集英社コバルト文庫作品一覧

  • 【シリーズ】ハートストレートは天使のささやき
    -
    なんてたって食欲の秋!! ってことで、3キロも太ってしまった星子(せいこ)サン。今回の旅行の目的は、男さがしじゃなくて、ダイエット!! 西伊豆は堂ヶ島まで出かけることにしたんだけれど、途中、宙太(ちゅうた)と春之介が連携プレーで邪魔ばかりしてくる。なにがなんでも堂ヶ島へはやらないぞって感じでね。これは、なにかあるぞとふんだ星子サン、旅の先で見たのは、記憶を失ったマサルの哀しい姿だった!!
  • 【シリーズ】フラッシュは恋の殺人迷路
    -
    星子(せいこ)、両親のアメリカ旅行のお伴ができず、今回は葉山のリゾートマンションでひとり暮らし。葉山(ここ)ならショーナンのいい男をまとめてハントできるかも…なんて気分ワクワクだったけど、ただではすまない我らが星子。宙太(ちゅうた)との同棲(どうせい)、不倫の恋、そして恐ろしい殺人事件。あげくのはてに東北(みちのく)大追跡と並べきれない忙しさ。夏は女の子が狙(ねら)われるアブナい季節――今年の夏はホントにアブナいっ!!
  • 【シリーズ】初戀シンデレラ
    4.1
    男の子だけど「花嫁」に!? 女装×BLの大人気読みきりシリーズ「花嫁」シリーズ番外編は…なんと、女装ナシ!? 「イケメンセレブに見初められる、貧しくともけなげに働く受けくん」が基本コンセプトの「シンデレラ」シリーズ!! 育った施設を出てから、ビルの清掃業をしている澄斗(すみと)は、公園で自作の弁当を食べているとき、スーツ姿の啓輔という男と知り合った。彼と一緒に過ごす昼休みがささやかな楽しみとなった澄斗。ところが啓輔は、澄斗が清掃するビル――日野物産の社長だったのだ。それを知って気後れする澄斗を、啓輔は食事に誘って…。めくるめく恋の始まりに、しあわせすぎて怖いくらいの澄斗だったが…?
  • アグネス白書I
    4.0
    徳心学園の高等科に進学し、寄宿舎もクララからアグネスに移った「しーの」。新しい部屋割りで誰と同室になるかが大問題。本当は親友のマッキーか菊花だとよかったんだけど、舎長のたっての頼みで、及川朝衣なる編入生に決定。それでも新しい友達になれるかもと胸ときめかせていたしーのだったが、現れた朝衣はうわさ以上のとんでもない性格で…。
  • 【シリーズ】フルハウスは殺しの予言者(上)
    3.0
    『青春18きっぷ』握りしめ、一から出直しひとり旅。「いい男はおらんかえ~」と星子(せいこ)はいざ奈良大和路。ところが、愛猫ゴンベエがお先に恋に落ちちゃった。相手は、お上品ながらも気の強~いシャム猫。なにっ!? 気が強すぎて、人まで殺しちゃった? ってんで、またもやキョーフの殺人事件。宙太(ちゅうた)、マサル&春之介に、新登場のE♂(イイオトコ)を加え、山浦ミステリー大暴れ。さあ、前編のはじまりだ~っ!!
  • 【シリーズ】フォーカードは悪魔の招待状
    3.0
    恋さがし、いい男さがしの旅にもちょっぴり疲れてしまった我らが星子(せいこ)サン。そろそろ宙太(ちゅうた)との結婚を本気で考えはじめたその矢先、「美空(みそら)宙太氏の正体をあばく旅に、あなたをご招待します」という謎の手紙とともに届いた一枚の指定席券。目的地・仙台で待つ、宙太の恐ろしい秘密とは? そしてゲンジロウと宙太の関係とは? 恐怖の殺人事件の中で、今ひとつひとつの謎が明らかになる!!
  • 【シリーズ】光源氏の花嫁
    4.3
    男の子だけど「花嫁」に!? 女装×BLの大人気読みきりシリーズ!! 10歳のときに両親を亡くし、歳の離れた従兄の佳鷹(よしたか)に育てられた奈緒(♂)。旧財閥の一ノ宮家を背負っている佳鷹は、身内から見ても容姿、能力ともに非の打ち所がない、自慢の従兄だ。だが、これまで独身を貫いてきた佳鷹に結婚話が持ちこまれ、奈緒は自分の感情に気づいてしまう。男同士だけど、佳鷹のことが大好きだということに…。佳鷹の結婚を阻止したい一心で、奈緒がとった行動とは…!?
  • 【シリーズ】殺人ゲームはポーカーで
    3.0
    「えっ、宙太(ちゅうた)がグアムでお見合い? しかも、相手が殺人者?」。いきなり、とんでもない話を聞かされた星子(せいこ)サン。愛は、いや、嫉妬(しっと)は国境を越えて、常夏(とこなつ)の島まで来たのはいいけれど、待っていたのは、コバルトブルーの海と真っ赤に染まった女の死体だった! トロピカルアイランドを舞台に繰り広げられるおぞましい事件と謎の数々。人気爆発、絶好調の山浦ミステリー、きわめつけの最新刊登場!
  • 【シリーズ】スリーカードは愛の殺人案内
    3.0
    フィアンセの宙太(ちゅうた)がいながらも、いまだあきたらずにいい男さがしのひとり旅を続ける、自称《恋の狩人(かりうど)》 星子(せいこ)サン。しかし、今回ばかりはワケあって、宙太とふたり、ブルートレイン『北斗星(ほくとせい)』で北海道へ旅立つことに。ところが星子、一流ホテルの雰囲気(ムード)漂う素適な客室に酔いしれる間もなく、女性の死体を発見。そしてそれが、星子にとって生涯忘れえぬ、つらく悲しい旅の幕開けになろうとは?
  • 【シリーズ】ダブル×メイドは恋愛中!
    3.0
    女装男子×メイドコスプレ×BLの大人気読みきりシリーズ!! 両親を亡くし、秋葉原でメイド喫茶を経営する兄と二人暮らしの陽太は大学生。ところが、あとからできたライバル店のせいで、兄の店の売上が激減!! ライバル店の人気の秘密は女装メイドだと知った兄から頼まれ、陽太もメイドをやらされるハメに!? 小柄で可愛いといわれる容姿が幸いしたのか、評判は上々。でも、陽太には女装していることを知られたくない相手がいて…!?
  • クララ白書I
    4.1
    周囲からは「しーの」という愛称で呼ばれている、徳心学園中等科に通う桂木しのぶ。父の転勤で学園生活3年目にして付属の寄宿舎に入ることになったのだが、そのクララ舎には新入りに対するとんでもない伝統があった。しーのと編入生の蒔子と菊花、3名の新入舎生に課せられたのは、食糧庫破り&ドーナツ45個を作り上げること! やってみせると言い切ったからには成功させなければ…!
  • 【シリーズ】ツーペアは魔少女の呪い
    3.0
    夏休みを迎えた星子(せいこ)のもとに《魔少女》からカミソリ入りの手紙が届いた。そこには「宙太(ちゅうた)さんと別れなければ、お前を地獄へ落とす」という、おぞましい文面! さすがにゾーッとなったけど、そんな脅(おど)しも何のその、例によって新しい恋を求めて白馬(はくば)へと旅立つ星子。しかし、《魔少女》の黒い企ては、親友のリツ子や春之介をも巻き込んで、北アルプスの山々を、暗雲でおおいつくそうとしていた!!
  • 北里マドンナ
    4.7
    近頃、親友のなぎさがまぶしい。人に負けることを恐れずに何事にも立ち向かっていくなぎさを見ていると、北里はコンプレックスを感じてしまうのだ。多恵子という彼女がいるのを知りながら、一途になぎさを想い続ける槇修子の存在も気になるところ。なぎさに負けないいいオトコになりたい。そう願うハンサムボーイ・北里の奮闘ぶりは…。『なぎさボーイ』シリーズ、待望の続編!
  • マリア様がみてる1
    4.4
    純粋培養(ばいよう)の乙女たちが集う、私立リリアン女学園。清く正しい学園生活を受け継いでいくため、高等部には「姉妹(スール)」と呼ばれるシステムが存在していた。ロザリオを授受する儀式を行って姉妹となることを誓うと、姉である先輩が後輩の妹を指導するのである。高等部に進学して、まだ姉を持っていなかった祐巳(ゆみ)は、憧れの『紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)』である二年生の祥子(さちこ)から、突然「姉妹宣言」をされるが!?
  • 【シリーズ】ぼくのメイドレッスン
    3.3
    女装男子×メイドコスプレ×BLの大人気読みきりシリーズ!! 俳優を目指し、憧れの近衛緋流(このえ ひりゅう)と同じ事務所に入った栗原衛里(えいり)。ド新人なのに、偶然にも緋流が主演する連続ドラマに出演することが決まってしまった。ところが、なぜか女の子の役で、しかもメイドコスプレ!? おまけに緋流の付き人として、彼のマンションで同居することに!! 衛里を気に入った様子の緋流は、帰宅後も演技指導をしてくれると言い出した。うれし恥ずかし個人レッスンの行方は…?
  • 【シリーズ】身代わりメイドは恋をする
    3.3
    女装男子×メイドコスプレ×BLの大人気読みきりシリーズ!! 高校卒業目前に、母を亡くした高祥(たかしょう)まどか(♂)。てっきり身寄りがないと思っていたが、すでに亡くなっている叔母の嫁ぎ先、海棠(かいどう)家に引き取られることに。しかし、ひとつ問題が! どうしたことか、まどかは女の子だと思い込まれていたのだ!! 本当のことが言い出せないまま、メイドとして海棠家で生活することになったまどかは、自分を引き取ってくれた海棠彰史(あきふみ)と少しずつ親しくなってゆき…?
  • 【シリーズ】ワンペアは殺しの花言葉
    3.0
    宙太(ちゅうた)との幸せな新婚生活を夢見たのも束(つか)の間、突然現れた宙太の母上に結婚式をめちゃめちゃにされてしまった我らが星子(せいこ)サン。宙太を忘れ、新しい恋を見つけようとの決意も健気(けなげ)に一路四国へ感傷旅行(センチメンタル・ジャーニー)。ところが、瀬戸大橋の向こうで待っていたのはイイ男だけじゃなかった! またもや恐怖とナゾの事件に巻き込まれてしまった星子、ほんとうの愛を見つけられるのか!? 怒濤(どとう)の新シリーズ突入!!
  • 多恵子ガール
    3.9
    特別な人。たとえば、誰にどんなふうに見られてもいいけど、世間の目なんかかまっちゃいないけど、その人に変に思われたくない、その人の目には、とびきりの自分が映っててほしい。そんなふう? そんな人なら、いる。いるけど。――シャイなクセに肩肘張って、勝手にあたふたしてるあの「なぎさ」くんを、多恵子の目で覗いてみれば…? というわけで、『なぎさボーイ』姉妹編待望の登場です!!
  • 【シリーズ】ご主人さまのプロポーズ
    3.0
    女装男子×メイドコスプレ×BLの大人気読みきりシリーズ!! ワケあって、男なのに秋葉原のメイド喫茶で働いていた篠宮昴(すばる)。ちょっぴり恥ずかしい姿でのチラシ配りの最中、うっかり高級車を傷つけてしまう。ところが持ち主の鴻上蒼矢(こうがみ そうや)は、修理代のかわりに、あるバイトを持ちかけてきた。昴に、メイド姿で自宅にいてほしいというのだ。最初は不審に思ったのだが、理由がわかって納得。こうして昴は、リナというメイドになりきって、ご奉仕することに…?
  • 【シリーズ】ハッピーエンドはジョーカーの罠
    -
    「今、君にキスしたら、多分、君を不幸にするかもしれない」謎めいたセリフを残したままフィアンセの宙太(ちゅうた)からはナシのツブテ。星子(せいこ)、浮気心がムズムズ! そんな時、宙太から結婚式を挙げたいと電話がきた。ところが、春之介の予知によると、宙太のフィアンセはあとふたりいるという。真相を確かめに、原宿の宙太のマンションに向かう星子の前に、殺人事件の幕が切って落とされようとしていた!!
  • 恋は危うく香りたつ
    4.0
    媚薬(びやく)入りの紅茶で、濃厚な夜を──。塾講師の佐々原織人(ささはら おりと)は、無類の紅茶好き。やや空気が読めないタイプで、女とつきあっても続いたためしがない。ところが初対面から驚くほど気が合う男、真鍋将(まなべ しょう)と出会い、その日のうちに唇を奪われて…!?
  • なんて素敵にジャパネスク
    4.2
    時は平安――京の都でも一、二を争う名門貴族の娘である瑠璃姫は十六歳。初恋の相手・吉野君の面影を胸に抱いて独身主義を貫く決心をしていた。だが、世間体を気にする父親は、結婚適齢期をとっくに過ぎた娘にうるさく結婚を勧めてくる。ついにある夜、父親の陰謀によって権少将と無理やり結婚させられることに!? 絶体絶命の危機を救ってくれたのは、筒井筒の仲である高彬だったが…!
  • なぎさボーイ
    4.4
    「男はすべからく泰然と構える」のが理想の俺なのに、体は小づくり、しかも女顔、とどめが名前で雨城「なぎさ」! 幼稚園で複数の男どもから求愛(プロポーズ)され、今は蕨第一中全校生徒からなぎさ「ちゃん」呼ばわりだ。その屈辱の過去の元凶・北里と、ちゃん付けの張本人・多恵子が俺に囁いた。三四郎が恋わずらい!? ――恋に、受験に、揺れる青春前期、肩肘つっぱらかったシャイボーイの、悪戦苦闘のラブコメディ!
  • 【シリーズ】いつわりの花嫁
    3.3
    男の子だけど「花嫁」に!? 女装×BLの大人気読みきりシリーズ!! 理学療法士として働く颯矢(そうや)は、ある理由から多額の借金を抱えて困っていた。そんなとき、颯矢が勤める病院の院長の息子・御園静馬(みその しずま)が記憶喪失になり、亡くなった婚約者とそっくりな颯矢を彼女だと思い込んでしまう。気が進まないながらも御園家から謝礼を受け取り、婚約者のふりをして静馬と生活することになった颯矢。自分のことを、愛する婚約者だと思い込んでいる静馬に、颯矢は次第に惹かれていくのだが…?
  • 【シリーズ】ヴァージン・ロードはエースの罠
    4.0
    恋多き乙女、星子(せいこ)サン。今回は、あこがれの清里へ、ひとり旅…のつもりが、またもやフィアンセ宙太(ちゅうた)の出現。そのうえ殺人事件に巻き込まれるし、もうサイテイ。でもおかげで“いい男”マサルと出会えた。やっぱり日ごろの心がけね…と喜んでる場合じゃない。星子、殺人犯にされちゃうかもしれないのだ。よおし、無実を証明するためなら、たとえ火の中、男の中? いざ、真犯人さがしへ出陣よ!!
  • 眠り執事にめざめのキス
    3.0
    「お目覚めですか、お坊ちゃま」――。朝、目が覚めると理想の執事がいた! 驚く大学生の雅樹に対し、完璧な執事スタイルの謎の男は周(あまね)と名乗る。政樹は六畳一間の下宿暮らし、とてもお坊ちゃまと呼ばれる立場ではない。過去の罪を思い出し、一年で一番落ち込む日、政樹の欲望が現実になったというのか? かいがいしく世話を焼き、政樹の切ない恋心を揺さぶる、美形執事の正体とは!?
  • 【シリーズ】夢ハネムーンはキングの罠
    3.0
    ポラロイド写真にうつった星子(せいこ)の背後に、白っぽい人影!? なんとそれは、犬吠埼(いぬぼうざき)で自殺死体で見つかったマキ先輩じゃないですか!! いい男さがしの旅をキャンセルした星子は、マキの死の真相を求めて恐山(おそれざん)へ。でも、そこはしっかり者の星子のこと、列車の中でちゃ~んといい男、島本さんと知り合いましたヨ。ところが、その列車には、ステキな美人と浮気の旅(!?)をしている、あの宙太(ちゅうた)メの姿が!!
  • 先生はいつもやさしい
    4.0
    止められない、思春期まっただ中の恋。自分は同性愛者かもしれない――悩む高校二年生の青に、地学教師の仁科(にしな)は自分で試してみろと言い出す。そんな仁科は高校生の頃、教師と駆け落ち事件を起こしていて…直球青春BL!
  • 薬指に誓って
    -
    十三歳も年上の幼馴染で、業界でカリスマ編集長といわれる立脇秀青(たてわき しゅうせい)を一途に想い続けてきた相川碧(あいかわ みどり)。幼い頃の約束を信じ、二十歳(はたち)を機に「押しかけ女房計画」を実行するも、せっかく同棲しているというのに秀青は相手にしてくれない。おまけに上司の仲介で見合いをすると知り、いてもたってもいられなくなった碧がとった行動とは!? そして、ついに秀青とベッドを共にした碧だったが…?
  • 【シリーズ】魔女特急はクィーンの罠
    3.0
    あの宙太(ちゅうた)と“正式に”婚約させられそう!! あせった星子(せいこ)は、今度こそいい男を見つけようと、某旅行社のツアーに加わった。そのツアーとは『行く先不明列車・恋風号(こいかぜごう)で、あなたの愛をさがそう』という心トキメク内容!! 勇み立って恋風号に乗り込んだ星子だが、またまた宙太につかまってしまってガックリ。おまけに、恋風号の行く手には、身の毛もよだつ美女連続殺人事件が待ちかまえていた!!
  • 【シリーズ】殺人占いはジャックの罠
    3.0
    「今度こそ、いい男が見つかったら、家に帰らないぞ」。星子(せいこ)、親友にシカトされて悩み、授業中に教室を抜け出したため、またまた停学処分にされた。ユーウツな気分をぶっとばすには旅に限る、と星子、伊豆へ向かった。途中、追いかけてきた宙太(ちゅうた)につかまり、やってきたのが、なんと湘南海岸。エッチな宙太からのがれた星子、ミニFM放送で聞いた殺人事件の現場にふみ込んでしまった…。
  • 玉の輿でいこう!
    3.0
    小さな出版社のギャル雑誌で活躍するモデル、桜野ヒカリ。実は男性モデルとしては身長が足りず、女装で仕事を手に入れたのだ。これまでの不運な人生を逆転させようと“玉の輿計画”を立てて、大手出版社のパーティーに出かけたヒカリが、文字通り「ひっかけた」のは、お目当てのカリスマ編集者ではなく、鹿島東吾(かしま とうご)という経理部の男で…!? あさぎり夕が描く、ボーイズ・シンデレラ・ラブ!
  • 【シリーズ】京都迷路地図はクローバー色
    3.0
    「ゴールで待つのは、すばらしい恋。それとも、恐ろしい死」――意味ありげな手紙とともに、家出した猫のゴンベエを抱いた美女の写真が星子(せいこ)のもとへ届けられた。居場所は京都。あんなドラ猫と思いながらも、新幹線に飛び乗った星子、車内で教育実習生として習った西小路清彦に出会った。星子が熱を上げた先生だ。京都に着いた星子は、すぐに写真の美女を探した。だが、見つけた時には…。
  • 【シリーズ】恋の危険信号はダイヤ色
    3.0
    「カレが、死んでるの、助けて!!」星子(せいこ)の家へ退学になったユーコから電話があった。今、函館にいるという。しかも相手はプレイメイトのオジサマ。行こうか行くまいか迷ったあげく、好奇心には勝てなかった星子。夜行列車にとび乗ってユーコとの約束の場所に着いたが、彼女はいなかった。東京へ戻ろうと思った星子の前へ、またまた宙太(ちゅうた)が現れた。さらに先輩の貝山紀子も、北海道へ…なぜ!?
  • 【シリーズ】新妻はヤマトナデシコ
    4.0
    男の子だけど「花嫁」に!? 女装×BLの大人気読みきりシリーズ!! フランスの有名ブランド、ルビエラの日本支社長クロードに見初められた雫。雫の大学進学にあわせて、この春からクロードの鎌倉の邸宅で同棲を始めたばかり。幸せいっぱいの新婚生活(?)を満喫していたふたりだったが、そこへクロードのいとこたちが来日するという知らせが。雫が男だと知らないいとこたちに対し女の子のふりをしてほしいと頼むクロードは、何かを隠しているみたいで…? 前作「花嫁はヤマトナデシコ」大好評につき、続編登場!!
  • 【シリーズ】花嫁は女子大生?
    3.8
    男の子だけど「花嫁」に!? 女装×BLの大人気読みきりシリーズ!! 晴れて大学に入学した矢城希(のぞむ)。しかし手続きミスで寮に入れないことが判明する。そこへ現れたのは、ワケあって女装したときに知り合った琉聖(りゅうせい)。彼は大学の理事長だったのだ! 気づかれないように注意しつつ、琉聖と同じ豪華マンションに暮らすことになった希だが、彼が親から結婚を迫られ困っていることを知り、再び女装することに。琉聖の恋人を装って、彼の母と会うことになったのだが…!?
  • 挑発のルポライター
    3.5
    出版社に勤める新見友哉(にいみ ともや)は入社二年目。きっちりスーツを着込んだ外見とは対照的な記事ばかりを扱っている、男性週刊誌の編集者だ。そんな新見が再会した学生時代の憧れの存在、波多野は、以前とすっかり変わってしまっていた。大手新聞社を辞め、妻子にも逃げられたという。おまけに新見の家に転がり込み、家賃代わりに身体を提供すると言い出した。強引に迫られ、受け入れてしまう新見だが…!?
  • 【シリーズ】レンタル花嫁
    3.8
    男の子だけど「花嫁」に!? 女装×BLの大人気読みきりシリーズ!! 不景気で正社員になれず、人材派遣の仕事で食いつないでいる馨(かおる)。そこへ突然舞い込んだのが、花嫁代行の依頼。馨は男なのに、挙式直前に失踪した花嫁にそっくりらしいのだ。花婿が九條物産の若社長、という超セレブな結婚式を無事に済ませれば業務終了のはずだった。ところが、しばらくの間「嫁」の代行もしてほしいと追加で依頼され、九條の家に同居することに! 理由はお姑さん対策…!?
  • 【シリーズ】花嫁はヤマトナデシコ
    3.3
    男の子だけど「花嫁」に!? 女装×BLの大人気読みきりシリーズ!! 有名ブランド、ルビエラの日本支社長を接待することになった男子高校生の雫。父の会社の重要な取引先とあって、当初は双子の妹の繭が振り袖姿で観光案内をするはずだった。だが繭が嫌がったため、雫が女装するハメになったのだ。32歳の若社長クロードは、日本贔屓のフランス人。必死にヤマトナデシコを演出した雫にすっかり惚れこみ、あっという間にプロポーズされるという展開に…!?
  • 美しいひと
    3.0
    親元を離れ、大学の寮で一人暮らしを始める予定だった小谷里久(こたに りく)は、思いがけず、強烈な個性が集うアパート『潜水館』に住むことになる。それも、大学内の有名人・周防(すおう)カイエと同じ部屋だ。間近で見た彼に一瞬にして心を奪われた里久だったが、カイエはその美貌とは裏腹に、恐ろしいほどの毒舌ぶりを発揮。しかも「俺、ゲイだから」と宣言した翌朝には、なぜか里久と同じベッドに寝ていて…!?
  • 【シリーズ】死神の時刻表はスペード色
    3.0
    星子(せいこ)はウラバンにいじめられている友美を助けようとして、ウラバン変死事件に巻き込まれ、停学一週間の処分を受けた。少々のことにめげない星子は、これ幸いと、愛猫ゴンベエをお供に北陸・能登ひとり旅に出た。列車の中で宙太(ちゅうた)に再会したり、金沢駅の人込みで友美を見かけたり――いやな予感がした星子だったが、金沢の街を歩きはじめた。すると突然、トラックが星子めがけて走ってきた!
  • 【シリーズ】殺人切符はハート色
    3.7
    正義感の強い星子(せいこ)は、女王気どりの上級生に親友がいじめられた事で、女王と子分どもをこらしめてしまった。で、高校二年の秋、ただ今停学中。これを機会に、星子はひとり旅を実行、猫のゴンベエと一緒に長崎へやってきた。だが、着いてすぐに殺人事件にまきこまれてしまった。列車で知り合った宙太(ちゅうた)というお調子者に助けられて、なんとか警察から解放された星子――第二の殺人事件が…。
  • ジャパネスク・アンコール!
    4.5
    都を揺るがした、帝に対する謀反未遂事件から数カ月――。首謀者であった僧の唯恵が生きているという噂が密かに流れた。吉野に籠もっている許婚の瑠璃姫のためにもなんとか唯恵を逃したい高彬は、ひとりで調査を始めるが…!?(『高彬のジャパネスク・ミステリー』)/高彬の乳兄弟である守弥は<物の怪憑き>と評判の瑠璃姫との仲を引き裂くために、ある陰謀を…。(『ジャパネスク・スクランブル』) 【目次】高彬のジャパネスク・ミステリー の巻/ジャパネスク・スクランブル の巻/あとがき
  • 続ジャパネスク・アンコール!
    4.4
    高彬と煌姫を契らせるという陰謀が失敗に終わった守弥は、瑠璃姫が籠もる吉野に乗り込むが…!?(『守弥のジャパネスク・ダンディ』)。父母を亡くした小萩は、幼い姫の話し相手として貴族の邸に勤めることになる。それが瑠璃姫だった!(『小萩のジャパネスク日記』)。いよいよ京に戻ることになった瑠璃姫。みんなに内緒でこっそり帰京するが、それを待っていたのは…!?(『瑠璃姫にアンコール!』) 【目次】守弥のジャパネスク・ダンディ の巻/小萩のジャパネスク日記 の巻/瑠璃姫にアンコール! の巻/あとがき
  • 【シリーズ】豪華客船の花嫁
    3.3
    男の子だけど「花嫁」に!? 女装×BLの大人気読みきりシリーズ!! 結婚式直前に失踪してしまった姉に代わり、急遽花嫁に扮した弟の郁(いく)。姉の結婚相手は郁の家庭教師でもあった若手実業家、渡会賢聖(わたらい けんせい)。船上での挙式のあとは、そのまま新婚旅行が始まる。実は、賢聖は郁の初恋相手だった。旅行の間は、周囲にバレないように仲のいい新婚夫婦を演じなければならない。彼の熱いまなざしも演技だとわかっている――そんな甘くて切ない豪華クルーズの行く先は…!?
  • 【シリーズ】身代わり花嫁のキス
    3.6
    男の子だけど「花嫁」に!? 女装×BLの大人気読みきりシリーズ!! 父親を早くに亡くし、二年前に母親も失った泉爽人(あきと)。頼る親戚もなく、バイトに励みながら大学に通っていた。そんな爽人が、とある事情で、女装してお見合いすることになる。相手は急成長を遂げた大会社の若き新社長、高藤祐一郎。もう二度と会わないはずが、再び女装してデートをするハメに。さらに男として祐一郎と知り合ってしまった爽人は、彼を騙していることがつらくなってきて…?
  • 龍と魔法使い 1
    4.4
    タギはフウキ国〔七賢人〕に属する若きエリート魔法使い。ある日、フウキ国守龍の風龍が行方不明になり、その行方を追ったタギは、念願だった風龍との友情を得た。その後、風魔鳥に襲われた風龍の卵を守りきったタギは、生まれた子供の名付け親になる栄誉を与えられた。そして、その龍の娘〔シェイラギーニ〕とタギとの冒険が始まろうとしていた……。
  • 白き花咲く龍の島
    3.0
    白龍市(バイロンし)の色街といえば、花路(ホワルー)のこと。しかし最近、新しい色街・美路(メイルー)が出現した。瞬く間に店を増やしたその界隈(かいわい)には、妖(あや)しい美貌(びぼう)の男娼(だんしょう)もいるといい、大繁盛の様子。苦々しく思いながらも静観していた花路の面々だが、用心棒との暴力沙汰など物騒な噂も聞こえだし、花路の頭(トウ)・飛(フェイ)は調査のため、なんと男娼として潜入することに!! 一方、さらなる嵐を望む『白龍』マクシミリアンの思惑は…!?
  • 花鬼幻燈
    4.3
    帰鬼節(ききせつ)、恨(うら)みを残す魂魄(こんぱく)が灯火に浄(きよ)められ天へ帰る祭礼の頃。四龍島西里(スーロンとうさいり)に本土から阿片が上等な洋灯に仕込まれ持ち込まれた。同じ頃、白龍(バイロン)屋敷には伍家(ウーけ)から祭礼の招待状が届く。禁制の品の捜査と因縁ある伍家の招待に応じるべく本土へ乗り込むマクシミリアンと飛(フェイ)。歓待の宴の晩、伍家当主がよこしたのは、亡き母を思わせる銀糸の髪の幽鬼のような女だった。四龍島シリーズ待望の最新刊!
  • 花影彼方
    3.0
    春から夏へと移ろう季節を迎えた四龍島(スーロンとう)。白龍市(バイロンし)の色街・花路(ホワルー)を束ねる飛(フェイ)のもとを黒龍市(ヘイロンし)の雷英(リーイン)が訪れた。懐かしい客に喜ぶ飛だったが、聞けば盗賊団を追ってきたとのこと。内密に処理したいという雷英の頼みで、領主のマクシミリアンには知らせぬまま港の警護にあたった飛は、結局賊を取り逃がしてしまう。後には一味の少年が置き去りにされていたのだが…。
  • 龍は薫風に翔(かけ)る
    4.3
    動乱が終結し、平和を取り戻した四龍島(スーロンとう)。飛(フェイ)は、『小黒龍(シャオヘイロン)』の名を背負ったまま黒龍屋敷で街の立て直しに尽力していた。だが、西里(さいり)への想いは断ちがたい。おのれの心と、師父の遺した「黒龍をよろしく頼む」という言葉との間で飛は揺れる。やがて、大春節(たいしゅんせつ)の日に正式に『龍』を継ぐことが決まった。飛は、ひとつの決断を下した…。ロングヒット・カンフーアクションロマン、ついに感動の最終巻!
  • 龍は恋い恋う
    4.5
    ついに師父、月亮(ユエリャン)の野望をうち砕いた飛(フェイ)。だが、敗北した月亮が死を覚悟していることに気づき、たまらずあとを追いかけた。黒党羽(ヘイタンユイ)の廟堂(びょうどう)に火を放ち、冥府(めいふ)に赴こうとしていた月亮。追いついた飛は、師父をなんとか救おうともみ合う。しかし、そこに炎に包まれた梁(はり)が崩れ落ち、二人は下敷きになる。危ういところをかばってくれたのは、飛を憎んでいるはずの月亮だった…。
  • 龍は荒だつ
    3.7
    黒龍(ヘイロン)の動乱を治めるために、白龍(バイロン)に手勢を借りにいくことにした飛(フェイ)。次期『黒龍』の名を背負ったまま、マクシミリアンとの再会を果たす。改めて、自分の還る先はこの男のもとだと感じた飛だが、確かにこの場所に戻れるのか定まらないまま、師父との戦いの場に赴くことに。海には本土伍家(ウーけ)の船団が控え、陸路からは月亮(ユエリャン)の手勢が迫る。ついに、島じゅうを巻き込んだ争いの火蓋が切られた!
  • 龍は麾(さしまね)く
    3.5
    ついに月亮(ユエリャン)が、白龍(バイロン)を攻めるための手兵を集めはじめた。黒龍(ヘイロン)全体が不穏な空気に包まれる中、月亮のやり方を疑問視する者も少なくない。飛(フェイ)は、雷英(リーイン)の手引きで黒党羽(ヘイタンユイ)の根城に入り込み、現状に不満を抱く若い党羽たちに協力を求めた。だがそのとき雷英が、飛こそが月亮の嫡子(ちゃくし)であると彼らに明かしてしまう。はからずも次期『黒龍』の名を背負うことになった飛。彼の運命の行き着く先は…!?
  • 龍は暁を求む
    3.5
    冬眠(トンミエン)に、『黒龍(ヘイロン)』の座を譲らず月亮(ユエリャン)と戦ってくれと迫る飛(フェイ)。だが冬眠はのらりくらりと返答を避けるばかり。そこに毛家(マオけ)の使者が現れ、草郎(ツァオラン)が父に監禁されていることを告げた。飛は、草郎を救い出す代わりに願いを聞いてくれるよう取引を申し出る。一方、白龍(バイロン)では、悲しみにくれる花路(ホワルー)の前にマクシミリアンが現れた。悔しいなら仇を討てと挑発するマクシミリアンに、花路は一斉に刃を向けた…!
  • 龍は希(こいねが)う
    3.8
    ついにマクシミリアンと再会を果たした飛(フェイ)。おのれの未来はこの男と共にあることだと見定めた彼は、事態の収拾を約してマクシミリアンと別れた。師父、月亮(ユエリャン)のゆがんだ野望を阻止するために、飛は雷英(リーイン)らと共に黒龍市(ヘイロンし)に向かう。黒龍市では、帰還した月亮を主(あるじ)に据え、改めて白龍(バイロン)に攻め込むたくらみが進んでいた。本土・伍家(ウーけ)の思惑もからみ、四龍島(スーロンとう)に再び嵐が巻き起ころうとしている…。
  • 龍は彷徨(さまよ)う
    3.7
    敬愛する師父の刃(やいば)に倒れた飛(フェイ)が死の淵から目覚めたのは、青龍(チンロン)・高楼街(カオロウチエ)だった。雷英(リーイン)が、飛は死んだと偽って、高楼街の頭(トウ)のもとに彼を匿(かくま)ったのだ。愛する人に裏切られ、なにもかもなくした飛。このまま命を手放そうかと思いつめた矢先に、マクシミリアンが生きているという知らせがもたらされる。全てを失った飛に見えるのは、ただ一つ、マクシミリアンの冷たい銀灰の瞳だけだった…。
  • 花街恋夜
    3.3
    四龍島(スーロンとう)、白龍市(バイロンし)。花路(ホワルー)一の娼館(しょうかん)から素封家(そほうか)に引き取られるはずの娼妓(しょうぎ)が逃げだした。娘は飛(フェイ)のもとに現れると、「好きだからそばにおいて欲しい」と泣きだして…!? (表題作)。白龍屋敷の執事、万里(ワンリー)には、花路の頭(トウ)をつとめる弟がいた。血のつながらない弟・遠里(ユアンリー)が、大龍(ターロン)に殉じてこの世を去った背景には、兄弟の悲しい絆が隠されていて…(「遠里」)。大人気、四龍島シリーズのお楽しみ番外編!
  • 龍は闇に堕(お)つ
    3.7
    飛(フェイ)の出自を知った羅漢(ルオハン)たちは、マクシミリアンを廃し次期『白龍(バイロン)』の座に就くよう飛に迫った。急進派の羅漢と、飛に花路(ホワルー)離脱を勧める葉林(ユエリン)とが対立し、仲間たちの間でも争いが起きる。守りたいと願っていたものを自らの手で壊していくことに耐えられず、追い詰められた飛は、ついにある決意を固め、白龍屋敷に乗り込んでいくことに…。激動の四龍島(スーロンとう)シリーズ、ついにクライマックスへ!
  • 龍は落陽を咬む
    3.7
    本土から戻ったマクシミリアンは、即座に街じゅうに触書を出した。花路(ホワルー)、龍江街(ロンチャンチエ)、大船主組合の全てを追い落とすかのようなその内容に、街は騒然となった。方々から『白龍(バイロン)』排斥の声があがり、一触即発の空気が漂う。それを裏で煽動しているのは、白龍転覆を目論む東州茶房主人こと月亮 (ユエリャン)だった。そしてついに、「花路が大龍(ターロン)の子を擁している」という決定的な噂が流されはじめて…。
  • 龍は濡れ濡つ
    4.0
    領主である『白龍(バイロン)』が白昼堂々、花路(ホワルー)の頭(トウ)を拉致(らち)したことで、街は騒然となった。屋敷に真意をただしても煮え切らない返事ばかりで、花路の中でも『白龍』への不信が渦巻き始める。一方、本土外人居留区へ連れていかれた飛(フェイ)は、ついに己の出自の証拠を突きつけられた。が、マクシミリアンの少年時代の深い心の闇に触れ、彼を置いて逃げることにしだいにためらいを覚え始めるが…。
  • 龍は乱れる
    3.3
    飛(フェイ)は、大龍(ターロン)と正妻の尊夫人(スンフーレン)との間に生まれた子供だった…。その事実に気づいたマクシミリアンは、確証を得るために過去の書類を探り始めた。『白龍(バイロン)』の奇行や、白龍屋敷と花路(ホワルー)の確執などで、しだいに街はざわめき始めている。それを機に、これまで沈黙を保っていた東州茶房(とうしゅうさぼう)主人が、積年の怨みを晴らすべく行動を開始した。激動の運命にまきこまれた飛が、街のために下した選択は…!?
  • 龍は夜を抱く
    3.5
    青龍(チンロン)の後見について、ようやく『黒龍(ヘイロン)』と対面したマクシミリアンだが、『黒龍』はのらりくらりと返答を避けるばかり。その様子からマクシミリアンは、『黒龍』は無能を装っているだけではないかと疑いを抱いた。一足先に白龍(バイロン)に戻った飛(フェイ)は、市街でつまらないいざこざが起きていることを知る。が、悩みのあまり花路(ホワルー)に心を砕けなくなっている自分に気づいて…。緊迫の四龍島(スーロンとう)シリーズ第14弾!
  • 龍は飛雨に惑う
    3.4
    『青龍(チンロン)』の後見についての承諾を得るため、マクシミリアンは黒龍(ヘイロン)へ使いを出す。が、先触れの万里(ワンリー)が何者かに襲われ、拉致(らち)されてしまった。白龍(バイロン)屋敷から、独断での万里の救出を禁じられた飛(フェイ)はマクシミリアンへの反発心から、あえて禁を破り黒龍に乗り込む。屋敷が勢力を失い、黒党羽(ヘイタンユイ)という猛者(もさ)集団が悪事をくりかえす黒龍市では、ある密かな企みが進行していた…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第13弾!
  • 龍は飢える
    3.3
    マクシミリアンの婚礼も終わり、表向き平穏を取り戻した白龍市(バイロンし)。だが、飛(フェイ)の心の中には言い知れぬ嵐が吹き荒れていた。また、マクシミリアンの強引な政策に花路(ホワルー)からも不満の声があがっていた。そんな折、大酒庁(ターチュウテイン)から白龍に『青龍(チンロン)』の後見を頼みたいという書状が届く。他市の意向をはかるため、マクシミリアンはクレイ・ハーパーを伴って朱龍(チューロン)へ赴くが…。待望の四龍島(スーロンとう)シリーズ第二部始動!
  • 龍を春天に放つ
    3.0
    春の盛り。マクシミリアンを主(あるじ)に戴いたばかりの白龍市(バイロンし)。火つけや盗難騒ぎでごたつく中、本土の領主・伍家(ウーけ)の使者が『白龍』就任の祝いに街を訪れることになった。折しも、本土の染付(そめつけ)ばかりをねらった壷盗人を探していた飛(フェイ)は、盗人と伍家の使者の間に関わりがあるらしいと知って…。マクシミリアンとクレイ・ハーパーの本土時代の友情を描いた短編も同時収録! 四龍島(スーロンとう)シリーズ初の番外編。
  • 龍は群青を呑む
    3.6
    マクシミリアンの最後の一手は、青龍(チンロン)の姉・雪蘭(シュエラン)を娶(めと)り、すべての諍(いさか)いを水に流すというものだった。突然つきつけられたあっけない結末に、飛(フェイ)は納得がいかない。最愛の姉の婚姻を前に、青龍は最後の抵抗を試みる。それを阻止するために再び奔走しながら、飛は次第に、マクシミリアンの思惑どおりに動くことに対する憤りを感じはじめる…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第11弾、いよいよ青龍篇解決へ!
  • 龍は嵐に遊ぶ
    3.4
    母かもしれない玲泉(リンチュアン)が目の前で海に呑まれていくのを、どうすることもできなかった…。青龍(チンロン)の襲撃はくいとめたものの、飛(フェイ)の中で何かが崩れかけていた。『青龍』は高楼街(カオロウチエ)をつかって陸路から再び白龍(バイロン)を狙うが、それに反発した高楼街の頭(トウ)・酔熊(ツォイション)は、青龍屋敷を見限る決定を下す。大詰めを前に飛の脳裏に浮かぶ敵の姿は、『青龍』ではなく冷たい銀灰の瞳だった…。激動の四龍島(スーロンとう)シリーズ第10弾!
  • 龍は波濤を呼ぶ
    3.6
    ついに『青龍(チンロン)』がその牙を剥いた。白龍(バイロン)を欺き、樹林房(シュリンファン)主人の命を狙ってまでひそかに木材を集めてきたのは、白龍を攻撃する船団を作るためだったのだ。だが、敵がどこに船を隠しているのかわからず、飛(フェイ)はあせりを覚える。一方で、街を騒がせ続けた祥船(シャンチョアン)の跡取り千雲(チェンユン)が、青龍と内通していた証拠の書状を残して突然失踪する。いよいよ対決の時が迫っていた…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第9弾!
  • 龍は戯れる
    3.6
    マクシミリアンを追って青龍(チンロン)屋敷までやってきた飛(フェイ)。酔熊(ツォイション)という男の助けを借りて首尾よく屋敷に潜り込むが、『青龍』の不穏な噂に警戒感を覚えていた。屋敷に単身のりこんだマクシミリアンは、『青龍』麗杏(リーシン)に、表向き客人としてもてなしを受ける。宴会でまたも酔ったふりをしたマクシミリアンは、一同が油断した隙に麗杏の偏愛する姉の雪蘭(シュエラン)を誘拐するが…!? 緊迫の四龍島(スーロンとう)シリーズ第8弾!
  • 龍は酔い痴れる
    3.4
    青龍(チンロン)・酒坊街(しゅぼうがい)から送られてきた酒甕(さけがめ)の中にしびれ薬が混入されていた。梅雪楼(メイシュエロウ)主人が被害に遭い、飛(フェイ)は犯人の意図を探るため、孫(スン)を青龍へ向かわせた。その矢先、祥船(シャンチョアン)屋敷に出入りするマクシミリアンを目撃する。不信感を覚える飛だったが、マクシミリアンが祥船の手配で青龍へ向かったのを知り、自らも青龍行きの船にとび乗った! いよいよ「青龍篇」クライマックス! 四龍島(スーロンとう)シリーズ7作目。
  • 龍は縛める
    3.6
    朱龍市(チューロンし)は、女性領主を戴き、女性が商いを取り仕切る“女の街”である。一計を案じて単身朱龍入りした飛(フェイ)は、到着早々、悪質木材商の材財房(ツァイツァイファン)にかどわかされる。屋敷には少年・桃(タオ)と樹林房(シュリンファン)の身内の女性、玲泉(リンチュアン)が捕らえられていた。二人を逃がすために立ち回っていた飛を危ういところで救ったのは、白龍市(バイロンし)にいるはずのマクシミリアンだった…。ますます目が離せない、四龍島(スーロンとう)シリーズ第6弾!
  • 龍は炎帝を追う
    3.3
    宿敵・青龍の意を受け、白龍市を内側から食いつぶそうとする大船主・祥船。彼らに対抗するために、なんとか樹林房との取引を復活させたい飛は、マクシミリアンに再三朱龍市行きを迫っていた。折しも、李の弟分である燕が、祥船といさかいを起こして狙われている。一向に動きを見せないマクシミリアンに業を煮やした飛は、事件に乗じてある計略を巡らせるが…。四龍島シリーズ第5弾登場!
  • 龍は雲にひそむ
    3.3
    『大龍』の死後、白龍市では大船主・祥船が木材の取引を独占していた。彼らの勢力拡大を阻止するため、マクシミリアンはかつて親交があった朱龍市の材木商・樹林房を訪ねることにする。しかし、ちょうどそのころ白龍市内で幽鬼騒動がもちあがった。またも背後に『青龍』がいると見た飛たちは、騒動の黒幕を探しはじめるが、次第に意外な真相が明らかになり……。四龍島シリーズ第4弾!
  • 龍は誘う
    3.5
    大船主・祥船は、青龍に与しマクシミリアンに敵対する勢力である。祥船の館で、大龍に隠し子がいると聞いたマクシミリアンは、罠を承知で西湖に出向く。一方西湖には、身重の春華が静養に訪れていた。春華は、親しくなった絲恋の頼みで、マクシミリアンを彼女に引き合わせる。だが、絲恋は、「仇」と叫んで突如マクシミリアンに切りかかっていった! 人気絶頂の四龍島シリーズ第3弾。
  • 龍は花を喰らう
    3.5
    マクシミリアンの統率のもと、平和を取り戻した白龍市だが、老蕭時代の腐敗はいまだ根を張っていた。かつての知り合いの不審な死を目撃した飛は、それが極めて毒性の強い麻薬「夜花丹」の中毒死であることをつきとめる。はびこる夜花丹の被害が、青龍市の陰謀によるものと確信したマクシミリアンは、飛と共に青龍市に乗り込むが……。待望の四龍島シリーズ第2弾、ついに登場!
  • 龍は微睡む
    3.8
    四龍島(スーロンとう)は、その名のとおりに『青龍(チンロン)』『白龍(バイロン)』『朱龍(チューロン)』『黒龍(ヘイロン)』と呼ばれる四人の主が統治する島。白龍市の後継者・マクシミリアンは、妾腹の生まれゆえに『半龍(ハンロン)』と呼ばれ、侮られていた。しかし、歓楽街『花路(ホワルー)』の頭・飛(フェイ)は、彼の瞳に常人とは違うものを感じる。二人が出会うとき、運命は鮮やかに輝きはじめる。疾風怒涛のカンフーアクション!
  • 花姫純情
    3.0
    四龍島(スーロンとう)、春の盛り。春を寿(ことほ)ぐ花炮(ホワパオ)の祭礼を間近に控えた白龍市(バイロンし)では、付け火騒ぎが街を賑わしていた。現場に残されていたのは、孫(スン)が身を寄せる商家である孫家の品札。孫家では主人が病に臥(ふ)し、一人娘の媛媛(ユアンユアン)に縁談が持ち上がっていたのだが、騒ぎのせいで評判は悪くなるばかり。密(ひそ)かに想い合うらしい孫と媛媛の様子を気にしながら、飛(フェイ)は事件を調べに走るが…。四龍島シリーズ、待望の番外編!
  • 花龍神話
    3.7
    本土、紅海(ホンハイ)の港近く。外国人居留地で催された夜会に、婦人客の宝石を狙う盗賊団が押し入った。叫び声と銃声の響く中、あやしい男と出くわしたマクシミリアンは、気まぐれから男の拳銃を預かったのだが…(「石榴石(ざくろいし」)。底知れぬ闇を抱えながら白龍(バイロン)を統(す)べるマクシミリアンと、彼とともにあることを選んだ花路(ホワルー)の頭(トウ)・飛(フェイ)。ふたりが出会う以前から現在までを4つの物語で綴ったスペシャル外伝集!
  • 花片戯曲
    4.0
    暑気に灼(や)かれる四龍島(スーロンとう)の夏。白龍(バイロン)屋敷で一緒に暮らしはじめた飛(フェイ)とマクシミリアンだったが、色街・花路(ホワルー)の束ね役で忙しい飛はなかなか屋敷に居着かず、それが不満なマクシミリアンは、飛に黙って夏の祭礼が近づく南里(なんり)に旅立つ。後を追いかける飛だったが、ふたりを待ち受けていたのは、気鬱(きうつ)にふさぐ南里主人の夏燐(シアリン)と、材木商を狙った連続火付け騒ぎだった。

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