ハーレクイン・ロマンス小説 - ハーレクイン - ハーレクイン・ディザイア作品一覧

  • 近すぎて見えなくて 男たちの約束
    3.0
    転職先の新人研修を受けるため、ケンダルはタホへと車を走らせていた。五年間勤務したバートン社を辞めたのは、つい二週間前のこと。よりキャリアに繋がる仕事がしたいと思い、ボスであるマシアス・バートンに辞職を願いでたのだ。彼なら私の気持ちを理解してくれるはず――そんな期待も虚しく、ケンダルは裏切り者と罵られ、十分ほどで社を追い出されてしまった。あのときのマシアスの冷淡な顔を思いだすたび、胸が痛む。でも、元ボスのことは忘れ、新しい生活に集中しなくては。ケンダルはそう自分に言い聞かせた。まさかマシアスが追いかけてきているとは、夢にも思わずに。★〈男たちの約束〉第五話です。亡き友人のロッジでそれぞれ一カ月暮らすことになった六人。来月はついに最終話、最後の滞在者となったジャックの物語をお届けします。筆をとるのは人気作家スーザン・マレリーです。どうぞお見逃しなく!★
  • 追憶はほろ苦く 失恋に乾杯! III
    -
    いったい何が起きたのか理解できず、デビーは刑務所の中でひとりたたずんでいた。今日、デビーは四週間のすばらしい休暇を終え、カリブの高級リゾート〈ファンタジー〉をあとにする予定だった。だが空港でパスポートを見せたとたん、警備員に取り押さえられ、抵抗する間もなく島内の刑務所に連れてこられたのだ。デビーが不安に苛まれていると、刑務所の扉が開き、思わぬ人物が現れた。ゲイブ?なぜ彼がここにいるの?十年ぶりに見る彼は相変わらず魅力的で、不穏な笑みを浮かべている。かつて心から愛した男性を前にして、デビーは驚きと困惑、そして甘い胸の痛みを感じずにいられなかった。★婚約者に捨てられた女性三人のロマンスを描く〈失恋に乾杯!〉もついに最終話です。休暇先のリゾート地のオーナーが、十年前に別れた恋人だと知ったデビー。気づいたときには、彼がしかけた復讐の罠にはめられていて……。最後まで目が離せません。★
  • 誘惑のラプソディー マイアミで愛して I
    -
    パーカーは、マイアミを拠点にするギャリソン家の長男で、常に冷静なやり手の実業家として知られている。ギャリソン社の最高経営責任者でもある彼には、有能なアシスタント、アンナ・クロスがついていた。眼鏡をかけて髪をひっつめにしている、地味で冴えない女性だが、彼はアンナの仕事ぶりに満足していた。そんなある日、パーカーがいつものようにオフィスに入ると、バスルームから調子外れの歌声が聞こえてきた。あの声は……アンナか? 彼女はぼくのバスルームで何をしている?不審に思いガラス扉に近づいたパーカーは、目の前の光景に息をのんだ。★今月からミニシリーズ〈マイアミで愛して〉がスタートします。マイアミにその名をとどろかせるギャリソン一族。今月は一家の長男パーカーが登場します。突然、アシスタントを女性として意識しだした彼ですが、どうやら彼女には秘密がありそうで……。★
  • 忘れるための一夜 富豪一族の絆 VI
    3.0
    マヤは夢見心地でベッドに横たわり、隣にいる義理の兄、クリードを見つめた。母の再婚によってフォーチュン家で暮らすようになって以来、マヤはずっとクリードに想いを寄せてきた。彼にはいつも冷たく当たられてきたので、叶わぬ恋と諦めていたけれど、まさかこんなふうに愛し合える日が来るなんて……。だが、幸せは長くは続かなかった。クリードは唐突に起き上がって服を着だすと、冷ややかな視線をマヤに向け、信じられない言葉を投げつけた。★ついに〈富豪一族の絆〉最終話です。前作で何やら恋に悩んでいる様子だった、フォーチュン家の次男クリード。はたして彼の恋の行方は?最後まで目が離せません。★
  • 愛なき結婚指輪 失恋に乾杯! II
    -
    「妻としてきみを雇いたいんだ」旅先で知り合った男性にそう持ちかけられ、ジャニーンは目をまるくした。彼の名はマックス・ストライバー。ハンサムで裕福な実業家だ。復縁を求めてこのリゾート施設にやってくる元妻を追い払うため、ジャニーンに妻のふりをしてほしいのだという。報酬として提示されたのは、途方もない大金だ。どうやらマックスは、ジャニーンが経済的に困っていることを知って、彼女に白羽の矢を立てたらしい。悩んだあげく、ジャニーンはマックスと契約を交わした。報われぬ恋に苦しむはめになるとは、夢にも思わずに。★婚約者に捨てられた女性三人のロマンスを描く〈失恋に乾杯!〉第二話です。元婚約者に騙され、全財産を奪われたジャニーン。そんな彼女に接近してきたのは、魅力たっぷりの男性で……。★
  • 憎しみとの再会 男たちの約束
    3.0
    ケリーはタホ湖の近くでインテリアショップを営んでいる。ある日彼女は、店を訪れたひとりの男性客に目を奪われた。このあたりでは見かけない、たくましくてセクシーな男性だ。どうやら男性のほうもケリーに興味を持ったらしく、購入品を選んだあとで、彼女をディナーに誘った。「明日の夜はどうかな?ええと……」「ケリー・ハートリーよ」ケリーが微笑を浮かべて名乗ったとたん、さきほどまでにこやかだった彼の表情が一変し、激しい憎悪が浮かび上がった。ケリーにはその理由がわからなかった――彼の名を知るまでは。★〈男たちの約束〉第四話です。亡き友人のロッジでそれぞれ一カ月暮らすことになった六人。今月の滞在者ライアンが出会ったのは、父親の元愛人の娘で……。★
  • キスは裏切りの味 億万長者の戯れ III
    -
    おまえに大役は任せられない――ボスである父親からの辛辣な言葉に、テンペストはショックを受けた。これまで、父に認められたい一心で必死に働き、充分な実績も出してきた。だが父にとっては、いつまでたっても出来そこないの娘でしかないのだ。そんな折、彼女はパーティの席でギャビン・レナードに出会う。父の会社を乗っ取ろうと企む、いわばビジネス上の天敵だ。不意に、テンペストはある計画を思いついた。父の会社を辞め、ギャビンのところで雇ってもらうのはどうだろう?父を見返すには打ってつけの方法では?ギャビンの危険な魅力に気圧されつつも、テンペストは彼に接近した。★〈億万長者の戯れ〉もついに最終話を迎えました。ご愛読、ありがとうございます。★
  • カリブで見た夢 失恋に乾杯! I
    2.0
    船舶会社を営むジェファーソン・ライアンは、多大な富と生まれ持った魅力を武器に、望みどおりの人生を送ってきた。だがある日、思いがけない事態が彼を襲った。突然、アシスタントのケイトリンが仕事を辞めると言い出したのだ。いつもの冷静さはどこへやら、ケイトリンは彼の傲慢な態度を責め、一方的に辞職を告げるとカリブのリゾート地へ飛び立ってしまった。彼女のような有能な人材に辞められては困る。絶対に引き留めなくては。ジェファーソンは悩んだあげく、すばらしい方法を思いついた。ケイトリンを誘惑して彼の虜にし、離れられなくさせるのだ。彼は邪な笑みを浮かべると、さっそくみずからもカリブへ向かった。★婚約者に捨てられた女性三人のロマンスを描く〈失恋に乾杯!〉が今月よりスタートです。心機一転するため、カリブのリゾート地を訪れることにした三人。最初に到着したケイトリンを待ち受けていたのは、傲慢なボスで……。★
  • 春の嵐のように 富豪一族の絆 V
    3.0
    玄関のドアを開けたスカイラー・フォーチュンは凍りついた。ザック!彼がどうしてここにいるの?ザックは、スカイラーの従兄がニュージーランドから連れてきた、幅広い事業を手がける敏腕の実業家だ。スカイラーは会った瞬間に彼に心奪われたものの、内気で臆病な性格が災いしてまともに会話もできずにいた。だが四カ月前、あるパーティの夜にザックと二人きりになり、一世一代の覚悟で身を捧げたのだ。彼はその翌日に帰国した。まさか、再び現れるなんて……。ザックはスカイラーのこわばった顔を見つめたあと、ふくらみを帯びた腹部に鋭い視線を向けた。「君は妊娠しているんだね」★〈富豪一族の絆〉も残すところあと一話となりました。来月は人気作家ハイディ・ベッツが筆をとり、最終話にふさわしいロマンスをみなさまにお届けします。どうぞお楽しみに!★
  • 運命のブラックジャック 男たちの約束
    -
    ホテルでの勤務を終えて帰ろうとしていたニコルは、通りかかったカジノでとびきりハンサムな男性に声をかけられた。ニコルが現れたとたん運がつきだしたらしく、ゲームが終わるまでそばにいてほしいという。ためらったものの、彼の圧倒的な魅力に抗えずニコルはうなずいた。そしてゲームのあと、誘われるがまま彼が宿泊している部屋についていき、あろうことか一夜の情事と承知の上でベッドをともにしてしまう。あとになってホテルのデータベースを調べたところ、彼はデブリン・キャンベルという名家の御曹司だとわかった。私とは住む世界が違う人。もう二度と会うことはないだろう……。だが数カ月後、ニコルは大変な事実に直面した。★亡き友人のロッジでそれぞれ一カ月暮らすことになった六人。★
  • 悪魔を愛したら 億万長者の戯れ II
    -
    ジェレミーの来訪をアシスタントに告げられ、イザベラは固まった。ついに契約を実行に移すときがきたというわけだ。かつてイザベラは、両親を亡くし、貧しさのなか必死で弟を養っていた。そんな彼女の前に現れたのがジェレミーだ。弟が一人立ちしたあと、半年間イザベラが彼のものになるなら、経済的に援助しようとジェレミーは申し出た。藁にもすがる思いでイザベラはその条件をのんだのだ。オフィスに入ってきたジェレミーは相変わらずセクシーで、裕福な実業家というオーラを全身にまとっている。不安と、意思に反した胸の高鳴りを覚え、イザベラは身を震わせた。★ご好評いただいている〈億万長者の戯れ〉第二話です。二人が交わした契約の行方は?来月はついに最終話です!★
  • 狙われた初恋 富豪一族の絆 IV
    -
    「何年も前から、君のことをもっと知りたいと思っていた」学生時代から憧れていたブレイク・フォーチュンにそう告げられ、サーシャの胸は飛びださんばかりに高鳴った。それは、あまりにも思いがけない告白だった。フォーチュン家が営む会社で働いているため、ブレイクと顔を合わす機会は何度もあった。しかし、まともに会話をした覚えはないし、彼がサーシャを気にかけているとはとても思えなかったのだ。喜びのあまり呆然となり、彼女はブレイクに誘われるまま身を委ねた。すべては彼が仕掛けた罠だとも気づかずに。
  • 白昼夢の恋人 億万長者の戯れ I
    -
    有名私立校で校長を務めるグレースは、三年ほど前から学校の理事長アダム・ボーエンが気になっていた。アダムはレコード会社を経営するリッチな実業家でもあり、長身のハンサムで、どんな女性の心も奪ってしまう。もちろん地味で堅苦しいグレースなど眼中にないらしく、彼女は女性として見られていないことを自覚していた。そこでグレースは、叶わぬ夢を形にすることで満足しようと、彼と自分を主人公にしたロマンス小説を書き始めた。その小説が偶然にもアダムの目に触れ、思いがけぬ事態を巻き起こそうとは予想だにしていなかった。
  • スキャンダラスな令嬢 富豪一族の絆 III
    -
    チャリティ・オークションの主催者エリザ・フォーチュンは、出番を告げるアナウンスに促され、ステージ中央に進んだ。今日エリザが競売にかけるのは、手料理をふるまうというディナー権だ。ディナー権はすぐさま高値に吊り上がって次々に入札の声があがったが、一人の男が提示した法外な金額に、場内は静まり返った。「三万五千ドル」ハスキーなその声を耳にしたとたん、エリザの背筋は凍りついた。どれだけ歳月が流れようとも、聞き間違えるはずがない。目をやると、やはりリース・パーカーが会場奥の席に陣取っている。エリザは狼狽しつつも、リースの冷ややかな視線を受け止めた――六年ぶりに会う、夫の視線を。
  • フィアンセはあなた? 男たちの約束
    -
    ローレンは婚約者のマシアスに別れを告げるため、彼が滞在しているタホ湖のロッジへと車を走らせた。婚約者といえど、マシアスとのあいだに恋愛感情はない。二人の縁組は両家のビジネスを発展させるためでしかなく、彼女は悩みぬいた末、愛してもいない相手とはやはり結婚できないと思い至ったのだ。だがロッジに着いて彼を見たとたん、ローレンは妙な胸の高鳴りを覚えた。なぜかしら?今まで顔を合わせたときには何も感じなかったのに、今日の彼はすごく……セクシーで魅力的に見える。戸惑うローレンに、マシアスは突然キスをした。★親友の遺言によって、それぞれ一カ月間タホ湖のロッジに滞在しなくてはいけなくなった五人の男たち。滞在者はマシアス・バートンの予定だったのですが、そこにいたのは?★
  • 愛と使命と 熱く危険な任務 III
    -
    最新鋭機ペガサスのテストは最終段階に差しかかっていた。プロジェクト・チームの一員である沿岸警備隊員のキャリーは、ハンサムな海兵隊員マックの仕事面での実力は認めていたものの、融通がきかない点に辟易させられ、ふたりは常に対立していた。キャリーが最終テストを無事終えるや否や、実戦の命令が下された。マックとともに内戦が勃発したカリブにペガサスで入国して、とり残されたアメリカ人宣教師ふたりを救出するのだ。ところが現地に到着し、任務に向かおうとしていたマックが、ペガサスで待機するキャリーに突然唇を重ねてきた。こんなときにキスをするなんて、いったいどういうつもりなの?★つねに危険と隣り合わせの状況に置かれたふたりのあいだで燃え上がるロマンスをご堪能ください。★
  • 情熱の烙印
    3.6
    ゲイブ・デュモンといえば、このあたりで知らぬ者はいない。魅力的な大富豪で、広大な牧場を所有している権力者だ。デュモン家の隣に住むジェスは、その彼に結婚を申し込まれた。正確には、ゲイブに借金を肩代わりしてもらう代わりに、彼の跡継ぎを産むという契約つきの結婚を。亡き両親が大事に守ってきた土地まで差し押さえられたいま、ゲイブに助けを求めるほかなく、ジェスは彼の提案を受け入れた。愛が入り込まない結婚生活は、かえって安全だと胸に言い聞かせて。だが、見せかけの夫婦としての暮らしが始まるや、ジェスは自分の考えがいかに安易だったか思い知った。
  • すれ違うままに 富豪一族の絆 II
    -
    華やかなパーティ会場で、ダイアナの目は一人の男性に釘づけになった。たとえどれほど歳月が流れていようと、彼の姿を見間違うはずはない。マックス・フォーチュン……ダイアナが唯一愛した男性がそこにいた。彼に出会ったのは十年前、旅先のオーストラリアでのこと。二人は一目で惹かれ合い、会ったその日のうちに体を重ねた。ダイアナは甘く幸せな日々が永遠に続くと信じて疑わなかった。マックスが気軽な情事を求めていたにすぎなかったと知るまでは……。心の傷はいまなお癒えていないが、終わった恋を振り返ってもしかたない。ダイアナはなんとか自分を奮い立たせ、近づいてきたマックスに挨拶した。その瞬間、彼の瞳がよそよそしく冷たい光を放ったのを見て、凍りついた。★何やら秘密がありそうな彼女ですが、いったいどんな恋が待ち受けているのでしょうか?どうぞお楽しみに!★
  • 最後の独身貴族
    -
    ある日、結婚相談所を営むローレンのもとに、マット・ホイッテカーがやってきた。マットは~ボストンでもっとも夫にしたい独身男性~に二年連続で選ばれている、ハンサムな御曹司だ。年齢的にもそろそろ潮時だし、身内からもうるさく言われているため、妻にふさわしい堅実な女性を探してほしいという。依頼を受けたローレンは、まずは通例どおり、彼が理想的な相手を手に入れられるよう服装から会話術に至るまでのレッスンを行うことにした。今回の依頼人がいかにセクシーで手強いか、考えもせずに。★ホイッテカー家でただ一人の独身貴族となってしまったマット。無事に、理想の花嫁を見つけることができるのでしょうか?★
  • 砂上の恋人たち 熱く危険な任務 I
    -
    ジルは学生時代、酔った恋人にいきなり暴力をふるわれ、生涯消えない醜い傷を首筋に負ってしまった。その事件を機に軍人となり、やがて、極秘プロジェクトのメンバーとして人里離れた秘密基地に赴任する。存在すら極秘にされているその基地で任務に励むうち、ジルはハンサムで有能な医師コーディに強く引かれつつも、彼の行動に疑念を覚えるようになった。コーディは何か意図をもって基地にもぐりこんだのではないかしら?彼の秘密を探らなければ。そう思ってコーディを誘い出した夜、いきなり唇を重ねられて、ジルはうろたえた。
  • まやかしのプロポーズ 富豪一族の絆 I
    -
    人付き合いが苦手で、派手な生活には縁のないジーナ。彼女はこのたび、絵本作家として名誉ある賞を受賞した。その記念にと行われたサイン会で、子供にまじって彼女のサインを求める男性がいた。彼の名はケイス・フォーチュン。有名な富豪一族の一人で、毎日のように新聞の社交欄をにぎわせている。ケイスはあろうことか、サイン会を終えたジーナをデートに誘った。なぜ彼のようなゴージャスな男性が、私を誘うの?警戒しつつも、ジーナはひそかな胸の高鳴りを無視できずにいた。もちろん、彼が残酷な計画を秘めていることなど知る由もなかった。
  • アマルフィの花嫁
    3.0
    レジーナは祖母のもとを訪ねるため、イタリアの美しき街、アマルフィにやってきた。そこで彼女は、ニコ・ロマーノと出会う。類まれな風貌と黒髪がなんともすてきな男性だ。真面目で堅物すぎると家族にも心配されているレジーナだが、会ってすぐニコに心を奪われ、彼のことをよく知りもしないうちに、身を捧げてしまう。だが数日後、悲しい事実がレジーナを襲った。実はニコは、有名な公爵だったのだ。そして彼には、家同士で決められた婚約者がいた。
  • 遅れてきたプレイボーイ 熱く危険な任務 II
    3.0
    気象学者のケイトは、砂漠で極秘プロジェクトの任務についている。先日、メンバーの一人が病に倒れ、急遽新しい人材が補充されることになった。選ばれたのは、デイブ・スコット大尉という男。大役を任されたにもかかわらず、初日から遅刻してくるなど傲慢な態度だ。しかも、根っからのプレイボーイだという噂で、ケイトにもあからさまなほど誘惑的なまなざしを向けてくる。彼とは仕事以外では距離をおこう……そう決意したのもつかの間、突然のデイブのキスが、ケイトの心に波紋をもたらした。★今月はハーレクイン・ディザイア・エクストラと同日発売で、ミニシリーズ〈熱く危険な任務〉の第一話、第二話をみなさまにお届けいたします。★
  • 危ない一カ月 男たちの約束
    -
    きっかけは、とある奇妙な遺言状だった。その遺言はハンターという男が、学生時代の六人の友人に宛てたもので、六人がそれぞれ一カ月、彼の屋敷に滞在すれば、ハンター・ランディングの町に遺産を寄付するというのだ。弁護士から話を聞いた町長のキーラは、喜びを隠せなかった。いま、町は病院などの設備が充実しておらず、お金を必要としている。なんとしても六人の男性たちには、屋敷に滞在してもらわなければ。そして、ついに一人目のネイサン・バリスターが屋敷に来る日がきた。挨拶をするため、張り切って屋敷に向かったキーラだが、現れたのは、思わず身構えてしまうほど魅力的な男性だった。
  • 嘘はロマンスの始まり 空翔る一族 III
    3.5
    ホテルの廊下を進んでくるトレントの姿を目にした瞬間、思いがけぬ再会にペイジの足取りは鈍り、背筋にいやな汗が流れた。一年前、従業員のペイジは仕事で滞在中のトレントと出会い、誘われるまま、彼のスイートルームに行くという過ちを犯したのだ。甘美とは程遠く、惨めな思いだけが残ったひととき――あの夜に与えられた屈辱はいまも忘れていないが、それでも礼儀を貫こうと、ペイジはぎこちなく挨拶した。あろうことか一方のトレントは彼女の顔すら覚えておらず、ペイジはさらに傷つき、これ以上はかかわるまいと心に決める。後日、トレントが態度を変えてデートに誘ってくるまでは。■名家ハイタワー家の確執と絆を描く三部作〈空翔る一族〉もついに最終話。前作で異母妹をいじめていた、長男トレントの物語です。仕事で訪れた先で、突然見知らぬ女性に声をかけられた彼は……。
  • 雪解けのキス
    -
    ブリタニーは十年ぶりにオーストラリアへ戻ってきた。ロンドンで出世街道をひた走る彼女にとって、この帰省は昇進を賭けたキャンペーンのための出張にほかならない。成功すれば会社のトップに就くことができる。そしてそれを機に、忌まわしい思い出の残る故郷とも決別するつもりだった。ところが交渉の場に現れたのは、なんと初恋の人、ニック。不良少年だった彼が、世界を股にかける実業家になっていたとは!うろたえながらもビジネスに徹しようとする彼女の提案を、ニックはあっさりと退け、逆に驚くべき条件を提示した。「妻になってほしい。お互いの利益のために」
  • 愛する人の知らない顔 華麗なる紳士たち:悩める富豪 V
    4.0
    両親亡きあと過保護な兄に大切に育てられ、アリシアは二十六歳まで、男性経験もなく過ごしてきた。そんなアリシアにもようやく、デートを重ねる相手が現れる。彼の名はリック・ジョーンズ。出会って間もないため詳しい素性はわからず、友人に聞いても誰も彼のことを知らないけれど、とてもハンサムで裕福で思いやりがある、最高の男性だ。純潔を捧げるなら、相手はリックしかいないわ――いつしかアリシアはそう夢見るようになった。リックがある嘘をついていることなど、もちろん知らずに。■〈華麗なる紳士たち:悩める富豪〉五話目の本作は、これまでヒーローたちと敵対してきたアレックスの妹、アリシアの登場です。来月お届けする最終話は、アレックスの物語。描くのは人気ベテラン作家のデイ・ラクレアです。ご期待ください!
  • 会議室の恋人
    -
    アマンダは社運を賭けたコンペに向かうため、最終便に駆け込んだ。そこで偶然にも隣席になったのはジャレド・ジェームズ――九年七カ月前、恋するあまり身を捧げようとしたアマンダを、容赦なく追い返した相手だ。罰として、忘れられないキスをして。彼女は祖父の前に突き出され、監獄のような女学院へ放り込まれた。みじめな青春時代を送るはめになったのは、彼のせいだわ!だがジャレドはアマンダの苛立ちを気にもとめず、今なら誘いに乗るよとささやき、欲望と軽蔑の目を向けてくる。アマンダは意思に反して高鳴る鼓動を抑え、冷淡に別れを告げた。だが翌日、命運を握るCEOとして現れたのはそのジャレドだった。■アマンダをわがままなお嬢様とみなして辛辣な態度をとるジャレド。彼女は屈辱を感じながらも仕事のために自分を抑えます。ところが二人が激しく衝突したとき、情熱に火がついて……。お待ちかね、ナタリー・アンダーソンの登場です!
  • フライトは恋の予感 空翔る一族 II
    3.0
    名門ハイタワー家の女主人と、その愛人のもとに生まれたローレン。二カ月前に父親が飛行機事故によって亡くなり、その死の真相を母から聞き出すため、ローレンは故郷を離れ、ハイタワー航空管理会社でパイロットとして勤めはじめた。社長である異父兄は、当然のごとくローレンを忌み嫌い、ありとあらゆる手を使って会社から追い出そうと画策する。そしてある日、異父兄はいつもと趣向の違う手段をこうじてきた。彼の親友、ゲイジの専属パイロットを務めるようローレンに命じたのだ。ゲイジは洗練された、とてもハンサムな実業家だ。これはいったいどんな罠? 私を彼の虜にさせて服従させるつもり?警戒しつつも、ローレンは魅力的なクライアントから目を離せずにいた。■〈空翔る一族〉二話目をお届けします。本作はハイタワー家と根深い確執を持つ、ローレンのお話。
  • 一カ月だけシンデレラ
    4.0
    幼稚園で働くアニーは、いつも素行の悪い弟に手を焼いていた。そんなアニーのもとに、弟が働く運輸会社の社長で“全米でもっとも冷酷なCEO”と評されるダンカンが訪れる。彼は、アニーの弟が会社の金を横領したと告げ、アニーに盗んだ金を肩代わりするだけの経済力がないと知ると、罪を見逃す代わりに、ある取り引きを持ちかけてきた。冷徹すぎるという世間からのマイナスイメージを変えるため、一カ月のあいだ、愛情深い恋人役を演じてほしいというのだ。もし引き受けなければ家を担保にもらい、弟は刑務所に入れる――そう脅し文句を突きつけられ、もはやアニーに選択肢などなかった。■人気作家スーザン・マレリー、ディザイアからは三年ぶりとなる新作です。非情だともっぱら噂の億万長者と、一カ月恋人として過ごすことになったアニーの運命は? ひと足先に、クリスマスの雰囲気も満喫できるロマンティックな一作にしあがっています。
  • いつわりと純真
    -
    助手席に座るスティーブの強烈な魅力を感じながら、アンリースはなんとか車の運転に集中しようとしていた。この旅の目的は誰にも教えていない――親友のシンディにさえも。心配したシンディは自分の兄を無理やり長旅に同行させた。その親切がどれほど私の心をかき乱すか知りもせずに……。不意にタイヤがパンクした。スペアのタイヤがないと知り、スティーブはボンネットに両手をたたきつけて嘲った。「車の点検もしないで千七百キロも運転するつもりだったのか。なのに香水をつけるのは忘れなかったんだろう、お嬢さま?」そしてふたりは、熱く気づまりな一夜を過ごすはめになり……。■「ホロスコープに導かれ」のヒロイン、アビーの妹アンリースの物語です。名うてのプレイボーイである実業家スティーブとの、気になる恋の行方は?
  • ワシントンの秘めた夜 華麗なる紳士たち:悩める富豪 IV
    -
    上院議員の娘レキシーは、常に父親に人生を決められてきた。今回の、ブロディ家の長男ランスとの政略結婚もそうだ。ランスとの間に愛はなく、それでも縁談を拒む権限はレキシーにない。そこへひとつ困った問題が生じた。あろうことか、レキシーはランスではなく、その弟のミッチに恋をしたのだ。そしてある夜、思いがけずミッチにキスをされ、花婿に捧げるべき純潔を彼に捧げてしまう。私たちは互いに想い合っている……そう確信したレキシーは、父をなんとか説得し、ミッチと結婚させてもらおうと心に決めた。だが翌朝、ミッチの口から出てきたのは意外な言葉だった。■〈華麗なる紳士たち:悩める富豪〉も四話目。一話目でランスの婚約者として出てきたレキシーの登場です。本作ではレキシーの心の動きをご堪能ください。前回までのあらすじがついています。
  • 甘い眠りに落ちて
    -
    「申し訳ありませんが、ここはプライベートビーチです」不審者の姿が月明かりに照らされ、ローンは目を見開いた。波打ち際に立つ男は全裸で、しかも彫像のように美しかった。男はローンの警告を意に介さず、浜辺から悠々と歩み去った。翌朝、ローンは大富豪である雇主の邸宅で男と再会する。男の正体は、十二年前に家を出た放蕩息子のアダムだった。その日からアダムは言葉巧みにローンを誘惑し、愛情の介在しない束の間の関係を結ぶことを提案する。強烈な魅力に屈してついにその申し出を受け入れたとき、ローンはすでにアダムを愛しはじめていた。決して報われることはないと知りながら。
  • シトラスは略奪の香り 空翔る一族 I
    4.0
    ある日ニコールのオフィスに、ライアン・パトリックと名乗る男が現れた。漆黒の髪に整った顔立ち――思わず目を奪われたニコールだが、彼の話を聞くうちに顔から血の気が引いていった。ライアンによれば、二人は同じ不妊治療院に通っていて、その病院で手違いが起きたらしく、いまニコールが身ごもっているのはライアンの子だというのだ。不妊に悩む姉夫婦のために一大決心で代理母を引き受けたのに、義兄ではなく、赤の他人の子供を妊娠してしまうなんて……。呆然とするニコールに、ライアンは冷たく言い放った。生まれてくる子供は僕のものだ、誰にも渡さない、と。■人気上昇中の作家エミリー・ローズが、確執に揺れる富豪一族を描く3部作〈空翔る一族〉をお届けします。まず登場するのは末娘ニコール。自身の人生を犠牲にしてまで育ててくれた姉への恩返しに、姉夫婦の代理母になろうと決めたのですが……。
  • 最後の夜と知りながら キング家の花嫁 VI
    -
    アイルランドで羊牧場を営むモーラのもとに、ハリウッドの映画会社社長、ジェファーソン・キングが訪ねてきた。彼は映画のロケ地を探しているらしく、どうしても羊牧場を使わせてほしいとモーラに頼みこむ。それから数カ月。破格の額を提示されてもモーラは首を横に振り続けた。もはや契約内容に不満はないが、いつしかジェファーソンに恋をしてしまったモーラは、交渉が終わり、彼が帰国してしまうのをおそれたのだ。とはいえこれ以上引き延ばすわけにもいかず、モーラはついに承諾すると、契約成立を祝おうと彼を家に招いた――ある秘めた決意を胸に。■三カ月連続でお届けしてきた〈キング家の花嫁〉も今月が最終話。美しいアイルランドを舞台にロマンスが繰り広げられます。異国から来た男性に恋をしたモーラは、二度と会うことはないと覚悟しつつ夜をともにします。しかし後日、思わぬ事実が発覚して……。
  • 虹色の誘惑
    5.0
    太めでシャイでまじめな女子校教師のソフィーがあるパーティで女友達に恥をかかされているところへ、白馬に乗った王子様のようにゴージャスな男性が現れた。彼はソフィーとダンスを踊り、バルコニーへといざなった。だが会話が進むうち、彼は愛を信じない離婚弁護士で、妻の条件リストを満たす従順な女性を求めていることがわかる。いくらさえない私でも、こんな身勝手な男性はごめんだわ!逃げ帰ろうとしたソフィーを彼は引き止めてエスコートし、室内に戻るやいなや、たくましい腕のなかに抱き上げた。そしてなんの前触れもなく足を止め、深く完璧なキスをした。
  • 恋するアリス テキサスの恋
    3.5
    法医学調査員のアリスは、仕事で訪れたジェイコブズビルでハーリーという名のカウボーイと最悪の出会いを果たす。金物店から飛び出したハーリーがアリスにぶつかり、売り言葉に買い言葉で、大げんかを繰り広げてしまったのだ。「もしあなたが花婿ショップで売りだし中でも、買わないわ」そう言い放ったアリスだが、翌日、彼への印象は百八十度変化する。若者に絡まれているところを助けようとしてくれた、その勇敢さと優しさに触れ、気づいたときには彼に恋していた。男性経験がほとんどないアリスは、駆け引きなどできず、思ったままをハーリーに伝えた。私と結婚しましょう、と。■ハーレクイン・ディザイアもおかげさまで1400号記念を迎えることができました。記念号を飾るのは〈テキサスの恋〉最新作。長年脇役として物語を盛り立ててきたハーリーのお話をお届けします。
  • 妻に捧げる復讐ゲーム 華麗なる紳士たち:悩める富豪 III
    -
    カーラは正式に離婚をするため、別居中の夫ケビンを訪ねた。仕事ばかりで、家庭をまったくかえりみない彼に、もう一緒には暮らしていけないと背を向けたのが四年前。いまや地元の名士となったケビンは、さらに魅力と風格を増していた。そして、二週間彼とデートをして最後の一晩をともにするのなら、離婚に応じてもいいと、脅迫まがいの条件を告げる。もうすぐ別れるというのに、どうしてそんなことを……?憤りつつもほかに選択肢はなく、渋々カーラはその条件をのんだ。迎えた翌日、夫との久しぶりのデートは、カーラにとってひどく意外なものだった。■テキサスの富豪たちが今宵も集う、キャトルマンズ・クラブ。今月は妻に去られた富豪、ケビンの物語をお届けいたします。
  • 唇にマティーニ
    3.0
    経営コンサルタントのナタリーは、出張で訪れたカリフォルニアのリゾートでジョニーと出会った。地元では有名なバーテンダーで、女性たちのあいだでは“セクシー・ジョニー”なんて噂されている。海とサーフィンを愛し、もちろん女性も大好きな彼は、町ではめずらしいスーツ姿のナタリーに興味を引かれたらしく、“外見はクールだが、内側は金の泡が弾けるシャンパンのよう”などとさらりと彼女を見透かした。そんな人は初めてだった。ナタリーは、彼に惹かれる気持ちに抗おうとする、いつもの冷静な自分を忘れることにした――いまだけは。■ナンシー・ウォレンの名作が誕生しました! 正反対のふたりの恋、そしてジョニーの友人たちの、切なく激しい恋も同時に堪能できる、一冊にふたつのロマンスが詰まった作品を存分にお楽しみください。
  • 灰色のシンデレラ
    3.3
    派遣ハウスキーパーとして働くイザベルのもとに、さる億万長者から依頼が舞い込んだ。彼はどうしてもイザベルを雇いたいと指名し、イザベルが休暇を取る予定と知ると、倍の給与まで提示してくる。いぶかりつつも、イザベルは待遇の良さに惹かれて依頼を受け、勤務初日、落ち着かない気分で問題のクライアントを迎えた。彼の名はクリスティアーノ・ベロン――大企業の社長で、魅力的すぎる風貌が危険な雰囲気をかもしだしている。灰色の制服をまとった体に、クリスティアーノの熱い視線が這い、イザベルは身じろぎもできずにただ息をのんだ。■ブロンウィン・ジェイムスンの新作は、億万長者と派遣ハウスキーパーのロマンス。どうしてもとヒロインを指名してきた億万長者ですが、彼には何やらひそかな目的がありそうで……。巧みなストーリー展開に、最後まで目が離せない一作です。
  • 王にこの身を捧げ さまよえる王冠 III
    4.3
    地中海の国カスタルディーニはいま、存亡の危機に瀕しており、国王が病に伏してなお、皇太子の座は空いたままだ。だがついに次期国王候補が評議会により選ばれ、それがフェルッチオだと知り、王女クラリッサは愕然とする。フェルッチオはカスタルディーニと縁深い海運王で、六年前からクラリッサに言い寄ってきている。その目的が王家との繋がりを得ることとわかっていたため、クラリッサは彼に心惹かれつつも、誘いを断り続けてきたのだ。きっとフェルッチオは二つ返事で王位を受けるだろう……そんなクラリッサの予想に反し、彼は条件を提示してくる。クラリッサが身を捧げるのであれば、王になってもいいと。■地中海の国を舞台にした三部作〈さまよえる王冠〉最終話をお届けします。六年間袖にしつづけた相手に、身を差し出すことになったクラリッサ。もつれた運命の行く末は?
  • 苺とシャンパンの記憶 ハドソン家の恋事情 V
    3.0
    恋人に振られ、家族にも出生を偽られていたと知り、打ちのめされたベラは一人アメリカを離れ、フランスのマルセイユにあるお気に入りのホテルに向かった。人気女優のベラでもプライバシーを侵されずにすむ、数少ない場所だ。ところが全裸でマッサージを受けている最中にパパラッチに狙われ、ベラはシーツ一枚を巻きつけただけの姿で部屋から逃げだした。窮地を助けてくれたのは、ホテルの経営者サム・ギャリソン。名うてのプレイボーイで、泣かせた女性は数知れないと評判だ。サムは不始末のお詫びにと、ベラをディナーに誘う。あらわな肌に注がれる彼の熱い視線に、ベラは息をのんだ。■作家競作六部作〈ハドソン家の恋事情〉五話目は、ハドソン家長女ベラと、ホテル経営者サムの話です。恋人に裏切られ、悲しい出自を知ったベラ。傷つく心を癒すために、心そそる魅力的な男性と一夜をともにしたのですが……。ミニシリーズもいよいよ佳境です!
  • めぐり逢いを待ちわびて
    4.5
    姉夫婦が飛行機事故で亡くなり、姪を引き取って数カ月。ジャックはいま、とんでもない危機に直面していた。姪を育てる資格がないと児童保護局に判断されかけ、養育権を奪われそうになっているのだ。確かに大企業の経営者として忙しい日々を送り、姪もなついてくれない。だがジャックはどうしても、愛する姉の遺子をこの手で育てたかった。そこで弁護士の助言に従い、体面を整えて保護局を納得させるため、ふさわしい“妻”を探すことに決める。公然と妻候補を募るわけにもいかず、表向きはナニーを募集したところ、大勢集まった中に、一瞬でジャックの目を釘づけにする女性がいた。■ベテラン人気作家デイ・ラクレアが、心躍るすてきなロマンスをお届けします。ナニーの募集と偽って、花嫁候補を見つけたジャック。ミステリアスなナニーを誘惑し、結婚まで漕ぎつけたいと画策するのですが……。意外なラストにも注目です。
  • 金のハートのありか
    -
    いつか海外で働きたいという夢に邁進するセリーナ。そんな彼女に、驚くべきニュースが伝えられた。社長のデイヴィッド・マイルズが、入社間もない彼女を、新しいキャンペーンの責任者に任命してくれたのだ!ふたりでアイデアを語り合ううち、セリーナは気づいた。ハンサムなボスの熱い目は、なにか別のことを訴えている。男と女は、チャンスがあればそうとわかるものだと……。ずっと恋も遊びも諦めてきたわたしを、彼は誘っているの?金のハート型のペンダントが光るセリーナの胸に、はじめての迷いと、甘いうずきが広がった。■彼の誘惑にのれば、昇進の道を自ら閉ざしてしまうかも。恋と仕事、チャンスはひとつしか選べないもの? その答えを、注目の新人作家ロビン・グレイディが描きます。ロマンティックなエンディングにもご注目ください。
  • 百万ドルの逢瀬 さまよえる王冠 II
    4.0
    「私に一時間ください、十万ドル払いますから」初めて目の当たりにするドゥランテ・ダゴスティーノの姿に圧倒され、ガブリエルは思わずそう口走り、すぐさま後悔した。相手は一国の王子。お金に不自由しているはずもない。こうしてパーティ会場の前で王子を待ち伏せていたのには訳があった。ガブリエルの出版社はいま経営難に陥っている。そこで王子に自伝を書いてもらい、起死回生の一作としたいのだ。だが試みも虚しく取り巻きが現れ、王子は会場に連れていかれてしまう。作戦失敗だわ……沈んだ気持ちであとから会場に入ると、まもなくチャリティオークションの開始を告げる王子の声が聞こえた。「予定を変更します。オークションの一品目は……ぼく自身です」■注目作家オリヴィア・ゲイツが描く、地中海の国を舞台にした三部作〈さまよえる王冠〉二話目をお届けします。明らかに自分に向けられた、王子からの挑発的なオークションの申し出。ガブリエルはいったいどんな行動に出るのでしょうか? 来月はついに最終話です。
  • キスで始まる愛人契約 モレッティ一族の呪い III
    3.0
    アンジェリーナは〈モレッティ・モータース〉のCEO、ドミニク・モレッティの秘書を務めている。そんな彼女には、ある後ろ暗い秘密があった。弟の借金を肩代わりしてもらう代わりに、開発中の新車についての情報を、ライバル企業に渡しているのだ。良心の痛みと闘いつつも情報を流しつづけていたが、やがて裏切り者の存在が社内で騒がれだし、調査の末、アンジェリーナがスパイだとドミニクが知るところとなった。もう何もかも終わりだわ。そう腹をくくったアンジェリーナに、ドミニクは信じがたい提案をした。刑務所に行くか、僕の愛人として六カ月過ごすか――どちらか選べと。■いにしえの呪いをかけられた三兄弟の苦悩を描く〈モレッティ一族の呪い〉もついに最終話を迎えました。ラストにふさわしい情熱的な一作にしあがっています。最後までお楽しみください。
  • ペントハウスで愛して
    4.0
    ベラはひとり寂しく、バーのカウンターに座っていた。あしたは妹の結婚式。喜びに浮き足立った家族はみな、きょうがベラの誕生日だということを忘れてしまった。めずらしいことではない。女優志望のしがないウエイトレス。そんな彼女は堅物の家族から浮いていて、物笑いの種なのだ。ブライズメイドになるのに、エスコートのひとりもいない。メニューを見たままため息をつく彼女に、男が声をかけた。きわどい名前のついたカクテルを、ふたりのために注文している。家族とは違うワイルドな雰囲気の彼に、ベラは強く心を惹かれた。きょうはわたしの誕生日。さばけた都会の女を演じてみよう。■結婚式のエスコートも引き受けてくれた彼とめくるめく夜を過ごしたベラですが、夜も明けぬうちに彼は消えてしまい……。一筋縄ではいかないベラの恋の行方は? 女優への夢は? 冴えないヒロインが健気に奮闘し、美しく変身する物語です。
  • 秘書のかなわぬ夢 ハドソン家の恋事情 IV
    4.0
    映画会社に勤めるデイナは、意を決してボスに辞職の意を告げた。マックスのアシスタントとして働き、片思いに悩んではや五年。彼にはいつまでたっても、備品程度にしか見てもらえない。もはや叶わぬ思いにけりをつけて新しい会社に移り、もっと映画製作にたずさわれる職を見つけるときだ。だが、マックスはデイナが手渡した辞表を丸めて捨て、昇格させるから、少なくとも製作中の映画が完成するまでは、彼の家に泊まりこみで仕事を手伝ってほしいと言い出す。マックスの家に泊まりこむなんてできっこない……とはいえ肩書きが変われば、転職に断然有利となるだろう。葛藤した末、デイナはこのチャンスに賭けてみることにした。■作家競作六部作〈ハドソン家の恋事情〉四話目は、ハドソン家次男のマックスと、彼に片思いしつづける秘書のデイナの物語です。
  • 永遠の居場所
    5.0
    ストーカーと化した元恋人から逃げるため、アンナはラスベガス行きの飛行機を待っていた。そこでひょんなことから、コナー・スターンという男性と知り合う。機内でも隣の席になった二人はまたたく間に惹かれあい、幸せいっぱいのまま、ラスベガスのチャペルで電撃結婚した。だがハネムーンも最後の夜、アンナは偶然コナーの名刺を見てしまう。行方不明者の捜索を専門とする、総合警備会社の経営者……牧場主だと名乗っていたのに、なぜ?まさか彼は、元恋人に雇われた探偵なの?嘘をつかれたショックと恐怖に襲われ、アンナは逃げ出した。おなかにコナーの子がいるとわかったのは、ほどなくしてのことだった。■「きみに言えない言葉」の関連作です。兄に頼まれ、幼い頃から行方不明となっているある女性を捜していたコナー。ようやく見つけたところたちまち恋に落ち、勢いこんで結婚したのですが……。切ない恋をご堪能ください。
  • 舞い戻ったプリンス さまよえる王冠 I
    4.0
    カスタルディーニ国で交渉のプロとして知られるフィービは、国王から任された仕事に愕然とした。いま、国王は病をわずらっており、後を継ぐ皇太子の座が不在となっていることに危機感を覚えている。そこで、次期国王として選出するために、八年前に国を出た王子レアンドロを呼び戻してほしいというのだ。レアンドロはかつて、フィービがただ一人愛した男性だ。だが、彼にとってフィービは都合のいい女でしかなく、最後は心をぼろぼろにされ、泣く泣く彼と別れた。そのレアンドロと、もう一度顔を合わせるの?途方もない不安に襲われ、フィービは身を震わせた。■注目作家オリヴィア・ゲイツが描く、地中海の国を舞台にした三部作〈さまよえる王冠〉がスタートします。王位継承権を巡り、思惑と愛情、憎しみが入り乱れる、読み応えのある作品に仕上がっています。
  • ミラノの恋愛ゲーム モレッティ一族の呪い II
    -
    一族で自動車会社を営んでいるアントニオ・モレッティは、伝説のF1ドライバーの名を冠した新車を発売しようとしていた。だが“ヴァレリオ・ロードスター”の名前をつけるにあたり、祖父の代から因縁のあるヴァレリオ家がストップをかけてくる。名称使用権を巡って交渉をしに現れたのが、ヴァレリオ社CEOの娘、ナタリーだ。アントニオはその美貌と、堅苦しく冷たい態度に興味をそそられた。もしナタリーが交渉に応じない場合は、誘惑してでもなんとかしろと、CEOである兄に言われている。これは面白いことになりそうだと、アントニオは一人ほくそ笑んだ。■呪いにより、愛か仕事の成功か、どちらかしか手に入れられないと運命づけられた三兄弟。彼らの苦悩とロマンスを描く〈モレッティ一族の呪い〉二話目をお届けします。来月はついに最終話。長男のドミニクが満を持して登場します。どうぞご期待ください。
  • 恋はシュガー&スパイス
    -
    ニューヨーク、午前五時。フードスタイリストのマーゴットは、CM撮影の真っ最中だった。ただのハンバーガーを、いかにおいしく見せるかが彼女の仕事だ。早朝にもかかわらず、同じアパートメントに住む友人たちは、次々と電話をしてきて激励の言葉をかけてくれる。と思いきや、話題はもっぱら、その日引っ越してきた新しい住人のことばかり。「本当にキュートなの!」隣人のコリーが興奮気味にまくしたてる。「でもね、髪も洋服も救いようのないほどやぼったくて――」マーゴットはわくわくしてきた。得意分野はバーガーだけじゃない。わたしが変身させてみたい……そのダニエル・ホートン三世を!■階下の好青年ダニエルといると、なんだか自由で大胆な気分になれるマーゴット。熱いご近所付き合いが始まりますが、あまりの急展開にとまどい始め……。ホット&スピーディな都会のラブストーリーを、ジョー・リーがテンポよく描きます。どうぞお楽しみください。
  • フレンチキスに誘われて ハドソン家の恋事情 III
    4.0
    南フランスのとある古城を訪れたシャーロットは、玄関の前に立ち、深呼吸をしてからドアベルを押した。シャーロットの一族は映画会社を経営しており、次回作の撮影場所として、どうしてもこの城を使用したい。幸運にも城の所有者は学生時代の友人だ。きっと許可をもらえるだろう。だが、頼みの綱の友人は不在で、現れたのはその兄アレックだった。アレックはプレイボーイとして名高く、シャーロットも三年前、初対面だというのにベッドに誘われたことがある。まさか、こうしてまた再会するなんて……。しかたなくアレックに話を切り出したシャーロットは、アレックの目が欲望に煙っているのに気づき、身を震わせた。■作家競作六部作〈ハドソン家の恋事情〉三話目をお届けするのは注目作家バーバラ・ダンロップ。舞台を南フランスに移し、極上のロマンスを描きます。来月はハドソン家次男マックスのお話です。
  • オフィスラブのすすめ
    -
    エマが勤める会社に“首切り男”がやってきた。名前はダミアン・メディチ。経営が傾く会社にメスを入れるため社員のリストラを斡旋する、非情なコンサルタントだ。エマはダミアンの一時的な秘書に任命されるとともに、リストラ策に反対するかつての上司から、ダミアンの動向をスパイする役目も任された。大切な会社を、あんな人にめちゃくちゃにはさせないわ。決意を固め、エマはさっそくダミアンのスパイとして動きだすが、すぐに大きな問題にぶち当たる。一つはダミアンが魅力的すぎること。もう一つは、彼がエマに誘いをかけてくることだった。■「億万長者からの招待」「プレイボーイのささやき」の関連作です。どうぞお楽しみください。
  • 砂漠の夜は芳しく
    3.0
    ケイシーはアカバン王国の国際空港に降り立った。都会の真ん中の近代的な空港にはおよそ似つかわしくない、サファリスーツと砂よけフラップのついた帽子という格好で。出張の目的地はアカバン内陸部の砂漠地帯だったのに、飛行機に乗る直前になって、首都への変更を告げられたのだ。彼女の会社のオーナーであるアカバン国王じきじきの命令らしい。期待に添えない者は容赦なくくびにすることで有名な彼は、急遽ケイシーと面会し、テストをするつもりだという。スーツもハイヒールもないのに、彼の前で能力を証明できるかしら?とほうにくれる彼女を、ガラスのむこうから見つめる男がいた。■今月はハーレクイン・ロマンスでもスーザン・スティーヴンスのホットな世界をお楽しみいただけます。心に傷を負った億万長者とオペラ歌手の物語「恋に落ちた歌姫」を併せてご堪能ください。
  • 永遠をつづって
    -
    あるパーティの席で、ドナはふと男性に呼びとめられた。振り向いた先に立っていたのは、テイト・ブリッジズ。かつて婚約までしながら別れた相手だ。相変わらず魅力的なテイトを前に狼狽していると、彼はある頼みを持ちかけてきた。どうやら彼の弟が暴行の容疑で捕まっているらしいのだが、テイトは弟が無実だと主張し、臨床心理士であるドナに、裁判の際に有利な鑑定を提出してほしいというのだ。不正を働くわけにはいかないと、ドナはきっぱり断った。そのとたん、テイトの目に危険な光が宿り……。■新人作家ロビン・グレイディの、日本デビュー作をお届けいたします。再会した昔の恋人から、金と権力をかさに脅されるはめになったドナ。いっそ憎めたらと思うものの、彼への熱い思いはいまも心に根づいていて……。一度壊れた愛の行く末は?
  • 愛しあえない二人 モレッティ一族の呪い I
    -
    華やかな祝勝会のなか、ヴァージニアは悲壮な決意を胸にF1レースの花形ドライバー、マルコ・モレッティを見つめていた。かつてヴァージニアの祖母はマルコの祖父との恋に破れ、復讐を誓い、いにしえの魔術を用いて彼とその一族に呪いをかけた。だが反動で、自らの子孫にまで不幸を呼び寄せ、愛を手にできない運命にしてしまったのだ。このまま一人で一生を終えたくはない……その一心で、ヴァージニアは長年研究をおこない、呪いを解く方法を見つけた。それは、モレッティ家の血を引く子供を彼女が産むこと。そして今夜、ついに目的を果たすためヴァージニアは動き出した。■〈モレッティ一族の呪い〉が今月よりスタート。一族にかけられた呪いにより、愛か仕事の成功か、どちらかしか手にできなくなった三兄弟の物語です。一話目は三男マルコのお話。運命に翻弄される切ない恋をご堪能ください。
  • ブルー・レディへの贈り物
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    カリッサは〈コーブ・ホテル〉のバーでピアノを弾いていた。青いドレスは彼女のブロンドを美しくひきたて、人々は流れるショパンに酔いしれているが,彼女の心は沈んでいた。さっき、婚約者にふられたのだ。ひとりには慣れてるわ、と強がってみても、後生大事にとっておいたバージンはどうすればいいのだろう。その夜最後の曲を弾き終えた彼女に、声をかけた男がいた。「ブルー・レディに一杯おごらせてくれないかな」日焼けした腕、乱れた髪……見上げたその顔には見覚えがあった。カリッサは震える指を意識しながら、ある決心をした。■カリッサがロスト・バージンの相手に選んだのは、元有名音楽家のベン。お互いに一夜の情事のはずだったのに、運命は再びふたりを引き寄せ……。数々の受賞歴を誇る実力派作家、アン・オリバーの日本デビュー作を、どうぞお楽しみください。
  • シークと薔薇の宮殿
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    従妹の結婚式を間近に控えたある日、シャフィールは国王である父親に、話があると呼び出された。父によれば、どうやら従妹の婚約者ジャックにしつこくつきまとっている女性がいるらしい。彼女の名前はミーガン・サクソン。ジャックの仕事仲間で、式を妨害するために、ここダーハラ王国に向かっているという。父はシャフィールに、式が無事執り行われるまで、なんとかしてミーガンをジャックから遠ざけるよう言い渡した。かわいい従妹のためにと策を練ったシャフィールだが、当のミーガンを見た瞬間、予想外に心をかき乱され……。■期待の若手作家テッサ・ラドリーが、渾身の力をこめてシークとの恋物語をお贈りします。従妹が無事結婚できるように、問題の女性をさらったシャフィールですが、彼女の生き生きとした美しさにどんどん惹かれていき……。最後まで目が離せません。
  • 愛に踏みきる理由 ハドソン家の恋事情 II
    -
    脚本家として活躍するシシーの前に、元恋人のジャックが突然現れた。ジャックは一族で映画会社を経営しており、社運をかけた作品の脚本をシシーに書いてほしいという。唐突な依頼に驚くとともに、久しぶりに彼の姿を目にして、シシーは罪悪感に襲われた。ジャックとは三年前につき合い、たった四カ月で別れた。そのあと、身ごもったジャックの子供をこっそり産んだことを、彼にはいっさい知らせていないのだ。償いの意味もこめ、執筆くらい引き受けよう……そう決めたシシーだが、翌日、さっそくその決断を後悔する。あろうことか執筆する間、彼の屋敷に滞在するはめになったのだ。
  • デザート・ローズをきみに
    -
    人気シェフのリリー・フィンチは、ケータリングを手がけていたパーティで彼と出会った。ふたりはひと目で強く惹かれあい、バルコニーに出ると、衝動のおもむくままに熱いキスを交わした。オリーブ色の肌と黒髪がエキゾチックなその男性は、カリムという異国の名を完璧なイギリス英語で名乗り、礼儀正しくもどこか尊大な口調で、電話をしてほしいと言った。だが、我にかえったリリーは仕事中の突然の出来事にとまどい、キッチンに逃げ帰る途中で彼の電話番号を落としてしまう。もう二度と会えないと思っていた翌日、彼が玄関に現れ――。■都会の夜に出会ったすてきな男性が、アラビアンナイトの世界の王子さまだったら? ケイト・ハーディがスタイリッシュに描く、ロンドンの千一夜物語をお楽しみください。
  • バルセロナの夜に二人は 異国で迎える季節 III
    -
    トラベル・コンサルタントのキャロラインは新しいクライアント、ローリー・バークの到着をスペインのリゾート地で待ち受けていた。ローリーは世界規模のセキュリティ会社を経営する富豪で、警備という会社の特性上か、容姿は一般には公開されていない。とはいえ、おそらく経歴から察するに、たくましい男性に違いないとキャロラインは予想していた。やがて現れたローリーは、まさに想像どおりの人物だった。引き締まった体に、精悍な顔立ち、そして……狼を思わせる瞳。その瞳を見た瞬間、過去の記憶がよみがえり、彼の正体に気づいたキャロラインは息をのんだ。■〈異国で迎える季節〉もついに最終話。ラストとなる本作の舞台は熱き国スペインです。内気なキャロラインの前に現れた、かつて愛した人。彼との再会は偶然ではないようで……。
  • 名も顔も知らぬ妻
    5.0
    海軍特殊部隊(SEAL)に所属するハンター・キャボットは久しぶりに故郷の町に帰り、そして呆然とした。なぜか友人をはじめとする町の住人皆が、ハンターに“妻”の話をふってくるのだ。彼女の名前はマージーといい、すばらしい女性らしいがハンターは生まれてこの方、誰とも結婚した覚えがない。長期任務で町を離れているあいだに、何が起きたのだろう?狐につままれた気分で屋敷に戻ったハンターは、寝室のバスルームから聞こえてくる甘い鼻歌に足を止めた。ドアを開けると、そこにはセクシーすぎる“妻”の姿があった。
  • プライベート・セクレタリー
    3.0
    代々一族の所有物だったホテルを買収され、しかも買収を仕掛けた憎き相手のもとで働かざるをえなくなり、ビクトリア・ホートンは気落ちしていた。新しいボスとなるチャールズは公爵の肩書きを持つ、自他ともに認めるプレイボーイだ。そんな彼の個人秘書としてビクトリアに与えられた仕事は、絶え間なくかかってくる女性からの電話の応対や一日に何十件も送られてくる女性からのメールの整理。その職務内容も不満だが、何より解せないのはチャールズの態度だった。熱いまなざしに、誘惑めいた言葉……まさか彼は、私を次のターゲットにしているの?■ミシェル・セルマーの3部作〈愛の国モーガンアイル〉の関連作をお届けいたします。手強いプレイボーイの目に留まってしまったヒロインの運命は?
  • 冷たい婚約指輪 ハドソン家の恋事情 I
    -
    かつてトップ女優として名を馳せたグエンは虚飾の日々に嫌気がさし、モンタナに移り住んで静かに暮らしていた。そこへ突然、ハドソン家の三男ルークが現れる。ハドソン家は映画製作会社を経営する、ハリウッド一有名な一族で、グエンの妹で女優のニッキーも、彼らの世話になっていた。そのニッキーが、主演映画の封切りを目前に飲酒運転による交通事故を起こしかけたのだという。ショックを受けうろたえるグエンをよそに、ルークは淡々と告げた。映画公開に影響を出さないため、世間の目を事故からそらす必要がある。だからきみとぼくの婚約をメディアに発表した、と。■人気作家リアン・バンクスが筆をとります。ハリウッドを舞台に繰り広げられる華やかなロマンスをどうぞお楽しみください。
  • オフィスの花たち
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    『危険な薔薇』―故郷を離れシカゴで孤独に暮らすクリスティのもとに、ある日差出人不明の薔薇の花束とメッセージが届いた。ストーカーの影におびえていた彼女は警察に通報するが、駆けつけた刑事の姿を見て思わず目を疑った。かつて彼女が初めて恋し破れた相手スコットが、すっかり大人の男性となってそこに立っていたのだ。 『甘き薔薇の香り』―夫のブライスとやむなく離婚することにしたティアのもとに、ある日差出人不明の薔薇の花束とメッセージが届いた。いまだ夫に愛されることをひそかに夢見ていたティアは、贈り物の主がブライスだったらと期待した。だがその晩、夫と口論になり、彼女は痛罵を浴びて失望する。「ぼくのやり方が不満なら、今すぐこの家から出ていけ」。 *現在、配信中の『危険な薔薇』と同作品となります。
  • 忘れられなかった恋人
    -
    リジーは故郷テキサスを離れ、ニューヨークでの成功を目指してきた。名門一族の令嬢という肩書きを捨て、新しい自分になるためだ。だが突然の解雇に続き、同棲中の恋人にもふられてしまい、やけになってまぎれ込んだパーティである男性と出くわした。コール――父の仇敵の息子だった彼とは、十七歳のときに恋に落ちた。だが父の強固な反対にひるみ、その後彼はリジーの妹と結婚したのだ。胸が張り裂けそうだった私の気持ちも知らずに……。今でもコールを見るとときめく胸を抑え、大人の女性を演じて、リジーはその夜コールと一夜をともにすることにする――一度だけの逢瀬が、二人の運命を変えることになるとは想像もせずに。
  • 戯れの代償
    -
    ジョージーナは嫉妬深い夫から逃げ出し、娘と二人で暮らし始めた。偽名を使い、不動産業者での新しい仕事も手に入れたが、ある日、家を売った相手から欠陥があったと訴えられる。相手の弁護士キャンベルと面会した彼女は思わず息をのんだ。厳しい顔に、憎々しげな表情を浮かべてこちらをにらんでいる。とてもハンサムだけれど、いまいましくてたまらないわ。だがキャンベルとの話し合いを終え、駐車場に戻った彼女は車のタイヤがなぜかパンクしているのに気づく。ぞっとしたそのとき、後ろから近づいてくる足音を聞いてジョージーナは思わず叫んでいた。「助けて、キャンベル」★今月のハーレクイン・ディザイア・エクストラからは、大人気のアン・メイジャーの長編作品をお届けいたします。過去を忘れて新たな人生を送ろうとするヒロインとその3人の友人たちの、元気の出るラブ・ストーリーです。★
  • 胸に秘めた恋
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    十四歳の夏、リッツは隣家の長男ロークに恋をした。だが粗野なロークとの幼い恋は父によって引き裂かれ、ロークも母の住むメキシコへと移り住んでいった。それから二年後、ロークの弟の死をきっかけに、二人は再会する。一晩だけいっしょにいたいというロークの言葉に心動かされ、リッツはメキシコへ向い、ついに彼と結ばれた。しかし、アメリカに戻った彼女は思いもよらない事実を知る。実は、ロークには妻がいるというのだ。彼の“愛している”という言葉は、嘘だったの?さらに十年の月日が流れ、運命は再度二人を引き合わせた…。

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