出産・子育て - 方丈社作品一覧

  • アドラー心理学 愛と勇気づけの子育て
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    本書は、具体的には著者夫婦たちによる子育ての体験談をもとに構成される。 常識的な子育てとは一線を画しているが、含蓄のある体験談とともに、アドラー心理学による教育法が展開されている。 さらに、それらの内容に加え、コロナ禍などの情勢を鑑み、「食える子どもに育つ」「コロナ禍のもと、生き抜く力を身につける」などの項目にも触れられ、「新しい時代の親子関係」として「家族の話し合い」をもとにした協力的な家族関係へと読者への指針を示している。 アドラー心理学による「子育ての4つのキーワード」、尊敬、共感、信頼、勇気を中心に展開。 オーストリア生まれの精神科医・心理学者、アルフレッド・アドラー(1870~1937)を祖とするアドラー心理学は現在では、精神医学、心理学、教育、ビジネスなど幅広いジャンルに浸透しているが、その理論と著者自身が家庭で実践した体験が、この本の中には余すことなく生かされている。 アドラー心理学の子育て論の決定版の本で、子どもの行動の目的に着目しているので、子どもを伸ばすチャンスが増える効果が望める。
  • かしこいこどもに育つ礼儀と作法 よくわかる小笠原流礼法
    3.5
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小笠原流礼法は相手を思いやることからはじまります。 思いやりの心を育てることで、想像力がはぐくまれ、 ひいてはかしこい子どもに育てることができます。 礼儀作法とは「社会人としてわきまえてしかるべき当前のことを、自然に振る舞うこと」。 だからか、礼儀作法というと堅苦しい印象を抱きがちだが、礼儀作法はきまりやルールを守ることだけが大切なのではない。 小笠原流礼法によれば「人を大切に思う心」が根本にあり、相手を敬うことが最も重要だという。 ちなみに、小笠原流礼法の基本は、「真」(正しく)、「行」(素直に)、「草」(和を持って)にある。 「真」の正しい作法はもちろんだが、「行」は相手や状況にあった行動を、 「草」は時にはカジュアルな装いや行動も大切だとしている。 本書はそのために身につけておきたいマナーや作法を、小笠原流礼法を通して解説し 「親が子どもに教えるべき礼儀作法」に焦点を当てている。 室町時代から歴史の中で時代とともに培われてきた小笠原流礼法の中から、 なぜこの作法、礼法が代々伝えられてきたのか、 その由縁も含めて「子ども時代に身につけてほしい礼儀、マナー」を厳選して解説する。
  • それゆけ!ザンネン男子
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    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 年中、言いまちがい、書きまちがいばかりしている、とある小学生男子、リス太。 小心者で平和主義、超負けず嫌いでそのくせ泣き虫……。 そんなザンネンだけど、愛くるしい男子(その名も、ザンネン男子!)が、まきおこしてきたテストの珍回答やとんちんかんな会話、爆発力だらけの落書き、意味不明すぎる行動が、母の手で“収集”されました。 ザンネン仲間とのエピソードもたっぷり。味わい深い、とっておきのザンネン実例が満載の1冊です。
  • ちいさな大きなたからもの 特別養子縁組からはじまる家族のカタチ
    4.6
    元宝塚歌劇団月組トップスター瀬奈じゅんさんは、夫の千田真司さんと結婚したのを機に、不妊治療を始めます。いつしか「妊娠」がゴールになっていた辛い治療の日々。そんな中「特別養子縁組」という制度を知り、これが最後と決めた不妊治療に挑みます。しかし結果は叶わず。二人は涙しました。 特別養子縁組で子供を迎えると決意したふたりは迎え入れの準備を進めます。ほどなくして迎え入れる子供が生まれたとの知らせが届いたとき、瀬奈さんは、自分を取り巻く光の色合いが一気に変わったといいます。そして生後5日の赤ちゃんを迎え、新しい家族の日々がスタートしました。 瀬奈じゅんさん、千田真司さん夫妻の体験を通じて、不妊治療に悩んでいる方や、病気、その他さまざまな事情で子どもををあきらめないといけないと思っている人たちにむけて、産むことだけが選択肢じゃない。特別養子縁組という選択肢もある。ということを示した作品です。 「特別養子縁組は、子どものための制度であると同時に、親も子どもも、お互いに幸せになれる制度なのだと感じています。 息子も将来、何らかの思いを抱えるときは来るでしょう。でも自分を取り巻く人、世の中の人の考えが、僕たちのような家族を受け入れてくれるものであれば、悩みを少しでも減らしてあげられるかもしれないと思います。 僕たちが望むのは、特別養子縁組家庭で育った子どもが、特別視されないことです。さまざまな家族のカタチを受け入れてくれる世の中で、一人でも多くの子どもが、幸せに育ってくれることを願っています。」(本文より)
  • ゆりかごにそっと 熊本慈恵病院「こうのとりのゆりかご」に託された母と子の命
    4.3
    日本にあるベビーボックスは「こうのとりのゆりかご」ただ一つ。 72歳の医師が「こうのとりのゆりかご」を開いて10年、 あらゆるバッシング、危機に耐え、130人の命を救ってきた。 【編集者から】 「こうのとりのゆりかご」(通称「赤ちゃんポスト」)を創設し、 あらゆる困難をのりこえ運営を継続してきた、熊本慈恵病院院長・蓮田太二院長の初めての単独著書です。 本書を読んでいただければ、「こうのとりのゆりかご」(通称「赤ちゃんポスト」)=「赤ちゃんを捨てるところ」 という見方が、まったくの誤りであることを理解していただけると思います。 365日24時間体制で、行き場を失い孤立出産に追い込まれている多くの女性の相談にのり、サポートしてきたこと。 やむなく「こうのとりのゆりかご」に置かれた赤ちゃんを、生命の危機から救うための医療体制を常に準備してきたこと。 その赤ちゃんの親が現れなかった場合には、赤ちゃんの幸福を考え、赤ちゃんを愛してくれる里親を探し、その里親のサポートをも行ってきたこと。 このすべての活動が、慈恵病院という一医療法人の献身的努力によって支えられてきました。 しかしながら、こうした活動が日本で唯一、一医療法人の献身的努力で成立しているということに、問題の深刻さがあるともいえます。 本書では、蓮田太二院長の活動を引き継ぎ、グローバルな視点でこの問題をとらえ、 また、匿名出産・内密出産の法的な問題にも取り組んでいる蓮田 健副院長の活動も紹介されています。 深刻化している子どものいじめや虐待の問題も「こうのとりのゆりかご」の延長線上にあると考えるなら、 むしろ、問題は緊急度を増しているといってもいいと思います(慈恵病院では、こども食堂も運営されています)。 ぜひ、ご一読ください!

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