文芸社作品一覧

  • 子どもも大きくなったし、出かけよう! 世界一周、ひとり旅
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    1巻1,034円 (税込)
    【掲載国】タイ→インド→トルコ→ギリシャ→イタリア→バチカン市国→スイス→オーストリア→ハンガリー→チェコ共和国→ドイツ→デンマーク→スウェーデン→オランダ→ベルギー→ルクセンブルク大公国→ドイツ(再訪)→イギリス→アメリカ→ペルー→メキシコ →カナダ→ハワイ(アメリカ) 同行者なし、海外ひとり旅経験なし、語学の自信なし。それでも世界一周に行けます!
  • この小さな公園に なかよしのブランコがいた
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    幼い頃、父に背中を押されながらゆられた、小さな公園のブランコ。10代、20代と成長し、淡い恋の歓びも、仕事の苦悩や達成感も、この小さな公園のブランコにゆられながら、ともに分かち合った。やがては結婚し、子どもができて……。ある男性の半生と、その男性に友だちのように寄り添い、心の支えとなったブランコとの関係を静かに美しく綴った、大人のための絵本。
  • 古風な前奏曲
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    1巻1,155円 (税込)
    アダム・ミルクホワイト君は12歳。3匹のクワガタのメスに恋したことのある少年だ。目下の疑問は、「何故、僕たちは食べるの?」ということ。50歳で目下失業中のマーク・ティーブラウンさんと最近友だちに。「難しい質問だ。それを話すと長くなる」が口癖のマークさんの話は、クラシックをはじめとする音楽から文学、哲学と縦横に広がるが、アダム君の答えは見つからない。
  • 米蔵の宝もの
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    しんちゃんは、家の庭にある大きな米蔵に興味津々。中をのぞいてみたくて、じいちゃんに扉を開けてもらいます。奥に進むと大きな米俵が1個、転がっていました。そして、米俵からこぼれているお米をネズミとスズメがとり合って、けんかがはじまってしまいます。しんちゃんが仲裁しようとすると、今度は大きな白いヘビがやってきて……。米蔵の中の小さなぼうけんを描いたゆかいな絵本。
  • 雇用FUFU
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    少子化対策と称して国家が一夫多妻制を導入。その結果、結婚できるのは経済力のある一部の限られた男性のみになり、大多数の男は生涯独身という格差のある社会に変わってしまう。その一方で、夫を専有できなくなった妻たちのために、雇われて〈夫〉や〈父〉を演じる仕事である「雇用夫父」が、新たな国家資格となった。妻たちとそれを支える男たち。果たして彼らの未来は……。
  • これからも開業医の奥様
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    コロナ禍のなかで、医療現場も色々大変な思いをしています。開業医である院長も奥様も例外ではありません。でも既に自分達も後期高齢者、無理せず、午前中だけの診療に縮小しています。ゴルフやラジオ体操を続け、まずは自分の健康管理を徹底し、ご近所の方々と変わらない温かい交流と彼らの健康管理を続けていけたらと願っています──。大好評エッセイ、満を持して第四弾発売!!
  • これで国語がよく伸びる 思考力・判断力・表現力を育てる導き方
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    1巻1,232円 (税込)
    〈国語はすべての学習の基礎〉ポイントは「教えすぎない」。子どもの頭を鍛えよう! 「子どもたちに願うのは『知っている言葉をどんどん増やしてほしい』ということです。語彙力は、問題を解くためだけに必要なものではありません。目に見える(あるいはまだ見えていない)世界を豊かにしてくれます」(「あとがき」より)。個々の特性に応じた実践的で具体的な学習方法とは──。
  • コロンちゃんとポスト
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    過疎化が進む山奥のさびれた村を舞台に、心やさしい少女・コロンちゃんと村人たちとのあたたかな交流を描いた絵本。/コロンちゃんは、木工工芸家であるお父さんが作ったパンダ型のポストがお気に入り。毎日、お手紙が届くのを楽しみにしています。そんなある日、村のおじいさんやおばあさんたちを喜ばせるために、コロンちゃんが思いついたこととは……?
  • 混昔物語 ~日本昔話奇譚~
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    あれから時は流れ、大きな桃から桃太郎が生まれた。──その瞬間、新たな宿命の物語が幕を開ける。我々が知っていたのは真実のほんの一部にすぎない。桃太郎、金太郎、浦島太郎、聞き耳頭巾、舌切りすずめ、花咲かじいさん、証城寺の狸ばやし、かちかち山、さるかに合戦、ぶんぶく茶釜、一寸法師……昔話は一つの流れに辿り着き、壮大な物語となる。手に汗握るファンタジック巨編!
  • こんにちは さようなら ありがとう
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    長年保育ボランティアに従事し子どもと関わる機会の多い著者の実体験をもとに描いた絵本。「あいさつ」の持つ魔法のような力を感じさせてれるとともに、若いお父さん、お母さんへ「子育ては初めてのことばかりですよね。お祖父ちゃん、お祖母ちゃんをはじめ地域のみんなでお邪魔にならない程度にお手伝いできたらいいと思います」というメッセージが込められている。
  • 極上の別れの条件
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    人は人生を惜しみ、別れを惜しむ作業を通じて、許し、許され、愛し、愛され、肉体と心、魂の旅立ちを整える。米国に於いて、生と死の神秘とキセキが交差するホスピスという場所で7年間グリーフケアに関わり、終末期にある患者と家族の別れの準備に寄り添ってきた著者による、人がどう生きるのか、どう死ぬのかの答えを模索する一冊。
  • ごはんの支度
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    1巻528円 (税込)
    病で夫が逝ってしまってから17年。その間、親しい人たちも見送った。どんなにつらくても悲しくても遺されたものには日常が続いていく。昨日と変わらぬ今日を過ごし眠りにつく。そして今日と変わらぬ明日をむかえる。そんな平凡な毎日のなかでも歩みを続けていると少しずつ成長の足跡が刻まれる。これは私の感じた私の言葉だけど、同時代を生きる人たちにも共感してもらえたなら嬉しい。
  • 雑賀乱る 反骨の兵たち
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    戦国時代、大名の支配から脱した民の国が存在した。それが紀州の雑賀である。地の利を生かした貿易で栄えるその国の莫大な富を狙い、天下統一を目論んで織田信長が圧倒的勢力で侵攻。大坂・石山本願寺における一揆を端に発し、雑賀の存亡をかけた信長と攻防が始まっていく。「織田は強い、その織田を破った俺達はもっと強い」。本書は雑賀衆の活躍を描いた歴史群像小説。
  • 西国街道・山陽道 徒歩の旅絵日記
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    1巻1,155円 (税込)
    旅はまだまだ終わらない! 前作『中山道六十九次 徒歩の旅絵日記』に次ぐ、待望の第二弾。今回は京都から九州大里までの西国街道・山陽道を踏破。美しい風景や、歴史、人との出会いを、著者の趣深い絵とともに綴る。晴れた日のすがすがしい空、時には雨にも見舞われながらも、ゆっくりとだけど、しっかりと楽しみながら歩く。 歩く人だけが味わえる世界、あなたもいかがですか?
  • 再生
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    1巻990円 (税込)
    美登里の人生の前半はとても順調だった。しかし、30代半ばを過ぎた頃から姑との仲が険悪になり、40代後半には夫の不倫、借金が発覚。さらに、夫は認知症に。介護をしながら無事定年を迎えた美登里は、そんな夫と世界一周クルーズへ。そして、その船で自分と同じ社交ダンスが好きな男性と出会う。だが、運命は過酷にも──。常に前を向き誠実に生きようとする一人の女性の物語。
  • さいはてたい
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    インディーズミュージシャンの仁は、強く美しい母の睦美が自慢だった。そんな睦美に認知症によく似た症状が現れるようになった。彼女はまだ四十八歳、そんなことありえない…! 変わりゆく母の姿、受け入れられない現実。周囲を拒絶し、真実から目を背ける日々。二人が選んだ結末は!? 若年性アルツハイマー型認知症を若者の視点から描いた話題作を文庫化。書き下ろしの続編も収録。
  • 紗江子の再婚
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    1巻1,078円 (税込)
    37歳の時に夫の裏切りで離婚をし、女手一つで子育てをしてきた50代の木田紗江子、ある機会から妻を亡くした男性との再婚話が持ち上がる。一人は、定年後も中学校の教壇に立つ西野彰生、もう一人は上司の中島だった。恋愛、そして結婚、その単純な図式が簡単に成立しない年齢、そんな中で織り成す人間模様と穏やかで真摯な中高年の恋愛模様を細やかな筆致で描くヒューマンノベル。
  • 坂物語
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    1巻990円 (税込)
    昭和前期、激動の時代を乗り越え、音楽を通して立ち直り、目覚めてゆく男女の物語。遠い異国から日本にやってきて、さまざまな苦難の末、心に哀しみを持つ女性を優しく受け止めてくれる坂の街のお話。家庭を持つ男性にどうしようもなく魅かれた女性の、心の葛藤を描いた物語。今まで生きてきた道を懐かしく振り返り、そして生きることが愛おしくなる、3つの短編集。
  • さくなげの花の上に高く舞ふ 佐佐木信綱の短歌をたどる
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    歌人・国文学者として大きな足跡を残し、「夏は来ぬ」など多数の唱歌、そして全国120校以上の校歌の作詞も手掛けた、三重県鈴鹿市出身の佐佐木信綱。信綱の歌の世界からその生涯をたどり、古典の世界に分け入り、また明治、大正、昭和の多くの著名人との交流を通して、時代の雰囲気を生き生きと描き出した一冊です。歌はやがて人の「心の花」になるはずです。
  • 桜色の七日間
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    1巻1,001円 (税込)
    市長候補の瑠璃子も支える仲間も、政治は初めてのドシロウト。しかし、生活に密着した瑠璃子の声は、次第に市民に届き始める。辛いこと、哀しいことがあったって、歯を食いしばって懸命に生きる人々の心に、呪文のように響く言葉。幸せそうに見えたって、誰もがみんな戦っているのだ。シロウト陣営が巻き起こす七日間の選挙運動を描いた、みんなの心を再生する痛快草の根ストーリー。
  • 叫ぶ臓器
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    先月まで、全日健康薬品の社員で、中国の上海工場で薬品管理部門の責任者をしていた兄の勤が、不通渓谷で遺体で発見された。勤は帰国後、成田空港から行方不明になっていた。兄の死から数日後、妹の紘子のもとに、中国から投函された兄からの手紙が届いた。その紙面には、「法輪功、悪魔のゼンニッポリン」と書かれていた――。「臓器移植」の闇をするどく抉る、衝撃の医療サスペンス!!
  • 笹井小夏は振り向かない
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    夢もない、やる気もない、進級すらアヤシイ高二の来夢。楽しいのは仲間と音楽をやっている時だけ。そんな彼に母親が連れてきた家庭教師は大学生の笹井小夏。奇抜なファッションに、突飛な言動、不思議ちゃんな小夏に振り回され反発する来夢だが、次第にその魅力に引き込まれていく。来夢と小夏、仲間達がそれぞれ一歩ずつ成長していく青春群像劇。第4回文芸社文庫NEO小説大賞受賞作品。
  • サジュエと魔法の本 上 赤の章
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    魔導師の家系に生まれたのに、魔法が苦手な12歳の少年サジュエ。ある日、大賢者と呼ばれるおじいちゃんの家で不思議な赤い本を見つけるが、朱の書と呼ばれるその本を狙ってサジュエに魔の手が迫る…! 魔導師の少女リアンジュ、“盗み屋”稼業のルイジとリンダ、国際魔導師機構、そして大陸を支配しようと企む邪導師。4つの書をそろえるのは誰か!? 本格ファンタジー待望の文庫化!
  • さっちゃんの物語
    NEW
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    1巻1,386円 (税込)
    子どもの頃からお転婆で勝気な咲千子は、努力を重ね、教師になる夢を叶える。子どもたちに愛情を注ぎ、時に悩み、てこずりながらも、天職に就いた幸せをかみしめる。一方で、家族の幸せやマイホームへの夢、自身の病との格闘など、人生には楽しみや困難、さまざまな局面が訪れる──。「今できることをすれば、必ず先に進む」「やまない嵐はない」と前向きに生きる女性の、自伝的小説。
  • さよちゃんのおくりもの
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    “さようならの精”さよちゃんから「おばあさんとちゃんと“さようなら”をして」と言われたやんちゃな男の子のたっちゃん。おばあさんと過ごした日々を思い出し、今まで言えなかったお別れが言えた時、さよちゃんからもらった小さなガラスのびんの中には、薄むらさき色のきれいな粒が光っていました。出会いと別れを重ねて成長していく男の子の姿を丁寧に描いた物語。
  • さよならサンシャイン
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    1巻1,188円 (税込)
    山陰地方=サンシャイン地方の女ばかりの家に生まれ、アイデンティティを否定された子ども時代を経て、上京した秋香。東京の大学で文学や民俗学を学び、劇団に参加した後、山陽地方で教員として奮闘し実績を積みあげていくが、家族の問題や職場での嫌がらせ、体調不良に苦しむ。秋香は山陰地方への帰省を機に、新たな希望を見つけ、人生の後半を歩み出す決意をする。
  • さよなら、バンドアパート
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    ミュージシャンの夢を追って上京した男の波乱万丈の物語。2022年春、映画化決定!/「バンアパは理想が低い! サザンを目指せ!」マネージャーの怒声が赤坂の会議室を揺らした。傲慢、横柄、不遜を恫喝で和えた味のする言葉だった。体育教師さながらの体躯をしたマネージャーが、僕たち三人に鋭い眼光を向けている。ホワイトボードには『二〇一三年の目標』と書かれていた。(本文より)
  • 百日紅
    NEW
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    男性と同等以上に働いているのに、加えて家事一切も女性が担当せねばならぬことに理不尽さを感じた著者は、農協を通じて女性の権利獲得のために一石を投じたいと考えた。その後、全国JA女性組織協議会会長を務め、女性の地位向上のために尽力。卒寿を過ぎてから回想した個性的な姑との思い出や日常のエピソードからは、百日紅の花のように鮮やかな著者の人生が感じられる。
  • 山峡 宗教 神と人間を巡る物語
    NEW
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    奴隷制否定、動物虐待拒否のキリスト教三位一体派(正教会)。動物虐待是認のキリスト一教神派(カトリック教会)。この二つの相剋。宗教とは何か。奴隷主のためだけにあるのが神なのか。そして、人間のエゴを、ただただ“神”としたもの、それが一神教なのか。宗教史を紐解き、人間と宗教の「絡み合い」を赤裸々に辿った問題作。
  • 散華の遺産
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    日中戦争で遺児となった著者の人生と家族の軌跡を綴った半生記。いかなる苦難や悲しみが起ころうともそれを冷静に受け止めながら顔を上げて前に進もうとするしなやかな強さを育んだ著者と、そうなれなかった家族の生き様に、人の心に及ぼす戦争の影響の大きさを感じずにはいられない。また、戦争だけでなく、現代社会においても考えるべき「命の尊厳」について本書は一石を投じている。
  • 三叉路ゲーム
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    国立警察署に勤務する警部補の小学2年生の娘が青梅鉄道公園で誘拐された。犯人からの指示で、警部補は新宿駅から東京駅、さらには新幹線で新横浜駅まで移動させられ、ホームにあるロッカーの中からメッセージを取り出す。そこには〈三叉路ゲームスタート〉とだけ書かれていた。捜査が進むにつれ、次第に過去の“あの事故”があぶり出されてくる。社会派ミステリー作家の力作!
  • サンシャイン イン ザ モーニング 医龍と呼ばれたドクター・タローの人生 前編
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    著者の恩師であるドクター・タローの人生を物語化した前編。タローの幼少期から出征し復員するまでの出来事や、愛した女性、家族を描きながら、戦争や平和の問題も問いかける。戦中・戦後の特徴がタローや人々の言動に絡めて描かれ、市民の苦悩がクリアに浮かび上がる。タローは将来を誓った女性を出征中に金持ちの男に奪われたことすら知らず、終戦後に必死で探し求めるが果たして……。
  • サーモンの握り
    NEW
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    やり手のビジネスウーマンの美里は、最近寿司屋にハマっている。今日も、部下を連れて馴染みの寿司屋へやってきた。頼むのはいつも「サーモンの握り」。それを口に入れると、信じられないことが起きるのだ。心の準備をして、そっと口に運ぶ。すると、唇に触れた途端、ちょっとエッチなあの××が…!? 粋なお寿司は大人の味。ちょっとアダルティな大人の絵本。
  • ザ・レイン・ストーリーズ
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    1巻1,144円 (税込)
    雨宿りのわずかな時間に言葉を交わす男女。雨の日には偏頭痛に悩まされる探偵とその探偵に夫の素行調査を依頼する妻。激しいスコールに襲われた香港島で道ならぬ恋に落ちかける外国人博士と日本人の母親──異なる立場、時間、場所で展開する人々の出会いと別れを、雨というモチーフでゆるく結びつけ、優しく、時にはユーモラスな筆致で描き出した珠玉の短編集。
  • しあわせ かんちゃん
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    1巻792円 (税込)
    昭和40年代。正看護師の職を捨て、家族や親類すべての反対を押し切って、私は三世代同居の長男の元に嫁いだ。一年目に長女が生まれた時、「さあ、嫁に根がついた」と食事のおかずが半分になり、その二年後、次女を生んで家に帰るなり、「べさばっか(女ばっかり)と義理の両親、その祖父に言われる──男尊女卑の空気が色濃く残る地方にあって、負けずに生き抜いた嫁の、壮絶な半生記。
  • しあわせなクリスマス
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    毎年クリスマスには、サンタさんにお手紙と缶ジュースを用意してきたヨシ君とナーちゃんのなかよしきょうだい。でも今年はママが変な提案をしてきました。どうやら世界中のプレゼントをひとり占めする計画のようです。せっかくのクリスマスなのに世界中の子どもたちを悲しませたくない……。さあ、ヨシ君はどうするのか。子どものやさしい心の成長を描いた、心あたたまる素敵な絵本。
  • しあわせニャン
    NEW
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    空き地でゴロゴロキャットたちが退屈な日々を過ごしていた。そんなときふと浮かんだ問い。「しあわせ」ってなんだろう? 疑問に思った8匹のキャット軍団は、りゅう王の背中に乗って本当のしあわせを見つけに旅立った。様々な場所に飛び散ったキャットたち。そこで出会った人々との交流を通じてキャットたちが感じたことは……。キャット軍団と少年ジェシーのしあわせさがしの物語。
  • 幸せは口笛ふいて
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    1巻990円 (税込)
    すべての出会いが良縁であるわけではない。それを知ったうえで「花ひらく」ことを「きっと きっと と信じ」るという著者が、何かに躓いて落ち込んでいる人、仕事や人間関係につかれた人にエールとして贈る詩集。「何とか到達できればいい/辺りを気にして信じて進む/時には 鼻歌を友にする/遠回りになったって未知との出会いもある/答えは一つではない」(「道」)。
  • しあわせを知った雨蛙
    NEW
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    田んぼにやどる「田の神」は米の収穫を見とどけると山にもどり「山の神」となる──日本各地に残るそんな言い伝えをもとにした、ある村での物語を描いた絵本。穏やかな田園風景が広がる村で、秋の夕暮れに土の中から一匹の雨蛙が這い出してきました。本来なら冬眠に入る時期にどうしたのかと田の神にたずねられた雨蛙がどうしても見たかったものとはいったい何だったのでしょうか。
  • 死願を越えて ─線維筋痛症の現実─
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    「線維筋痛症」と今現在も闘う著者の痛みが伝わる闘病エッセイ。「線維筋痛症」とは──原因不明。治療薬なし。見た目では健康な人と変わらないが、死ぬほど痛い。診断できる医師僅少。ドクターショッピングを続ける患者多数。高額な医療費負担……。生きている実感がない。肉体も心も揺れ動き、不安定な痛みにさらされていることが、私にとっての「生」だ。(本文より)
  • 色彩のパズル 自閉症兄弟のドタバタ成長記
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    国際結婚をした娘の子どもたち二人は自閉症児だった。兄弟の想像を超える行動や出来事に家族が全力で挑む、涙あり笑いありの18年の記録。 日本とアメリカとを行き来しながら、グランマが明るく綴った「家族のラブストーリー」である。 自閉症の入門書として、また自閉症児に対するアメリカの支援制度を知るうえでもお薦めの1冊。
  • 死刑台の微笑
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    三人の少年によって、ひとり娘を惨殺された母親は、娘の無念と悲しみを晴らすため、会社を辞して、地裁での意見陳述に全てを賭けた。地裁で、三人の裁判を傍聴し続けた母親は、娘を殺害した三人の凶行を知るにつけ、憎悪を増した。死刑判決を望む被害者の母に立ちはだかる、少年法。判決を有利へと導く加害者の弁護士たち。少年審判を抉る問題作!
  • 詩集 原風景への道程 第一集
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    1~2巻1,232~1,386円 (税込)
    今の日本社会の世相はどこか虚ろです。騒がしくて表面的で、深くて静かな世界に沈潜することなどまるでないようにも思えます。この詩集がそうした人々の心に少しでも潤いをもたらすことができれば、と心から願っています(「まえがき」より)。画家すずきゆきお作「心あいの風」にインスピレーションを得て詩作した詩は、誰の心の奥底にも根差す人間存在自体への深い洞察が感じられる。
  • 詩集 若柳
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    1巻1,089円 (税込)
    「喜び」「悲しみ」「哀れみ」を感じる心が詩の発露。詩心の尊さは生きるうえで大切にすべきこと。そんな思いを抱き昭和11年に発刊された詩集を、ここに復活させ後世に伝える。美しい響きを持つ詩語は不変だから──。「榮枯盛衰世の習ひ、/我も一度はあなる身か。/葉陰に集く千々の虫の/奏でる歌の侘しさよ。/訪ふ風にはらはらと、/落つるは櫻の涙雨。」(『涙雨』抜粋)
  • 詩集─瑠璃色の星の片隅に
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    1巻462円 (税込)
    あらゆる命が光りだす/緑豊かな大地には/命の連鎖が支え合う/海に輝く青い星/みんなの色が融けている/自分の色を押しつけず/慎ましやかに和している/耳を澄ましてごらん/椰子の木の唄が聴こえてくるよ「椰子の木の唄」より/鎮魂・御礼・慰め・励まし・餞別の思いを込めて知人・友人・恩人へ贈った、和して心をつなぐ詩集と、人と融和し、常に前に向かう連句の世界。
  • 自然災害とストレスマネジメント それでも僕らは歩み出す
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    1巻1,485円 (税込)
    阪神淡路大震災で被災した著者が、特に地震当日から避難所運営に直面する学校教師達のトラウマとその回復を、足で集めたインタビューをもとに赤裸々に綴った渾身のリポートと分析。東日本大震災から一年、思うようには進まない復興。瓦礫の間を歩き、生活を立て直そうと健気に立ち働く人々の心の奥底には何があるのか。誰でもなりうる「被災者」の心のありようを解析し未来に備える一冊。
  • 舌は下でなく上に “舌の吸盤化”で、あなたの脳力・人生が開花する!
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    舌を吸盤化して、口蓋に吸いつけておくだけで、脳が活性化され、あらゆることがうまくいくようになる! 毎日のちょっとしたトレーニングで、ストレスは軽減され、集中力がアップ、睡眠トラブルも解消。子どもの頃から徹底することにより、歯並びが整い矯正いらずに。広島の歯科医師が独自の研究をもとに発表する、老若男女すべての方に応用できる驚異の健康法。
  • 死神の城
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    1~3巻1,056~1,188円 (税込)
    荒れ果てて命の気配を感じない奇妙な土地に、ひとりの男がたどりついた。地に倒れた小さな命の光が、男の目の前で身体から離れていった。次の命へとつながるはずのその光は、死神のしもべが持ち去った。そして、死神のしもべは、男の命の光も狙っているようだった……。退廃的な異世界とシュールだけれどどこか愛嬌のあるキャラクターがおりなすファンタジーを、緻密なタッチで描いた絵本。
  • 死神ブログ
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    学校裏サイトでエスカレートする悠哉へのイジメ。真夜中から朝方までずっと続く嫌がらせメールの着信音。数ヶ月にわたって眠れない日々を過ごしていた。しかし、遂に絶望が頂点に達し、悠哉は自殺予告ブログを立ち上げる。いっぽう学校では、クラスメイトの連続殺人事件がつぎつぎと発生し……死へのカウントダウンの先に、戦慄の真相が待っている!!
  • 士の魂
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    巌流島に全国より集う名実相共に日本一の剣客たち。そこで彼らはある藩の家老の謀略により日本を追われることとなる。行き着く先は異国ロシア。そこには汚職、圧政、日本人女性の拉致などが蔓延っていた。剣客たちは己の技と士の魂を以って、ロシアの女王や兵士、人々を魅了し導いていく。ロシア帝国統一の陰にあった『真の士』たる剣客たちの華々しい活躍を描く大作。
  • 死の臓器
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    熊本県A市の日野誠一郎は聖徳会日野病院の医師で、泌尿器科の部長をしている。ある日、日野医師は、A警察より、任意の取り調べを受ける。容疑は、「臓器売買」の疑いだった。手をこまねいて、死を待つばかりの患者に、日野医師は、レストア・キッドニ(修復腎)、がん患者から摘出した腎臓の移植手術を何度か行っていた──。「臓器移植」をめぐる医療サスペンスの傑作!
  • 死の刻
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    ある日、有名私立進学校の湘南台旭日高校に、学校を爆破するという脅迫電話が入った。犯人はメールで、「明日三月二十五日十四時二十分までに、湘南台旭日高校を破壊しようとしている我々の動機を解明しろ」と指示してきた。校舎には、四百人もの生徒がいる。湘南台警察署は必死の捜査を開始する。犯人の動機は!? 爆破の時刻が迫る──!
  • 死の名はワルキューレ
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    「一緒に飛んでもらえないだろうか、未来のドイツのために」。第二次大戦末期、独空軍中将ガーランドは、激化する米英軍の攻撃に対抗するため、極秘に製造を進めていた戦闘機「ワルキューレ」に乗り込む精鋭部隊を結成する。敵の300機に対し、わずかに5機! 圧倒的に不利な状況に置かれながらも、愛する人を守るため、愛する祖国を守るため、軍人たちは誇りを胸に立ち上がる。
  • 死への旅列車
    -
    記憶喪失のエスポワールは列車に乗って旅に出る。最初に下車したのは遊園地の町。パレード楽団の団員試験を受ける少女レーヴの練習に協力することに。1週間後、レーヴと親との和解を見届け次の水族館の町へ。そこで出会ったのは、愛し合っているのにそばにいられない恋人たち。3つ目は映画の町。降り立つ町で出会う人々と交流しながらエスポワールの記憶の断片がよみがえっていく。
  • 下犬童
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    1巻1,001円 (税込)
    最初は書けるような物事が少ないような気がしていたが、書いているうちに一旦忘れかけていた記憶がいろいろとよみがえってきた。(中略)自分のかなりの部分は当時の出来事を再構成して成り立っていると感じた。(あとがきより)──60年代の佐賀市兵庫町、70年代の佐賀県神埼市の「下犬童」、80年代の鹿児島。成長していく青年の姿、大きく変動していく時代の姿を描く。
  • 社会的臨死状態でした。
    NEW
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    精神が死にかけているのに身体は生きて活動しているのが社会的臨死状態です。そこに陥る経過には慢性的に進行するパターンと、何らかの原因によって自己が頽れるパターンがあります。わたしはそれらの両方を経験しました。そんなわたしにとって、こころの完全変態は生まれ変わることでした。それにはサナギの時間─ちぎれて幽閉された自分を回収するこころの作業─が必要だったのです。
  • 社内勢力図を一変させる基礎力 女性社員の力を引き出す24のスキル
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    「女性って、どうして○○○なのでしょう?」、気遣っているのに通じない、裏目に出る……。「女性の心理は男性には分からない」とあきらめて、とっさにその場だけをとりつくろうとしていませんか? 女性社員側の不満や悩みを豊富な具体例で提示、必須スキルを24のケース・スタディにまとめた画期的コミュニケーション論。「それはきっと、こういうことではないですか……」
  • シャルール ~土曜日だけ開くレストラン~
    -
    1巻550円 (税込)
    週に一度だけオープンするフレンチレストラン「シャルール」には様々なお客様が来店します。結婚前夜の娘と父親、仲直りのきっかけがつかめない女子大生、亡き夫との思い出の一皿を探す老婦人、“もう一人”のお客様といらした老紳士――極上の料理とワインと共に紡がれる6つの物語のア・ラ・カルト。土曜日の夜にだけ訪れる誰も知らない小さな奇跡。感動と癒しのひとときを召し上がれ。
  • 終末世界はふたりきり
    5.0
    人類が“ほぼ滅亡”してからX日。唯一生き残った人間・ネクロマンサーは、ゾンビのユメコと楽しく暮らしていた。食料はいくらでもあるし、電気ガス水道も魔法でなんとかなるし、図書館もレンタルDVD店も借り放題で、なかなか快適な毎日。でもちょっと困るのは…、世界はアンデッドであふれかえっているのです! 死霊術師とゾンビ少女の、ほのぼのポストアポカリプスファンタジー。
  • 主語のない男、生返事の女
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    1巻880円 (税込)
    なんの前触れもなく、「勝ったな」と、どう返事していいか分からない物言いばかりする夫。肘をついて食事をして、よく噛まずに飲み込んでしまう夫。洋服のセンスがあまりにも酷く、一緒に歩きたくなくなる夫。初めてのデートでいきなりラーメン屋に連れていくような、女心のひとかけらも分かってない夫。……そんな「ときめかない」ダンナ、片付けちゃいましょう!
  • 「少国民」昭子の戦争
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    1巻770円 (税込)
    燃えあがる東京の空を睨みながら、昭子は心に決めていた。1944年11月29日から30日未明にかけての東京初の夜間空襲。この夜を境に、昭子は「お国のためにつくす」「少国民」であることを密かにやめた。戦争とは、出征して戦地で死ぬことになるおとなにつづいて、少国民も爆撃を受けて死ぬということだったのだ。昭子はやっとこのことがわかった。
  • 小説 自衛隊放射線学生
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    1巻990円 (税込)
    戦後、世界がさまざまな対立構造の中にあるとき、それによって迷走したのは日本社会だけでなく、個々の日本人も同様だった。一人の若い自衛隊員は、60年安保闘争という不安定な社会背景にあって、国家に尽くす気持ちと同時に新婚の妻の浮気に疑念を抱くなど自分自身の葛藤に押しつぶされそうになる。そんな迷いの中で最終的には新たな思想を得て、真の愛を見出していく。
  • 小説「ドストエフスキー入門」
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    父親を惨殺され、自らは政治犯として死刑宣言を受けたドストエフスキー。その生涯と作品に詳しい著者が、現代の混迷の時代にこそ、この「天才的であるばかりか、革命的でもある」作家の人間性に目を向けるべきとして著した「ドストエフスキーのススメ」の書でもある。作品の誕生した背景や、生き抜き方を詳らかにすることで、百数十年前の情景をまざまざと紙面に浮かび上がらせる。
  • 小説 ゆいごん式 ~終の誓い~
    NEW
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    1巻1,056円 (税込)
    認知症の叔父が亡くなった。日頃から面倒を見てきた姪の智恵子は、あらゆる手続きに追われながらも故人を想う。一方、生命保険会社勤務の夫は相続に関するセミナー講師を兼任し、2015年の税制改正後、相続で一番大切なことは何かを知る。自分のいざという時に備えて、知っておいて損はない実用的小説。(株)日本M&Aセンター分林保弘会長推薦!
  • 少年のひ ミスとテリーでミステリー
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    砂場に残された、男の子が忘れていった汽車のおもちゃ。人を悪夢に引きずり込むアクム氏が、テリー君にささやきます。「それ、すてきじゃない。ほら、手に取ってごらん。」 汽車のおもちゃを持ったテリー君。それを見つめる犬のミス君。さて、テリー君はどうするのかな。ヘルマン・ヘッセの『少年の日の思い出』に影響を受けた著者が描く犬のミスと少年テリーの絵本。
  • 昭和女性のど根性人生
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    〈動乱の昭和〉という、さまざまな不平等や不条理がまかり通っていた時代に、疎開、父の病気による家計のひっ迫による進学の断念、職場における男尊女卑、社会福祉の未成熟など、さまざまな困難に立ち向かいながら、市の職員として常に全力投球とベストを尽して生き抜いてきた昭和9年生まれの一人の女性の思い出の記録。「世の中の不平等や不合理を、少しでも無くしたかった!」
  • 昭和二十年、二十歳の日記
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    【風が強く、焼け跡の灰を吹きまくって、焼け跡を歩く自分に吹きつける。けれど快かった。なつかしかった。生まれたときからの自分の家に立っていると思うと、たとえそれが灰燼と帰してしまっていても、その一片の灰はかつてのなつかしい我が家のものであり、またなつかしい香をもっていた】(四月二十七日の日記より)。昭和20年に20歳だった普通の女子が戦時下に綴った想い。
  • 昭和の記憶
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    これは、自身がこの世に生きた「証」としての集大成であり、自分史でもある。記憶の前半は、戦前全中の貧しく苦しい生活から何とか生き抜いてきたことを綴っている。平凡ではあるがそこにパワーを感じてもらいたい。後半の記憶は、教師人生について書き留めている。さまざまな子どもたちや教師たちとの関わりの中から、教育のパワーを感じてもらえればと思う。
  • 昭和の青春物語
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    1巻1,683円 (税込)
    「今後の数百年を経て、大きな時代の転換点として私の生きてきた昭和は回顧されるものと思います。何が変わったのか?」(「おわりに」より)。“昭和”と聞いて、あなたは何を感じますか? 将来への確かな切符を手に入れるため、二郎が向かった先には──。今の世に迷いを持っている人たちに贈る、〈生き抜く〉術がわかる、米寿を直前にした男の自伝的小説。
  • 昭和の漱石先生
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    1916年に死んだとされる夏目漱石は実は1945年8月15日まで生きていた──。姿を変えた漱石は、敗戦へと向かう日本の歴史の流れを何とか押しとどめようとする。破滅を避けるため、漱石はどんな手を打ったか? 漱石の暗躍により、歴史はどう塗り替えられるか? 昭和20年まで生きた漱石が、昭和史の裏で暗躍する姿を描く歴史改編小説。第2回歴史文芸賞最優秀賞受賞作品。
  • 昭和も遠くなりにけり
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    戦前に生まれ、戦後復興期に青年時代を駆け抜けた男の半生記。──それはまさに「昭和」を語る。「生きた昭和」をまとめた意欲作。「本書は『自分史』という形をとっているが、戦前・戦中・戦後の日本の歴史を振り返るという目的も大きい。また、第五章には昭和を教訓にして、将来の日本人の永い幸福の歴史を念願したものだ」(「はじめに」より抜粋)。
  • 植物随想 花月記(はなげっき)
    NEW
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    1巻1,089円 (税込)
    精神科医であり植物愛好家でもあった著者が、大塚製薬の月刊PR誌『大塚薬報』に1962年から1年間連載していたエッセイ「花月記」をまとめた。著者は、牧野富太郎博士に深く傾倒し、収録された植物に関する楽しい蘊蓄やエピソードの随所に、牧野博士へのオマージュが感じられる。本業は医師でありながら植物学者顔負けの博識ぶりが披露され、四季の花や木を新たな視点で楽しめる。
  • 飼料屋と卵屋は、昔、家族だった
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    1巻1,089円 (税込)
    戦後まもなく、平塚市の飼料屋の六男・六朗のもとに嫁いできた百合子は、飼料屋の隣で卵の販売を始めた。開店から数年たち、商売が軌道に乗ってきたある日、とある事件をきっかけに、三兄弟で協力してきた飼料屋の経営に暗雲が……。時代の変化やさまざまな出来事に翻弄されながらも、困難を乗り越え、前向きにたくましく生きた家族の姿を描く小説。
  • 白い葉うらがそよぐとき
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    同じようでいて実は同じではない毎日を、ことばで丁寧に紡いだ詩集。やさしくてあたたかい言葉の数々は、まるで光が緑にきらきらと降り注ぐなか、白い葉うらが時折揺れるように、控えめでありながらも、読むものの心をつかんで離さない。父や母と過ごした過去の思い出、現在の思い、そしてこの先は…。人生をじっくり味わいながら壮年期を過ごす著者の、その日その日を大切に生き、働く姿が目の前に見えてくるようで清々しい。
  • 白い道、どこまで続く 私の小熊つね子抄
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    或る日、意外な場所で、北海道出身の詩人・小熊秀雄の妻、つね子と出逢うことになった筆者は、その清廉とした人柄に惹かれ、小熊秀雄に邂逅する。それから長い時をかけ、同人誌等にこつこつと綴ってきた「小熊つね子の物語」は、夭折した詩人が生きた時代の文学界の記録、開拓時代の北海道の記憶までもが鏤められた、ひとつの珠玉の物語となった。
  • 白いリボンのサンタクロース
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    1巻1,034円 (税込)
    実はサンタクロースは空を飛んでプレゼントを配っています。1000人いるサンタの中で一番若いサンディスは、うまく空を飛べません。地上を走り、綱を伝わって屋根に上り、一生懸命プレゼントを届けています。それを見ていた心やさしい少女は空を飛ぶソリがサンディスにプレゼントされるよう願い、少女の願いもサンディスによって叶えられます。お互いを思いやる心の大切さを教えるお話。
  • 白蛇の結び目
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    巨大な湖に現れた赤子を抱いた女は、宿願を果たすべく身を投げる。こうしてかけられた強い呪いによって、ヤノオオス公爵領は苦難の時へと突入した。──数年後、一人の男が現れる。その名はマガツ。彼はさまざまな人に出会い、成長し、恋を知る。そして、呪いを解くべく奔走するうちに明らかになる、悲しい真実。結ばれた呪いによって歪につながる運命の糸が導く先にあるものとは。
  • 新・怪談
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    1巻924円 (税込)
    小泉八雲の原作を大胆に換骨奪胎。現代性を盛り込み斬新に描いた、恐怖、エロティシズム、グロテスク&ユーモアの怪談短編集。小泉八雲原作が8編、オリジナルが4編という構成になっており、12の新しい怪奇エンターテインメントを堪能できる。なかでも、「因果話」(『霊の日本』所収)に着想を得た「雪桜」は、女の胸に取り憑いた奥方の手の怪を描いて白眉。
  • 進化における丸山眞男と夢と
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    江戸時代「村」人は武士の保護下で野性を失い、その退化した歴史的古層は戦後もろに平和ボケとなって現れた。つまり「考える」能力のない白痴化であり、戦後の日本の現実である。そのことが分かっていたのが三島である。それに対して福沢をあれほど論じながら、さっぱり分かっていなかったのが丸山である。彼の歴史的古層は平和ボケのなかにあった。だから彼も思想家でいられたのである。
  • 新規事業を崩壊させる5つの常識
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    「『成功する事業はあらかじめ準備可能』というこの考え方が、まさに破滅に至るこの広い破滅への門であり、ほとんどの事業開発者たちがここを通り──失敗していきます。これが、日本の新規事業が大した成功を生み出さない根本原因なのです」(「前書き」より)。新規事業開発コンサルタントとして、8つの事業立ち上げを経験している著者による、起業や新規事業開発のための入門書。
  • 震災、自然、人間
    NEW
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    1巻792円 (税込)
    「戻らぬ昨日/永遠に帰らぬ日/募りくる絶望/三月の夜の闇にいよいよ深く/明日の日の閉ざされし地に/ただ鎮魂の/雪降り積む」2011年3月11日、東日本大震災発生。青森県生まれの著者の見た、被災地の姿とは? ほか、新しい季節への期待や希望が感じる四季を歌った詩など、磨き上げた美しい言葉で表現した詩のほか、世界の名曲に関する考察など、軽妙なタッチのエッセイも収載。
  • 新説 東洲斎写楽 浮世絵師の遊戯(ゲーム)
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    江戸時代後期に突如現れ、わずか10ヶ月の活動期間に数々の名作を残し、忽然と姿を消した浮世絵師、東洲斎写楽。その正体を巡り、4つの歴史談義が繰り広げられる。異説珍説数多ある中で、写楽が謎の絵師とされてしまったその理由とは…? 緻密な検証とユーモアたっぷりの発想で贈る、歴史謎解きエンターテインメント。単行本未収録の新エピソードを含め、大幅に改稿。
  • しんちゃんとニャン友
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    お母さんが入院して、おばさんの家にあずけられたしんちゃん。遊園地に連れて行ってもらっても、ごちそうが目の前に並べられても、お母さんが心配なしんちゃんはうれしくありません。ある晩のこと、おばさんちの5匹の猫たちが、元気のないしんちゃんを夜の町に連れ出します。そこでしんちゃんはさまざまな家庭を見せられて……。身近なしあわせについて考えさせられる、やさしい絵本。
  • 新版 いきいき太極拳 こうしてつかもう、からだの感覚
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    1巻1,232円 (税込)
    ファーッと声をだして、両手を大きく広げる感じで動くと、からだがゆるんで動ける。また、笑い顔をつくると、脳は本人がリラックスしていると判断して、整合性をとって全身をゆるめるように働くので、からだがゆるむ。好評の前著に大幅加筆して新たに「八段錦」のポイントを書き下ろす。誰でも実践できるイラスト満載で今日からでも始めてみよう、太極拳を!
  • シンプルライフ
    NEW
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    ずっと覚えている子供のときの出来事がいくつもある。それは今は両親との思い出となっている。大正一年生まれの父は破天荒な性格で、面白エピソードに事欠かない。母は堅実な性格で頑張り屋。仕事も家庭のこともきっちりしている。父と母はどのように生きてきたのか。そして性格が正反対ながら恋愛結婚をした二人は、娘と息子を持つ。その家族の日々を娘が描く。
  • 新編 日本中国戦争 怒濤の世紀 第一部 中国異変
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    1~3巻660~891円 (税込)
    2021年夏。中国内部に異変あり。権力闘争に、国を憂える少壮青年将校団が決起、軍事クーデターにより、中国の政権を握った。若手中心の軍事政権は、地方の分離独立を許さず、その象徴としての台湾の独立を阻止しようと軍事攻勢を開始する。中国海軍は南シナ海の覇権をめざして、南沙諸島の台湾領有の太平洋島攻撃を開始する。中国動乱が日本の存亡の危機に発展する!
  • 新・ほんものの相談 気づきからやる気まで
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    人生のシナリオは自分で描こう!! 主人公はあなたです──ひたすら寄り添う心と技が、勇気と希望と行動を呼び覚まします。ほんものの相談とはどういうものか。それを、明かにする過程で見えてくる、気づき──。長年カウンセラーとしてサラリーマンのライフプランニング、キャリア開発、心の健康管理などに当ってきた者ならではの熟練のノウハウ満載!
  • 「神話のメモワール」 ─僕は神話の横顔に触れたのかもしれない─
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    1巻1,188円 (税込)
    1970年代の終わり、大学生の私は偶然、あるスナックに入る。そこは大人の世界に迷い込む最初の入り口であり、やがてお互いの心が相互溶融しているかのような体験をする、ある特別な女性との出会いが待っていた。人生の真の意味と目的は、自分自身の神話を体験することだろうか。姉と慕った彼女との10年間と、記憶の封印、そして復活した縁…二度と帰らぬ日々を照射して描いた物語。
  • シーバとボロボ
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    飼い主のカラくんと宇宙エレベーター空港にやってきた柴犬シーバ。宇宙エレベーターはたくさんの貨物を宇宙ステーションまで運んでいます。気がつくとふたりは離ればなれに。なんと宇宙エレベーターに迷いこんでしまっていた柴犬シーバ! 現れたのは、エレベーター管理のAIロボットのボロボ。ボロボはシーバと友だちになれるのか? シーバとボロボのドキドキ宇宙大冒険!
  • じいちゃんボクサー
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    1巻968円 (税込)
    多島正蔵、65歳。定年退職を迎え、第二の人生を楽しく送るつもりだったのが、息子はリストラ、孫は引きこもり。暗い雰囲気の家にはいられず、当てもなく街を歩くだけの毎日。しかしふとしたきっかけで知り合ったボクシングジムの会長の、パワフルで鮮やかなパンチを見ているうちに、正蔵の心の中に、「ファイト!」の文字がめらめらと浮かび上がってきたのであった。
  • JAKE THE STARDUST
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    1巻693円 (税込)
    報酬は5000ドル。これがジェイク・ザ・スターダストの通り名で知られる西部一のガンマンの首にかけられた賞金だ。伝説たる男を追い、カンザスの交易都市キャマロに降り立った俺たちピンカートン探偵社の手練れの四人。そしてクソのような幕が上がる。煙立つ六連発。戯れ言は要らねえ。ページをめくるたびにお前の腐れ脳は、撃ち抜かれることだろう。さあ、男の世界の扉を開け!
  • 時空を超えた放浪者 未知への手紙
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    わたくしにとって、「いのちは永遠」でなければならなかった。ふつうの「勉学」では核心がずれる。「信教」による「教え」〈偉すぎる目線、と感じた…〉では、抵抗が生じる。知らぬ間に「思考停止」状態に陥ってしまう(本文より)。「人類の到達地点」と「生のあとの世界」を探し求め、書物を漁り、飽くなき思索を重ねた作者の魂の放浪記。
  • 時省記 平時忠卿検非違帖
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    『平家物語』で「平家にあらずんば人にあらず」との言葉を放ったとされる人物、平時忠。検非違使として、都の治安警護を任されていた彼が、市中で起こる怪奇な事件に挑む姿を描く、時代ミステリー。抜群の推理力と身分にこだわらぬ行動力で、難事件の真相を追究する時忠は、従来のイメージを一変。歴史小説の重厚さと、推理小説のエンタテイメント性を兼ねそろえた意欲作。
  • 次世代へのメッセージ 健康は咀嚼にあり!
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    1巻1,056円 (税込)
    今の世の中、以前に比べると病人が異常に増えたと感じる。肥満、糖尿病、高血圧症、がん、うつ病、認知症いずれも罹患率は昔と比べて急上昇である。国民病とも言われる「糖尿病」は、なぜこんなに増えたのか? 現役歯科医師で、工学士、医学界の異端児を名乗る筆者がその原因を突き止め、「咀嚼(そしゃく)」という観点から、健康の在り方を述べる。
  • 自分らしく生ききるために 進行がんの患者さんを支える
    続巻入荷
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    1~2巻924~1,056円 (税込)
    完治が難しくなってしまった進行がんの患者さんを訪問診療し、自宅で安心して最期まで生活できるよう支えるシステム、それが「在宅ホスピス」だ。三年前まで大きな病院の勤務医だった著者は、ある日コミュニケーションの取れなくなった、脳腫瘍で意識障害の患者が、愛犬と接することで、それまで動くことのなかった手が動き、まぶたから涙がこぼれる奇跡を目の当たりにする。医療に対する考えが百八十度変わった著者は緩和ケア医へ転進する─。知と経験をすべて傾ける医師の情熱と思索の一冊。
  • 12ヶ月の色世界
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    人はだれもがまゆ玉のような心で生まれる──おかいこさんの妖精が、生命の尊さを伝えながら、新潟の美しい風景と、先人が残してくれた美しい言葉で綴った絵本。1月は真綿色、2月は若菜色、3月はすみれ色、4月は藤色、5月は若竹色、6月は瑠璃色、7月藍色、8月は朱鷺色、9月は黄金色、10月は紅色、11月は金色、12月は白銀。12ヶ月の色の世界をお楽しみください。
  • 十二支 それぞれの想い…
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    12の小さな物語集まったこの絵本。子、丑、寅、卯、辰、巳・午、未、申、酉、戌、猪という十二支の動物たちが順番に出て来て、それぞれいろんなメッセージを伝えてくれます。生きるために大切なことや、勇気づけられる言葉など……。ポジティブなメッセージがユーモラスなイラストと共に語られます。それは、「大丈夫。今日も踏み出そう!」と応援してくれています。
  • 十年の回想 望郷・ふる里福島
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    あの日、東日本大震災による原発事故で、突然に消えてしまった私のふる里。未だに受け入れられないでいるのです。あの日から変わったこと、変わらなかったこと……すべての想いをこうして言葉にすることで、世界の人々に原発事故を伝えていきたいのです。ふとした日常や自然への温かいまなざし、学びから得た教訓など、現在の想いと併せて切なく強く心に訴えかけてくる一冊。
  • 塾長の酒百科 心も酔える魅力的なお酒の教科書
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    第1章 醸造酒の仲間/第2章 混成酒の仲間/第3章 蒸溜酒の仲間/第4章 酒類を造り出すメカニズムと優秀な微生物の世界/第5章 索引・用語集/お酒は宝物、そして……お酒によって頂戴したご縁も宝物。歴史と伝統の酒塾・塾長の心も酔えるお酒の教科書今宵の晩酌がより美味しくなることを願います。過去の2作品を総括したプロも唸るお酒の百科事典、ここに誕生!
  • 受験生を持つ母親のメンタル整理術
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    私が長年の学習指導や受験カウンセリングの経験、そして受験生の母親としての経験を踏まえて、今、実感していることは、子どもの能力の可能性を大きく伸ばすためには、母親の「心の安定」が大きなカギを握っているということです(はじめにより)。受験カウンセラーとしても大人気! 第一志望校合格率95%超の実績を誇る先生が、自らの母親経験を交え、受験の「成功法則」を伝授。

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