口/大吟醸たがわず届く父の日に 一味違う思いを飲みて/茶ぶ台に捕まり立ちて歩む孫 得意顔して手出し手出しを/初恋は甘く酸っぱくやるせなや 実る事なしされど忘れず──妻子や孫への想いや、世の中の出来事に対して、つい口に出たつぶやき、正直な思いを載せた短歌集。
  • 幻よりも甘く
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    1巻770円 (税込)
    たった一つの出会いが、気の弱い将来を失っていたサンマを鯨に変身させ、大海原を大回遊していた昨日。皆の前で「彼女と結婚する」と宣言したのに……。得恋の17歳の高校生が失恋し、一転、日本全国のふられ男子高校生の中でも5本の指に入るくらいにサエない顔となった。受験までの揺れる心に教師は、愛あるからかいで接する。四国、今治の方言による担任との掛け合いが楽しい青春小説。
  • 星ふる町 ~ランプの精・異聞~
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    1巻770円 (税込)
    ひとりの大男が、ハンモックの上でひげをふるわせながら、気もちよさそうにねむっています。ここは宇宙の果ての銀河。その中に浮かぶ小さい星にある町のはずれ。青紫色の深い空。オレンジ色の木々の葉をゆらす風。──時はちょうど、347銀河紀5500年。このお話は、なんでもひとつ夢を叶えてくれるランプの精と、目の見えない少女の特別な願いの物語です。
  • 反逆の構図
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    1巻770円 (税込)
    謙助は人を欺いたことがない。研究に没頭し、信仰に心酔し、スポーツ(競技カヌー)に汗する誠実な青年である。だがその背後では、卑しい者が陰謀と罠を張り巡らせ、謙助を陥れようとしていた……。さまざまな出来事を乗り越えながら信念に生きる青年の姿を通して、現代社会の歪みと生きづらさに立ち向かう大人の青春小説。虐げられ、忘れられた弱者に捧げる一冊。
  • 風と語り光と戯れ……
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    1巻770円 (税込)
    ロックコンサートで、仙子は自分を呼ぶ声を聞いた。それは、仙子の頭に直接響いてくるステージ上のベーシストの声。タクとの五年振りの再会だった──「風」になって戻ってきた青年と、足の不自由な臨床検査技師の女性の物語。魂の結びつきはさらに深まり、濃密な時間を過ごす二人。しかし、仙子はついに問う。「こうして私とつき合ってくれるのは、一体なんのため?」と。
  • とりさん、とりさん
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    「とりさん、とりさん」のよびかけに「はい。わたしは……」と答えてつぎつぎあらわれる、かわいい「とりさん」。スズメやハトや、フランミンゴやハシビロコウ……みんなのしっている「とりさん」いたかな? 子どもから大人まで、みんなで「とりさん」を楽しもう。ひとりでよんでも、みんなでよんでも、たのしいよ! ユル~いキャラクターに笑顔がこぼれるしあわせな一冊。
  • 震災、自然、人間
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    1巻792円 (税込)
    「戻らぬ昨日/永遠に帰らぬ日/募りくる絶望/三月の夜の闇にいよいよ深く/明日の日の閉ざされし地に/ただ鎮魂の/雪降り積む」2011年3月11日、東日本大震災発生。青森県生まれの著者の見た、被災地の姿とは? ほか、新しい季節への期待や希望が感じる四季を歌った詩など、磨き上げた美しい言葉で表現した詩のほか、世界の名曲に関する考察など、軽妙なタッチのエッセイも収載。
  • あなたと私の十代 団塊ギャング
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    1巻880円 (税込)
    時代は令和へと変わり、団塊世代の若いころもとうとう歴史になった。良くも悪くもエネルギッシュで変化に富んだ時代──昭和。子どもたちは狭い世界の中でせめぎ合い、戦いつつ生きてきた。「私」には苛烈ないじめが襲い掛かり……一人の少女の目を通して描き出す、懐かしい時代の物語。団塊世代には懐かしく、他の世代には当時の世相を実感できる、読み応えある一冊。
  • アンネ・フランクに
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    「僕には熱烈な信仰があるのだろうか? 貧しい信仰はあっても、熱烈な信仰はないのでは? 主よ、僕に祈り方を教えてください。本当の正しい祈りを教えてください」(「熱烈な信仰」より)自己と対峙し、激しくそして静かに想いを綴る。この本で、一人でも多くの人がキリスト教に導かれますようにとの思いを込めた、キリスト教伝道を目的としたエッセイ集。
  • カントールのアキレス腱 無理数は可付番の無限集合
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    1巻880円 (税込)
    ◆連分数について◆無理数も可付番無限か?◆無理数の可付番無限性◆自然数の平方根の正準連分数展開◆基本的な性質とQ及びPに於ける対称美◆kに於ける端麗な対称性◆平方数……「Cantor(カントール)の対角線論法は数学では無い」という考え方を、「正準連分数の導入」に依拠して展開した意欲作。「天文学の学徒」による、「数の性質」をより深く考えるための第二弾!
  • ふるさとへの思いは今も変わらず
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    《今年七十六歳になりました。この年ですから、何かにつけ忘れることが多くなってきましたが、今のうちに貴方に舟場の六年間の思い出を少しでも知ってもらいたいと思って書き始めます》。53歳のある日、幼い頃に別れた母から手紙が届いた。そこには初めて知る事実が記されており、今すぐ会いに行って母に謝りたくなった。鳥取県の山間の町で生まれ育った著者が郷土や家族への愛を綴る。
  • 遠い、道のり
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    1巻880円 (税込)
    17歳のリカは、ギター講師をしていたアキラと出会った。恋の予感を漂わせながらも、アキラは未成年のリカに対して紳士であり続けた。その後、それぞれ違う道を歩んだ二人だったが、とあるきっかけから40年ぶりに再会する。二人が巡り会う時、そこにまた新たな道が生まれる……。日本語の豊かさ、美しさに心動かされた韓国出身の著者が、日本語での小説表現に果敢に挑んだ意欲作!
  • 奇想
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    1巻880円 (税込)
    ある日何気なくショーウインドーを見た青年は信じられない光景を目にする。そこに映ったのは人間としての自分ではなく緑色の皮膚をした化け物にかわった自分であった。ひどく狼狽した青年は不安や苦悩の末、現実から逃れることを決意する。時が経ち、再び現実に戻った青年が辿り着いた事実は希望か、はたまた絶望か。表題作1編と筆者独特の視点から描かれるショートショート10編を収録。
  • 空の向こうへ ~感謝の日々、これまでもこれからも
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    「おばちゃんの手温かいよ、本当……」と、男の子女の子六人ほどが手を重ね合いました。私は温かい手より、私のような者に優しくしてお話してくださる児童達の「心」というか、その気持ちの方がもっともっと温かくて嬉しかったです。(本文より)子育てボランティアで出会った子ども達が成長した姿を見守る日々など、さまざまな思い出を、感謝の言葉とともに綴ったエッセイ集。
  • 生きる
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    脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で、突然夫を亡くしてしまった著者。当時の目の回るように忙しく、現実とは思えない日々のこと。最後まで明るく優しかった夫への感謝。自分に何かできることはなかったのかという後悔。その後、一人の生活の中で改めて気付いたこと。夫との運命的な出会いのことや、二人の子供のことなどについても書き綴る。
  • 前向け! 前
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    父の再婚相手は粋な人。しかし、母性のかけらもなかった──大正時代の祖父母の結婚まで遡り、親族の人柄や足跡をたどりながら、自分をつくりあげたものを描き出す半生記。関東大震災、東京大空襲を乗り越えた東京下町の瓦煎餅店、その大家族の中で生まれた著者は、継母との確執から次々と親族の下で暮らす。結婚、子育て、夫と向き合う今。来し方の悲喜こもごもを綴る。
  • 柳太の川柳漫歩帖
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    1巻880円 (税込)
    長く作品作りに親しんできた著者が、時事ネタから人生の悲喜交々まで、軽やかに詠いあげる。「笑わない客に泣いてる初前座」、「いつものといつもの顔がいつも言い」などどこか笑える一句や、「ゆうすげは想いを秘めて朝に散り」、「回想の川に映りし遠花火」などの味わい深い一句を含んだ川柳260句のほか、短歌7首、詩10編を収録。新たな日常を乗り越える作品集。
  • 自分らしく生ききるために 進行がんの患者さんを支える
    続巻入荷
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    1~2巻924~1,056円 (税込)
    完治が難しくなってしまった進行がんの患者さんを訪問診療し、自宅で安心して最期まで生活できるよう支えるシステム、それが「在宅ホスピス」だ。三年前まで大きな病院の勤務医だった著者は、ある日コミュニケーションの取れなくなった、脳腫瘍で意識障害の患者が、愛犬と接することで、それまで動くことのなかった手が動き、まぶたから涙がこぼれる奇跡を目の当たりにする。医療に対する考えが百八十度変わった著者は緩和ケア医へ転進する─。知と経験をすべて傾ける医師の情熱と思索の一冊。
  • 第一歌集 ひと ─定め事─
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    1巻924円 (税込)
    「壊れるよ 体も心も 壊れるよ 自分が自分でなくなってゆく」──父親からの家庭内暴力。かつては優しかった母も、やがて金の無心ばかり。自らの生活の苦しさも加わり平穏を失っていく心。しだいに身体の不調が著者を襲う……。赤裸々に自らの経験を詠った本書の根底には、被虐者が救われてほしい、くじけず生き抜いてほしいという切実な思いが流れている。
  • 「桶狭間の戦い」の真実 ─今川義元・氏真の終焉の地/その後の今川宗家─
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    1巻968円 (税込)
    桶狭間で討たれたのは、実は義元の影武者となっていた山口教継だった! 今川宗家に伝わる二幅の掛け軸を根拠に、「桶狭間の戦い」の〈常識〉を大胆に覆す意欲作。桶狭間で死んだのが織田を裏切り今川に寝返った山口教継だとしたら、今川義元はその時どこにいて、生き延びたその後は、どう生きたのか? その後、嫡男・氏真率いる今川宗家は、どんな運命を辿ったのかを振り返る。
  • おなじ?
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    きれいな「花」といろいろな動物の「鼻」、お寺で鳴らす「鐘」と買い物ができる「金」、あまくておいしい「飴」と空からふってくる「雨」などなど、同じ音なのに意味がぜんぜん違う言葉を集めた絵本。素朴ながらパワーのある楽しいイラストで、ちょっと笑えます。同じような言葉が「ほかにもないか」と親子でさがして会話が広がり、言葉遊びのきっかけになる一冊。
  • スーパームーンの夜に
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    1巻968円 (税込)
    突然いなくなった隣のお兄さんたち、父の死、引っ越し、捨てられた犬……。生きているとそれまで普通に身近にあったものがどんどん過去になって失われていく。でも本当は失くなってはいない。それは昼間の雲に隠れた薄い月のように、見えにくいけれど確かにあるのだと、幼い頃はわからなかったことが今ならわかる。美しいスーパームーンの夜、約束の場所で、成長した少女は再会を果たす。
  • ちょい 笑 everyday
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    アパレル会社に勤め、個性的な人に囲まれる日々を送ったのち、フリーデザイナーに。忙しさと、人と接することの少ない日々に、心機一転、英会話スクールに転職。すると、外国人先生方とのやり取りなど、「描いてみたいこと」がむくむく湧き起こり……。日常の「くすっと笑える出来事」や「ちょっと微妙な会話」を描くコミックエッセイ。苦手なことも多いけれど、「私は私」。
  • にゃんた と おつきさま
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    おつきさまは おだんごを たべるのかな? にゃんたは しりたいと おもいました。にゃんたは おつきさまに むかって あるきだしました。にゃんたの だいぼうけんの はじまりです。「おつきさま、おだんごに てが とどかないの? だったら ぼくが おだんごを もっていって あげるね。」ちいさいお子さんに読んで聞かせてあげたい「おつきみの不思議なものがたり」。
  • 愛してる介護
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    1巻968円 (税込)
    《介護は実に面白い仕事だと思っています。女優になったつもりで、その方の自尊心を傷つけないようにお声がけをすると、いつも気持ちよく過ごしていただけます》(本文より)。「その優しさをたくさんの方々に伝える仕事をしてね」──幼い頃、大好きだった祖母が進むべき道を示してくれた。「おひさまの笑顔」をはじめ、岐阜県内で多様な福祉施設を展開する女性経営者がつづった介護愛。
  • 灰色の世界の頃 ─苗田英彦作品集─
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    1巻968円 (税込)
    長期入院から退院してグループホームの準職員となり、慎ましくも伸びやかに暮らした7年間を描く「陽の当たる家」。不慮の出来事により意識不明の状態で救急病院に搬送された状態から回復し、自力歩行ができるまでの半年間の闘病記を綴った「復活の日々」。隔離室での体験、職員や患者同士のさまざまな交流を綴った「灰色の世界の頃」の3作品を収録。
  • 子育てに成功するお母さん 失敗するお母さん
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    長野市、松本市、岡谷市、諏訪市、伊那市、甲斐市、笛吹市で幼児教室アカデミアキッズを主宰する著者による、すべてのお母さん方にすぐに役立つ効果的な自己変身法が満載! 最小の投資で最大の効果を得る、超簡単子育て成功術。2002年に文芸社より発売され話題をよんだ『子育てに失敗するお母さん 成功するお母さん』を改題、増補・改訂版。
  • 天国村の村長・うすへいさん
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    私たちは心穏やかに幸せに暮らしたいと思いながら、現実は正反対の人生を送っています。なぜ、これほど人生は苦しく辛いことが多いのでしょうか。人は何のために生まれ、生きるのでしょうか。使命のためでしょうか? 本書では、天国村の村長・うすへいさんとの交霊の内容を収録。うすへいさんが伝えてくれる天国の様子やメッセージから、人が生きる意味や目的が見えてきます。
  • 波瀾万丈 折り鶴
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    子どもの頃から視力が弱く、引っ込み思案だった舞子は、小・中学校の6年間、学校で誰とも話すことなく過ごした。就職を機に自分を変えようと決意し、徐々に積極性を身に付けていく。そして、22歳で結婚。子供が手を離れたのを機に介護施設で働くようになり、充実した日々を送っていたが、突然の病に襲われて……。困難に直面しても希望を捨てずに前向きに生きてきた80年を綴る。
  • 女と男のはなし ~町の一音楽教師から見えた世の中~
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    結婚、非婚、恋愛、不倫、離婚、再婚、もてる人、もてない人、もてる男、もてない男、男は美女好き、女はイケメン好き……数十年間音楽の仕事のみに関わり、演奏業、教える活動、何人かの先生にお手伝い頂いた音楽教室経営者の著者が、男性の書いた本に刺激され、その経験から分析して記した男女論。男性にも女性にも手に取ってほしい一冊!
  • 広の物語
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    1巻1,001円 (税込)
    広(ひろい)は、物心ついたときから母と二人暮らし。離婚した父のもとには、弟の蓉がいるが会うことはなく、かすかな思い出に涙するばかりだった。IQが高く、冷静な目を持つ広は、友達付き合いの仕方も他の人とは違っていた。そして、親友二人の突然の死は、広に大きな影を落とす。同じ過去を持つ武と運命の糸に導かれるように出会い……色とりどりの花に事寄せて綴る小説。
  • 先輩ママの子育てたまてばこ
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    物が豊かで、街にあふれている現代。しかし、いつの時代にも変わってはいけないものがある。人との関わりで大切にしなければならないことは、相手を思いやる心。それは、子どもとの接し方などでも同じこと。子育ては、人を育てるという責任重大な仕事。だからこそ、子どもの成長を喜び、楽しみながらやってほしいもの。──小学校の教諭だった著者が、多くの子どもと触れ合い、感じたことや自らの子育て経験を五十音のタイトルにのせて贈る、子育てアドバイス満載のエッセイ集。
  • 惠子先生の教育たまてばこ
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    1巻1,001円 (税込)
    「嬉しいことばはやる気を育てる」「できるようになる喜びを味わわせよう」「努力を認めると子どもは伸びる」など、心身ともに健やかな子どもを育てるための具体的な方法をアドバイス。28年間、公立小学校教諭をつとめてきた著者が、現職時に先輩教師たち、そして子どもたちから学んだことを五十音のタイトルにのせて贈る、若い教育者や保護者への応援歌。
  • あかりちゃんはおねえちゃん
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    「わたしだけのママでいて」弟が生まれて“赤ちゃん返り”をしてしまったあかりちゃん。ありふれた日常を通して、あかりちゃんの心の成長をやさしく見つめた物語です。/あつとくんの くびが しっかりしてきたので、ままは あつとくんをだっこして、あかりちゃんを ほいくえんに つれていくことにしました。「いやだ。いきたくない。」「まま、おんぶして。」(本文より)
  • しあわせを知った雨蛙
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    田んぼにやどる「田の神」は米の収穫を見とどけると山にもどり「山の神」となる──日本各地に残るそんな言い伝えをもとにした、ある村での物語を描いた絵本。穏やかな田園風景が広がる村で、秋の夕暮れに土の中から一匹の雨蛙が這い出してきました。本来なら冬眠に入る時期にどうしたのかと田の神にたずねられた雨蛙がどうしても見たかったものとはいったい何だったのでしょうか。
  • ちきゅうのきもち Feelings of the Earth
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    ちきゅうって いま どんなきもち? わたしたちって いま どんなきもち? I wonder how feelings of the Earth are now…I wonder how feelings of ours are now…地球とわたしはつながっているよ。地球という星に住む私たちに思いをはせる英訳付き絵本。
  • としよりバギーのトランス
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    生まれる前の赤ちゃんたちが、生まれるその日をまっている。お母さんやお父さんが待っている世界に赤ちゃんを運ぶバギーたち。「さいきんは動くのもつらくなってきた、次の赤ちゃん運びで、いんたいするとしよう…」最後の赤ちゃん運びをすることになったとしよりバギーのトランス。無事に赤ちゃんを届けることができるでしょうか。お空の上の不思議な世界を描いた絵本。
  • フラミンゴのハート
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    洋服を脱ぎっぱなしにするお父さん、それを見てガミガミ怒っているお母さん。両親のそんな家での様子を見ている子どもが大好きなフラミンゴの子育てから大切なことを学び、家族のために考え行動するお話。家族の一員としておうちでお手伝いをしたり、家族それぞれがちょっとした思いやりを持ったりすることで、家族みんなが幸せになれるというメッセージが込められている。
  • ぼくが生まれてきたこと
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    ぼくの名まえはブリランテ。足の短いマンチカンっていう種類のネコや。縁あって、ばあさまから母ちゃんの家に引き取られてん。ちょこっと身体は弱いけど、母ちゃんとの暮らしは快適や。背中の骨が曲がっているせいで心蔵や肺の入っている部屋が小さいぼくが元気に生きているのは奇跡に近いんやて。これは、ぼくと母ちゃんのふつうでスペシャルな日常を描いた絵本や。
  • やさしい木 The Gentle Loving Tree
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    小さな女の子が拾った赤い実は、大切にお世話されて、少しずつ大きくなっていきました。ゆらゆらゆら葉っぱは楽しそうにゆれています。やさしい木は大きく、強く、たくましい木になりました。ある日、職人たちがやってきて、やさしい木は……。女の子が拾った赤い実が、やさしい星へと導く物語をやわらかなタッチで描いたおやすみ前におすすめの日英バイリンガル絵本。
  • 企業研究者のすゝめ
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    1巻1,056円 (税込)
    研究は、高学歴の限られた人にしかできない行為なのでしょうか? そんなことはありません。科学技術に「興味」があれば誰にでも潜在能力が備わっているのです。企業研究者として博士号とをとるまでになった著者の、楽しく豊かな企業研究生活へのガイダンス。まだ誰も知らない発見は、あなたが見つけるのかもしれません。全理系社会人、学生必読の一冊。
  • 私の戦争体験 悲劇の少年飛行兵「七つボタン」
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    昭和19年夏、予科練(海軍飛行予科練習生)として入隊した著者の戦争体験を綴った絵本。戦争末期には乗る飛行機すらなく、ついに特攻作戦に動員された予科練や学徒兵の悲劇を振り返る。著者自身に実戦体験はないが、予科練での地獄なような日々は歴史の証言として記憶されるべきものである。戦争体験者の高齢化が進み、語り継ぐ人が少なくなってきている今こそ読むべき貴重な作品。
  • 次世代へのメッセージ 健康は咀嚼にあり!
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    1巻1,056円 (税込)
    今の世の中、以前に比べると病人が異常に増えたと感じる。肥満、糖尿病、高血圧症、がん、うつ病、認知症いずれも罹患率は昔と比べて急上昇である。国民病とも言われる「糖尿病」は、なぜこんなに増えたのか? 現役歯科医師で、工学士、医学界の異端児を名乗る筆者がその原因を突き止め、「咀嚼(そしゃく)」という観点から、健康の在り方を述べる。
  • 小説 ゆいごん式 ~終の誓い~
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    1巻1,056円 (税込)
    認知症の叔父が亡くなった。日頃から面倒を見てきた姪の智恵子は、あらゆる手続きに追われながらも故人を想う。一方、生命保険会社勤務の夫は相続に関するセミナー講師を兼任し、2015年の税制改正後、相続で一番大切なことは何かを知る。自分のいざという時に備えて、知っておいて損はない実用的小説。(株)日本M&Aセンター分林保弘会長推薦!
  • 織田弾正忠家つやの物語
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    織田信長の叔母である「おつやの方」は、戦乱の世の目まぐるしい政略や度重なる戦に翻弄されつつも、織田弾正忠家のために数々の判断をし、激動の生涯を生きた。天文中頃から天正三年の約二十七年間の美濃・尾張を舞台として、つやが法界に至るまでの人間模様と道行きを「華厳教入法界品」から西鶴「好色一代女」につながる系譜で描いた歴史小説。
  • 読み聴かせの奇跡 ──発達障害児の子育て
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    授業をちゃんと受けられない小学一年生の我が子。受けた診断は「学習障害」だった。衝撃を受けながらも、母は「読み聴かせ」を十年にわたって続ける。行動療法や一円玉を使った算数の勉強も功を奏し、次第に穏やかになっていく息子。読み続けた昔話は母自身にも勇気を与え、市議会に学習障害児への配慮を求める請願を出すまでになっていく……。悩みもがいた母が綴る、愛あふれる奮闘記。
  • 老残のタンポポ 踏まれても踏まれても咲く
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    大坂で生まれ、多感な少女時代を戦中戦後の激動の時代に送ってきた。自他共に認める勉学少女だったが、貧乏子沢山の家の長女として進学を断念し十代半ばから工場で働くなど、子どもの暮らしや夢をも壊す戦争の脅威に襲われる。しかし彼女は、時代に何度踏みつぶされても、強く凛として咲く。戦争を知らない世代にこそ読んで欲しい、ここでしか語られないあの時代の真実を。
  • はるか遠く
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    1巻1,078円 (税込)
    F3000の女性テストドライバー・木京はるかは、常に死と隣り合わせの世界で戦っていた。だがある日、膠原病(全身性の免疫障害)の告知を受ける。治療方法は不明。いつまで元気でいられるかも不明。はるかは仕事を離れても死を意識した生活を送らねばならなくなった。担当医師の因幡は立場を越え、はるかを懸命にサポートする。いつしか2人の間には愛が芽生えるが、それはさらに過酷な運命の始まりだった──。スピード感あふれる文体が臨場感を添えるラブストーリー。
  • 日本語を書くということ 声にして読むということ
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    1巻1,078円 (税込)
    国語・日本語を教える先生方! 朗読を勉強している方々! そして「国語大好き」、「国語得意」をめざしている子供たちやお母さま方へ! 30年近く自宅で小学生に国語を教えながら、国語実技の教え方を模索してきた著者が、これまでの教材や子供たちの作文を通じて、日本語を「書くこと」と「声にして読むこと」について、この15年の間の考察をまとめた一冊。
  • おばあさんのラブ
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    “ラブ”はね、たくさんあったほうがいいですよ。なぜって、一人になったとき、思い出すと楽しいからです。かなしいラブも、辛いラブも、うれしいラブも、たくさんあったほうがいいと思います、っておばあさんは言います。若いときのラブをいくつも持っていると、一人になっても、少しも寂しくないそうです。森に暮らすおばあさんのステキなラブのお話の絵本です。
  • ソロー流究極のシンプルライフ
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    およそ160年前にマサチューセッツ州のコンコードの若き哲人、ヘンリー;ディビッド;ソローといった。彼は『ウォールデン-森の生活』という文学的思想書を残したが、超絶主義の哲学者、詩人、環境科学者でもあった。生活をできるだけ簡素にすると人間はもっと賢く幸せに生きられるのではないか。それを実践して証明し、世の中の人々に知らせたい──ソローの生き方を解説した一冊。
  • ばあばと おさんぽ
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    さぁ、今日も楽しいおさんぽに出発進行! みいちゃんは、いつもおばあちゃんと一緒にいろんなものと出あいます。小鳥に、きれいなお花、クモの巣や、飛行機雲。ピンクのバスや、赤い郵便ポスト。ダンゴムシに、赤トンボ。春、夏、秋、冬、いろんなものが見つかるね。おさんぽ、おさんぽ、楽しいね。「明日もまた、一緒にお散歩行こうね、ばあば」
  • 水辺のたくましい葦のように 次代のとこしえの平和を願う
    NEW
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    「八十代であるけれども……来年、そして将来を想像、創造することを忘れまい!! 過ぎし日の回顧、懐古に浸ることなく、新たな日々の構築に向かって歩み続けたいと思う。」(まえがきより)長年、社会教育、司法調停に携わった者ならではの、紡ぎ出された言葉の数々。考え、祈る──その願いは一つ。平和と共存と自然との共生。その叫び、祈りに耳を傾けてください。
  • 未来に生きる・舞
    NEW
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    1巻1,144円 (税込)
    北海道の高校生活を選んだのは、母と高木、年の離れた妹という家庭ゆえだった。その高木から、母が危ないという連絡がきて、京都に帰る舞。悲しい体験を乗り越え、高校卒業後、父のいるベトナムへ向かう。そこでの縁から南太平洋のツバルで過ごすことになり、勉強したいことが見えてくる。さまざまな場所、いろいろな人との出会いで、どんどんたくましくなっていく少女の成長ストーリー。
  • おばーマンのおててはタイムマシン
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    孫のはるちゃんは、おばーマンのシワが気になり、心配そうに聞きました。「おばーマンは、いつからそんなしわしわのお顔をしているの?」するとおばーマンは、はるちゃんの手をにぎり、「モッドレー、モッドレー」と呪文を唱えはじめます。ぐるぐる回ると、あら不思議! たいせつな思い出の場面にタイムスリップ! 二人が着いた先は……? 夢と優しさがあふれるファンタジー絵本です。
  • しあわせニャン
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    空き地でゴロゴロキャットたちが退屈な日々を過ごしていた。そんなときふと浮かんだ問い。「しあわせ」ってなんだろう? 疑問に思った8匹のキャット軍団は、りゅう王の背中に乗って本当のしあわせを見つけに旅立った。様々な場所に飛び散ったキャットたち。そこで出会った人々との交流を通じてキャットたちが感じたことは……。キャット軍団と少年ジェシーのしあわせさがしの物語。
  • 野うさぎ 家族になる
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    ペットとしてうさぎを飼うことも珍しくない昨今、個体差はあれど、一般的にうさぎは臆病でこわがり屋さんといわれています。本作に登場する「ウー」も多分に漏れず、飼い主夫妻を警戒し、ケージの奥でずっと身を潜めていました。そんなウーが夫妻に少しずつ心を許し、やがて……。うさぎと人間が心を通わせて過ごした幸せな日々が、たしかにあった──。実話をもとに描いた心温まる絵本。
  • オールド・ラング・サイン コロナ後の日本
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    「オールド;ラング;サイン」は、有名なスコットランド民謡。日本では「蛍の光」に変わり卒業式などで歌われている。ロバート;バーンズという国民的詩人が詞を作った、久しき昔を懐かしみ、旧友と杯を手にして友情を交わす歌である。スコットランドに留学した経験を持つITコンサルが、コロナ後の日本を語る回想録。自身のユニークな人生体験を追憶し、コロナ前の社会に別れを告げる。
  • ななかまどの実が赤くゆれるユーラシアの碧い空
    NEW
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    1巻1,232円 (税込)
    「ななかまどの名前は、読んで字のごとく、七度(ななど)竈(かまど)にくべられても、燃え尽きないことから来たらしいの──人間の血も、ななかまどのように、消えてなくならないってこと」(本文より抜粋)。函館からシベリア、そして樺太(サハリン)へ。明治から昭和にかけての激動の時代を生きた一人の女性の半生を、圧倒的な筆力で描いた長編小説。
  • ひみつの男子会
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    こうたは こっそり さくひんを みにきました。そして、おばあちゃんに たのんで ごにんばやしを じぶんの へやに つれてきました。よく みえる ばしょに おいて ながめていると とつぜん ぜんたいが ぴかっと ひかり、まるで ステージのよう。「こうたくん、こんにちは」という こえと ともに、ひとりが とびおりてきたのです。(本文より抜粋)
  • 人格修養のすすめ
    NEW
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    1巻1,287円 (税込)
    【努力が直接結果に結び付かないことはありますが、違う形で結実することは普通にあることで、また成功者や偉人は例外なく人一倍の努力をしています。優れた指導者・リーダー・名君への道は、ただ努力によってのみ進むことができます。蒔いた種は必ず生える、蒔かぬ種は絶対に生えぬ。因果の道理に狂いはありません】(本文より)。身を修め、組織を治むるの要諦、この中に在り。
  • いじめはどうしてなくならないの? ~体も大人になるのだから、心も大人になろう~
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    赤ちゃんがどうやって生まれてくるか知っていますか? どの赤ちゃんもいくつものキセキの結果、この世界に誕生してくるのです。そう考えると、自分もまわりの人も大切にしなくてはなりません。いじめをすることもなくなるでしょう。長年養護教諭として小、中学校で勤めた著者による、人を思いやる気持ちを育む、保健体育の絵本。小学校4~5年生が対象。
  • 改訂版 食のとっても大切なお話 あなたに贈る食ものがたり
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    人間の生き方には節目があり、1年間にも1日にも節目があります。私たちが朝昼晩を食事によって区切っているように、その節目を教えるのは食です。食の教育は、すべてを含んだ生きるしくみなのです。(序文より)2010年の刊行から7年。装いも新たに改訂版として再刊。美しく健康になる四季のモデルメニューも掲載した、日々の食生活を見つめ直すための一冊です。
  • 玉砕の硫黄島に生きた 混成第二旅団野戦病院
    NEW
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    1巻1,320円 (税込)
    玉砕の島といわれた硫黄島。その中にあった陸軍野戦病院は、水、医療資材不足の状況下で、どう活動し、運営されたのか。その全貌を余すところなく伝える。上海、フィリピン、硫黄島と三度にわたり召集された陸軍軍医大尉は、大本営の「硫黄島玉砕」発表後、どう行動したのか。米軍との交渉、病院組織内での調整、意思統一への努力……。戦争体験の風化、忘却がある今こそ残すべき記録。
  • 心にひびくデザイン
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    エレベーターのボタンのデザインは、脳が受け入れにくいデザインだということがわかっています。押し間違えるのは人のせいではなく、デザインのせいなのです。一方、脳が受け入れやすいデザインをすると、効率的に信号が伝わり、人は間違うことなく正しい行動をとれることがわかってきました。本書ではそんな「心にひびくデザイン」についてご紹介していきます。
  • 地球を巡る 世界3周317日船の旅
    NEW
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    1巻1,320円 (税込)
    「とにかく出かけたい。それも、できるかぎり遠くへ。まだ見ていないものを自分の目で見たい――」。フランス語を自在に操り、元大学教授という教育者であるため、核廃絶問題や子どもの貧困・教育などに関心をもつ著者が、過去10年間にピースボートで世界一周する旅を3回したときの体験談。鋭い視点であぶりだした各国の問題点を、ユーモア溢れる文体で綴る。
  • 戸隠紅葉妖伝
    NEW
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    信濃戸隠村に今も語り継がれる「紅葉伝説」。謡曲『紅葉狩』の題材となった信濃国の鬼女伝説を小説化。信州に古くから伝わる鬼女伝説を巧みに活用し、一人の女性の悲劇を描き出す。類稀なる美貌と音曲の才、教養を持ちながら、男たちを次々と虜にし、やがて盗賊一味を率いるに至ったと伝えられる紅葉。その激しくも美麗なる一生涯を書き下ろした大河小説。その女、いと麗しき鬼なり。
  • 山峡 宗教 神と人間を巡る物語
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    奴隷制否定、動物虐待拒否のキリスト教三位一体派(正教会)。動物虐待是認のキリスト一教神派(カトリック教会)。この二つの相剋。宗教とは何か。奴隷主のためだけにあるのが神なのか。そして、人間のエゴを、ただただ“神”としたもの、それが一神教なのか。宗教史を紐解き、人間と宗教の「絡み合い」を赤裸々に辿った問題作。
  • 花々と風、おさな子たち 浅川美葦自選画集
    NEW
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    「私は、京都生れの京都育ち、家は京都御所の近くだった。朝夕の家族一緒の散歩は、京都の街、近郊の山河が、我が庭のように感じさせるきっかけだったかもしれない。上賀茂のせせらぎや山々の季節それぞれの色づきに親しんだ。」(「はしがき」より)。花・静物、風景、人物、とくに子どもたち……多彩な作品群。四季折々の「美しい感動」を、あざやかに描出する。
  • 父からのメッセージ ─先祖に導かれて……ある整形外科医の道─
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    私は「私の心」に従うことで、364日診療に導かれました。「私の心」は、私の中にすでに設計図として刷り込まれていたのです。それは、「先祖の血、先祖のDNA、先祖の初心」でした。──〈ワン・モア・ステップ=もう一歩前へ〉という健康人生の極意を推奨しながら、「心の声」に従い長男と共に364日診療を実践するある整形外科医が、運命に導かれた人生を振り返る〈心の旅路〉。
  • 許しゆるされ心ごころ
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    高校の授業をサボり金森瑛麻が向かう先は、楽楽福神社。ある日ここで出会ったのが、古代より荒ぶるモノ達を鎮める集団に属していた、百々山汰一郎だった。これを機に瑛麻の日常が大きく変わり、禍々しい気を追いかけた先でタイムスリップし、現代に戻れば鬼と対峙することに。日本最古の鬼伝説が残る鳥取県伯耆町を舞台に繰り広げられる、悲しみの連鎖を断ち切るための現代の鬼退治物語。
  • 歌集2001年
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    1巻495円 (税込)
    「雪の舞う二〇〇一年元旦に今年こそはと思うことあり」。その時代の息吹を詠み、常に心に響く一首を求め、激動の一年を静かな言葉で綴る歌人の深い眼差しが人々に親しみやすさを届ける。日常の瞬間から歴史の転換点まで、読む者の心に寄り添い、共鳴する歌の数々から、静かな力で私たちの生きる時代を照らす、ふりかえる時間たちとして、2001年を纏めた歌集。
  • 殻を捨てよ
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    1巻495円 (税込)
    万年平社員の倉元信二は、間もなく定年を迎える。退職後は好奇心のままに人生設計を立てたいと思う。休暇を取って試してみることに…。朝いつもの時間に家を出、駅の改札口は素通りして公園のベンチへ。次第に激しくなる通勤ラッシュの靴音に背を向けると、ゴミ籠の中を漁る男が目にとまった。目が合うと笑顔で「隣、いい?」と言う。様々な人と出会って不可思議な日常世界を描く物語。
  • 今語りつがねば、書き残さねば
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    戦中、家族で満州に渡った著者は、そこで敗戦を迎える。母と兄を亡くし、苦労して日本に引き揚げてきたが、一家そろって暮らすことはすぐには叶わなかった。やがて新しい母を迎え…。戦中と戦後、両親のこと。そして、夫との出会いと、夫と訪ねたヒマラヤ旅行記。子や孫たちに知ってほしいと、書き残す。同世代の人には懐かしく、若い人には貴重なエッセイ。
  • シンプルライフ
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    ずっと覚えている子供のときの出来事がいくつもある。それは今は両親との思い出となっている。大正一年生まれの父は破天荒な性格で、面白エピソードに事欠かない。母は堅実な性格で頑張り屋。仕事も家庭のこともきっちりしている。父と母はどのように生きてきたのか。そして性格が正反対ながら恋愛結婚をした二人は、娘と息子を持つ。その家族の日々を娘が描く。
  • そしてこの心地よい風に吹かれ続けて
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    1巻594円 (税込)
    僕はこの12年、娘の誕生日と命日に欠かさず墓参りをしている。妻であった彩香もまた此処を訪れていることには気づいていた──。社内で出会い、順当な付き合いを経て結婚した僕ら。やがて娘が生まれ、幸せな日々が続いていくものと思われたのもつかの間、二人は愛娘を事故で喪ってしまう。すると彩香と義父は僕を遠ざけようと画策し……。家族の崩壊とその再生を描いた静かな愛の物語。
  • とおりゃんせ
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    1巻594円 (税込)
    田舎の乗り合いバスに、偶然乗り合わせた人たち。思い思いに過ごしていたが、バスがスリップしてしまい…!?『乗り合いバス』。田舎町の外れに棲んでいた洋介は、祖父の作った茶筒を不注意で傷つけてしまい問屋に返品されたことを言い出せずにいた…『てるてる坊主』。サハリンに渡ったクニさんの話『とおりゃんせ』他、人の優しさや冷たさ、生きることの切なさを綴った5作の短編集。
  • 【文庫】秀長さん
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    尾張中村郷で農夫として静かに暮らしていた小竹は、兄・日吉の嘆願を受け、織田家への奉公を決意する。そこから、秀吉・秀長兄弟の伝説がはじまった。誰よりも家臣と領民、そして平和を愛した男が生涯をかけた夢とは? 秀吉の天下統一を影で支えながら110余万石の大大名に上りつめ、「天下の調整役」として名をはせた、豊臣秀長の波乱に満ちた生涯を描く!
  • あたり屋 ~Crash for cash!~
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    1巻693円 (税込)
    会社をリストラされた主人公が、ひょんなことからあたり屋となり、生計を立てていく。ある日、主人公の車にぶつかる様子が映画関係者の目に留まり、スタントマンへとスカウトされる。その誘いを受け入れ、恋人もでき、新たな人生を歩み始めた矢先、主人公に忍び寄るのは警察の捜査の網だった…。主人公の運命やいかに? ほか「一発逆転男」も収録。
  • あのセミはきっと夏が知りたい
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    1巻693円 (税込)
    「扉を開け、中をのぞき込むと、僕と同い年ぐらいの女の子が一人ベッドに座り本を読んでいた。(中略)しばらく彼女から目を離せずにいると、本から顔を上げた彼女がこちらを見た。突然目が合ったものだから、慌てふためいた僕は何も言わずに扉を閉めようとした」(本文より)。外に出て夏を知ってみたかった少女とともに、つかの間、煌めく大切な時間を過ごした少年の暑い日々を描く。
  • 一生は価値があるのだ 一度の人生をがんばろう
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    吉田兼好のように、よしなしことを徒然に書いていければいいのだが、昨今の日本を取り巻く諸々の現状を鑑みるに、齢九十の著者にとっても、義憤に駆られることばかりで筆舌に尽くしがたい。アウトローな国々の非人道的な所業をこのまま見逃していいのか。日本人である限り、是が非でも知るべきであり知らねばならないと思う。そういった現実を踏まえつつ著者の人生観を語ったエッセイ集。
  • 咄嗟の契約/とり
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    1巻693円 (税込)
    一途な性格の青年が直面した出来事を発端に、その隣り合わせの関係性をさり気なく綴り「生」と「死」とは何か、を改めて考えさせられる短編小説集。アパートに住む男が、偶然目にした事件を取り上げた『咄嗟の契約』、食肉処理場に勤める男の日常から、突然現れたカメラマンとの出会いに心打たれ新たな旅立ちを決意するまで描いた『とり』の掌編2作と詩3編を収録。
  • よく遊んだ
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    私は鹿児島で第三子として生まれた。姉兄を赤痢で亡くしたことから、両親は私を大切に育ててくれた。父は勉強しろとは言わず、母は家と家族をしっかりと守った。父の仕事の関係で引っ越しの多い家庭ではあったが、その中で私は伸び伸びと育った。今の子供達と比べても、遊びの多い子供時代だった。そしてそんな子供時代を持てたことを喜ばしく思う。日本がまだ大らかだった頃のお話。
  • 天風×通雲(あまつかぜにかようくも)
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    1巻792円 (税込)
    高校生男子の熱い友情と成長を描く学園ドラマ+心霊ファンタジーシリーズ第3弾。夏期講座や部活動、文化祭の準備に追われる笙太、諒平、昴のトリオ。さらに、病院で目覚めないままの美里の今後についても心配なうえ、病院の七不思議といわれる幽霊達も成仏してもらう必要がある。人生で一番忙しく、心を揺さぶられる夏休みを三人は駆け抜ける。笙太の保護者的霊、キワさんの謎も解明!
  • 「不条理」 神崎琉吾のサバキ師 ─魂の行き先─
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    1巻990円 (税込)
    引退した実業家・神崎琉吾のもとに、10年前に知り合った西口こずえが自殺をしたという知らせが入る。しかし、こずえが生前、神崎にあてて投函した手紙には、死を感じさせるものはなかった。不自然なものを感じた神崎は、調査を開始する。──敏腕経営コンサルタントとしての活躍する裏で、欲望に溺れ、人としての道を踏み外した者を裁く“捌き師”としての神崎の活躍を描く。
  • オートマティック
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    1巻990円 (税込)
    「山のようなプラスチックが押し寄せてきて、宴会は中止になり、三十郎は、慌てて乙姫様を連れて、陸へ帰ろうとした。しかし、乙姫様は海に残ると言い、赤と青の玉手箱を渡してきた」(『浦島三十郎』より)ときに近未来的世界観を示し、ときに現実の空気感をシニカルに漂わせる。幅広いテーマと切り口による多彩な作品をおさめた短編集。「幸せ」ってどんなカタチなんだろう・・・。

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