マネープラン・投資 - パンローリング作品一覧

  • ストックマーケットテクニック 基礎編
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    あなたはフクロウ、ウサギ、それともロバ…… われわれのおなじみの友人ブルとベアに混じって、ほかにもたくさんの動物をウォール街で見かける。賢そうだが寡黙なフクロウ――これはめったにいない。いつもピョンピョンと相場に出入りするノミ。ひっきりなしにだれかを刺しているヤマアラシ。証券会社の取締役は馬車馬。オーム――秘密情報を繰り返ししゃべる。ものごとの真相を見極めるモグラ。恐怖に立ちすくみ、燃えさかる納屋から頑として出ない馬。かわいそうな魚たちをエサにするサメ。すぐにおびえるウサギ。いつまでも放さないブルドッグ。簡単に言うことを聞きすぎる山羊。あまりにしょっちゅう毛を刈られる羊。自分の利益に絶対に満足しない豚。弱いものをえじきにする狼。追証の電話がきそうなときに頭を隠すダチョウ。 それに、例のロバとかわいそうな魚もいる。私たちのなかに、このどれにも当てはまらない人がいるだろうか。(本文より)
  • 素晴らしきデフレの世界 インフレの正体とゼロ金利がもたらす新しい社会
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    生産性の劇的な向上がもたらしたデフレの世界! 本書は長きにわたり世界を覆っているデフレについて執筆したものである。それは現在の日本にはっきりと現れている現象である。経済学の領域において、日本は特異な国であり、高名な経済学者たちの予想やモデルを裏切ることが多い。そのため彼らは恥をかくことを恐れ、日本経済について説明しようとすることすらしない。例えば、日本は長年にわたりインフレを経験しておらず、デフレが続いている。これは日本とほかの国とを際立たせている特異な現象だと考えられている。有名な経済学者たちの常識を前提とすれば、日本はデフレを取り除き、インフレを起こさなければ、「悲惨な結末」に苦しむことになる、となるわけだ。 また、日本の有名な大学教授は労働力不足が日本経済の大きな悩みの種になると発言した。どうしてそれが問題になるか。国民が容易に職を見つけ、また容易に賃金の引き上げ交渉ができるようになるという意味ではないのだろうか。また、彼らはインフレを高める手段として金利の引き上げを求めている。だが、金利の上昇がどうして企業や国民のためになるのだろうか。日本が年金や貯蓄で暮らす人々の幸福を軽視していることは明らかだ。 実際に、デフレは良いもので、進歩の兆しの結果であると考えている人はまったく存在しない。日本で起きていることは世界のほかの国々でも起きていることだという事実にいつまで目を背けるのだろうか。 デフレは危険なものであるという信念は日本政府の最高位にある人々にまで浸透している。その結果として、インフレを引き起こそうとする政策を次々と実行し、日銀はゼロ金利政策を推し進め、量的緩和政策に乗り出し、ETFでおよそ二〇兆円もの日本株を取得し、それは今も続いている。これは東京市場の時価総額に比べればわずかな金額にすぎないが、日経225という狭い範囲を対象とした指数に連動するETFばかりを買い付けるので、アルゴリズム取引や高頻度取引を行う者たちが日銀による買い付けパターンを解析し把握したので、それが市場の動きを助長することになった。 日本で起きているこのようなデフレは、19世紀後半に起こった生産性が劇的に向上したときと同じで、収入に対して費用の比率が低下するという一般的なトレンドを反映したものであることを理解すれば、今のようなデフレの状況もよく理解できるだろう。この生産性の向上は日本が世界に先駆けて開発したテクノロジーに負うところが大きいのだ。われわれは、今後もこの有意義なデフレの展開が続くものと期待している。(「日本語版に寄せて」からの抜粋)
  • スピード出世銘柄を見逃さずにキャッチする 新高値ブレイクの成長株投資法 ――10倍株との出合い方を学ぶ
    4.0
    ◆「新高値」ブレイクの成長株投資について、2人の著者の目から考察 本書は、2部構成に分かれています。2人の著者の基本的な投資のスタイルは、ウィリアム・オニール氏の提唱する「オニール式成長株投資法」を踏襲しています。両者ともに、この成長株投資法によって、大きな個人資産を形成しています。売買法などについては、それぞれが独自のスタイルを採用していますが、そのベースは「新高値」から投資対象銘柄を発掘して、大きく値上がりしていく成長株に投資をして、資産を効率的に大きく増やす手法です。 まず、第1部は、DUKE。氏の「過去の大化け株分析」です。 第1章では、アベノミクス相場の期間に焦点を当て、「この大相場でどのような銘柄が大きく上昇したのか」を、その背景を含めて、「業種」「時間効率」「上昇率」「時価総額」という4つのキーワードで解説。どういう業種の、どういう要素を含む銘柄が大化けしやすいかを紹介しています。 第2章は、大化け株の事例集です。「過去の事例を知ることは将来の銘柄選びの役に立つ」という観点から、「新商品」「新技術」「ブロックチェーン・仮想通貨」「サイバーセキュリティ」「秋元銘柄」「ゲーム」「人手不足関連」「M&A・事業承継」という8つのテーマに絞って紹介しています。アベノミクス相場のテンバガー(10倍株)銘柄237社を詳細データ付きでまとめました。直近の急騰株の事例を振り返るとともに、10倍株一覧表の中から、あなたの好きな業界や会社を選び、自ら考察することで、新しい投資アイデアはもちろん、成長株投資の改善のヒントを得ることも可能です。 第2部は、ふりーパパ氏の「成長株の発掘&売買法」です。ここでは、「新高値」に注目した投資法を紹介しています。 特徴的なのは、単に「新高値」になったからといって、すぐには「投資対象銘柄」とならないところです。本書では、「新高値」を突破した銘柄の株価が、その後も大きく伸びていく可能性が高いかどうかを確認するため、ファンダメンタルの要素(業績予想の確認など)も取り入れています。ファンダメンタルの裏付けがあって、かつ、「新高値」を突破した銘柄に集中投資していく手法です。 銘柄選択や売買手法を中心に、株式市場全体の動きを把握する方法や投資家の心構え的な話まで、全5章で展開しています。 ◆なぜ、「新高値」を使った成長株投資なのか? 株式投資のやり方自体はさまざまある中で、なぜ、「新高値」を使った成長株投資なのでしょうか。 本書で紹介している「新高値」を使った成長株投資を行うと、極めて重要な「投資の時間効率」が格段に向上します。ファンダメンタル分析だけで石の上にも3年的な(あなたが良い会社と思って買っても株価は全然上がらず時間だけが過ぎる)“我慢の投資”から解放されます。スピード出世する銘柄に出合いやすい点は、「新高値」をつけた成長株投資を勧める大きな理由のひとつです。 さらに、「新高値」を付けるときには、会社のファンダメンタルズに大きな変化が起きている可能性が高いと考えられます。つまり、業績を大きく変えるような「何らかの事象が起こっていること」を察知しやすいというメリットも「新高値」を使った成長株投資にはあるのです。 個人投資家として、アベノミクスという大きな政策転換がもたらした新しい経済が、今後どのように展開して、どのような銘柄がテンバガー銘柄になっていくのかを見通す力が向上することは間違いありません。テクニカルだけでなく、ファンダメンタルの裏付けもある「新高値」に注目したブレイクアウトの威力を、ぜひ実感してみてください。
  • スペランデオのトレード実践講座 ──マーケットの年輪と確率を計算する究極の手法
    4.0
    『新マーケットの魔術師』に取り上げられたウィザードがついに日本に登場! 「ウォール街の究極のプロ」と言われ、最高の知性を持ったマネーマネジャーであるスペランデオの投資手法のすべてが明らかになる! 本書の刊行は、マーケットと格闘するすべての投資家にとって、今年最大の福音となるだろう。 もう年間成績がマイナスになることは二度とないだろう! バロンズ紙に「ウォール街の究極のプロ」と呼ばれる男が、ベストセラー『トレーダー・ビック』(ザ・ストック・トレーダーズ・アルマナックによる「1992年最優秀書籍」)の素晴らしい続編を携えて帰ってきた! スペランデオ独自のトレーディングと投資哲学や、より確率の高い投資判断を行うためのウィザードと称される彼の手法を学べば、ワンランク上のステージに読者を導いてくれるだろう。 本書のなかには、経済のファンダメンタルズを理解してマーケットの行く方向の大局をつかみ、過去の出来事から将来を予測し、逆張り的思考で群衆に流されることのない知的独立性をいかに獲得するかについて、具体的に分かりやすく書かれている。 「トレードの本物のプロ」とは、どのように考え、いかに行動するのか――年平均70%を18年も続けたスペランデオのトレーディングの神髄がこの1冊に凝縮されている! 本書を読破すれば、読者のトレーディングを改善し、もっと着実に利益を上げられるようになり、年間成績がマイナスになることは二度とないだろう!
  • スーパーストック発掘法 ──3万時間のトレード術を3時間で知る
    5.0
    本書は、これまでの投資の伝統を打ち破ることによって、考えられないようなリターンを手にした私の実話である。私のポートフォリオは28カ月の間に、15万2000ドル→26万7000ドル→58万6000ドル→123万ドル→213万ドル→446万ドル→580万ドル→680万ドルへと膨れ上がった。一方、その間のドローダウンは61%→64%→65%→100%→100%→106%だった。信じられるだろうか。本書はすべてウソ偽りのないすべて真実の話である。以下は、本書の読みどころを25にまとめたものである。 あなたに衝撃を与える本書の25の読みどころ 1,私のストーリー――小さな富を手に入れるまでに私が通ってきた道 2,株式市場最大のウィナー――とらえどころのない「スーパーストック」――の見つけ方 3,未来の「スーパーストック」の発見に役立つウェブサイト 4,ピーター・リンチに従ってはいけない訳――あなたがよく知っているもの、あなたを「気持良く」させてくれるものを買ってはいけない 5,あなたの投資リターンを崩壊に導く最高の薬 6,市場の大暴落を6日前に予測する「炭鉱のカナリア」インディケーター 7,最高の投資リターンを得るには、あなたがこれまで教わってきたこととまったく逆のことをやらなければならない 8,市場は想像以上に操作されている 9,株を25ドルで売らなければならない訳 10,ETFや投資信託に投資してはいけない訳 11,市場の大きな上昇を教えてくれる「マジックライン」 12,集中力、創造力、エネルギーを劇的に高める方法 13,株を調べるのに今使っているほとんどの方法を捨てなければならない訳 14,ジョージ・クルーニー、ジャック・ニコルソン、コリン・ファーレルのようにならなければならない訳 15,「IBD100」で1桁台にランキングされる株を人より数カ月前に見つける方法 16,「スーパーストック」の決算発表では何を見るべきか 17,CNBCを見てはいけない訳――たとえ1秒でも見てはならない 18,「キャッシュで持たない」のはなぜバカ者なのか 19,マーク・キューバンのような売り方を学ばなければならない訳 20,スーパーストックのローリスクでハイリワードの仕掛け価格を決める方法 21,ビッグウィナーを裏付けるチャート、ファンダメンタルズ、ストーリー 22,インサイダー(内部関係者)による買いが均一でない訳 23,避けられない口座のドローダウンとそれに対処する方法 24,操作されたメディアの集団思考を見抜く方法とそれから利益を得る方法 25,私の失敗から学ぶ教訓
  • 図解 エリオット波動トレード
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    18銘柄を徹底検証 掲載チャート数250! トレードの実例を詳述。 本書は、波動パターンを表す実際のチャートを多数収録することで、トレードを分かりやすく解説している。著者のウェイン・ゴーマンとジェフリー・ケネディは、エリオット・ウエーブ・インターナショナル(EWI)のアナリスト。彼らが分析した18銘柄の事例を挙げ、波動原理を使ってトレード機会を探し、エントリーし、プロテクティブストップを上下させながらリスク管理をして、最後にエグジットするという一連の手順について詳細に伝えている。また、他のテクニカル指標――RSI、ローソク足、MACD――の併用のしかたや、エリオット波動を用いたオプション戦略といったレベルの高いテクニカル分析、およびトレード手法にも言及している。プレクター&フロストのロングセラー『エリオット波動入門』(パンローリング)とトレードの現場を見事に融合させたユニークな実践書。あなたの取引スタイルが保守的であろうと積極的であろうと、本書のチャートとテクニックは信憑性の高いトレード機会を特定するのに役立つはずだ。
  • 成長株投資の神
    4.0
    米最高峰の成長株投資家が一堂に会して質問に答えた!  実際にトレードを行っているあらゆるレベルの人たちから寄せられた、あらゆる角度からの130の質問に、アメリカ最高のモメンタム投資家4人が隠すことなく赤裸々に四者四様に答える!  マーク・ミネルヴィニは6年で3万6000%のリターン――年平均リターンは220%――をたたき出し、その間に出した損失は1回の四半期だけだった。USインベスティング・チャンピオンシップに出場したときは、155%のリターンを上げて優勝した。彼はジャック・シュワッガーの『マーケットの魔術師【株式編】《増補版》』(パンローリング)で取り上げられた。また、ベストセラーの『ミネルヴィニの成長株投資法――高い先導株を買い、より高値で売り抜けろ』(パン・ローリング)の著者でもある。  デビッド・ライアンは伝説的なウィリアム・オニールの弟子で、オニール社の元マネーマネジャーである。USインベスティング・チャンピオンシップで3年連続優勝して、毎年3桁のリターンを記録し、総リターンは1370%に達した。彼はジャック・シュワッガーの『マーケットの魔術師――米トップトレーダーが語る成功の秘訣』(パンローリング)で取り上げられた。  ダン・ザンガーは1990年代後半のわずか18カ月で、1万0775ドルを1800万ドルにした。彼の口座は2年で4200万ドルにまで膨らんだ! フォーチュン誌は2000年12月に彼についての詳細な記事を載せ、コックピットでトレードをしているかのような彼のスタイルを、「シンセサイザーで囲まれたロックキーボード奏者」と称した。  マーク・リッチー二世は、『God in the Pits(ゴッド・イン・ザ・ピッツ)』『My Trading Bible(マイ・トレーディング・バイブル)』を著して『マーケットの魔術師』にも取り上げられたマーク・リッチーの息子である。投資界では比較的に若手のほうだが、スターぞろいの本書の顔ぶれに加わった有力なトレーダーだ。2010年にマーク・ミネルヴィニが主催したトリプル・ディジット・チャレンジに参加して、6カ月足らずで100%以上のリターンを達成した。そのとき以来、彼の口座の評価額は540%増えていて、2014年だけでも110%増えた。  本書で主として取り上げられているトピックは次のとおりである――チャート分析、ファンダメンタルズ、仕掛けの基準、適切なポジションサイズ、毎日決まってやること、トレード管理、市場全般、心理など。  今までだれにも聞けなかったけれどぜひ聞いてみたかったこと、今さら聞けないと思っていたこと、どうしても分からなかったことなど、基本的な質問から高度な疑問までを、あらゆるレベル投資家にやさしく分かりやすい言葉で答えてくれている!
  • 成長株投資の公理 ──株で資産を築く8つの法則
    3.0
    ルイス・ナベリアは現在最も注目されている成長株投資家のひとりである。彼は27年間にわたって成長株投資で目を見張るような利益を手にしてきたほか、市場平均を25%も上回るリターンを投資家に上げさせてきた。本書ではその秘訣が公開されている。 成長株投資とはインカムゲインではなくキャピタルゲインを得ようという投資法で、これこそは株式投資で成功するベストの方法のひとつである。彼の実証済みで簡単な成長株投資法を実践すれば、あなたも大きなリスクをとらないで市場平均を上回るリターンを手にできるだろう。彼は本書のなかでその投資法がなぜ有効なのか、そしてどのようなマーケットの局面にあっても大きく値上がりする成長株の見つけ方を明らかにしている。 深い洞察と実践的なアドバイスが盛り込まれた本書には、市場平均に打ち勝つ成長株の見つけ方、すなわち8つのファンダメンタルズ指標とリスク・リワード・レシオによる定量分析的格付けに裏付けられた実証済みの公式が示されている。その公式を使えば有望株の買い時はもとより、売り時もたちどころに分かる。本書を読めば、勝ち成長株のポートフォリオを作ることによって、利益を極大化する方法がよく分かるだろう。さらに、それほど時間をかけないで最強のポートフォリオを維持する方法も注目に値する。 ルイス・ナベリアは健全な成長株に投資することによって生計を立ててきた。彼はこの投資法によって経済的な夢を現実のものとしたのである。分かりやすい言葉で書かれたこの本には、ウォール街の証券会社などにはだまされず、今のマーケットで真の富を築く具体的なアプローチが示されている。
  • トレードで成功するための「聖杯」はポジションサイズ ――トム・バッソが教えるその理由とその方法
    -
    トレードで成功するために、戦略・戦術よりも前に考えるべきこと、それはポジションサイジング! 資金を安全に最速で増やしたいトレーダーにとっての必読書!  マーケットウィザードの1人であるバッソが株式や先物やFXや投資信託で約6億ドルもの資金を運用していたトレンドスタット・キャピタル時代に開発し、実際に使っていたポジション管理とポートフォリオ管理の方法を、一切隠すことなく明らかにしているのが本書である。  このなかには、トレードのプロセスに合わせてポートフォリオに対するポジションの「正しいサイズ」を計算するための、だれでもできる簡単な公式も含まれている。  トレンドスタットのときの綿密な研究によって、これらの概念はあらゆるトレード戦略において、リターンを高め、ドローダウンを減らし、リターン・リスク比を改善することが実証されている。すべてのトレーダーたちは、この明瞭簡潔に書かれた読みやすい本書から、多くの優れたアイデアを自分のトレード戦略に取り入れることで、資金を有効かつ最短で増やしていくことができる。また、どんな相場に対しても、ミスター冷静沈着の異名を取るバッソのような心理状態を保つことができるだろう。  戦略や戦術や手法、また仕掛けや手仕舞いをいくら研究しても、資金が遅々として増えないトレーダーや投資家にとって、本書は目からウロコの救世主となる書籍である!
  • 世界一簡単なアルゴリズムトレードの構築方法
    5.0
    本書を読んでアルゴリズムトレードのことが理解できなければ、裁量トレードを続けるしかない! 1970年代、ペリー・カウフマンが自動化システムでトレードを始めたとき、プロのトレーダーたちは「バカバカしい」と一笑に付した。しかし、今や高頻度トレードは「一般投資家からお金を盗んでいる」として、その不公平なまでの優位性を非難されるまでになった。本書で公開されたアルゴリズムトレードのテクニックを習得すれば、ホームトレーダーのあなたにもパワーを取り戻すことができるだろう! プロのトレーダーにとっても、自動化システムの完璧化を目指すマネーマネジャーにとっても、あるいは今日のテクノロジーを使って財務管理を試みる一般投資家にとっても、成功するアルゴリズムトレードシステムの洗練された構築方法を、簡単なハウツー形式で提供するこのコンパクトなガイドは大いに役に立つはずだ。本書は、バックテストの単なるステップバイステップの枠を超えて、あらゆるタイプの市場を40年以上にわたって練り歩いてきた著者の幅広い経験から最良のものを抜粋して、読者にトレードの神髄を伝授してくれる。トレードで成功するためには、利益の出るところで売買するだけではダメで、正しいトレード法を構築してリスクを管理できなければならない。信頼の置けるトレードシステムを一から構築するために、実績のあるこのガイドラインに従うことで、必要な理論はもとより、歴史的観点を見据えたうえで、システムを自信とテクニカルなノウハウに基づいて構築し、あなたのパラメーターやリスクに合わせて微調整することができるようになる。 ●アルゴリズムに正しい深さのルールを含めよ ●システム開発と検証の各段階において、よくあるワナにはまるのを避けよ ●つもり売買からリアルトレードにいつ移行すべきなのかを知れ これらは本書に出てくるアドバイスの一例だが、本書にはほかにも役立つアドバイスが満載されている。 本書で最も重視するものはシンプルさである。基本的なベストプラクティスから実際のシステム設計に至るまで、簡単なアプローチのほうが人々に好まれ、勝利を収めることが実証されている。アルゴリズムシステムは実際に市場で使うと失敗することが多い。本書では、失敗の原因となる落とし穴にはまらないように、勝率を大幅に高めるためのプロセスを紹介している。本書を一度読めば、それはあなたの一部になる。だから、何度も読み返したくなるだろう。 トレーダーとして洞察力を磨き、その洞察力を利益の出る戦略に変えることから、トレードを生計手段とするうえで直面する現実的な問題に至るまで、第一線で戦ってきた40年以上に及ぶ経験を惜しげもなく披歴し、エキスパートと戦えるまでの近道を教えてくれるのが、アルゴリズムトレードの最高傑作ともいえる本書である。
  • 世界一の投資家バフェットを陰で支えた男 投資参謀マンガー
    3.5
    マンガーとはだれか?投資の教祖ウォーレン・バフェットのパートナーであり、ブレーンである。しかし、この人物について書かれた文章は、これまであまりに少なかった――この本が出版されるまでは。 実業家であり、弁護士、そしてバフェットのジョークには欠かせない相棒兼引き立て役である。また、一代で億万長者に上り詰めたチャーリー・マンガーはマルチな才能を誇る天才でもある。実際バフェットは、自分に優れたフランチャイズの価値や定性分析の長所を教えてくれたのはマンガーであると、彼に最大の賛辞を贈る。だが、投資界における最も謎に包まれた、そして有名になることを拒み続けた彼に初めて深く切り込んだ本書を読めば、チャーリー・マンガーが世界一の投資家バフェットの単なる陰の男と言うにはほど遠い存在であることが分かる。 マンガーは非凡なる戦術家であり、企業経営の魔術師であるのだ!そして忘れてはならないのが、ウォーレン・バフェットのプロジェクトへの惜しみない協力だ。素晴らしい才能を持つ2人の男の幸運なる出会いによって、その能力が2倍でなく、4倍にも8倍にもなったことを証明している。その成果が、世界一の投資会社バークシャー・ハサウェイの成功である。
  • 1907年世界金融恐慌
    -
    著者が最初に本書を発行したのは、2007年。執筆を進めるなか、1907年当時の膨大な資料や研究結果から、著者は近い将来において別の金融危機が発生すると確信していた。そして折しも同年末から世界を巻き込むに至る「サブプライム危機」が発生。その内容は、1907年のそれとあまりにも酷似していたのである。 本書は1907年に発生した金融恐慌のドキュメントである。世界大恐慌と言えば1929年が有名だが、FRB(連邦準備制度理事会)設立をもたらしたのが本書のテーマとなる1907のパニックだとなれば、その甚大さは容易に想像がつくだろう。本書は、当時の米国金融市場の背景や暴落の様子、緊迫する市場関係者の焦りや大衆心理が生々しく再現されているだけでなく、金融制度の変遷や金融史、さらに2007年のサブプライム危機との比較を通して、金融恐慌が起こる要因も知ることができる。 1900年当時米国では産業化が進み、その経済規模も拡大していた。1906年は楽観論に伴う好景気を迎えてはいたが、4月にサンフランシスコ大地震が発生。地震の被害もさることながら、火災による被害が甚大だった。多くの顧客を有していた保険会社は巨額の支払い義務が生じ、保有していた株を売却。さらに復興のために、米国は莫大な資金を調達する必要に迫られた。金融恐慌が起こる前年の時点で、すでに多くの銀行や信託会社が疲弊していたのである。 不安を抱えたままの1907年10月。ある男が富と名声を求めて株式市場に勝負を仕掛けた。この計画は思惑通りにはいかず、結局は失敗に終わる。計画に関与した強欲者たちが表舞台から撤退、で完結のはずだった。しかし、ここからドミノ倒し的に世界を巻き込む金融パニックへとつながっていくのである。当時の金融制度の脆弱さとさまざまな噂を盲目的に信じた大衆の預金引き出しが、現金の流通を止めてしまう。銀行に押し寄せた人々の列が外の通りを埋め尽くす。枯渇する現金、不安が不安を呼ぶ群集心理。政府による小手先の救済策では回避できない――。このとき辣腕を振るったのが、ジョン・ピアポント・モルガンである。当時70歳、引退も視野に入れていた実業界のドンは、それから約3週間、あらゆる力を使って米国経済を破滅から救っていった。 著者の調べによると1907年の金融恐慌あとの100年間で、米国は景気後退を19回、株式暴落を15回味わった。どんなに制度を整え、危機に備える体制を強化しても歴史は繰り返すのである、サブプライム危機のように。特に世界中が、経済も流通も情報もより密接になった現代、金融危機もけっして単独では終わらない。今後、大恐慌が訪れとき、J・ピアポント・モルガンのような独裁的なまでの指揮者は現れるだろうか。それを期待する前に、できる得る最善の方法は過去から学び、パニックに陥る側ではなくうまく立ち回る側として備えることである。
  • 世界チャンピオンが教えるモノポリー ―ゲーム入門から高等戦術まで
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    1935年発売から今年で80年。 世界中で愛されるボードゲームの攻略本が登場。 ただ読めば勝てる類の内容ではないが、プレーヤーにとって有益情報が盛りだくさん。 それもそのはず、著者の百田氏は1988年ロンドンで行われた第8回モノポリー世界選手権優勝である。まえがきに、“いずれ日本にモノポリーの大天才が現れ「私は第8代世界チャンピオンの百田さんの本を読んで強くなりました」といってくれたら、どんなに幸せだろうか”という一節がある。著者自らのノウハウを惜しげもなく披露した証拠だろう。
  • 世界の“多数派”についていく「事実」を見てから動くFXトレード ──正解は“マーケット”が教えてくれる
    5.0
    ◆「上」か「下」かを当てようとするから当たらない 一般的に、「上に行くのか、下に行くのかを当てることができれば相場で勝てる」と思われがちですが、実は、そんなことはありません。 逆説的に聞こえるかもしれませんが、上か下かを当てようとするから、相場が難しくなってしまうのです。なぜなのか。それは、「当てよう」と思った瞬間は、自分本位に動いているからです。 ◆「当てたい」なら、正解を見てから動けばいい では、当てにいこうとしてはいけないなら、どうすればよいのでしょうか? 私たち個人投資家がやるべきことは、「動いた」という事実を客観的に確認することです。例えば、世界中のトレーダーたちが「上だ」と考えて、実際に買いのポジションを持ったと確認できてから動くのです。正解がわかったら、自分も素早くアクションを起こします。自分の意思は関係ありません。世界の思惑に自分を合わせるのです。 ◆世界の人の動きは、がっかりするほど基礎的なテクニカル指標(チャート)でわかる 世界中のトレーダーたちが動いたかどうかは、世界共通の「チャート」でわかります。ここで大事なのは、独創的なチャート(=少数派のチャート)にしないことです。世界中の大勢の動きを知るには、世界の人が最も多く使っている指標をチェックする必要があります。つまり、“がっかり”するほど基礎的な指標(移動平均線や水平線、ボリンジャーバンドなど)を見なければいけないのです。 実際、やるべきことは、1時間足の移動平均線(※パラメータは本書で紹介)でトレンドを探り、5分足の基礎的なテクニカル指標で市場に入るタイミングを計ります。具体的には、以下の「5つ」のレベルの「8つ」のエントリールールで、世界の動きについていきます。 レベル1:移動平均線反発 レベル2:移動平均線ブレイク&水平線反発 レベル3:高値&安値(水平線)ブレイク、トレンドライン反発 レベル4:一目均衡表の雲抜け(割れ)&トレンドラインブレイク レベル5:ペナント(三角持ち合い)ブレイク 大勢の動きを知りたいからこそ、大勢の人が使っている指標を参考にするのです。 ◆「あなただけへの特別なサイン」などなくても、勝率7割を目指せる FXなどでは、「あなただけに特別なサインを提供します」というふれこみの情報が氾濫しています。でも、「あなただけに特別なサイン」は、世界から見ると少数派なのです。多数決で決まるFXでは、多数派の動きを見極めなければなりません。だからこそ、みんなが見ているものを見るのです。 やり方自体は簡単ですから、誰にでもできます。熟練した人になると、勝率7割は出せるやり方です。難しいことは排除して、市場からお金を引き出しください。 ◆本書を読んでわかること&できること ◎当てに行くのは間違いだとわかる ◎難しいことをする必要がないとわかる ◎基礎的なチャートを見ることの重要性がわかる ◎トレンドの掴み方がわかる。トレンドがわかるようになる ◎チャートを見た時点で「どのエントリールールが適用しそうか」がわかる ◎世界の人たちと同じエントリーができる ◎エントリールールになっても「やってはいけない場面がある」とわかる ◎手法だけでは勝てないことがわかる ◎エントリー等の判断やエントリー等の正しい執行ができてはじめてきちんとした結果が残るとわかる ◎トレードの成否に、メンタルが大きく関わってくることがわかる ◎メンタルの整え方や鍛え方がわかる ◎熟練すれば、勝率7割(2勝1敗)が実現できる ◎好きな時間にトレードできる
  • 千年投資の公理 ──売られ過ぎの優良企業を買う
    4.0
    浮かれすぎたバブル期とは反対に、恐慌期や経済危機の時期には人心が冷え切っているために優れた企業も売られ過ぎになり、あとから見たときに絶好の買い場になっている場合が多い。バフェット流の経済的な「堀」のある企業の見つけ方を初心者にも分かるように、平易なやり方で紹介する。 1000年たっても有効な永遠不滅のバフェット流投資術! 未曽有の金融危機に最適の投資法! 100年に一度の経済危機は100年に一度の買いの大チャンス! 売られ過ぎた超優良銘柄を探せ! バフェット流の「堀」を持つ優良企業の発掘法 「堀」のある売られ過ぎの優良企業でポートフォリオを埋め尽くそう! 今日の変動の激しい市場で利益を上げるためには、ライバル企業の圧力や追い上げがあっても業績を伸ばし続けている企業に投資するのが必須の条件となる。しかし、現在の好調を何年も先まで維持できるような企業を見つけるには一体、何をすればよいのだろうか。 この答えは、その企業が競争における優位性を確立していること、つまり、ウォーレン・バフェットによって広まった経済的な「堀」を持っているかどうかということである。中世では城の周りの堀が敵の侵入を食い止めたように、経済的な堀はその企業に高い利益率を保証し、競合他社からの攻撃を食い止める役割を果たしている。もし堀のある企業を見つけてその企業の株を適正な価格で買うことができれば、堅実な企業ばかりから成るポートフォリオを作ることができ、株式市場で成功する可能性は飛躍的に高まるだろう。 独立系投資リサーチのトップ企業であるモーニングスターで、株式リサーチ部門のディレクターを務める著者のパット・ドーシーは、本書でウォーレン・バフェットが実践しているこの実績のある手法を分かりやすく紹介し、それを投資にどのように応用すれば、成功確率が高まるかを明らかにしている。 ドーシーは、経済的な堀が素晴らしい長期的な投資先を教えてくれる理由を懇切丁寧に説明したあと、堀をもたらす4つの要素である、1無形資産(特許やのれんなど)を持っている、2コスト的な優位性に優れている、3顧客に他社製品に乗り換えることを躊躇させる、4ネットワーク経済――について検証している。そして、堀についてしっかりと理解できたあとに、次は侵食されていく可能性のある堀の見分け方(優良企業でなくなる可能性を秘めた企業)や、堀の優位性を築くために重要な役割を果たす業界の構造、そして堀を築く(または壊す)ことができる経営陣の有能さ(または無能さ)についても詳しく述べている。 また本書では、株価の評価についてもすぐに役に立つ方法を伝授してくれている。というのも、幅の広い堀を持っている企業を見つけて投資しても、その買値が高すぎれば良い投資にはならないからである。このことについては有名企業を例に挙げて具体的に説明している。 バフェットが提唱した「堀」はけっして新しい概念ではないけれども、本書を読めば、今日の投資家でもこの素晴らしい投資法を自信を持って実践することができるようになる。堀こそが投資分析ツールの欠かせない重要な要素であることが理解できれば、この手法を使って、高いリターンを上げる銘柄だけであなたのポートフォリオを埋め尽くすことができるだろう!
  • ゼロから学ぶモメンタム投資 ──長期的に市場を打ち負かす合理的な方法
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    長期的に市場を打ち負かす合理的な方法 初心者でも再現可能な戦略とリサーチ法を伝授! 長期投資家のための最善の方法! 市場を打ち負かすのはそれほど難しいことではない。しかし、ほぼすべての投資信託は常に市場に負ける。なぜそうなるのか。そして、投資信託を打ち負かすにはどうすればよいのか。その舞台裏をクレノーのガイドに沿って見ていくことにしよう。常に市場を打ち負かす数少ない方法の1つがモメンタム戦略だ。本書は、定評のあるヘッジファンドがどのようにして結果を達成することができたのかを、普段なら見ることができないバックステージからのぞいてみようという趣旨で書かれたものだ。 株式市場は常に誤解されている。株式を買ったり売ったりするのは非常に簡単そうに見える。株式とはどんなもので、会社が生み出すものが何なのかはみんな知っている。「株式市場は長期的には必ず上昇する」――だからみんな株式市場に参加すべきである、と言われる。こうした過度の単純化は結局は高いものにつく。 長期的に見ると、主要な株価指数のパフォーマンスは年平均して5~6%だ。このリターンを得るために、あなたは時折資産の半分以上の損失に耐えなければならず、失ったお金を取り戻すのに何年もかかる。確かに長期的に見ると株価は上昇する。しかし、話はそれほど単純ではない。 本書は長期的に市場に投資する合理的な方法について書かれたものだ。本書では株式市場の問題点を説明し、その解決方法も提示する。さらに、株式市場の2倍のリターンを低リスクで達成する方法についても説明する。本書ではすべてのルールと詳細が説明されているので、本書で示す戦略とリサーチは、あなたが初心者でも簡単に再現することができる。これこそが本書の一番の利点であり、投資の必携書であるとされるゆえんである!
  • 相場師マーク・リッチ 史上最大の脱税王か、未曽有のヒーローか
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    史上最大の脱税王か、未曽有のヒーローか 偉大なトレーダーか、売国奴か、脱税王か? 世界を変えた「自由市場のチャンピオン」! アメリカにケンカを売り、石油メジャーを出し抜いた原油相場師 マット・デイモン主演で映画「キング・オブ・オイル」2020年公開へ マーク・リッチとは一体、何者なのか? 巨大な国際石油資本が支配する独占市場をグローバルにだれでも取引できる競争市場(原油のスポット市場)を創設し、「石油市場の民主化」を実現した二〇世紀最大のコモディティトレーダー! 一方で、アメリカが禁輸国に指定しているイラン、南アフリカ、キューバや、その他発展途上国の独裁国と原油をはじめとする鉱産物の取引を行い、巨万の富を築きながらも、納税を免れたアメリカ史上最大の脱税王であり、最大の悪魔であり、売国奴! 冤罪を訴えるも、「国賊」と決めつけるアメリカ司法省から逃れるために、スイスに移り住む。17年後、熱心なクリントン支持と献金のおかげで、クリントン大統領の在職最終日に特赦を受けるも、メディアからのバッシングはやまず、帰国がかなわず、子供の死に目にも会えなかった! ただ、メディアが流す「マーク・リッチ像」とは異なり、リッチはイスラエルとパレスチナの和平プロセスを支援したり、パレスチナ自治政府のための訓練プログラムを実施したりしている。また、アメリカの禁輸制裁国と取引をして、そこに住む貧しい国民たちを豊かにしたことも確かである。 偉大なトレーダーであり、売国奴であり、脱税王であり、最大の悪魔などとレッテルを貼られた、地球を相手に取引した謎だらけのマーク・リッチの真実の姿が明らかになる!
  • 相場で負けたときに読む本 実践編
    3.5
    あなたが本当に“勝者”であるならば、本書を読む必要はまったくありません。 例えば、喜怒哀楽。人間としてこの世に生を受けた以上、誰しもが持っている感情です。自分に都合の良いことが起こればうれしい。不都合なことが起これば腹立たしい。その場その場の状況に応じて自分の気持ちを表に出すことは、至極、普通のことと言えます。しかし、こと相場に関して言えば、“感情”は邪魔以外の何者でもありません。どうしてなのか、その理由がわかりますか? 例えば、過去の経験。それをもとに、私たちは“今”を生きています。過去の経験は私たちの“参考書”とさえ言えます。しかし、こと相場に関して言えば、参考になるはずの“過去の経験”がトレーダーの“お荷物”になってしまうこともあります。どうしてなのか、その理由がわかりますか? 感情や過去の経験以外にも、トレーダーの足を引っ張る要因は数多く存在します。小さな損失を許容できない気持ち、勝率100%を目指してしまう気持ち、懐疑心の欠如、有頂天、準備不足、統計的戦略の欠如、ルール破り、オーバートレーディング……。数え上げれば切りがありません。それらの要因を、私たちは“負けたとき”にはじめて痛感するのです。しかし、多くの場合、痛感しただけでおしまい。ときが経つにつれ痛みを忘れ、いずれまた同じ過ちを繰り返します。そして、抜け出すことのできない敗者という名の“アリ地獄”へとはまっていくのです。 あなたが本当に“勝者”であるならば、本書を読む必要はまったくありません。しかし、負けているのであれば、ぜひ本書を手にしてみてください。あなたがなぜ負けているのか。思い当たることがきっと書かれているはずです。「そうだったのか」とあなたが思ったこと、それがあなたにまつわる「悪しき習慣」です。まずは、自分自身の悪しき習慣を知ってください。そして、悪しき習慣を知ったら、次にそれを排除してください。たったこれだけのことで、あなたの成績は見違えるほど良くなることでしょう。
  • 相場で負けたときに読む本 真理編
    4.5
    なぜ、勝者は負けても勝っているのか? なぜ、敗者は勝っても負けているのか? 敗者は何故負けてしまうのか。勝者はどうして勝てるのか。10年以上勝ち続けてきた現役トレーダーが相場の“真理”を詩的に紹介。 負けたトレーダーが破滅するのではない。 負けたときの対応の悪いトレーダーが破滅するのだ。
  • 相場の黄金ルール
    完結
    1.0
    本書はテクニカル・アナリストでコンサルタント業を営んでいるエド・カールソンが、かつて相場評論家として人気を博したジョージ・リンジーの相場観測手法を詳細に解説した“GeorgeLindsayandTheArtofTechnicalAnalysis”の邦訳である。リンジーは30年以上にわたりニュースレターなどを通じて相場解説を行っていたが、最後まで本人の分析手法の詳細については明らかにすることなく、1987年にこの世を去った。しかしリンジーの手法には今もって価値があると考えたカールソンは、リンジーの死後20年以上たったあともさまざまな手段で資料を集め、研究を行った。カールソンがその集大成として、リンジーのテクニカル分析について平易な解説を試みたのが本書である。  さて、カールソンの目論見どおり本書の内容は極めて簡単であるし、ここで解説されていることは、伝統的なテクニカル分析の最終形のひとつと言っても良いトム・デマークの分析手法(デマークの手法はブルームバーグの公式テクニカル分析に採用されている)とかなり重なるものが見られる。このことからも分かるように、テクニカル分析を行う人にとって、リンジーの手法が不変的な価値を持つとカールソンが考えたことは的を射た考えだと言える。  さらに、デマークの手法の複雑さに比較すれば、相場の上げ下げの形状と日柄のカウントに限定されたリンジーの手法は単純明快で分かりやすく、個人投資家の方が取り組むにはリンジーの手法のほうが敷居が低い。洗練されてはいるが、多くの場合においてコンピューターの助けが必要になるデマークの手法と比べ、リンジーの手法は手作業で分析が可能だからだ。  ところで、一般に「技術」とは、その分野の体系的な知識を習得すれば、だれもが同じ結果を手にすることができるものを言う。もしだれでも等しく望むものを手にし、意図したものを再現することができなければ、「技術」とは言わないのである。したがって、技術体系は複雑であるよりも単純であるほうが良いし、背景の理論についてもつまびらかにされている必要がある。その意味では、いにしえのものが不変的な価値を持つということは、技術の世界では十分にあり得ることなのである。
  • 相場の上下は考えない「期待値」で考える株式トレード術 ──サヤ取り投資が儲かる理由
    3.0
    ◆投資家は「何」をする必要があるのか? 投資で利益を出すにあたって、「上がる銘柄を当てる」「下がる銘柄を当てる」という、予測的な側面を重視する投資家の数は多いことでしょう。 確かに、当たれば大きな利益を手にすることが可能です。しかし、「たられば」である以上、そのやり方では、いつまでたってもイチかバチかのギャンブル的な要素が漂う世界から抜け出すことはできません。 相場の流れは誰にもわかりません。わからないということは、予測してもあまり意味がないということです。 それではいったい、私たち投資家がすべきことは何なのでしょうか? 答えを先に言うと、正しい行動を取ればいいのです。具体的には、期待値がプラスになるような優位性のある行動を取らなければなりません。「勝てるかもしれない」という運の要素を取り除いて、純粋に確率論で物事を判断する必要があるのです。 ◆値動きに翻弄されないサヤ取り投資 サヤ取り投資とは、値動きの似た2銘柄について、「買い」と「売り」を同時に行い、その2銘柄の価格差(サヤ)の伸縮から利益を狙います。このように「買い」と「売り」を同時に保有することを「両建て」と呼び、総称して両建て売買と呼びます。サヤ取り投資は、まさしく「買い」と「売り」を両建てするものです。 両建するので、株価が上がろうが、株価が下がろうが、損益には影響しません。どう動くのかわからない値動きをシャットアウトしたところは、サヤ取り投資の大きな特徴であり、ほかの投資手法には見られない優位性と言えます。 さらに、サヤ取り投資を実践するうえで重要なことがあります。それは、ペアにした2銘柄のサヤの推移を見ることです。このサヤの推移には、いくつかの特徴的な法則性が存在します。大きくは、以下の2パターンに分かれます。 ◎平均回帰 ◎平均乖離 この2つの法則性に合わせて、2銘柄をセットのペアにしてポジションを作ります。サヤの推移の法則性を理解し、利用することによって、確率的に勝ちにつながりやすい場所が見えてくるのです。 ◆ペア銘柄の関係性&ボリンジャーバンド&サヤ移動平均線でサヤの動きを見る 「平均回帰」では、値動きの似た2銘柄(相関性の高い2銘柄)のサヤが異常値かどうかに注目します。異常値はボリンジャーバンドで見つけます。 「平均乖離」では、サヤが一方向に推移している同業種のペアを選んだうえで、サヤ移動平均線付近のサヤの動きに注目します。 いずれも、見るべきものはサヤの動きであって、株価の上下ではありません。だからこそ、株式市場に大きな変動があったとしても、安定した利益を狙うことができるのです。 世界三大利殖のひとつとも言われているサヤ取り投資は、プロ投資家たちも使っている、サヤの周期に注目した統計学を用いた投資手法です。今まで、株価の上下に惑わされてきた人にほど、実践していただけたらと思います。
  • 相場の上下は考えない「期待値」で考える株式トレード術 増補版
    -
    相場変動に左右されない、期待値の高い取引=サヤ取り投資 ◆投資家は「何」をする必要があるのか? 投資で利益を出すにあたって、「上がる銘柄を当てる」「下がる銘柄を当てる」とい う、予測的な側面を重視する投資家の数は多いことでしょう。 確かに、当たれば大きな利益を手にすることが可能です。しかし、「たられば」であ る以上、そのやり方では、いつまでたってもイチかバチかのギャンブル的な要素が漂 う世界から抜け出すことはできません。 相場の流れは誰にもわかりません。わからないということは、予測してもあまり意味 がないということです。 それではいったい、私たち投資家がすべきことは何なのでしょうか? 答えを先に言うと、正しい行動を取ればいいのです。具体的には、期待値がプラスに なるような優位性のある行動を取らなければなりません。「勝てるかもしれない」と いう運の要素を取り除いて、純粋に確率論で物事を判断する必要があるのです。 そして、期待値がプラスになりやすい投資法がサヤ取り投資なのです。 ◆値動きに翻弄されないサヤ取り投資 サヤ取り投資とは、値動きの似た2銘柄について、「買い」と「売り」を同時に行 い、その2銘柄の価格差(サヤ)の伸縮から利益を狙います。このように「買い」と 「売り」を同時に保有することを「両建て」と呼び、総称して両建て売買と呼びま す。サヤ取り投資は、まさしく「買い」と「売り」を両建てするものです。 両建するので、株価が上がろうが、株価が下がろうが、損益には影響しません。「値 動き」という要素を排除したところは、サヤ取り投資の大きな特徴であり、ほかの投 資手法には見られない優位性と言えます。 サヤ取り投資を実践するうえで重要なことがあります。それは、ペアにした2銘柄の サヤの推移を見ることです。このサヤの推移には、いくつかの特徴的な法則性が存在 します。大きくは、以下の2パターンに分かれます。 ◎平均回帰 ◎平均乖離 この2つの法則性に合わせて、2銘柄をセットのペアにしてポジションを作ります。 サヤの推移の法則性を理解し、利用することによって、確率的に勝ちにつながりやす い場所が見えてくるのです。 ◆ペア銘柄の関係性&ボリンジャーバンド&サヤ移動平均線でサヤの動きを見る 「平均回帰」では、値動きの似た2銘柄(相関性の高い2銘柄)のサヤが異常値かど うかに注目します。「異常値かどうか」は、サヤチャート上のボリンジャーバンドで 見つけます。 「平均乖離」では、サヤが一方向に推移している同業種のペアを選んだうえで、サヤ 移動平均線付近のサヤの動きに注目します。 いずれも、見るべきものはサヤの動きであって、株価の上下ではありません。だから こそ、株式市場に大きな変動があったとしても、安定した利益を狙うことができるの です。 世界三大利殖のひとつとも言われているサヤ取り投資は、プロ投資家たちも使ってい る、サヤの周期に注目した統計学を用いた投資手法です。今まで、株価の上下に惑わ されてきた人にほど、実践していただけたらと思います。 ◆増補版の特典は「マーケットニュートラル戦略」 銘柄数の分散効果を活かして、株式市場の価格変動をできるだけ抑えて利益を狙う 両建て戦略のひとつが「マーケットニュートラル」です。 マーケットニュートラルは、株式市場で最も大きなリスクである価格変動(マー ケット)をできるだけ排除して中立化(ニュートラル)することを目的としていま す。2銘柄の相関関係からペアにしたサヤ取り投資も、複数ペアを保有することで ポートフォリオ全体としてマーケットニュートラルに近づきます。 本書では、相場全体の値動きとなるインデックス指数(日経平均やTOPIX)を空売 りして、投資家が選定した「今後、上がりそうな個別銘柄を複数に分散して保有する (条件例は本書にて)」戦略を紹介しています。 これは、日経平均のパフォーマンスを上回る優良な個別銘柄を選定できれば、どの ような下落相場であっても投資で利益を狙えるやり方です。
  • 相場の常識 ──着実に利益をあげるためのマネジメント入門
    完結
    3.5
    終身雇用は過去の話となり、社会保障制度にも不安が残る。どうにかして老後の資金をためなければならないと考えている人は多い。しかし、現在の状況では、将来に必要な金額を考えた場合、目標を達成できる選択肢は限られてくる。そのなかでも、レバレッジ取引が可能な商品先物取引やFX(外国為替証拠金取引)は現実的な選択肢のひとつといえるだろう。 だが、実に個人投資家の9割は、遅かれ早かれ相場からの退場を余儀なくされている。とくに、レバレッジ取引のできる商品先物やFXでは、取り返しのつかない損失を出してしまう場合さえある。 著者はこれまで、多数の投資家を指導してきた。そして、時間をかけて勉強し、相場に対する考え方を理解した多くの人が、相場で生計を立てるきっかけをつかんだ。このことは、相場に対して(絶対に正しいというわけではないが)ある程度の考え方を持つことができれば、着実に利益を上げられることを示している。 本書はフューチャーズ・ジャパン(エム・ケイ・ニュース社)の人気連載『マネーマネジメント再考』を抜粋・編集して文庫化したものであるが、内容はマネーマネジメントの方法論や知識ではない。「自分の、自分による、自分の人生のためのマネジメント」に重点をおき、日経225先物やFXなどデリバティブ取引に造詣の深い著者が、投資の原点に立ち返って「着実に利益を出すための考え方」を説く。 もし、あなたが目標に向かって着実に資産を積み増しているトレーダーなら、本書からは得られることよりもうなずくことのほうが多いはずだ。しかし、これから投資をはじめてみようと思っている人、生涯のマネープランを考えたうえで積極的にレバレッジ取引を利用しようと考えている人、レバレッジによる損を恐れている人ならば、本書からたくさんのヒントを得ることができる。 どんな天才トレーダーも、一回一回のトレードで100%勝てることはあり得ない。つまり退場を余儀なくされるトレーダーと、生き残るトレーダーの違いは「損小利大」を守れるかどうかにある。だが、一般的な人間の心理からみて実行は難しい。それらを可能にするのが、リスク、ポジション、マネーを自分でマネジメントすること。相場は、マネジメント次第で着実に利益を上げられるようになる!
  • 相場心理を読み解く出来高分析入門 ──アームズ・インデックスによる勝利の方程式
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    TRIN(アームズ・インデックス)による勝利の方程式 「投資で成功するカギ(もしあればの話だが)とは、感情的にならずにいられる能力だ。そのような態度は、自信を通じてのみ達成される。自信は知識によってのみ得られる。知識は研究やたゆまぬ努力、経験で手に入れることができる。本書は、私が30年間に培った知識と経験を伝授しようとするものだ」(イントロダクションより)。 リチャード・アームズ氏がその革新的な理論を発表してから、市場に対する投資家の見方は変わった。彼のテクニカル分析技術には巨大なインパクトがあったためだ。その証拠に、出来高対応チャートは、一般に人気を得ているほとんどの株式・先物分析ソフトに採用されている。今やアームズ指数は、ウォール街で最も重要なテクニカル・ツールのひとつになっているのだ。 アームズ氏が説得力あふれる言葉で語る、主要投資戦略についての考察を読み進むめば、今、最も信頼されている長期予測手法である出来高分析が、だれにでもマスターできる。この分析方法は「値動きの理解には出来高が非常に大きな役割を果たす」というアームズ氏独自の理論に基づいたもの。出来高は市場の感情に影響されていることを教えてくれる方法である。ほかにも、「出来高対応チャートと『パワーボックス』の意味」や「EMVや出来高調整済み移動平均(VAMA)とその未発表情報」など、トレーディングに関する様々な原理がわかりやすく紹介されている。 簡潔な分析手法とユニークなアプローチによって発明された、洗練された投資戦略は、相場の素人が読んでも理解できるものだ。投資を経験した方になら……。その効果は言わずともわかるだろう。
  • 損切りか保有かを決める最大逆行幅入門  ──トレーディングの損失を最小化するリスク管理法
    完結
    -
    成功するトレーダーには危険な損失水準を感知する「第六感」というものが備わっている。だが、その直感が外れたとしたら?  あるトレードで大きな損失が予測されるとき、単なる推測を超え、その損失点を正確に見積もる技術が必要になる。とはいうものの、損失点を正確に見積もること――つまり、損失量を定量的に測定すること――は可能なのだろうか。答えはイエスである。そして、それを可能にしてくれるのがMAE(最大逆行幅、MaximumAdverseExcursion)という概念である。この画期的なリスク管理法は、トレーディングの意思決定を行う前に損失点を特定することで、悲惨な結果を避けることを可能にするものだ。この強力なトレーディングツールを、MAEの開発者であり『テクニカル・アナリシス・オブ・ストック・アンド・コモディティーズ』誌のテクニカルエディターでもあるジョン・スウィーニーが本書で初めて明らかにしている。  MAEによる損失点の測定を成功させるための鍵は、市場が規則正しい動きをしているかどうかを見極めることである、とスウィーニーは言う。仕掛けのポイントからの値動きを測定しチャート化することで、一定の期間にわたって規則正しい値動きが存在するかどうかを素早くかつ簡単に見極めることができる。そして値動きに規則性やパターンが存在すれば、それをトレードに利用することができる。トレードで重要なのは、値動きが自分のトレードに対して順行しているのか逆行しているのかを見極め、いずれの場合であっても次に起こることを予測できる信頼のおけるシステムを持つことである。単なる推測を統計学に置き換えることで、損切りポイント(プロテクティブストップ)や利食いポイントを客観的に求めることが可能になるのである。 トレーダーたちは定量化された最小限のリスクで大きな利益を手に入れるためのエッジを常に探し求めている。しかし、そんなエッジを手に入れることはたやすいことではない。このMAEの総合ガイドはそんなエッジをあなたに与えてくれるものだ。 以下が本書の内容である。 ●MAE(最大逆行幅)、MinFE(最小順行幅)、MaxFE(最大順行幅)の定義と算出法 ●MAEのグラフ化――データの収集、度数図、損切りサイズ ●必要資金額の決定――資産の保全とドローダウン ●損切り水準別利益――利益のトレードオフ、利益曲線 ●ボラティリティの変化による影響――微調整、レンジやボラティリティの変化に伴う損切り水準の変更 ●トレード管理――ポートフォリオ化の影響、日々の管理  本書は計算例や実例が豊富で、独自のチャート作りに役立つエクセルコードも充実しており、MAEを効果的に使って利益を出すための方法を指南する決定的ガイドになっている。 ジョン・スウィーニー(JohnSweeney) ノースウエスト銀行持株会社であるシーファースト・バンキング・コーポレーションの元分散投資部門部長。『テクニカル・アナリシス・オブ・ストック・アンド・コモディティーズ』誌のテクニカルエディターで、自らもトレーディングを行っている。
  • 続高勝率トレード学のススメ ── 自分に合ったプランを作り上げることこそが成功への第一歩
    完結
    3.5
    トレードをギャンブル以外の何物でもないと思う人が少なくない。また、そう感じているトレーダーも多い。しかし、毎年、毎月と連続してトレードで利益を上げるトレーダーがいるのも事実だ。どんな方法を使っているのか?それは、トレードからギャンブル要素を除く方法を身につけたのだ。それは、「自分に合うように考え抜いて作成されたプランを使ってトレードすることで達成される」とマーセル・リンクは言う。リンクは本書のなかで、トレードのあらゆる側面――トレード機会の発見、タイミング、ポジションサイズの決定、手仕舞いの時期、リスクの調整方法など――を改善し、ギャンブル的な要素にほとんど頼らない確かなゲームプランを作成し実行する方法を示している。 リンクは、大成功を収めた前書『高勝率トレード学のススメ』(パンローリング)で初めて明らかにした戦略をもとに、市場で勝つ決め手は、計画を立て、一定の状況への対応策を前もって用意しておくことだと述べている。これこそがまさにゲームプランの役目なのだ。トレードでは単純に買ったり売ったりするのではなく、いつ、なぜそうするかを知ることが肝心だ。リンクは理解しやすい簡明な表現でゲームプランのメリットを説明している。そして最高のトレードを選び出し、トレードを監視し続けて手仕舞いし、過剰トレードを避け、集中力を維持して資金に見合ったトレードを手掛け、市場の動きに備え、最終的に売買からギャンブル要素をなくすためにプランがどんな点で役立つかを示している。 リンクは、20年のトレード経験のなかから数多くの具体例を挙げている。そこには成功したトレードだけでなく失敗も含まれ、あなたはその失敗から学び、その過程でトレードの腕前を磨くことができるだろう。 マーセル・リンクは本書のなかで、成功に導くゲームプランの作成と実行方法を示すことによって、読者がトレーダーとして進歩するのを後押しする。本書では、市場が終了したあとにどんなことを検討・決定して翌日のトレードに備えたらいいか、利益を増大させるにはどのように仕掛け・手仕舞い戦略を定めたらいいかが詳しく説明されている。またトレーダーが市場の動きやそれへの対応方法についてのシナリオを作成すべき理由も検討されている。 マーセル・リンク(MarcelLink) 1988年からトレードに従事。過去20年間ニューヨーク金融取引所やニューヨーク綿花取引所のフロアで先物をトレードし、商品先物ブローカー会社(リンク・フューチャーズ)を創始者であり、コモディティ・プール・オペレーターを務め、大手デイトレード会社数社で株式のデイトレードを担当した。現在は独立のトレーダーとして大半の株価指数先物を手掛けている。コンサルティングにも応じ、2008年からセミナーにも力を入れている。
  • 続マーケットの魔術師
    完結
    4.0
    目次 第1部株式トレーダーたち 第1章スティーブ・クラークSteveClark」 うまくいくことを増やし、うまくいかないことは減らして、損失年はゼロ、年平均は一九・四%を成し遂げた「高卒のヒーロー」 第2章マーティン・テイラーMartinTaylor 高ベータ銘柄の買いで年平均二二%のリターンを上げ、“ロシア皇帝は裸の王様”と見破った「ロングオンリーのマネジャー」 第3章トム・クローガスTomClaugus 価格は平均回帰するという信念からエクスポージャーを自在に操り、年平均複利一七%をたたき出す「生まれながらのコントラリアン」 第4章ジョー・ヴィディッチJoeVidich ヘッジファンド業界で上位一%のリターン・リスク比と、年複利平均一八%を達成した「損失を刈り取る名人」 第5章ケビン・デーリーKevinDaly バフェットをマネながら自宅で一人で運用し、一二年間で資産を九倍、年複利平均二〇・八%を樹立した「ほぼロングオンリーのバリュー投資家」 第6章ジミー・バロディマスJimmyBalodimas トレードの常識を無視して、垂直に近い上昇での空売りを好む「シュワッガーお墨付きの絶対にマネをしてはならない直感トレーダー」 第7章ジョエル・グリーンブラットJoelGreenblatt グレアムとバフェットの徹底研究から「魔法の公式」を編み出し、年複利平均五〇・〇%という驚異のリターンを誇る「バリュー投資のカリスマ」 第2部グローバルマクロ戦略のトレーダーたち 第8章コルム・オシアColmO'Shea ファンダメンタルズ分析から今起きていることに気づき、低リスクで年複利平均一一・三%を実現した「ソロスの弟子」 第9章レイ・ダリオRayDalio ファンダメンタルズに基づいたシステムトレードで、年複利平均一四・八%を成し遂げた「間違いが大好きな天才」 第10章ラリー・ベネディクトLarryBenedict 三振を何回しても、最大ドローダウン五%で年複利平均一一・五%を達成した「リスクマネジャーの鑑」 第11章スコット・ラムジーScottRamsey  〇・一%のリスクで年次損失ゼロ、年間複利一七・二%のリターンを上げた「小心な理系の裁量トレーダー」 第12章ジャフリー・ウッドリフJaffrayWoodriff ボラティリティの高低に合わせてポジションサイズを調節し、システマティックなアプローチで年平均一一八%を誇る「大衆が嫌いなトレーダー」 第3部マルチストラテジーのトレーダーたち 第13章エドワード・ソープEdwardThorp ディーラーをやっつけた手法で月間勝率九八・七%、年平均複利リターン一九・一%を記録した「カジノ出禁の革新的数学博士」 第14章ジェイミー・マイJamieMai 市場の隠れた非効率性に目を向けてサブプライムローン危機で大儲けし、年平均四〇%を樹立した「柔軟性に富む巨人」 第15章マイケル・プラットMichaelPlatt 裁量戦略でもドローダウンは五%以下、年平均複利リターン一四%を実現した「お金を失うのが嫌いなリスク管理の達人」 結論――マーケットの魔術師による四〇の教訓
  • ゾーン ──相場心理学入門
    完結
    4.4
    恐怖心ゼロ、悩みゼロで、結果は気にせず、淡々と直感的に行動し、反応し、 ただその瞬間に「するだけ」の境地、つまり、「ゾーン」に達した者が勝つ投資家になる! さて、その方法とは?究極の相場心理を伝授する! マーケットについてよく知っている投資家はいるだろう。買い時、売り時、有望株を識別する優れた分析手法についてもよく知っている投資家はいるだろう。しかし自分自身についてよく知っている投資家はどれだけいるだろうか? たとえ非常に鋭敏な分析力があり、かなり意欲的で、幅広く奥深い知識があったとしても、決断力に乏しく失敗を恐れていては、再起不能のミスを犯してしまう可能性が常にあるのだ。実際、多くの投資家がトレードやマーケットの本質について誤解と矛盾した信念を抱いている。そのため客観的な集中力を維持できず、的確な執行に不可欠な自信がなくなってしまい、トレードに悪戦苦闘してしまう。 そして、その結果はどうか。大半の投資家がトレードを始めてから1年以内に、資金の全額か、あるいは大部分を失ってしまうのだ。 マーク・ダグラスはトレーディング・ビヘイバー・ダイナミクス社の代表を務め、金融業界の有力者や大手企業から広く尊敬を集めているトレードのコーチである。約20年間にわたって、多くのトレーダーたちが自信、規律、そして一貫性を習得するために、必要で、勝つ姿勢を教授し、育成支援してきた実績がある。 ダグラスにとって、トレードで成功を収めるカギは、網羅されたマーケット分析や最新型の「システム」ではない。投資家自身の心理の強化にある。そしてそのためにはトレードを確率的視点から考察し、適切な中核的信念を取り入れて「勝者の心構え」を持つ必要があると主張する。「ゾーン」状態に達したトレーダーは、マーケットが次にどうなるか知る必要はないし、気にしない。「自分」が次にどうしたよいか知っているのだ。そこには決定的な違いがある。 本書では、投資家がトレードで一貫した結果を出せない隠された理由を明らかにし、奥底に潜む心の習性がもたらす障壁を乗り越えるため、実践的なプロセスが提示されている。ダグラスはマーケットの神秘に挑戦し、見事にひとつひとつそれを明確にした。すべての株式トレードを支配する「不確実性の原理」を本書から理解すれば、ランダムな結果を大局的に見て、リスクの本当の現実を受け入れられるようになるだろう。 本書から、マーケットで優位性を得るために欠かせない、まったく新しい次元の心理状態を習得できる。「ゾーン」の力を最大限に活用し、大きく飛躍してほしい。 著者紹介 マーク・ダグラス シカゴのトレーダー育成機関であるトレーディング・ビヘイビアー・ダイナミクス社の社長を務める。商品取引のブローカーでもあったダグラスは、自らの苦いトレード経験と多数のトレーダーの間接的な経験を踏まえて、トレードで成功できない原因とその克服策を提示している。最近では大手商品取引会社やブローカー向けに、本書で分析されたテーマやトレード手法に関するセミナーや勉強会を数多く主催している。著書に『規律とトレーダー』がある。
  • 対TOPIX業種指数チャートの動きに乗る 個人投資家のための「市況株」短期トレード
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    素直に動くから、良い結果が出やすい。 対TOPIX業種指数チャートの動きに乗るだけの、 テクニカルの通用する業種での短期トレード 1)個人投資家は、機関投資家が苦手な分野で勝負する  企業のビジネスモデルや製品、サービスの競争優位性を評価など、いろいろな観点から企業の業績を精緻に予想することが株式投資では求められます。ですから、基本的には中長期投資が軸になり、機関投資家(ファンドマネジャーなど)による分析活動は、主にファンダメンタルズ分析となります。 しかし、個人投資家のレベルでは、機関投資家と同じような分析はできません。機関投資家と個人投資家の間には“情報格差”という大きな壁が存在するのです。  では、個人投資家はどうすべきなのでしょうか?   答えは簡単です。機関投資家が苦手な分野で勝負すればいいのです。機関投資家が得意とする業績予想のできない業種で、かつ、ファンダメンタルズ分析ではないやり方を採用すればよいのです。それこそが、市況株の短期でのテクニカルトレードなのです。 2)TOPIXと対TOPIX業種指数チャートの動きに乗るだけ  市況株のトレードは、とても簡単です。まずは、TOPIXの方向を確認します(5日移動平均線が上方向か、下方向か)。仮に、TOPIXが上方向だとしたら目線は買いです。  次に、オリジナルの対TOPIX業種指数チャートを見ます。これは、TOPIXと比較して、その業種が強いか、弱いかを表示したものです。  ここで大事なのは、TOPIXが上方向(=買い狙い)ならば、対TOPIX業種指数チャートも上方向の業種を選ぶことです。一言でいえば、TOPIXと対TOPIX業種指数チャートが同じ方向を向いている業種を選べばいいのです。ここで選ばれた業種が「短期的に最も上昇する可能性が高い業種」ということになります。 あとは、その業種の中から、時価総額の大きい順にチャートをチェックして、銘柄を絞り込んでいきます(本文の中で解説) 3)素直に動くからやりやすい  TOPIXと対TOPIX業種指数チャートが同じ方向を向いている銘柄は、短期前提ならば、その方向に素直に動きやすいという特徴があります。絶対ではないものの、確率的に見て、「エントリーした途端に大きく逆行してしまった」というような悩みが起こりにくいのです。  当てにいかずに、ただ、「動いた」という事実に乗るだけ。だから、結果として当たりやすくなります。それが市況株の短期トレードの醍醐味です。その有効性を、ぜひ試して、実感してみてください。
  • たすFX ──脱・受け売りのトレード戦略
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    本書『たすFX』は、負の引力に打ち勝つためにどうすればよいのかを解説したものです。具体的には、何らかのアイデア(=条件)を売買サインに足していくこと、つまり“受け売りではない独自のトレード”を実現するためにどうすればよいのかを紹介しています。主に以下の内容になっています。 ◎どういう条件を足していけばよいのか、実際の検証結果から皆様のトレードのヒントになりそうなものを選んで紹介 ◎自分のアイデアが通用しそうかどうかを、実戦前に試す(=アイカスタムで表現する)方法を紹介  本書ではメタトレーダーを使って検証していますが、アイデア自体はFXだけではなく、株式や先物などでも使えるものです。  「足し算の発想」をするだけで世界が広がることをぜひ実感してください。そして、自分流にカスタマイズして(=自分のアイデアにして)、あなただけの売買システムを作ってみてください。 【本書の特長】 チャートパターンを足したエントリー法、他通貨という概念を足したエントリー法、利益確定・ロスカットを足したエグジット法、売りと買いでパラメータを変える方法など、9つの検証アイデアを紹介 本書で紹介している各プログラムはダウンロード可能 エントリーやエグジットの定型文もダウンロード可能だから、誰にでも簡単に検証できる 長期間のヒストリカルデータの取り込み方法を紹介 外部から取り入れたインディケータを、iCustom関数を使って自分で変身させる方法を紹介 【本書を読んでほしい人】 EAの自作はできたものの“使える”システムにならない人 人マネではない独自のEAを作りたい人 まだ日本に上陸していない海外のインディケータをEAにしたい人 EA改造のヒントやアイデアがほしい人 検証の幅を広げたい人 島崎トーソン メタトレーダーが日本に登場する27年前の1981年に、埼玉県で生まれる。大学在学中に世界を放浪したため、大学を8年で卒業。2011年よりWestVillageInvestment株式会社に入社。現在、独自のFXのシステムを開発し、“親友”であるMT4で自動売買を行い、トレード力を磨く。機関投資家へシステムをレンタルするまで成長する予定である。夢は旅人投資家。
  • ターナーの短期売買入門 ──3日から3週間で最大の利益を手にする法
    3.0
    全米有数の女性トレーダーが奥義を伝授! 自分に合ったトレーディング・スタイルでがっちり儲けよう! 同じ銘柄を何年も持ち続け、ひたすら待つ。そんな投資法にあきあきしていませんか? トレーディングに精通している著者が、短期トレーディングに必要なノウハウのすべてを手解きします。保有すべき銘柄を、保有すべきタイミングで保有し、数カ月間、数週間、ときには数日間でトレードを完結できるようになります。ターナー女史による明確なアドバイス、分かりやすい説明、参考になるチャートが満載されている本書を読めば、初心者のあなたでも短期トレーディングという儲けるには最高の世界ですぐにスタートできます。 本書は、トレーディングのあらゆるプロセスでどう判断・行動すべきかを解き明かしてくれる実践的な本です。自分のポートフォリオをコントロールし、ずっと夢見ていた「お金に不自由しない生活」を手に入れることができるのです。さあ今日から、トレードのプランを立て始めましょう! 本書で書かれている内容とは…… ・スイングトレード(2~5日)とポジショントレード(4~6週間)で最高の利益を得る方法 ・最高の銘柄を見つけるために各セクターをモニターする方法 ・短期トレーダーとして成功するために必要な「成功をもたらす考え方」を身につける方法 ・インターネット接続からオンラインブローカーの選択まで、トレーディング環境を整える方法 ・トレードのエントリーとエグジットに最適な状況を見極める方法 ・上昇トレンドと下降トレンドの「スイートスポット」をとらえて儲ける方法 ・リスク・リターン・レシオを考えて、損失を最小化し、利益を最大化する方法
  • タープ博士のトレード学校 ポジションサイジング入門 ──スーパートレーダーになるための自己改造計画
    完結
    3.8
    本書では、読者にトレーディングをビジネスととらえさえ、企業経営者の立場でトレーディングにアプローチするように養成していく。つまり、現実を見据え、体系的かつ情熱的にトレーディングに挑む姿勢を養うということである。何十年にもわたる経験をシステムとして確立することで、すべての人にマーケットの達人への道を切り開いたのが本書である。 マーケットの達人になるために必要な要素とは、 ■トレーディング心理の完全理解 ■ビジネスプランであるトレーディングの手引書の作成 ■自分のニーズとスキルに合ったトレーディングシステムの開発 ■自分の目標を達成するためのポジションサイジング戦略の作成 ■過ちを最小限に抑えるための自己監視 本書でタープが投げかけるさまざまな質問に答えることで、トレーダーになることについて、トレーダーであることについて、トレーダーとして成功することについて、あなたには真剣に考える機会が与えられるだろう。 スーパートレーダーになることで経済的かつ個人的に得られるものは、小さな建物をひとっ飛びできるような感覚が得られることだ。ほとんどの人が失敗する分野で成功するための公式を本書で学んでもらいたい。スキルレベルとは無関係に、どんなレベルの人にも適用できる公式がここにはある! タープが本書で繰り返し強調してきたことである、目標を明確に定めてそれを達成し、大局を理解し、非生産的な思考に打ち勝ち、ポジションサイジングをマスターすれば、どんな市場であろうとも、平均を上回る利益を上げるという夢を現実のものにできる。 タープの知識、大局観、戦略的テクニックはいまやトレーディングの世界では伝説となっている。スーパートレーダーへの道は本書を手に取り、タープが言わんとすることを理解し、実践することが一番の早道である!
  • ダウの犬投資法 ──プロにも株価指数にも勝つ「単純」戦略
    -
    株はインフレに強い。 しかし、投資信託も平均株価も低迷しているのでファンドには頼りたくない……。 自力で珠玉の株に長期投資をしたい人のための1年に1回10分でできる銘柄スクリーニング法! 大型割安株のポートフォリオ 達人たちに学ぶ銘柄選択術 50万円の資金から始められる低リスクで高リターンな投資戦略を 3つの基本パターンで紹介 米国のトップマネジャー、マイケル・オヒギンズが本書初版を上梓したのは1991年。投資界の“常識”を覆すその内容に、多くの人々が衝撃を受け、本書は瞬く間に全米ベストセラーとなった。事実、その手法は、多くのインターネット情報サイトや投資信託に採用され、運用総額200億ドルにもおよぶ産業を生み出している。 その投資理論は単純かつ明快だ。投資リスクの低い「世界的大企業」30銘柄で構成される「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」、通称“ダウ”から配当利回りの高い出遅れ銘柄を定期的に選び、投資してゆく「逆張り戦略」である。この単純戦略によって、5000ドルの元手しかない個人投資家でも、95%の確率でプロの株式ファンドマネジャーを超越する成績を上げられるというのだ。 よく株式投資の専門家は、自らの値打ちを高めるためか「投資は一般人の手に負えないほど複雑な分野である」という固定観念を植えつけようとする。しかし、本書では「投資では単純さが複雑さをしのぐ」ことを何度も実証している。 また効率的市場仮説の信奉者は「長いものには巻かれろ」とばかり平均株価を買うことを提唱する。しかし、本書では、平均自体が低迷してしまえば「平均と同じ成績を上げても破産する可能性がある」ことを指摘している。事実、本書で紹介しているポートフォリオは、ダウが36.2%のマイナスを記録した72~73年にプラス15.8%ものリターンを上げているのだ。 原書は初版を改訂した99年版である。しかし、その後も米国の多くの投資家に読まれ、支持されているのはなぜだろうか。まずは本書を一読していただき、後に「Dogs of the Dow(ダウの犬)」と呼ばれた基本戦略(1銘柄・5銘柄・10銘柄の3パターン)が、プロ(投資信託)や株価指数を相手に総じてどのような成績を残しているか検証してみてほしい。
  • 堕天使バンカー ──スイス銀行の黒い真実
    -
    ヒラリーもオバマも「お友だち」の巨大銀行に忖度していた! スイス銀行の秘密保持を打ち壊した本当の物語 金融史上、最も重要で巨額な内部告発事件の真実 史上最大の内部告発者! ブラッドレー・バーケンフェルドは、世界最大の銀行UBSで働くプライベートバンカーとして、そのすべてを体験した。UBSでは、超のつく大金持ちが複雑に張り巡らされた秘密のナンバーアカウントやオフショアの企業群を使って、何百万もの資金を税務当局の目が届かないところに隠している。UBSが顧客の無分別な行動を彼の責めとすべく準備をしていることを知り、バーケンフェルドはアメリカ政府にホイッスルを吹いた(内部告発をした)。 バーケンフェルドが提供した前代未聞の情報によって、150億ドル以上の資金が取り戻されたが、彼がたった一人で史上最大の脱税スキームを暴き、そのホイッスルブローイング(内部告発)によって、スイス銀行の秘密保持の伝統を打ち倒したにもかかわらず、アメリカの司法省は彼に罪をかぶせ、口を閉ざそうとしたのだ。司法省は彼を共謀罪で検挙し、30カ月も投獄した。 しかし、バーケンフェルドは最終的に勝利する。出所後、彼の正しさは証明された! 米内国歳入庁は、驚くべき暴露を行った彼に対して、史上最大の1億400万ドルに上る報奨を与えたのだ。 たった一人で、スイス銀行業界のあくどさ、大金持ちのあくなき脱税への執念、大銀行に籠絡されている米大統領や国務長官たちの実態を白日の下にさらした彼の真実の物語は、一度読み始めるとページをめくる手が止まることはないだろう!
  • ダンドー ──低リスク・高リターンのインド式テクニック
    4.0
    経済危機はチャンス! 「バリューの種は不況で芽生える」 グジャラート語の「ダンドー」とは「最小のリスクで最大の利益を求めること」 バフェットのバリュー戦略を一歩進めた革新的手法 究極のバリューのバイブル登場 ほとんどの投資家は、高い利益率を得るためには大きなリスクをとらなければならないと言われてきたのではないだろうか。もちろん、画期的なバリュー投資戦略を採用したベンジャミン・グレアムやウォーレン・バフェットやチャーリー・マンガーたちは、リスクを最小化しながら堅実に利益を積み重ねることができるということを証明してきた。本書で紹介する「ダンドー手法」とは、バフェットたちが成功した手法からさらに一歩進めて、リスクを最小化しながら、リターンを最大化するという革新的な方法である。 ダンドー(Dhandho)を本来のまま訳すと、「富を創造する努力と挑戦」となる。本書では、著者のモニシュ・パブライがインドの辣腕ビジネス集団であるパテルによる資産配分の枠組みを個人のバリュー投資家が模倣して、株式市場に適用する方法を明らかにしていく。インドのグジャラート州出身のマイノリティであるパテルは、1970年代にわずかな資金を手にアメリカに移住し始めた。彼らは現在、全米で400億ドルのモーテル資産を保有し、年間7億ドル以上の税金を納め、約100万人の雇用を創出している。 このどこからともなく現れた貧しいマイノリティグループが、一体どのようにして巨大な資産を築くようになったのだろうか。その答えは、ビジネスに対する彼らの低リスク・高リターンのアプローチに隠されている。本書では、偶然にもグレアムやバフェットのやり方と酷似している彼らの手法を使って、個人投資家でもできる株式市場で高リターンを上げる方法を紹介する。 パブライが運営するヘッジファンドであるパブライ・インベストメント・ファンドは、すべての総合株価指数を上回るだけでなく、全ファンドの上位1%に入る成績を常に収めている。1999年にこのファンドに投資した10万ドルは、2006年には65.9万ドル超の価値になり、これはすべての手数料と経費を引いて、年リターンが28%を超えていることを意味している。パブライは本書で、バフェット、グレアム、そしてマンガーの手法のなかから個人投資家でも応用でき、すぐにでも利用できるアプローチ方法を紹介している。投資の天才たちの伝説的な投資戦略とパテルの経営ノウハウを合わせれば、個人投資家が自身の投資成績を大きく向上させ、なおかつ市場平均やプロの投資家にも打ち勝つことができるようになるだろう。 また「堀を持ったビジネスに投資する」「裁定取引にこだわる」「成功者をマネたビジネスに投資する」などの章では、低リスク・高リターンのダンドー投資に必須のコンセプトが楽しみながら学べるように紹介されている。
  • ダンドーのバリュー投資 ——低リスク・高リターン銘柄の発見術
    4.0
    革新者よりも成功者をマネしたビジネスに投資せよ! ダンドーとは「富を創造する努力」  ほとんどの投資家は、高い利益率を得るためには大きなリスクをとらなければならないと言われてきたのではないだろうか。もちろん、画期的なバリュー投資戦略を採用したベンジャミン・グレアムやウォーレン・バフェットやチャーリー・マンガーたちは、リスクを最小化しながら堅実に利益を積み重ねることができるということを証明してきた。本書で紹介する「ダンドー手法」とは、バフェットたちが成功した手法からさらに一歩進めて、リスクを最小化しながら、リターンを最大化するという革新的な方法である。  ダンドー(Dhandho)を本来のまま訳すと、「富を創造する努力と挑戦」となる。本書では、著者のモニシュ・パブライがインドの辣腕ビジネス集団であるパテルによる資産配分の枠組みを個人のバリュー投資家が模倣して、株式市場に適用する方法を明らかにしていく。インドのグジャラート州出身のマイノリティであるパテルは、1970年代にわずかな資金を手にアメリカに移住し始めた。彼らは現在、全米で400億ドルのモーテル資産を保有し、年間7億ドル以上の税金を納め、約100万人の雇用を創出している。  このどこからともなく現れた貧しいマイノリティグループが、一体どのようにして巨大な資産を築くようになったのだろうか。その答えは、ビジネスに対する彼らの低リスク・高リターンのアプローチに隠されている。本書では、偶然にもグレアムやバフェットのやり方と酷似している彼らの手法を使って、個人投資家でもできる株式市場で高リターンを上げる方法を紹介する。  パブライが運営するヘッジファンドであるパブライ・インベストメント・ファンドは、すべての総合株価指数を上回るだけでなく、全ファンドの上位1%に入る成績を常に収めている。1999年にこのファンドに投資した10万ドルは、2006年には65.9万ドル超の価値になり、これはすべての手数料と経費を引いて、年リターンが28%を超えていることを意味している。パブライは本書で、バフェット、グレアム、そしてマンガーの手法のなかから個人投資家でも応用でき、すぐにでも利用できるアプローチ方法を紹介している。投資の天才たちの伝説的な投資戦略とパテルの経営ノウハウを合わせれば、個人投資家が自身の投資成績を大きく向上させ、なおかつ市場平均やプロの投資家にも打ち勝つことができるようになるだろう。  また「堀を持ったビジネスに投資する」「裁定取引にこだわる」「成功者をマネたビジネスに投資する」などの章では、低リスク・高リターンのダンドー投資に必須のコンセプトが楽しみながら学べるように紹介されている。 ※本書は二〇〇九年七月に弊社から出版した『ダンドー——低リスク・高リターンのインド式テクニック』を、新たに縦組みにし、改題して刊行し直したものです。
  • チャートで見る株式市場200年の歴史 ──マーケットのサイクルとアノマリーを図説解説
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    市場の節目には目を通す「座右の書」! ウォール街は、表面的には常に変化している。しかし少し掘り下げれば、ちょっと した出来事や興味深い現象がほぼ毎日起こっては消えていくだけで、本当に重要なことは長い年月を経ても変わらないことがすぐに分かるだろう。実際、今日金融界で起こっていることは歴史のなかで何度も繰り返し起こっており、そのときを基に作成された金融チャートにサイクルやトレンドとしてとらえられている。そこで、これらの チャートを正しく理解すれば、今日のマーケットが今後どのように動いていくかはっきりと分かり、最高の投資判断が下せるようになる。 優秀なマネーマネジャーで金融コラムニストとしても尊敬を集めるケン・フィッシャーはこの重要性を理解し、本書を復刊させた。信頼できるこれらのチャートの多くは現代の金融市場のスナップ写真で、株価が売り上げや収益、配当、キャッシュフロー、資産などといかに密接に関連しているかを示している。それ以外にも、20世紀初期当時のチャートや、それよりも古いチャートなども紹介されている。各チャートには、フィッシャーが視覚化と呼ぶ説明が添えられており、チャートの由来や歴史的 な重要性、そして何より重要な今日のマーケットとどのような関連があるかが分析さ れている。 株式市場で利益を上げるためには一過性の動きにではなく、単純なステップに集中することがカギとなる。あらゆる事例をチャートして初心者でも分かるように視覚化 し、それに添えられた情報がいっぱい詰まった説明はチャートのどこに注目すればいいのか、なぜそのことが重要なのかを教えてくれる。また、「ウォール街のワルツ」と呼ばれる高度に調整されたダンスに対する新たな見方と、投資に関する詳細かつ不朽の洞察がすべての投資家にとって金言となっている。これらは毎日の投資活動を格段に向上させてくれるだろう。 「ウォール街のワルツ」は、戦争や革命や不況やインフレを乗り越えて200年以上続 いている。バブルと崩壊のサイクルを繰り返しながら独自のリズムで世界中を駆け巡っているのだ。もしワルツを踊りたいのなら、本書に掲載された90枚のチャートが実践的な指針となってくれるだろう。そして、明日でも10年後でもかまわないが、投資家たちが熱狂やヒステリーやパニックに陥っているのを見たら、本書を取り出してそのときの状況とその後市場はどのように歩んで行ったかをじっくり研究すればよいだろう。本書は市場の節目節目で読み返せば、確実な水先案内人になってくれるだろう。
  • チャーリー・マンガーの実践グレアム式バリュー投資
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    最高のお手本を見習うことが 投資で成功するための近道  バークシャー・ハサウェイの洞察力に満ちた副会長であり、ウォーレン・バフェットの無二のパートナーであるチャーリー・マンガーは、これまで何回もマーケットを上回るパフォーマンスを上げてきた。しかし、彼はそれが投資家ならだれにでもできることだと考えている。彼の手法の基となっているのは独自の「基本的な智慧」(経済学、ビジネス、心理学、倫理学、経営学などにかかわる一連の学際的なメンタルモデル)で、これによって彼は投資から感情を排し、誤った判断を招きかねないよくある「落とし穴」を避けているのだ。  マンガーのシステムは、40年以上にわたって彼の投資の指針となってきただけでなく、たくさんの投資家を成功に導いてきた。本書は、マンガーへのインタビュー、彼の講演、文章、投資家への手紙、そして、たくさんのファンドマネジャーやバリュー投資家やビジネス事例史家の話から抽出した要素を再構築して、マンガーの投資戦略に不可欠なステップを明かした初めての試みである。ベンジャミン・グレアムのバリュー投資システムから派生したマンガーの手法は非常に明快で、普通の投資家でもすぐに自分のポートフォリオに応用できる。しかし、本書はただの投資本ではない。これはあなたの人生を助けるメンタルモデルを育んでいくための教えでもあるのだ。 ■本書への賛辞 「著者は、マンガーが長年にわたってさまざまな場面で発してきた言葉の豊富なサンプルを明快な枠組みで体系化し、マンガーのアイデアを美しい統一理論として示している。これは知的で、思慮深く、役に立ち、楽しい読み物である」―ローレンス・カニンガム(『バフェットからの手紙』[パンローリング]の著者) 「マンガーの人生は、人間関係から高額な金融取引まで、現実を直視するということに尽きる。著者は、マンガーがみんなが不可能だと思うことに『可能性』を見いだす方法を紹介している。きれいな魚が泳いでいる川で、どうすれば川藻に目を向けることができるのかということだ」―ジャネット・ロウ(『投資参謀マンガー』[パンローリング]の著者) 「チャーリー・マンガーは、世界最高の投資家と言ってよいだろう。彼の『智慧』は、素晴らしい投資結果を上げるための強力な方法になっている。それがなければ、マーケットでも、それ以外でも、成功は一時的なものでしかない」―ロバート・ハグストローム(『株で富を築くバフェットの法則』の著者) チャーリー・マンガーの箴言 ◆ グレアムの教えである安全域という考え方が廃れることはけっしてありません。 ◆ 私たちは物事を単純に保つことに情熱を持って取り組んでいます。 ◆ ベンジャミン・グレアムは、だれにでも使えるシステムを作ろうとしたのです。 ◆ 私たちのような投資家は、賢く立ち回ろうとするよりも、愚かなことをしないよう に常に気をつけることで、長期的に見れば驚くほどの優位を得ています。
  • 長期的投資の醍醐味「100倍株」の見つけ方
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    市場が10年間閉鎖されることが分かっているつもりで株を買う!  トーマス・フェルプスは本書で、バイ・アンド・ホールド戦略を用いて富を100倍に増やす秘訣と戦略を明らかにしている。今日人気となっている短期的なトレンドトレードとは異なり、フェルプスの極めて論理的で、ラディカルでさえある方法論は、株式市場で複利マシンを見いだし、その株式を買い、少なくとも10年以上の長きにわたり保有し続けることで、読者も「100倍株」の恩恵にあずかれることに焦点を当てている。  この長期投資に関心のある人には必携とも言えるこの手引書において、フェルプスは当時の大企業がどのように賢明なる長期的投資家に利益をもたらしたかを詳しく分析している。本書を読めば、読者は限りない成長を示し、あっという間に利益を増大させる有益なビジネスモデル(企業)を見いだし、それに投資する方法を学ぶことになる。  同じ重量の金(ゴールド)よりも価値がある本書は、読者と読者のその子孫たちが長期的な富を手にする道筋を明らかにしてくれている。古典的だが、極めて重要で有用な方法論を用いることで、読者は賢明に企業を選択し、投資資金が膨らんでいく様子を目にすることだろう。真に堅実な手法とは、いくら時が経ようが、市場がどんなに変わろうが、有効であり続けるということだ。
  • 長期的バリュー投資の基本と原則 ――「低PER、低PBR、高配当」銘柄は裏切らない
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    長期的な「資産形成」を学びたい人のバイブル! バリュー投資は永久に不滅です! 一からバリュー投資を学びたい人の入門書!  バリュー投資の人気は、時に高まり、時に失速する。それは、人気のある銘柄を高値で買い、人気を失った銘柄を安値で売りたくなるという、人としてあがらうことができない誘惑と群集心理が理由である。本書は投資家がこの衝動に打ち勝ち、バリューの規律を用いることで、株式投資で成功するという難問に取り組む方法を学ぶ一助となることを目的としている。ウォール街のベテランであるカレンは、投資家がバリューの規律とデータを信じ、長期的に投資をするかぎり、有効であることを証明している。  本書では、長期投資におけるバリュー投資の有効さを裏付ける目を見張るようなデータが満載されている。そして、今日、投資家がどのようにバリューの方法論を用いて投資で成功できるかを説明するとともに、ウォール街でカレンが経験した興味深い物語も教えてくれている。  本書で学べることは次のとおり。 ●本物のバリュー投資の規律 ●カレンが行う銘柄選択の方法の詳細 ●成功したバリュー投資の刺激的なケーススタディー ●投資家が注意を払うべき分野  本書はまた過去100年に及ぶ市場の歴史を簡潔に説明している。弱気相場、リセッション、バブル、メルトアップ、金利などを見直すことで、市場がいかに常軌を逸した振る舞いをするかが示されている。本書では、バリュー投資が有効である理由と市場の理解の仕方を学べ、そして投資家として成功するための究極の入門書となっている。
  • 長期投資道 ──「勝者」のゲームを闘う法
    4.0
    揺れ動く影(株価)だけを見て、実体を把握することができるか。 影には必ず本体が存在する。さらに、影の揺らめきには実体を照らす光の存在も、忘れてはならない。株価も同じである。株式の価値と相場心理からなる株価は“影”なのだ。つまり、「株価を見て売買をする」だけでは、良い結果にはつながらないのである。 実体を知らないままに目先の利幅を狙えば、日々の変動に怯え、精神的にも資金的にも余裕を失い市場での道を見失いかねない。資産形成は一時的な作業ではない。長い時間をかけ、投資対象とマーケット、そして自分自身と向き合っていかなければならない。それが「長期投資道」だ。 将来のためにいまから資産を形成する。そして、時がきたらそれを活用し、豊かな人生をおくる。つまり「将来の自分は、いまの自分が支える」時代ということだ。 時間的制限のない個人投資家だからこそ、影をうつす実体の本質をじっくり見極めることができる強みがある。そして、いざ光の位置が変わったときにこそ、20年、30年続く超長期メガトレンドの恩恵をこうむるチャンスがあるのだ。 本書ではさらに、澤上篤人氏、竹田和平氏両名との対談も収録。マーケットで、その名を馳せる達人の投資哲学や投資手法をとおして、来たる将来を自分自身で守ることの意味を感じてほしい。
  • 使える売買システム判別法 ──確率統計で考えるシステムトレード入門
    4.7
    システムトレードで最も重要なのは、 「これまでの実績」ではない。 「これからの実力」を見極め、 “常勝チームの監督”になることだ。 システムトレードとは「売買ルールを決めて、それに従い、機械的にトレードをすること」。実際の相場を見ながら臨機応変に判断するのではなく、あらかじめ決めておいた条件がそろったら自動的に注文する手法である。 この手法であれば、注文に迷うことはない。また、コンピュータにプログラムをすれば、FX(外国為替証拠金取引)や株式、先物、CFD(差金決済取引)など多様な市場で、24時間全自動売買を実践することも可能だ。最近では、個人でも本格的な売買プログラムを組んだり、専門会社が作成した自動売買システムを手軽に利用したりできる環境が整ってきた。 ただし、システムトレードで成功するために重要なのは、単純に過去に“実績”のあるシステムを作成したり、利用したりすることではない。なぜなら、売買ルールがたまたま当時の値動きに合っていただけかもしれないし、単にパラメータ(変数)を過去データにこじつけただけかもしれないからだ。 では、そうした偶然性を排して、システムの真の実力を評価するためにはどうしたらよいか。そこで役立つのが「確率統計の知識」である。 本書では、信頼区間、仮説検定、T検定、二項分布といった手法から、システムの本質的な「リスク」と「リターン(期待値)」を推定する方法について紹介している。 ただ、確率や統計というと難解なイメージがある。そこで本書では、すべてエクセルの計算式で表した。読者はここで紹介された式を利用することで複雑な計算が簡単にできるだろう。 また、選び抜かれたシステムの能力を自分の「資産運用」に最大限に発揮させるためには、効率的な資金配分が課題となってくる。いわゆる「システムポートフォリオ」の作成だ。 そこで本書では、エクセルで最適なポートフォリオを求める手順についても言及し、許容リスクのなかで最高のリターンを期待できる組み合わせを探っている。 本書を利用して売買システムを選ぶ目を養い、理想のポートフォリオを構築してほしい。
  • 月次情報で“伸びる前”に買う 割安成長株投資入門 ──「持続的に成長し続ける企業」を探して、「割安な時期」に買い、長く保有する方法
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    月次から始める割安成長株投資  株式投資では「決算書」や「四季報」が必要になる、と考えている人が多いと思います。  確かに、間違いではありませんが、絶対でもありません。例えば、「月次情報」というものをご存知でしょうか?  月次情報(以下、月次)とは、企業が毎月開示する「決算情報」のことです(小売・飲食・サービス業など、私たち消費者にとって身近な企業に多いです)。毎月発表されるだけに、読み方を知っておくと、ほかの投資家に先んじてチャンスをつかむことが可能です。 1)月次情報で小さな兆候を捉える=割安なときに投資できる  月次を見る大きなメリットとして、“小さな兆候”に気づきやすいという点が挙げられます。毎月、企業の成長の様子を知ることができるからです。 例えば、月次が100%から110%、120%、130%という具合に連続で良い数字を残していて、かつ、それに連動して株価も上がっているようならば、絶好の狙い目です(詳細は本文)。  この小さな動きは、四半期決算ではなかなか気づけません。「気づいたときには割高になっていた」ということもあるでしょう。その点、月次に注目していれば、“(大きく)伸びる前”、つまり割安なときに買えるのです。 実際、月次情報を公開しながら株価10倍を達成したスター株(ファーストリテイリングやワークマン、スノーピーク等)はいくつもあります。そして、これらのスター株が大きく伸びるチャンスは「月次」にあったのです。 3)持続的な成長が期待できる企業に投資する  月次は武器にはなりますが、あくまでも入口です。仮に割安なときに買えたとしても、その後、買った企業が成長しなければ、投資をした意味がなくなってしまいます。つまり、月次で注目した企業が今後、「持続的な成長を成し遂げることができそうか」を読み解くことも求められるのです。 成長の意志を持った企業を探すにあたって、具体的には、大きく、以下の2つが必要です。 ①定量分析 月次や決算書、中期経営計画を読み解く。 ②定性分析 経営学やマーケティング理論でビジネスモデルを精査。  「割安なときに買う」ことも大事ですが、それ以上に、「企業に成長の意志があるかどうか」を探ることは、投資家にとっては、確認しておくべき大切なことでしょう。 4)投資をする時間がなかった人でも取り組める 本書では、企業の成長とじっくり付き合う長期投資を紹介しています。日ごろ、投資に取り組みにくい人にでも実践していただけます。 持続的な成長が期待できる企業を、割安なときに買えれば、じっくり投資と向き合うことも可能でしょう。「月情報から始める割安成長株投資」の有効性を試してみてください。
  • ツキの方程式 ――人生は思いがけず変化する
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    悲観的行動が運を呼び込む 目の前の幸運をけっして逃さない―― 「今回は運が悪かっただけ」「あいつはラッキーなだけで実力じゃない」。 誰しも少なからず、そのようなこと思ったことがあるのではないか。就職、ビジネス、恋愛、宝くじ、カジノ、そして投資。「ツキ」はいたるところに見え隠れする存在だ。だが、本当に目に見えない流れは存在するのだろうか。そして、ツキはコントロール不能だからと諦めるしかないのか。そんな人生の難問に答えるのが本書である。 本書が追及するのは、人生のどんな局面においても変わらず使える方程式である。つまり、誰もが不運を遠ざけて、幸せになるためのものである。そのためには、人とのつながりや自分自身の考えや行動が重要になる。 具体的な方法。それは――1)人間関係を広げる努力を惜しまない。2)事実の重なりや経験からくる直感をはたらかせる。3)チャンスを逃さず勇気ある決断を下す。4)間違ったとわかったらすぐに撤退する。5)事前に悲観的推測に基づいて行動する。――の5つである。 幸運はいつ訪れるかわからない。ならば、その幸運がくる確率を上げ、そのときにしっかり使める体制にしておく必要がある。多くの人を幸運に導いてきた本書が、その方法を教えてくれる。 ※本書は『ツキの科学』(PHP研究所)を改題・再編集して復刊したものです。
  • ツバイク ウォール街を行く
    -
    全米ナンバー1の株式市場予測者が明らかにした いち早くマーケット・トレンドを見極め、最高の銘柄選択をし、最小リスクで最大利益を得る方法 ツバイクは、「ツバイク・ファンド」と「ツバイク・トータル・リターン・ファンド」の会長であり、大変な影響力を持ったトレンド判定に優れた『ツバイク・フォーカスト』の発行者であり、70億ドルの資金を運用する金融ストラテジストであり、「全米で新進気鋭の、かつ最も尊敬を集めている銘柄発掘者」と称賛されているマーケット・アナリストである。 この改訂版において、ツバイクは彼の古典的な投資入門書に最新の数字を追加し、1990年代の不安定かつ挑戦的な市場の影響を評価している。また、いつものとおり、ツバイクによって実践し、その優位性が証明された戦略の利用方法を明確で平易な言葉で明らかにしている。 ・ツバイクの単純な「スーパー・モデル」を利用して、売買決定をする方法 ・ツバイクの“ライフル”および“ショットガン”アプローチによる銘柄選択をする方法 ・インサイダー(内部者)による取引に注意し、彼らを打ち負かす方法 ・主要なブル・トレンドとベア・トレンドをだれよりも早く察知する方法 ・主要な金融機関によって用いられているものと同様なシステムを使って、リスクを最小にして、利益を最大にする方法とは
  • 積立投資のすべて ──誰にでも始めやすい富裕の王道を徹底研究
    3.7
    目先の下落は怖いが(←積立ならむしろ大歓迎) 10年先の成長は信じている投資家必読の一冊 通常の投資では、保有する金融商品の価格が買ったときよりも下落していれば、 嫌な気分になるだろう。価値が下がり、“損”が出ているのだから当然だ。 しかし、月収の一部で買い続けるだけの「積立投資」なら、必ずしもそうではない。 むしろ相場がどんなに暴落しようが、たとえ元の値段に戻らなくても、 「ある水準」に戻れば大丈夫という安心感があるのだ。 本書では「ドルコスト平均法」とも呼ばれ、 富裕者の正攻法とされているこの投資スタイルの性質と活用法を 多角的な分析で浮き彫りにする。 古くて新しい投資の王道 「積立」の知られざる特徴を体系的に徹底究明 積立投資とは、定期的に、ある金融商品に、一定金額の投資を、長期に続ける方法である。例えば、毎月、株価指数に連動する投資信託に、3万円の投資を、10年間継続するというものだ。 一般には「ドルコスト平均法」と呼ばれる。確定拠出年金(日本版401k)の広がり(徐々にだが)や、投資信託にかかる手数料の低下、世界的な株価下落を受けて、近年注目されている投資スタイルだ。 次のことが当てはまる人に、積立投資は一考の価値があるだろう。 ・投資に興味はあるが、よく分からないし、損が怖い ・手元にまとまったお金はないが、定期収入はある ・目先、下落するかもしれないが、10年後の世界経済には楽観的だ ・老後のことも少しは考えておきたい その理由は、本書が論理的かつ詳細に解説してくれる。 もちろん、いつでも“万能”の投資法があるわけではない。積立投資にもデメリットはある。それも本書で再三指摘されているところだ。 メリットもデメリットも理解することで、適切な対処法、利用法が見えてくる。また本書でも触れられているように、それを補完する方法もある。 目先の下げにうろたえて、積立を途中であきらめてしまう投資家は多い。しかし、 本書を読めば、投資対象の将来的な成長に確信があるかぎり、この下げはむしろ“バーゲンチャンス”であり、歓迎すべきことであると分かるだろう。歴史を見るかぎり、たとえ日本株のバブル絶頂期に積立を始めたとしても黒字化の機会が何度もあるのだ。 最近では、長期投資家だけでなく、FXや先物のトレーダーのなかにも積立に関心をもつ人がいる。運用手段の分散化、ヘッジのひとつとなり得るからだ。しかも、一度設定してしまえば、管理に頭を使う必要がほとんどない。さらには、トレードの主な“軍資金”がすでに貯め込んだ「まとまったお金」であるのに対して、積立投資の軍資金は月給の一部など「これから受け取るお金」であり、種類が違う。 このように“全投資家必修”ともいえる積立投資の知られざる魅力を本書から理解し、長期的な資産形成に役立ててほしい。
  • T・ロウ・プライス ――人、会社、投資哲学
    5.0
    成長株投資に旋風を巻き起こした革新者! T・ロウ・プライス(トーマス・ロウ・プライス・ジュニア)は、投資の世界の伝説になっている。彼の経歴を知らない人でも、彼が作ったティー・ロウ・プライスという会社については知っているはずだ。この会社は今日でも高いパフォーマンスを上げ、世界中で高い評価を得ている。控えめな人物で、倫理規定を生涯厳守した彼が、どのようにして偉大な金融会社を作り上げたのだろうか。その驚くべき物語を初めて明かしたのが本書である。 著者のコーネリウス・C・ボンドは、ティー・ロウ・プライスにテクノロジーアナリストとして入社し、プライス本人の近くで約10年間働いた。ボンドは、その特権的立場にいたことで、長年、平均以上のリターンを上げてきた成長株投資の概念を生み出したプライスの考え方について独自の見方をするようになった。本書は、プライスとの個人的な関係や、会社や個人で所有しているたくさんの未公開書類に基づいて、成長株投資が投資の世界に旋風を巻き起こした経緯を明かしている。また、本書を読めば平均的な投資家でも今日、この戦略の恩恵を受けるヒントが随所に見つかるだろう。 本書では、プライスの成長株投資の概念の中心的な原理を学ぶことができる。プライスは自らの投資戦略を秘密にしていたわけではない。しかし、本書ほど、彼が用いていた単純な原則を、包括的に、客観的に、容易な言葉で紹介されたことはない。プライスの投資の基本教義を垣間見ることは、個人にとっても機関投資家にとっても投資ポートフォリオを運用するうえで恩恵があることだろう。彼の戦略によって、投資スタイルが次々と変化していくなかでもティー・ロウ・プライスのファンドは長期間、比類ない伝説的な高パフォーマンスを維持してきた。これこそがT・ロウ・プライスの偉大さを証明するものである!
  • テイラーの場帳トレーダー入門
    完結
    -
    元祖!場帳トレーダー “マーケットの魔術師”リンダ・ラシュキ激賞! ウィザードたちが競って読み漁った短期売買手法の奥義書 3日サイクルの全貌がついに明らかになる! 3日サイクルの短期売買手法! 伝説の「テイラーの手法」が半世紀以上の時空を超えて日本初上陸! 私のトレーディング手法やトレーディング哲学はジョージ・ダグラス・テイラーが考案した短期売買技術を基礎にしたものが多い。そのため私は短期売買の参考書として彼の著書『ザ・テイラー・トレーディング・テクニック』を読むことを多くの人に勧めてきた。まず、第15章の「アドバイス」を2~3回じっくりと読むこと。そうすれば、テイラーの言おうとしている主題を理解するうえで役立つと思う。――“マーケットの魔術師”のリンダ・ブラッドフォード・ラシュキ(『魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門』の著者) 1950年代、シカゴ商品取引所の穀物トレーダーが「場帳による手法(ブックメソッド)」という手引書を出版した。そのトレーダーこそが、本書の著者であり、今や伝説となっているジョージ・ダグラス・テイラー、その人である。テイラーは、穀物市場が3日サイクル(「買いの日」「売りの日」「空売りの日)で動き、そのサイクルは価格の上昇と下落を測定することで追跡可能だという確信を基に、穀物価格の個々の上下動を克明に記録し、その場帳(ブック)を常に持っていた。彼の手法のネーミングはこのブック(場帳)に由来する。穀物価格の上下動を場帳に記入するだけというこの単純な手法が現代の市場でも十分通用することは驚くべきことである。――ジョージ・エンジェル(『ウィニング・イン・ザ・フューチャーズ・マーケット』の著者) ジョージ・D・テイラー(GeorgeD.Taylor) 1950年代に活躍した穀物を中心とした伝説のフロアトレーダー。リチャード・ワイコフ、ジェシー・リバモアとほぼ同時代に活躍し、場帳によるブックメソッドで当時としては珍しい短期売買を行っていた。「買いの日」「売りの日」「空売りの日」の3日をひとつのサイクルとする「3デイトレーディング手法」を開発した。この手法は、「マーケットの魔術師」のひとりであるリンダ・ブラッドフォード・ラシュキやジョージ・エンジェルなどをはじめ、多くのウィザードやトレーダーに大きな影響を及ぼし、彼らの戦略や戦術の開発に貢献した。
  • ティリングハストの株式投資の原則 ーー小さなことが大きな利益を生み出す
    5.0
    第二のピーター・リンチ降臨! 失敗から学び、大きな利益を生む方法 株の保有中にも調査と労力を怠るな! 投資家は日々紛らわしい情報や不完全な情報に惑わされている。ラッキーな投資を行い、大きな利益を上げ、自信満々となるかもしれない。しかし、次に打って出た大きな賭けは裏目に出て、財政的困難に見舞われるばかりか、心身ともに打ちのめされるかもしれない。ベテラン投資家でさえ意表を突かれることがある。あるニュースが投資している業界に大惨事を巻き起こすかもしれない。仲間の投資家たちの群集心理が市場を歪めてしまうかもしれない。CEO(最高経営責任者)は企業を効率的に導く準備ができていないことが判明するかもしれない。では、このような不安定な職業でどのように集中力を保つことができるのだろうか。過去の成功をもとに計画を立て、将来を予測する自信がないとしたら、将来の危険な状況をどのように避けることができるのだろうか。 本書において、ベテランファンドマネジャーのジョエル・ティリングハストが、投資家がそのような誤りを回避する術を伝授している。彼は、投資で成功するためのシンプルかつ重要なステップを示している。それは、次のとおり。 ・己を知ること。どのように結論に至ったか、そして、どのように自己欺瞞に陥るかを知ること。 ・自らの専門性に基づいて判断すること。理解していないことに投資しないこと。 ・信頼に足る有能な仲間や協力者を選ぶこと。 ・本質的に欠陥のある投資を見いだし、避ける方法を学ぶこと。 ・割安銘柄を常に探し求め、誤った価格付けがなされている銘柄を見いだすことが投資家の第一の責務であることを肝に銘じること。 訓練と綿密な計画は、ド派手な投資よりも大きな利益を生むことになろう。ティリングハストは、読者に失敗から学ぶ術を伝えるとともに、いかなる状況においても正しい疑問を持ち、またポートフォリオの運用を客観的かつ生産的に考える方法を、株式投資をこれから始めようとする人たちにも分かりやすく明らかにしている。 ■本書への賛辞 「株式投資でお金を稼ぐだけの知性を持ち合わせている人物はたくさんいる。しかし、だれもが胆力があるわけではない。ティリングハストはその双方を持ち合わせている。そして、良識ある説明を通じて、自らの投資プロセスをひとつずつ読者に伝え、適切な疑問を持つ方法、そして自らのポートフォリオの状況を客観的に検討する方法を教えている。本書は必読の1冊であり、いわゆる大化け株(本)である」――ピーター・リンチ 「ジョエル・ティリングハストは、自らを律し、スマートであり続けることで、30年にわたり卓越した投資成果を上げてきた。そして今、われわれは彼が苦労して身につけた知恵と鋭敏なる洞察力の恩恵に浴することができる。この素晴らしい1冊のなかの、文字どおり1ページごとにそれを目にすることになるであろう」――セス・A・クラーマン(バウポスト・グループLLCのCEO兼ファンドマネジャー) 「何十年もの間、私はティリングハストの優れた投資手腕をあがめ、学び取ろうとしてきた。プロの投資家であれ、個人投資家であれ、本書を読み、そこにある知恵を吸収すれば投資家として成長することになるであろう」――ビル・ミラー(ミラー・バリュー・パートナーズ創業者兼最高投資責任者) 「あらゆるレベルの投資家に向けて書かれたこの加飾を廃した実用的な手引きは……読者が十分な情報に基づいた独自の判断を下す助けとなることであろう」――パブリッシャー・ウイークリー 「ティリングハストが、投資で必要となるデューデリジェンスのチェックリストとバリュー投資の教義、そして自らのコンピテンスにとどまる方法を伝えている」――デビッド・カス(メリーランド大学)
  • 「敵」と「自分」を正しく知れば1勝1敗でも儲かる株式投資
    4.0
    「優れた手法を学べば儲かる」と信じている人はとても多いです。 確かに、良い手法を学べば、パフォーマンスの上がる確率は高まります。 例えば、ファンダメンタル分析によってお宝銘柄を発掘することは利益につながるひとつの方法です。 テクニカル分析でタイミングを見計らって市場に参加することも、 値動きを読むのが好きな人にとっては効果的なやり方でしょう。 ただ、ここでひとつ、ある疑問が出てくるのも事実です。 その疑問とは「同じようなやり方をしているにもかかわらず、 結果を出せる人とそうでない人が生まれてしまう」というものです。 優れたノウハウを手に入れることによって儲かるのであれば、誰がやっても儲かるはずです。 でも、現実には、そのようなことはあり得ません。 実は、儲けるためには、自分自身を正しく理解しておくことも求められます。 自分の弱みはどこにあるのか。自分はどういう失敗をしやすいのか。 そういうことを正しく理解していないと、どんなに優れた方法を手に入れたとしても、 その効果を享受することはできないのです。自身の弱点がノウハウの効果を打ち消してしまうからです。 手法は確かに大事です。でも、それ以上に大事なのは自分自身を理解しておくことなのです。 このことを踏まえて、本書では、以下の構成にしています。 【敵を知るための手法】 第1章:企業の本質的価値を算出するのに最適なグレアム流PERの紹介 第2章:バフェット流エクセレント・カンパニーの選び方を紹介 第3章:相場全体の分析をするうえで、知られていない割に重要性の高い指標を5つ紹介 【己を知るための手法】 第4章:自己分析のために必要不可欠な記帳について紹介 第5章:筆者が実際に行った自己分析と投資の改善を紹介 第6章:投資の奥義「勝ち逃げ」について紹介 己を知らずに良い手法を使っても、その効果は一時的なものになるでしょう。 でも、自分の弱みを理解したうえで、己に打ち勝つことができれば、継続的に手法の効果を実感できると思います。 もちろん、投資のパフォーマンスも劇的に改善できます。
  • テクニカル投資の基礎講座 ──チャートの読み方から仕掛け・手仕舞いまで
    5.0
    安きを買って高きを売れ! これこそが、一財産を築くための近道である。そうだろうか?
  • テクニカル分析の迷信 ──行動ファイナンスと統計学を活用した科学的アプローチ
    完結
    2.5
    科学的なテクニカル分析こそが未来を保証する ひとつのリサーチ手法として、テクニカル分析には重大な欠陥がある。それは、規律のない手法であることに原因がある。テクニカル分析をトレーディングに使える有用な知識体系として確立させるためには、厳密な観察科学に進化させる必要がある。この20年にわたって、学術雑誌などに科学的厳密さと客観的率直さを兼ね備えたテクニカル分析手法に関する数々の論文が発表されてきた。本書はこれらの論文の流れをくむものである。本書は2部からなる。第1部では、科学的なテクニカル分析を学ぶうえでの基礎となる方法論、心理学、哲学、統計学について解説し、第2部では、このアプローチを実際に使って、S&P500に対する6402個の買い・売りバイナリールールを25年にわたるヒストリカルデータで検証する。 本書では、科学的手法と近年になって開発された統計的検定を、テクニカルトレーディングシグナルの真の有効性を調べることに適用する方法についても紹介する。伝統的なテクニカル分析とは違って、過去の収益性を定量化・検証できる客観的ルールにのみ限定するこの新しいタイプのテクニカル分析を、その道のプロであるデビッ ド・アロンソンが詳しく解説する。 この新しい手法は特にデータマイニングによって発見されたルールやシグナルのパフォーマンス評価に焦点を当てたものである。優れた洞察力と実践上のアドバイス満載の本書を通じて、読者はこの新しい手法の全貌を理解することができるはずだ。本書の実験結果は、データマイニング(多くのルールをバックテストしてそのなかからパフォーマンスが最高のルールを選び出すプロセス)が価値のあるルールやシグナルの発見に役立つ効果的な手順であることを示しているが、データマイニングによって発見されたルールやシグナルの過去のパフォーマンスは上方にかたよるという特徴を 持つため、将来の収益性について妥当な推論を導き出すためには新しい統計的検定が必要になる。本書ではそういった統計的検定のなかから2つを紹介する。そのうちのひとつは本書ではじめて公表されるものである。 テクニカル分析を使って今日の市場をしっかり見極めたいと思うのならば、まずは これまでテクニカル分析の世界を支配してきた主観的で自己解釈的な伝統的手法を捨て、科学的および統計学的に有効なアプローチを受け入れることである。客観的観察 と統計的推論に基づく科学的なテクニカル分析はあなたのトレーディングを成功へと導く新しいテクニカル分析手法である。
  • テンプルトン卿の流儀
    3.8
    マネー誌が「20世紀最高のストックピッカー(銘柄選択者)」と称えた伝説的なファンドマネジャーのジョン・テンプルトン卿は、世界一流のバリュー投資家として尊敬され、グローバル投資を創始し、50年にわたって市場平均をアウトパフォームしたことで広く知られている。時代を超えたテンプルトン卿の原則と方法が、この本書によって初めて一般に紹介される。 本書では、テンプルトン卿の実証済みの投資選択を貫く方法を概観したあと、最高の成績を上げたその歴史的事例を紹介するとともに、今日の投資家がテンプルトン卿の勝利につながるアプローチを自分のポートフォリオに取り入れる方法を説明する。そして、「悲観の極み」で投資するという最も有名な原則を詳しく述べたうえで、テンプルトン卿が「悲観の極み」の時点をとらえて成功につなげるために生涯を通じて用いてきたテクニックを解説する。 本書ではテンプルトン卿の投資戦略の裏側が初めて明かされると同時に、次のことを学べる。 ●ほかの投資家が悪材料に過剰反応しているときに冷静さを保つ方法を身につけること ●テンプルトン卿のような株式のバーゲンハンターになること、つまり、感情に突き動かされた投資家が投げ売りする株を買い、必死に買おうとする株を売ること ●世界に目を向け、幅広くバーゲン株を買えるようになること ●分散化を通じてポートフォリオを保護すること ●銘柄選択の際に定性的な根拠だけでなく定量的な根拠を基にすること ●どんな市場条件にも耐えられる実効性の高い投資戦略を採用すること
  • ディナポリの秘数フィボナッチ売買法 ──押し・戻り分析で仕掛けから手仕舞いまでわかる
    5.0
    “黄金率”0.382、0.618が売買のカギ!押し・戻り売買の極意!  本書は、投資市場における「押しや戻り」を正確に当てるフィボナッチを基本したトレーディング手法を紹介したものである。この不思議な数値である0.382や0.618は、投資家として、またトレーダーとしてワンランク上を目指す者、どうしても現状の沈滞ムードを打破できない者にとっては絶大な力と啓示を与えてくれるだろう!  第1部では、強力な先行指標であるフィボナッチを利用した「ディナポリレベル」を活用するための基本原則となる「トレンド」や「方向」「値動き」についてジョー・ディナポリ流の定義をし、基礎をしっかりと固めることができる。 第2部ではトレードのチャンスが間近に迫っているのかどうかを判断する基準となる「トレンド分析(DMAやMACD・ストキャスティックスのコンビネーション)」や「方向性指標」「買われ過ぎ・売られ過ぎ」について検討し、その時点でトレーディングチャンスがあるかどうか、そのトレードのリスク・リワード比が分かる。 第3部では、「ディナポリレベル」による実践的なトレーディング手法や戦術、ミスを防ぐ方法などが解説されており、敢然とマーケットに立ち向かうだれにも頼らない独立したトレーダーになる具体的方策が詳述されている。  本書は、仕掛けや手仕舞い、リスクとリワードといったトレーダーが一番関心のあることを、多くのチャートによって初心者でも視覚的に分かりやすく解説されている。0.382や0.618という12世紀のイタリアの数学者、レオナルド・フィボナッチが発見した秘数があなたに莫大な財産を作らせる第一歩になるかもしれない!
  • ディープバリュー投資入門 ──「平均回帰が割安銘柄を上昇させる
    4.0
    「格安な価格の適正企業」の見つけ方 バフェットも魔法の公式も打ち負かす買収者のマルチプル! 無敵のディープバリュー投資! 驚異のバリュー指標「買収者のマルチプル」 安い価格の株を手にする唯一の方法は大衆が売りたいと思ったときに買い、大衆が買いたいと思ったときに売ることである。つまり、下落余地は少なく、上昇余地は大きいということだ。万が一、間違っていたとしても、大きな損は被らない。 ただ、割安銘柄には割安なりの理由もある――「業績が悪そうだ」と。しかし、なぜ業績が悪い割安銘柄を買えば儲かるのか。それは、市場には平均回帰と呼ばれる強力な力が作用しているからである。平均回帰が割安銘柄を上昇させる。そして、割高銘柄を下落させるのだ。優秀なディープバリュー投資家たちはこのことを理解している一方、大衆はトレンドが永遠に続くと考える傾向にある。 平均回帰は投資家に2つの重大な結果をもたらす。 1.不人気な割安銘柄は市場に打ち勝つ傾向にあるが、魅力的な割高銘柄にはその傾向が見られない。 2.高成長の企業は停滞し、高収益力の企業は利益を出せなくなる傾向にある。しかし、落ち込んでいる企業は回復し、再び成長を始める傾向にある。利益を出せない企業は高収益力を誇るようになる傾向にある。 ウォーレン・バフェットはだれもまねできない「適正な価格の優良企業」を見極める能力があった。ジョエル・グリーンブラットはバフェット銘柄を検証し、それらが市場に打ち勝つことを発見し、『株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」』(パンローリング)という素晴らしい本にまとめた。 しかし、本書では、バフェットやグリーンブラットの「魔法の公式」のパフォーマンスを上回る「格安な価格の適正企業」(買収者のマルチプル)の見つけ方を平易な言葉で説明していく。 本書は、ビジネスに関する正規の教育を受けていない者でも、投資におけるバリューアプローチが理解でき、読後、5分後にはそれを利用できるようになるだろう。 また、本書は数時間で読めるようにコンパクトにまとめている。それは、株式市場にどっぷりつかった人々に宛てたものではなく、私の子供たちや家族や友人など、賢明な普通の人々を対象としたものだからである。つまり、平易な言葉で分かりやすく書いているということだ。また、本書にはたくさんの表や図が出てくるが、それは大衆に向かす(反対のことをする)ことがなぜ重要かを説明するためである。どうして「格安な価格の適正企業」が市場やバフェットやグリーンブラットの「魔法の公式」に打ち勝つのか、それをじっくりと学んでほしい。
  • ディーラーをやっつけろ!──ブラックジャック必勝法
    4.0
    ジェロラモ・カルダーノの時代から数学者たちは偶然というゲーム理論にのめりこんできた。しかし、これまで実践で驚くような成果を上げたのは、カリフォルニア大学アーバイン校のエドワード・O・ソープ教授だけである。ソープ教授はギャンブル攻略法を考案しただけでなく、自身が実際にカジノに出かけていってその正しさを証明した。また、賢明なるプレーヤーたちはソープ教授の必勝法をマスターすることに必死になった。カジノ側は賢明なるギャンブラーたちを追い出すことによって、ソープ教授の必勝法が正しいことを認めた。本書では、必勝法の要点を簡単な図表にまとめており、平均的なプレーヤーでも理解しやすいように配慮されている。 1962年にソープ教授が初めてこの必勝法を発表して以来、ラスベガスをはじめとするカジノはルールを変更せざるを得ない状況へと追い込まれた。そこで本書では、ラスベガス、アトランティックシティー、プエルトリコなどのカジノで、ルールが変更されてもプレーヤーが勝てる戦略や、イカサマディーラーに遭っても負けない方法を伝授している。 ソープ教授はその後、株式市場に主戦場を移し、そこでも数学的知識である確率、優位性を大いに活用し、大成功を収めた。本書で優位性とは何か、確率とは何かを正しく理解すれば、ツキに頼る投資法から脱却する第一歩になるだろう。
  • デイトレードの基本と原則 ――戦略、資金管理、規律、心理を学ぶための総合ガイドブック
    3.0
    あらゆるトレードの基本はデイトレード! あなた独自の戦略を構築する!  本書では、デイトレードの基本を簡潔に説明し、デイトレードで暮らしていけるようになるために何が必要かを説明していく。また、重要なトレード戦略を紹介すると同時に、資金管理、規律、トレード心理にも触れる。本書は役に立つ実践的なものにするため、あえてページ数を少なくし、余分なものは一切排している。  もしあなたがトレードの初心者ならば、トレードを、いつ、どのように始めるか、デイトレードで何が期待できるか、あなた独自の戦略をどう構築すればよいかなどといったことを、本書を読むことではっきりと理解できるだろう。  ただ、本書を読むだけで、あるいは良書を1~2冊読んだだけで――初級者が良書を良書として認識できるだけの判断能力があるという前提だが――、経済的に自立でき、トレードで生計を立てられるようになるほど、トレードは甘いものではない。それでも、第一歩を間違った方向に進むのか、正しい方向に歩み出すかには大きな違いがある。もしかすると、その時間の浪費と資金の無駄は取り返しのつかないものになる可能性すら秘めているのだ。  もしあたなが中級者か上級者のデイトレーダーなら、典型的な戦略をまとめた第7章から読み始めてもらってもよい。  本書の内容は以下のとおりである。 ・仕事としてのデイトレードの始め方 ・株でギャンブルをするのではなく、デイトレードをする方法 ・証券会社や必要ツールやプラットフォームの選び方 ・7つの重要なデイトレード戦略 ・各戦略の詳しい執行方法(仕掛け、手仕舞い、損切り) ・トレード計画の管理方法 ・成功するトレーダーの心理状態になる方法
  • デイリートレード入門 ――デイトレードをあきらめた人の敗者復活戦
    -
    変貌した市場(儲からなくなった市場)にはより洗練させた手法で臨め! 敗れ去ったデイトレーダーに希望の灯をともす マーケットに支払った「授業料」を取り戻そう! ストレスなしの驚異の投資手法! デイトレーダーからデイリートレーダーに! 今日の市場は、新しく生まれ変わったデイトレーダーの登場に騒然としている。鋭い反射神経に頼ってマニアックにボラティリティの大きい銘柄を1日に何度もトレードする代わりに、新時代のアクティブトレーダー(本書では「デイリートレーダー」と呼んでいる)は計画と忍耐を頼りに少し長めにトレードする。本書は、より慎重で、抜け目のないアクティブトレーディングによって、確実に利益を生み出すテクニックを紹介している。このテクニックは、忙しいプロのトレーダーも個人トレーダーも、最低限のストレスで最大限の利益を上げて投資のゴールを達成する助けとなってくれる。 ベテランの投資顧問で、MSNマネーのコラムニストでもあるジョン・マークマンが執筆した本書は、あらゆる経済状況において最高のセクターの最強の企業を探し出し、監視し、売買して、利益をもたらすための戦略を教えてくれる。この実践ガイドは、トレーディングの手法ごとに説得力のある実例を挙げて、その効果を示しながら、実際のトレードを最初から最後まで細かく説明している。
  • 出来高・価格分析の実践チャート入門
    -
    出来高と価格とローソク足のパターンから近未来が見える! 206の実例チャートのピンポイント解説 リバモアやワイコフの手法と日本のローソク足パターンが合体 ロングセラー『出来高・価格分析の完全ガイド』の実践編 アナ・クーリングのロングセラーである『出来高・価格分析の完全ガイド』が理論編だとすると、本書は実践編と言えるものだ。 出来高と価格とローソク足のパターンの組み合わせて、いつ仕掛けるのか、今は待つべき時期なのか、ビッグプレーヤーがもうアキュミュレーション(買い集め)し始めているのか、あるいはディストリビューション(売り抜け)をしている時期なのかについて、詳細にだれにでもよく分かるように解説している。 本書のセクション1とセクション3では見開きで、左ページに週足チャートを、右ページに月足チャートを配置して、その仕掛けが正しかったのかが一目瞭然で分かるようになっている。 また、出来高と価格動向や値動き(プライスアクション)とともに、ローソク足のパターンを基本として、市場のこれからの方向性や、価格はどの程度動くのか、その上方向や下方向の動きは本物なのかを判断する手がかりにしているので、日本人には非常に馴染みやすい戦略であり、戦術となっている。 本書を完璧にマスターすれば、5分足であろうが、1時間足であろうが、日足や週足や月足であろうが、いろんな時間枠に対応できるようになるので、長期トレーダーや長期投資家だけでなく、短期トレーダーにも本書の刊行は朗報となるだろう。 出来高・価格分析は、伝説的トレーダーであジェシー・リバモアやリチャード・ワイコフが使用し、莫大な資産を築いてきたテクニックである。この1世紀以上にわたって欧米で培われてきた手法と日本のローソク足パターンの合体は、日本の読者がまさに求めていたもので、日本だけで前著がロングセラーになっていることからでも明らかである。
  • デマークのチャート分析テクニック ──テクニック―マーケットの転換点を的確につかむ方法
    完結
    5.0
    いつ仕掛け、いつ手仕舞うのか。 トレンドの転換点が分かれば、勝機が見える! チャート分析における世界の第一人者として広く知られているトム・デマークは、世界中の最も成功した多くの取引に対して、テクニカルなシステムや指標を開発した。 ベストセラーである『New Science of Technical Analysis』に続き、彼は新しい領域を開拓した。また同時に、実トレードへの応用に対する関心を糧に、最も人気があり、かつ正確な指標に改良を加えた。加えて、新しい指標であるTDコンボ(TD Combo)の詳細をどこよりも先に公開している。TDコンボは人気の高いTDシーケンシャル(TD Sequential)と併用することによって、マーケットのリズムを理解し、売り時や買い時を計算するための心強い見方になってくれる。 デマークは生涯に渡る研究を通じた、マーケットにおけるタイミング分析者としての伝説的な経験からくる恩恵を読者に与えてくれる。本書で提供される指標には以下のようなものがある。
  • 手法作りに必要な“考え”がわかる データ検証で「成績」を証明 株式投資のテクニカル分析 売買ルール集 ──売買ルールの過去検証から判明した、個人投資家が持つべき正しい戦略
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    本書の「検証結果」を自由に役立ててください! 1)検証という結果を通して、使えるルールかどうかを証明  本書は、玉石混交の情報の海で溺れている投資家に対して、「過去データによる検証結果」という道筋を示しています。  本書の中で紹介している売買ルールはすべて、検証を通して、利益が積み上がるかどうか、証明済みのものばかりです。検証という難しい作業を自分で行うことができない投資家でも、役立てることが可能です。 2)目的のひとつは「真似る」こと  本書では“利益率の高い売買ルール”をランキング形式で紹介しています。それを参考に、利益率の高い売買ルールをそのまま真似てもらうことがひとつのやり方です。  ただし、過去検証では成績が良かったとしても、今後もその結果を享受できるかどうかはわかりません。だからこそ、パラメータを変更してみるなど、自分なりに調整していくことが大事になります。  その意味では、過去検証で成績の悪い売買ルールであったとしても、条件を変えていけば使える売買ルーになる可能性も十分にある、ということを忘れてはいけません。 3)もうひとつの目的は「自分専用の手法を作る」こと  成績の良い売買ルールを真似ること自体は間違っていませんが、できることなら、もう一歩先に進んでほしいと考えているます。  学ぶの語源は「真似ぶ」という説もあるように、人の真似から入ること自体は悪いことではありません。  ですが、真似だけで満足していては、いずれ頭打ちになる怖れがあります。なぜなら、真似は、あくまでも真似にすぎないからです。自分に合った、自分だけのルールを作ることができるのであれば、それにこしたことはありません。  本書では、“そこ”を目指しました。過去検証で実績のある売買ルールを参考にして、「結果の出ているルールに共通している項目は何か」「どういう思想で売買ルールを構築すればよいのか」などを学び、自分専用の手法を、自分で作ってほしいと願っています。  良い売買ルールには、良いコンセプト(戦略)があります。それを見つけることが、検証の醍醐味だと思います。 ◆本書を読んでほしい人 ◎玉石混交の投資情報の海の中、何を参考にすれば良いのか、わからない人 ◎検証の大切さがわかってはいても、自分で実行するのは難しい人 ◎検証で証明された手法を使ってみたい人 ◎手法を作るときに、どういう考えを取り入れればよいのか、学びたい人 ◆本書の特長 ◎株式投資(FXではない)のテクニカル的手法の検証本 ◎計26の手法の独自データ(検証)を掲載 ◎検証結果から、利益率の高い売買ルールを真似することができる ◎検証結果をもとに、自分で利益率の高い売買ルールを作ることもできる
  • デービス王朝 ──ウォール街を生き抜く影の投資家一族
    3.0
    ウォール街で50年勝ち抜いたデービス三世代の投資必勝術 デービス一族の物語は、いわば過去半世紀にわたるウォール街の物語である。ジョン・ロスチャイルドは圧倒的な筆力によって、成功を収めながら世に知られていないアメリカ屈指の投資家一族の活躍とともに、その舞台となったウォール街の変わりゆく顔をそれぞれの時代背景の中に見事に描いた。 デービス家三代――第一世代シェルビー・カロム・デービス、息子シェルビー、孫のクリスとアンドリュー――が読者をウォール街の峡谷にいざなう。投資への情熱を持ち続ける彼らは、「妥当価格の成長株」という投資哲学を貫き、常に市場平均を上回る運用成績を残した。 シェルビー・カロム・デービスはイリノイ州ペオリアの中流家庭に生まれ、金融より歴史に興味を持っていた。そんな彼の人生が大きく変わったのは、38歳のときだった。1947年、彼はニューヨーク州保険局の要職を辞め、妻の持参金5万ドルを元手に投資の世界に飛び込む。1940年代末はダウが180ドル辺りをうろつき、保険株にはだれも見向きもしない時期だったが、デービスは自分が一番よく知っている業界に狙いを定め、保険株のありふれたポートフォリオから王朝を築いた。 証明された戦略と倹約精神を武器に、デービスは1950年代の戦後の上げ相場から1980年代の華々しい相場を経て莫大な富を蓄積した。彼は将来の世代に自分の経験を 伝えたが、9億ドル近い信託財産は保守的な目的のために残し、子孫には自力で王朝 を維持するよう仕向けた。 息子のシェルビー・デービスは株高に沸いた1960年代にウォール街に挑んだ。彼は小さな投資会社を始め、誕生したばかりのニューヨーク・ベンチャー・ファンドの経権を握った。同ファンドは彼が運用を担当してから28年のうち、22回も市場平均を 上回る成績を残している。インフレが高進した1970年代の市場を航海するのは至難の業だったが、シェルビーは無傷で切り抜けた。孫のアンドリューとクリスは1990年代 を通じてデービス王朝のかじを取り、新世紀になっても最前線で活躍している。彼らはデービス家の洗練された投資戦略を駆使してウォール街に挑み、一族の名を冠した 転換社債や不動産などのファンドを運用している。 市場は変化するかもしれないが、投資の極意は変わらない。デービス家は、「複利装置」――投資金を何倍にもしてくれる可能性がある会社――に対する信念と、長期投資は生涯続くとの考えに基づき、2回の長い上げ相場、2回の大幅な下げ相場、7回の緩やかな下げ相場、1回の大暴落、25回の調整を乗り越えてきた。 本書でジョン・ロスチャイルドは、デービス家、彼らの投資哲学、そしてウォール街を歴史的かつ文学的な語り口で紹介している。情報量の多さもさることながら、読み物としても面白く、人物描写の妙につい引き込まれてしまう。アメリカで最も成功した投資家一族とともにウォール街を旅する一生一度のこの機会を生かし、王朝がどのようにして築かれたかじっくり見てほしい。
  • デール・カーネギーの悩まずに進め ──新たな人生を始める方法
    4.0
    長年の研究から得られた「悩み克服」のための集大成!! 悩みはあなたの歩みを停滞させ、時に致命的な病の原因ともなる。取り返しのつかない結果を招くこともある。 しかし驚くべきことに“悩みの99%は実際には起こらない”のである。にも関わらず人々は不要な悩みを抱えて生きている。 あなたは悩みで人生を無駄にしたいと思うだろうか。悩みから開放され、活力に満ちた人生を送りたいと望むだろうか。あなたは今、人生を二分する岐路に立っている。 悩みの克服とは、すなわち「困難な状況にあって、最も正しい判断を正確に選び取ること」に他ならない。つまり悩みは克服することによって、そのまま前進のための大いなる力へと変えることができるのである。 仕事の悩みは、克服することが出来れば成果を生み出すチャンスへと変わる。他人からの批判は、向上のためのアドバイスに。病気が、人生に打ち勝つための驚異的な潜在能力を引き出す。悩むのをやめれば、人生にとって有意義な時間を大いにもたらすことになる。 本書は人々から悩みを取り除くことに成功した処方箋の集大成である。長年の研究から得られた実証済みの本物の記録である。悩みは必ず克服できる。人生のあらゆる機会を捉えて、本書の方法を実行しよう。必要なのはただひとつ、「悩むのをやめ、新たな人生を始めるのだと固く決意する」ことである。
  • 投機とはアートであり、人生そのもの
    -
    ディクソン翁による投機至言集! 「投機はアート」である! 19世紀後半に綿花先物トレードで成功を収めた「ディクソン翁」(ディクソン・D・ワッツ)による「投機のためのガイドブック」である。本書を読めば、現在活躍している偉大なトレーダーや投資家が何度も述べているような金言や格言に出くわすだろう。その源流はすでに150年前には存在し、成功を収める秘訣はそのころと何も変わっていないということだ。時が移り、コンピューターでトレードや投資や投機をする世の中になっても、勝ち組になるコツは永久に不滅ということが証明された形である。ワッツの投機に対する箴言や警句を十分に堪能し、トレードや投資に生かしてもらいたい。また、ワッツの「人生」「ビジネス」「人間」「社会」「言語」についての至言集も併せて掲載している。
  • 投資苑3 ──16人のトレーダーが明かす仕掛けと手仕舞いのすべて
    -
    トレーダーたちが行った実際のトレードを再現して、その成否をエルダーが詳細に解説! 彼らはなぜそこで仕掛け、なぜそこで手仕舞いをしたのか これから皆さんを、16人のトレーディングルームへご案内しよう。住んでいる国も、取引しているマーケットも、その手法もさまざまだが、彼らには共通の特徴がある。なかでも注目すべきはトレードに身を捧げているという点だ。利益をどんどんつぎ込むアマチュアトレーダーはアドレナリンの刺激を求めるが、本書で紹介するトレーダーは真摯な態度で仕事に臨んでいる。 黙って静かに利益を生み出していればよいものを、彼らはなぜトレードの仕方を教えようとするのか? トレードで成功する要因は、「秘密」を知っているからではない。なぜならトレードには秘密などないからだ。成功者はただ真面目に集中して取り組み、細部に注目し、長期的な視野で臨み、そしてちょっとしたセンスを持っている。 トレードは非常に奥の深い分野だ。医者に専門分野があるように、トレーダーも専門分野を持つ必要がある。初心者の多くは、投資、デイトレード、株式、先物、オプションなど、いろいろな分野に手を広げすぎてしまう。本書で紹介するトレーダーは、ブレイクアウトで買う、プットを売る、揉み合いからブレイクしそうな銘柄を探すなどさまざまだが、皆自分に合った専門分野を絞り込んでいる。 自分の好きな分野で仕事をする人が成功を収めることができるのだ。本書を通して、皆さんも、自分に合ったトレード方法や魅力的なコンセプトに出合えるだろう。それを見つけたら継続して取り組み、豊かな埋蔵物を求めてその土地を掘るとよい。 トレーダーの成熟度によって、その行動も異なる。初級者は面白そうなヒントを奪うようにして集め、中級者は指標や変数について質問し、上級者は他人の判断やその根拠の説明を知りたがる。本書で紹介するトレーダーたちは豊富な情報を提供してくれているが、何を学ぶかは皆さん次第だ。 トレードからはお金を得ることができ、そしてたくさんのものを手に入れることができる。上司から解放され、好きなときに好きなところに旅行することができる。それでもいざというときには、生活の質を決めるのはお金ではない。皆さんの目標は、でき得るかぎりの最高のトレーダーになることだ。 16人のトレーダーたちがトレーディングルームに案内し、より優秀なトレーダーになるためのヒントを紹介し、優しさ、寛大さ、活力のある良きモデルとなってくれたことに、感謝の意を表したい。人生にはお金では買えないものが存在することを教えてくれた――たとえトレーダーであっても。本書の目的は、皆さんが孤独から脱し、他人から学び、各自のスタイルに合ったアイデアを見つけ、自信にあふれたトレーダーとしてトレーディングルームに帰ることができるようにサポートすることである。 本書の特徴は、今まではほとんど知ることができなかったほかのトレーダーたちがどのような判断を下して、そのトレードを行ったかについての一部始終を垣間見ることができることだ。それに加えて、そのときの心理状態から、分析方法、マネーマネジメント、トレード日誌に至るまで、トレードで成功を収めるのに欠かせないすべての要素を知ることができることである。さまざまなコンセプトや手法だけでなく、成功を収めているトレーダーたちの考えに触れ、ワンランク上を目指すきっかけとしてほしい。
  • 投資苑3 スタディガイド
    完結
    -
    『投資苑3』の理解を深め、マーケットを征服するための101問 資金をリスクにさらす前にトレード知識の穴を見つけ、それを埋めよう! もっともっとトレードスキルを磨きたい方必携の書 トレーディング知識が実際の売買を通して得ることができる! トレードで成功するために必須の条件をマスターするため、25のケーススタディを含む101問の問題にまず挑戦してほしい。あなたの資金をマーケットでリスクにさらす前に、『投資苑3』の副読本である本書に取り組めば、無駄に授業料を払う必要がなくなるだろう。 本書は、トレードの準備、心理、マーケット、トレード戦略、マネーマネジメントと記録管理、ケーススタディ、トレーダーの教えといったトレードに必要な7つの分野をカバーしている。各章は点数で評価されるようになっており、現時点での自分の能力を知ることができる。こうすることで、資金をリスクにさらす前にトレーディング知識の穴を見つけ、埋めることができるのだ。 本書の後半では、問題の正解と間違いについて、それがなぜ正解で、なぜ間違いなのかを初心者にも分かるように詳しく解説している。本書に掲載した問題やケーススタディの多くは『投資苑3』に登場したトレーダーが提供してくれているため、『投資苑3』のインタビューと本書を突き合わせることで、効果的なトレーディングスキルが身につき、実際のトレードでの強力な武器となるだろう。 『投資苑3』と本書を熟読すれば、マーケットのチャンスを最大限に生かすことができるようになるだろう。
  • 投資苑2 ──トレーディングルームにようこそ
    4.2
    トレーディングに必須事項を徹底的に解説 トレーディングの心理を個人心理と群集心理の両面から概説 テクニカル分析を新たな指標とシステムを加味して概説 リスクコントロールと資金管理を段階的に指導 記録のつけ方と時間管理を精細に指示 エルダー博士のトレーディングルームを誌上訪問し、博士が行った最近のトレードの数例を体験
  • 投資家から「自立する」投資家へ
    3.0
    この本を読み終えたとき、あなたのなかで、今までとはまったく違う世界が開けていることでしょう。わたしはそれを信じています。この本は、投資家として確実に成功する秘訣を余すことなく書き連ねたもの。秘訣といっても、難しいものではなく、誰にでもできるものばかりです。 あなたは、本当に、ラッキーです。 もう、この瞬間から、すばらしい投資仲間があなたを大歓迎しています。あなたは、いつでも、投資家共和国のコミュニティーの一員に加わることができます。 こうして、この本を手にとって頂いた瞬間、あなたは、もう、ひとりではありません。あなたはネットワークでわたしたちとしっかりとつながっているんです。あなたには、投資をしっかりと相談できる場所が用意されている。今までとは違う、そういう投資サポート体制を得て、あなたは成功するんです。そう約束されています。 この本で紹介する技法は、どれも本邦初公開の中味です。初公開! でも、わたしがすごいんじゃない。わたしのチーム、ですから、わたしたちですよね、わたしたちの仲間がすごいんです。 今回の投資家旅行では、4つの国を訪問します。旅の途中で、あなたには、きっと、いままでとは違う、投資の世界が見えてくるはずです。さあ、わたしと一緒に、すてきな6日間の投資家旅行に旅立ちませんか? そうです。この旅行の目的は、投資の秘訣をあなたに特別に伝授するために企画されたものだからです。明日からの投資人生をより豊かなものにできるよう、是非、わたしたちに、あなたをサポートさせてください!
  • 投資家が大切にしたいたった3つの疑問 −−行動ファイナンスで市場と心理を科学する方法
    -
    投資の“神話”に挑戦し、それを逆手にとって 自らの優位性にする考え方を徹底解説! 投資で成功を収め、資産を築くための最善の方法は「他人が知らないことを知るこ と」である。アマであろうがプロであろうが、私たちは実質的に、他人の知らないこ とを知らないまま、しかもそれを知ることが不可能だと思い込んで生きている。しか し、情報技術とグローバル化が進展し、市場での競争が激化しても、手つかずの分野 がまだまだ広がっているのだ。 そのとっかかりとなるのが、例えば「神話」である。私たちは何の確証もない「古い 知恵」を根拠に、しかも本能のおもむくまま投資をしている。 ケン・フィッシャーは本書で、多くの人々が判断の根拠としている従来の投資神話の 正体を暴き、他人の知らないことを知るためにすべき方法論を詳細に披露してくれて いる。その方法論は、彼自身が長く大きな成功を収める土台となったものであり、 たった3つの疑問に集約される。 ひとつ目の疑問を使うことで、物事を本来のありのままの姿で見ることができるよう になる。2つ目の疑問では、他の投資家が頻繁に見落としがちな物事を見抜けるよう になる。そして3つ目の疑問では、あなた自身と現在の市場との関連性を理解できる ようになる。 本書のいたるところで細かく紹介されているこの3つの疑問は、あなたがいわゆる “即効性のある投資本”に期待しているものとは違うかもしれない。本書が焦点とし ているのは、単にPERの使い方とか、金利の予想方法といったものではない。すでに 発見された優位性は、いずれ相場に織り込まれてしまう。本書が教えてくれるのは、 これらの疑問を使って、自分の力で、あなただけが知ることができて他人には知るこ とのできない優位性を継続的に発見し、投資判断を常に改善・修正していく方法なの だ。 この革新的な書でフィッシャーは、最初の三章を割いて、これらの疑問について、ひ とつひとつ徹底的に解説する。そこから数々の実例を出しながら、さまざまな方法で これらの疑問を実践していく方法を紹介していく。読者は3つの疑問の使い方を学 び、市場全体、さまざまな株式区分、さらには個別株について、一緒に考えていく。 また金利や為替など、ほかの投資分野に応用していく方法も提示してある。本書はあ なたの投資パフォーマンスが一貫して改善していくために、3つの疑問をどのように 使ったらよいか、あらゆる手段を尽くして説明しているのだ。 深い洞察力、アドバイス、投資秘話が満載で、あなたの心をひきつけて話さないだろ う。本書があなたに贈るダイナミックな投資戦略と投資ツールは、あなただけの強み をもたらすはずだ。
  • 投資家のためのマネーマネジメント
    5.0
    ギャンブルと投資の絶妙な融合!資金管理のバイブル!確率と現代ポートフォリオ理論を使ってトレーディングシステムの改良を伝授!トレーディング戦略のリスクやリワードはもとより、今はあらゆるものが数学的に測定可能な時代だ。本書は、先物、オプション、株式市場での「成功を測るためのモノサシ」を、分かりやすい言葉で解説してくれるほかに例を見ない書籍である。本書では、確率と現代ポートフォリオ理論を使って手持ちのトレーディングシステムを改良する方法を、ステップ・バイ・ステップで示してくれる。本書から学べることは次の3つに集約できる。 ・任意のトレーディングや投資条件の下で、資産を可能なかぎり増大させる「オプティマルf」の計算方法 ・現代ポートフォリオ理論と賭け方戦略との関係とこれらの概念の市場への応用 ・システム開発が暗礁に乗り上げたときの打開策 各種マネーマネジメントテクニックをあなたのコンピューターで実装するためのソースコードを含め、今日の市場でトレーディングを成功させるために必要な数学的ツールと公式のすべてが、この一冊に凝縮されている。
  • 投資哲学を作り上げる 保守的な投資家ほどよく眠る
    -
    ウォーレン・バフェットにブレイクスルーをもたらした 大事な教えが詰まっている! フィリップ・フィッシャーは全部で4冊の本を執筆したが、本書はそのうち3冊目と4冊目を収録している。1冊目の『株式投資で普通でない利益を得る』([仮題]パンローリングより2016年夏に刊行予定)は20世紀に発売された投資本のなかでベスト3に入る名著であり、フィッシャーの最高傑作であることに間違いはない。 その最高傑作の次に読むべきと息子のケネス・フィッシャーが推薦するのが、4冊目の『投資哲学を作り上げる』だ。現代にも十分に通用するフィッシャーの基本的な考えがコンパクトにまとまっており、読者が自らの投資哲学・投資理論を構築するのには欠かせない金言にあふれている。 『保守的な投資家ほどよく眠る』は、フィッシャーの3冊目の本である。67歳のときに執筆した本書は、死ぬまで約50年間にわたって保有し続けた“フィッシャー銘柄”モトローラについて詳述している。なぜ当時人気のなかったモトローラを、長期保有しないではいられない優れた会社と見抜いたのか、その一点にフィッシャーの特徴がよく表れている。自分が理解できる少数の素晴らしい会社を探しあて、あまりリスクをとらずに長期保有し続けるというフィッシャーの手法は、頻繁に売買する現代の投資家にコペルニクス的転回をもたらすものとなるだろう。
  • 投資の公理 ――非合理な人間が非効率な市場に挑むときの11の教訓
    -
    経験から学ぶ市場と人間と資産運用の極意! イギリス一流運用会社CEOが語る投資の教訓 成功するためには自らも変化し続けなければならない!  著者のポール・マーシャルは、グローバルに株式運用を行っているヘッジファンドのマーシャル・ウェイスにおける20年を含めた35年に及ぶ投資経験から得られたエッセンスを、本書で分かりやすく簡潔にまとめている。マーシャルは学術理論と市場における実践、特に市場に打ち勝つ最高の実務家たちが持っている継続的な能力である「スキル」の持続力や現実との断絶を詳しく説明している。一方で彼は、市場の不確実性の拡がりと人間の誤りを避けられない性質を強調しながら、資産運用や投資で成功するためには、スキルの持続力と認知バイアスの落とし穴、人間の誤りを免れられない性質や傲慢さを認識したうえで正しい針路をとらなければならないことを強調している。  「成功するためには常に自ら進んで順応し、進化する必要がある」――これがマーシャルの言う「投資の本質」である。市場と市場参加者は常に日々進化している。市場に打ち勝ち、アルファを生み出すためには、ほかの参加者たちに打ち勝ち、先んじなければならない。そして、ほかの参加者が変化するにつれて、自らももっと進化する必要がある。われわれは、自分のこだわりや執着や思い込みや偏見や独断を捨てて、真摯に学び続け、進化することでしか市場では勝てないのだ!  マーシャルが経験しながら35年間で得た教訓を読めば、読者が目指す投資成功への道も大いにショートカットできるだろう。
  • 投資家のヨットはどこにある? ──プロにだまされないための知恵
    3.3
    昔々のものがたり。 おのぼりさんの一行が、ニューヨークの金融街を見学させてもらっていた。 一行がウォール街にほど近いバッテリーパークへやって来ると、ガイドのひとりが停泊中のすばらしいヨットの数々を指さして言った。 「ごらんください。あそこに並ぶヨットは、みな銀行家やブローカーのものですよ」 気のきかない田舎者がこう聞いた。 「お客のヨットはどこに?」 このジョークは、投資の世界ではリターンが不確実であるのに対して、コストが確実にあることを的確に象徴したものだ。そして、著者シュエッドが本書で明らかにした金融業界の本質は、今も昔も変わらない。
  • 投資を生き抜くための戦い ──時の試練に耐えた規律とルール
    3.0
    勝敗の分け目は“自制心”にある! リバモアの時代から40年以上もウォール街に君臨した成功者が書き記した「完全相場哲学」!! ジェラルド・M・ローブは、1930年代から40年以上にもわたって自ら築き上げた規律と売買ルールをもとに株式市場から多くの富を手に入れた大投機家である。E・Fハットン社で株式ブローカーから取締役副会長にまで上りつめる一方、マーケットへの研究・研鑽を続け、金融誌などに多くのコラムを寄せた。その集大成が1935年に出版し20万部以上の売上を上げた本書の初版である。 当時もいまも、努力なき者へ成功の扉は開かれない。しかも、本書が執筆された当時は、いかがわしい情報や悪徳業者が個人投資家を手玉に取る時代。そんななか、彼のコラムの正確さが評価されたのは当然の流れだろう。 本書は、ローブが株式投資に心血を注ぎ、完璧なまでに築き上げた規律と売買ルールの金言集である。彼自身が、戦場ととらえた株式相場の真髄が余すところなく記されている。それは多くの大トレーダーから、投機を始める前に読むべき本として推薦されている。CAN-SLIMで有名なウィリアム・オニールが自著『オニールの空売り練習帖』の巻頭で本書を掲げ、『スペランデオのトレード実践講座』の著者ビクター・スペランデオも本書に高い評価を与えている。 偉大なトレーダーたちから時代を超えてバイブルと称された名著が、「100年に一度の金融恐慌」が吹き荒れるいま翻訳刊行の日を迎えたのは、いま一度、株式市場の本質を見据えるための好機といえるだろう。
  • 投資価値理論 ──株式と債券を正しく評価する方法
    -
    現代によみがえる「投資価値理論」の記念碑的古典 『証券分析』に並ぶバフェット激賞の名著 ハーバードの教科書にも採用 60年以上読み継がれてきた本書は、ベンジャミン・グレアムやワイコフの著作と並び称される古典的名著である。ジョン・バー・ウィリアムズが本書を書いたのは、第一に、「投資価値理論」という新しい学問分野の姿を明らかにすることであった。この「投資価値理論」とは、独占理論、貨幣理論、国際貿易理論など、経済学という大きな大河から枝分かれした明晰な原理から成り立っている。第二は、抽象的な経済原論と投資の実際の問題を結びつけて考えること、そして、利子率、地代、賃金、収益、税、貨幣の各理論を適用して株式や債券を評価する方法を示すことである。第三は、投資家にとってのニューディール政策の経済的重要性について検証し、現在の投資政策で最も重要な問題を見つけることである。 本書は主に、賢明な投資家やプロの投資アナリストを対象としているが、経済理論家にも興味を持ってもらうように、ジョン・バー・ウィリアムズは執筆した。というのも、長期金利や短期金利、流動性選好、不確実性やリスク、将来の利率、インフレの可能性、それに対する株式と債券の反応、市場の動向、株価の形成、投機的商品の価格と株価の連携、さまざまな税の負担など、さまざまな問題についても提案しているからだ。 「これまでの投資分析が投資家の要求にまったく見合ったものでなかったことは、近年見られた株価の大変動で明らかになった」――大恐慌を経験したジョン・バー・ウィリアムズだからこそ、価格変動を知る信頼できる評価基準を学問まで昇華させることができたのだ!
  • 徳島で老舗ラーメン店を継いでみた ──三代目社長が見つけた成功法則
    3.0
    この本は、単なるラーメン店の開業マニュアルではありません。 この本は、田舎でラーメン店を開業して成功するための本です。 「田舎で暮らしたい、地元に帰りたい…でも田舎には仕事がない」と思っているあなたへ。 田舎では極端に給料が低かったり、そもそも就職先が少なかったりして、「帰りたくても帰れない」というのが実情です。 どうすれば安心して田舎で仕事ができるのか? その解決策として著者は、ラーメン店起業を提案しています。 ラーメン店経営は、特別な資格や技術が必要なく、他の飲食店に比べて出店費用も比較的安価ですみ、一定の顧客が見込めることから、未経験者でも手掛けやすい業種といえます。手軽な分競争も激しく都会だと生き残るのは大変ですが、田舎であればポイントを押さえておけば、軌道に乗せやすいのです。 本書は徳島で50年続く老舗ラーメン店「支那そば三八」現社長が、三代目として実際にラーメン店を4店舗拡大経営していった中で、数々の試行錯誤とともにつかんできた、田舎でラーメン店を経営していく方法を開示しています。 徳島県鳴門市という田舎に生まれ育ち、田舎が嫌で大阪へ渡った著者は、大学卒業後大手ファミレスに就職。ところが20代半ばで徳島に転勤があり、久しぶりに戻った地元で考えを改め、ラーメン屋を早期に継ぐことを決心しました。 知識不足から資金難に陥る、店員がついてこず大量に辞められる、二代目の父親との意見の食い違い…といった困難の中、少しずつ、なぜ「支那そば三八」が長年続いてきたのかをつかみ、祖父母や親が繋いできたものと新しい考えと融合させ、徳島で二番目に大きいラーメンチェーンとして、会社を発展させていきます。 本書では ・大切なのは味もさることながら、人によるものが大きい ・田舎ならではの店舗としていのノウハウがある として、ラーメン店を開業するための基礎知識だけでなく、田舎の店舗の構え方、販促方法、周りとのかかわり方などのノウハウ、店舗で実際に使われているスープやチャーシュー・煮卵の作り方、資金繰り表、掃除チェック表、従業員採用面接時のチェック事項など、実践に役立つ情報を掲載しています。 「この本は、単なるラーメン店の開業マニュアルではありません。 この本は、田舎でラーメン店を開業して成功するための本です。 私の人生のミッションは、ラーメン起業を推進することで、日本中の田舎に雇用を生み出し、地元に帰りたい若者を応援することです。 本書があなたの田舎でのラーメン起業のきっかけになれば、著者としてこれほどうれしいことはありません。 あなたのチャレンジを応援しています。」 と、著者は述べています。 「今、都会にいるけど、田舎に戻って(もしくは、移住して)ラーメン店を始めたい」 「今、田舎にいるけど、もっと収入を増やしたいのでラーメン店を開業したい」 という人におすすめです。
  • とびきり良い会社をほどよい価格で買う方法
    5.0
    投資の天才の銘柄選定プロセスを定量的なスクリーニングで完全再現! 投資の達人と同じように投資できる! グルの投資手法ををまねる!  バリュー投資で名高いウォーレン・バフェットは、「私はほどよい会社をとびきり安く買うよりも、とびきり良い会社をほどよい価格で買いたい」と事あるごとに言っている。バフェットに巨万の富をもたらしたのは、この単純明快な経験則だった。そして、これは今や優れたバリュー投資法として世に知られている。この種の投資戦略で富を築くための重要なカギは、株価と企業の質を正確に測ることだ。本書はその両方を1冊で解決する情報源である。  グルフォーカス・ドット・コムの創設者であり、CEO(最高経営責任者)であるチャーリー・ティエンが著したこの革新的な手引書は、投資歴が短い人にも長い人にも優れたバリュー投資で富を築く方法を示してくれる。グルフォーカスに毎月、何千人もの新規ユーザーを引きつけているのと同様の率直で親しみやすい説明で、どの企業が良い投資対象かを判断する方法や適切な市場価格の評価法を順を追ってもれなく教えてくれる。第1部では、最も低リスクで高い利益を得やすい企業の探し方を示す。問題が起きそうな兆候や、飛躍しそうな兆候を見つけるための具体的なアドバイスを含めて、一般に公開されている事業報告書を使うだけで、企業の真の健全性をいかに明らかにできるかを示す。本書で示された考えや原則が実際にどう現れるかをリサーチや自らの実践例によって示してあるため、読者はそれらを安心して利用できる。資産管理に不慣れな人も、今使っている戦略を改良したい人も、成功し続けるために必要な次のことが本書から得られる。 ●企業や株価を効率的に評価するための実践的なツールと便利なチェックリスト ●手痛い判断ミスを避け、気づきにくい失敗の兆候を見つけだし、バリュートラップを避けて利益を最大にするための手引 ●長期にわたって頼りになる投資リターンを得るための、世界中で用いられている上質なバリュー投資戦略の完璧な入門書であり、腕利き投資家にとっての手引  持続可能で健全なリターンをもたらしてくれるのは優良企業だけだ。そして、本書を読めば、そうした企業の見つけ方が分かる。
  • トム・バッソの禅トレード
    完結
    -
    ジャック・D・シュワッガー著『新マーケットの魔術師』(パンローリング)にも紹介されているトム・バッソは、プロのトレーダーとして世界屈指の人気を誇り、さまざまなメディアでも取り上げられることが多い。そのバッソが執筆した本書は、機知や英知に富んでいるだけでなく、実践的なアドバイスにも満ちている。そのなかでも特に「トレーダーのかがみ」と称されるトム・バッソが強調しているのは、パフォーマンスよりも自分に合った「バランスの取れた」投資法を選択するということだ。  また、投資の最中にストレスを感じたり、イライラすることのない「ミスター冷静沈着」が語る「投資とは大金を稼ぐことではない」という箴言に目からウロコが落ちる思いの投資家は多いだろう。  バッソは投資の成功のジャマになっている心の問題にも多くのページを割いている。成功するための一番の近道である「自分自身を知ること」の重要性について、本書で明確にその答えを示している。  同時に、どうしたら集中力を持続させられるのか、日常的なイライラをどう抑えるのか、そのイライラにどう対処すればよいのか、また下手な投資判断や失望するようなリターンの原因になる心理的落とし穴にはまらないようにするにはどうしたらよいのか――といったような問題について、業界用語を使わず、落ち着いた分かりやすい文章で解決法を示してくれている。 著者 トム・バッソ(ThomasF.Basso) トレンドスタット・キャピタル・マネジメントの株式と先物の元トレーダー。1980年から株式の運用を始めて年平均16%、1987年から先物の運用し始めて年平均20%の実績を残す。トレーディング業界のバイブルである『新マーケットの魔術師』で取り上げられ、どんな事態でも冷静沈着に対応する精神を持つ「トレーダーのかがみ」として尊敬を集めた。1998年には全米先物協会の役員に選出され、現在はヘッジファンドのブラックスター・ファンドのアドバイザーを務めている。
  • トレンドフォロー戦略の理論と実践 金融危機に負けない賢者の投資法
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    トレンドフォロー戦略の言われなき批判は正当か? 過去800年以上にわたって利益を上げ続けてきた! クライシスアルファを極める トレンドフォロー戦略は古くからある投資スタイルの1つで、「トレンドがあれば、それに乗る」という言葉で象徴されるように、何世紀にもわたって受け継がれてきた。トレンドフォロー戦略の概念は非常にシンプルである。トレンドが発生すればそれに乗り、トレンドがなくなれば、そこから降りるだけである。 ただ、この単純さにもかかわらず、あるいはこの単純さゆえに、この戦略は新古典派をはじめとする多くの経済学者や市場関係者やマスコミから、言われなき批判を浴びてきた。結果を出していてもなお、トレンドフォロー戦略は厄介な投資スタイルだとして避けられてきた。彼らは今もなお、効率的市場という幻想にとらえられ、エクイティプレミアムの価値を押し付け、長期間のバイ・アンド・ホールドの重要性を主張しているのだ。 この20年間、株式市場は激しいバブルと崩壊のサイクルを繰り返してきた。トレンドフォロワーたちはさまざまな市場でトレンドに乗ってきたが、彼らの手法はこの激しいバブルと崩壊のサイクルとは相関性がないように見える。また、ドローダウンもバイ・アンド・ホールドのほうがアップダウンが激しい。もちろん、長期投資にもたくさんの利点はあるだろうが、この単純な長期投資でさえ、かなりの乱高下に耐えなければならなかったのも事実だ。反対に、トレンドフォロー戦略はドローダウンがむしろ安定しているのである。 長年、批判されてきたトレンドフォロー戦略だが、本書では、「歴史的な視野」「トレンドフォロー戦略の基本」「理論的な基盤」「代替資産クラスとしてのトレンドフォロー戦略」「ベンチマークとスタイル分析」「投資ポートフォリオのなかのトレンドフォロー戦略」の各部を通じて、効率的市場やエクイティプレミアムやバイ・アンド・ホールドなどの概念を補完するものであることを明らかにしていく。
  • トレンドフォロー大全 上げ相場でも下げ相場でもブラックスワン相場でも利益を出す方法
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    なぜいつもトレンドフォロワーは最後に勝ってしまうのか? 最強の戦略! ブームにもバブルにもパニックにも大暴落にも機能する戦略! あなたの残りの人生をがらりと変える投資哲学の旅に出てみてはいかがだろうか。成功への道を保証してくれる人などだれもいない。しかし、マイケル・コベルは、真実を知ることができる赤い錠剤であなたを目覚めさせることを約束する。 本書は上げ相場でも、下げ相場でも、まったく予期しない相場でも利益を上げることができるトレード戦略について書かれたものである。ブル相場であろうと、ベア相場であろうと、経験や統計で予測できないブラックスワン相場であろうと、簡単で再現性のあるルールを適用し、トレンドが変わる瞬間までトレンドに従うことでだれでも市場で利益を出すことができるのだ。彼の古典をベストタイミングで全面改訂した本書では、トレンドフォロー戦略をリスク、利点、人々、システムに焦点を当てて分析している。何百万ドルも稼いだトレーダーや彼らの成功と失敗から、多くのことを学べるはずだ。こうした話は本書でしか読むことはできない。さらにトレンド哲学や、それがブーム、バブル、パニック、大暴落のときにどう機能したかも学ぶことができる。しっかりとしたデータと動かぬ証拠、そして行動ファイナンスを駆使して、トレンドフォローの中核となる原理を突き詰めた本書は、新米トレーダーからプロトレーダーまであらゆるトレーダーにとって役立つはずだ。市場からアルファを引き出すにはどうすればよいのか。その答えは本書のなかにある。 この改訂版では7人のプロトレーダーへのインタビューと彼の独自ネットワークを使って取得したトレンドフォローの研究論文が新たに加えられ、今日的なトピックが満載されている。パッシブインデックスファンドを超えた耐久性のあるポートフォリオを構築したい人、FRBを信じてばかりもいられないと思う人にとって、これほどパーフェクトな本があるだろうか。 ・偉大なトレンドフォロワーと出会い、彼らのルールとゲームの哲学を学ぼう。 ・窮地に陥ったとき、トレンドフォローがいかに素晴らしいものであるかを実感するためにデータを分析してみよう。 ・トレンドトレードを理解しよう。トレンドトレードの中核をなすものは行動経済学やルールに基づく意思決定で、効率的市場仮説はその対極にある。 ・トレンドトレードの哲学を学び、自分で実践してみよう。あるいはトレンドフォローファンドに投資してもよいだろう。  トレンドフォローとは予測をすることではなく、パッシブインデックス投資でもなければ、買ってただ祈ることでもない。トレンドフォローはいかなる形のファンダメンタルズ分析でもない。トレンドフォローとは具体的なルール、つまり経験則を使って、人間の行動心理を利用して利益を上げる戦略のことを言うのだ。トレンドフォローは非常に明快で、簡単で、根拠に基づく戦略だ。常にカオスのなかにある複雑な世界で利益を上げたい人にとって、トレンドフォローほど確実な戦略はいまだこの地球上では発見されていない! 本書は2010年に発売した『規律とトレンドフォロー売買法』(第1版)の改訂第5版です。前著の『規律とトレンドフォロー売買法』の「パート1、2、3、4」は本書での第1部にあたり、アップデートされています。今回の第5版では、新たに第2部と第3部が追加されました。
  • トレンドフォロー白書 ──分散システム売買の中身
    完結
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    ありとあらゆるものを機械的にトレードする!  過去30年以上にわたり、ブル相場でもベア相場でも伝統的な戦略を常にアウトパフォームし、高いパフォーマンスを上げてきたヘッジファンドとプロのアセットマネジャーグループがいる。彼らは2008年のベア相場のときでも素晴らしいリターンを上げた。彼らは自分たちのトレーディングアルゴリズムはけっして人に明かさず、トップレベルの博士号修得者を雇い入れて大きなリサーチチームを組む。しかし、彼らのリターンは、比較的単純なモデルを使って複製可能だ。彼らはトレンドフォロー戦略によるクロスアセット先物マネジャー、またの名をCTAという。彼らについて書かれた本は多いが、読者が彼らの成功をまねて、自らトレンドフォロートレードによるビジネスを立ち上げることができるほど彼らの戦略を詳細に説明している本はない。  本書は、買いと売りのルールのように間違ったことに重きを置けばなぜ失敗するのかを示すと同時に、トレンドフォローで最も重要なことは何なのかを教えてくれるものだ。ナスダックやTビルから通貨ペア、白金、畜産まで、ありとあらゆるものをトレードすることで、経済状況や株式市場の相場つきによらずに大金を儲けることができる。トレンドフォローの年ごとのパフォーマンスを分析し、パフォーマンスに寄与するものを見つけだすことで、先物を大規模にトレードするということはどういうことなのかや、本当の問題や機会がどこにあるのかを深く理解できるようになるはずだ。  経験豊富なヘッジファンドマネジャーによって書かれた本書は、市場参加者の視点から活況を呈するトレンドフォロー先物業界の背景にある戦略を読み解こうとするものだ。成功したヘッジファンドのパフォーマンスを複製するトレードルールや方法など、この業界の成功の裏にある戦略が細かく説明されている。
  • トレーダーの心理学 ──トレーディングコーチが伝授する達人への道
    4.0
    「キエフ博士は、8年前の『トレーディング・トゥ・ウィン』から始めたトレーディングで成功するために必須の精神的なものへの探求を継続して行っている。マネーマネジャーたちの実際の対話が満載の本書は、勇気、粘り強さ、相反する認識、精神的な葛藤など、達人になるための多くの要素について探求しており、トレーディングのレベルを上げたい人にとっての必読書と言えるだろう」――ジェイ・G・ゴールドマン(ヘッジファンドマネジャー) 成功するトレーダーと並みのトレーダーの違いとは…… 人生でもトレーディングでも成功するためには、勝つことと負けるにかかわるプレッシャーを取り除く必要がある。実際、勝敗に直接結びつくプレッシャーを乗り越えられるかどうかは、成功するトレーダーと普通のトレーダーを分ける主な要因のひとつになっている。 トレーディングの心理的側面の研究者で、高名な心理学者かつトレーディングのコーチでもあるアリ・キエフ博士は、高い評価を受けた3冊の著書を執筆以降、10年間にわたって金融市場が大変な困難を伴う挑戦の場であるかを直接見てきた。この間、博士がコーチングを行ってきた人たちのなかにはヘッジファンドマネジャーが数多くいた。この仕事は、高パフォーマンスを上げることに対するプレッシャーと利益が密接に絡む金融業界のなかでも、もっとも心理的負担の大きい職種のひとつと言え。 経験豊富なプロでも、積極的な個人トレーダーでも、成功を阻む心理的障害に圧倒されることはあるが、それを克服することもできる。本書では、革新的なトレーダーの心理的な法則と戦略を検証し、そこから潜在的なトレーディング能力を引き出してトレーディングのゴールを達成する方法を紹介している。世界でもっとも成功しているヘッジファンドマネジャーたちを相手に交わした多くの対話や実際のケーススタディを通して、次のような発見をしてほしい。 ・感情的になりすぎることも、ならなすぎることもなく、バランスを維持する ・エネルギーと注意を集中して、特定の目標に向かって行動する ・燃え尽きたり動機をなくしたりしないように、刺激と努力の適切な加減を見つける ・集中力を高める ・コントロールされるのではなく、自分の直感によって自然に機能するのに任せる 徹底的な洞察と実践的なアドバイスが詰まった本書は、自分の潜在能力を引き出す姿勢とテクニックを伸ばし、自信をつけ、メンタルイメージや視覚化、リラックス法、忍耐力を向上させるためのスキルに磨きをかけてくれる。このなかで紹介するさまざまな心理面の練習には、動機や集中力やストレス環境下におけるパフォーマンスを維持するための助けにもなると思う。 本書は、成功したトレーダーの心の中をのぞくことができる貴重な1冊と言える。彼らの精神構造を理解することによって、月並みとか現状維持といった自分自身に対するマイナスの概念を放棄して、マーケットがどんな難しい状況でも成功できる思考態度を伸ばしていくことができる。
  • トレーダーの精神分析 ── 自分を理解し、自分だけのエッジを見つけた者だけが成功できる
    3.8
    トレードとはパフォーマンスを競うスポーツのようなもので、オリンピック選手や陸海軍のエリート部隊、パフォーマンスアーティストなどと同じように、トレーダーも訓練によってその能力に磨きをかけ、プロのレベルに達することができる。本書ではトレーダーの指導と自らのトレード経験に基づくトレーダーのスキルアップの方法 をはじめ、彼らが直面するいろいろな心の悩みとその解決策についてもかなり詳しく論じている。筆者は前著『精神科医が見た投資心理学』(晃洋書房)のなかで、トレーダーのいろいろなメンタルな問題にスポットを当て、それを乗り切る心のあり方などを紹介した。本書ではそのプロセスをさらに一歩踏み込んで、体系的な訓練と自らのエッジ (強み)を生かすことによって、トレーディング技術をプロのレベルまで上達させる方法がさまざまなパフォーマンス分野の例証によって詳述されている。 本書で論じられているテーマは次のようなものである。 ・トレードで成功するには自分の性格と能力とトレード手法などをマーケットのニッチとフィットさせるべきである ・トレードディング技術をプロのレベルまで向上するにはそれにふさわしい学習プロセスがある ・トレードディング技術を向上するには学習・フィードバック・パフォーマンスという3つの学習ループをうまく回す必要がある ・トレーダーとして成功するにはトレード技術・戦術・戦略という3つの要素の役割 をよく理解し、これらをうまく調和させて成功につなげなければならない ・トレードに伴う心の悩みを解決するセラピーには認知療法や行動療法などがあり、 それらを効果的に実行することがこの世界で生き残っていくカギとなる トレードのパフォーマンスを向上させるには偶然やランダムさに振り回されるので はなく、それらを意識のプロセスに乗せて適切に処理しなければならない。それによって意識的な意思決定ができれば、ダイナミックなマーケットにもうまく対処できるだろう。深い洞察力と実践的なアドバイス、詳細なリサーチデータとトレーダーの豊富な実例などが盛り込まれている本書は、難しいマーケットに臨むときの素晴らしいコンパス(羅針盤)となるだろう。
  • トレーダーのための感情理論 ──心理面の根底原因を探る10段階のレベル分析と行動計画
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    感情を抑制することなくゾーンに入る ゲーム思考的トレード分析法 一流メンタルコーチが教えるマインドシステム あなたがトレードする目的は、利益を上げることだ。にもかかわらず大事な局面で同じような失敗――過剰にポジションをたてる、価格を追いかける、無駄に損失を膨らますなど――を犯して、利益を上げきれずにいる。技術的なトレードスキルは磨いてきた。だが、出血は止まらない。なぜならこれらの原因は技術面にあるのではなく、欲、恐怖、怒り、あるいは自信や規律といった感情の領域、つまり「メンタルゲーム」の中にあるからだ。 「ゲーム」という言葉は、唯一絶対の解決方法はなく、上達するためのルールや戦略を想起させる。例えば、感情は意思決定プロセスを縮小させたり、そのプロセス全体をシャットダウンする力までも持っている。こういったメンタルゲームのルールや原則を理解しなければ、自分のミスにきちんと向き合えず、それを正すこともできない。著者が「メンタルゲーム」という用語を好むのは、そのためだ。投資・トレードも同様に、唯一絶対の勝利法はない。 本書はチャートの読み方やトレードの技術的テクニックやアイデアを提供するものではない。本書のテーマはあなたの感情からくる問題を特定し、矯正するための基盤となるシステム作りである。著者は投資家のみならずポーカーの世界チャンピオン、実業家、プロスポーツ選手など45か国にクライアントを持つ国際的メンタルゲームコーチだ。 巷にあふれるトレード心理学の指南書と本書との根本的な違いは、感情のとらえ方だ。たとえ感情を抑制しても、それは一時的な対応でしかない。自分の今の感情と戦ってはいけない。感情は今後良い方へ向かうか、悪い方に向かうのかを無意識レベルで提供しているシグナルだ。そのシグナルを追っていくことが現状把握につながり、長期的な根本治療となる。この作業は、トレードで行っていることと何ら変わらない。情報を収集し、ノイズを解析して、最適なタイミングを教えてくれるシグナルを注意深く探るのだ。 レベルアップに向けた正しい学習プロセスにもメンタルゲーム戦略が有効だ。著者はこの過程をシャクトリムシに例えている。体の真ん中を高く上げて前に進む、釣鐘状の動きで前進していく昆虫だ。これをABCゲーム分析と称し、メンタルと技術的スキルを切り離して客観的視点で精査していく。多くのトレーダーが前方の進歩だけに集中するが、後方が進まなければレベル全体の向上はない。 ここで登場するのが、「メンタルハンド履歴」だ。これは、パフォーマンス向上を妨げている欠陥の特定、その矯正をして次のレベルに進めていくための工程だ。 ステップ1 問題は何か ステップ2 その問題はなぜ存在するか ステップ3 欠陥は何か ステップ4 矯正手段は何か ステップ5 矯正を確認するロジック このように、あなたの感情とそれにともなう行動を細分化し、コントロール不能に陥る本当の理由を見える化していく。恐怖という感情を見ても、ミスの根底にある自己否定がもたらすのか、自分だけ取り残されることが怖いのか、損失に対するものがベースなのかによって異なる。どの局面で現れるのかも人それぞれだ。本書では、その兆候を見つけるためのポイントや実例、質問事項などをあげ、自己分析という慣れない作業をフォローしていく。つまり、あなた自身がいかに内省して、自分自身を分析する作業を真剣に行うかがカギとなる。 あなたがどこの誰であろうと、メンタルゲームの基本ルールは変わらない。あらゆる課題は、このルールに従って解決する。売買の頻度が1時間に3回でも1カ月に3回でも関係がなく、またトレードする頻度、戦略、取引する市場の別を問わない。このシステムの仕組みを十分に理解したのなら、トレード以外にも応用可能だ。 さらに、あなたが個人投資家であろうと機関投資家であろうと、また、株式、FX、暗号通貨のいずれを取引していようと関係なく、トレーダーとしての潜在能力を発揮する方法を手にできる。今こそ、それを実現しよう。
  • トレーダーのメンタルエッジ ──自分の性格に合うトレード手法の見つけ方
    5.0
    トレードには堅実な戦略と正確なマーケット指標が欠かせない。しかし、この2つがいざというときにうまく機能するかどうかは、その時点におけるあなたの心の状態で決まる。つまり、不利な状況で最高のトレードシステムが砂上の楼閣のごとく崩壊するかどうかは、あなた次第なのである。 本書は、このような失敗をしないためにあなたの感情起伏を理解し、その知識が最も必要なときに活用できるようにするためのツールを提供する。これこそがトレードで長期的な成功を収めるためのカギとなる。 これまで、トレードに活用できる精神的なエッジについて実践的で詳細な手法を紹介した本はなかった。本書の内容は、今日最も利益を上げているトレーダーたちの心の中を詳しく調べたデータに基づいている。 本書は、人間の思考と感情と行動の不変な関係を紹介し、次の点を明らかにしていく。 ・あなたにはシステムトレードと裁量トレードのどちらに向いているのかを見極める方法 ・リスクを恐れる原因を理解することでそれを克服する方法 ・1日の初めにトレードに対する生来の不安を静める方法 ・利益率を上げるための「ツール」として楽観主義を利用する方法 ・すべてのトレードについて仕掛ける理由を毎回慎重に考えることができる方法 本書は、あなたのトレードを改善するための総合的なツールとなるであろう。ここには自分の性格を知って、その特性を伸ばし、自分を支配する感情を知り、それに適した行動をとることでトレード成績を上げるための方法が書かれている。
  • トレーディングエッジ入門 ──利益を増やしてドローダウンを減らす方法
    3.4
    統計的、戦略的なエッジ(優位性)を味方につけて、「苦労しないで賢明にトレードする」秘密を学ぼう! トレーディングエッジを最大にする方法が明らかに! エッジがなければ、トレーディングはそのコストによって長期的には損失になる。トレーディングのエッジを獲得するためには、マーケットのなかで統計的に優位な「何か」を探さなければならない。そして、最高のエッジは、トレーダー心理が引き起こすマーケットの転換期に現れる。本書では、投資のエキスパートであるボー・ヨーダーがどのマーケットでもエッジ分析を使い、現在使っているトレード戦略を磨き上げるための洞察を披露している。 本書は、統計的確率の重要性とそれを人間の行動によって予測不可能になっている金融市場に応用する方法を教えてくれる。この本質をついた本書を読めば、特定のトレード戦略の期待利益を査定し、それが持つマーケットエッジを最大限に活用する計画を練り上げるための方法が分かる。成功したトレーダーたちがエッジ分析を通して達成して発見したことを、読者にもぜひ学んでほしい。それは―― ・収益を増やす ・低リスクのレバレッジを増やしてドローダウンを減らす ・利益の漏れを探し出し、なくすための鋭い目 ・仕掛けのための正確なタイミング ボー・ヨーダーは、株式、先物、FXなどの市場で、マーケット環境にかかわらず、利益を増やしてエッジを最大にする方法を、世界中の何千人ものトレーダーに教えてきた。統計的確率に基づいてトレード判断を下すことで、これまでよりも自信と管理力と理解力をもってトレードできるようになるからだ。本書を読めば、明快な説明と実例によって「苦労せずに、賢明にトレードする」という価値ある秘密を学ぶことができる。そして、この実績ある手法を読者のトレード戦略に適用するための必要なツールは、付録に掲載されている多様かつ実践的なワークシートにすべて含まれている。 マーケットの動きと、その原因である非効率を理解することは、投資家として利益を上げるために欠かせないスキルと言える。本物のエッジを得るためには、どのマーケットでもトレーダーは成功確率を見極めなければならない。本書は、トレーディングのための武器庫に欠かすことのできない強力な手法とツールを提供してくれることだろう!
  • トレーディングシステム徹底比較 第2版 ──代表的39戦略の検証結果
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    20世紀トレーディングシステムの通知表 ―どれが本物で、どれが偽者なのか! あらゆる角度から分析しつくした「良いシステム」への探求  投資・相場界で、一番の関心事は、必勝システムの開発・探求である。現在では、至るところで、「儲かる」ソフトウエアに少額を投資するだけで、無尽蔵のカネ儲けを約束するような広告が氾濫している。また、多くのトレーダーたちは、専門家が本で発表した機械的システムを模倣したり、それに自分流の解釈を加えて、トレードしている。  しかし、それらはどのくらい信頼性のあるもので、どのくらい儲かるシステムになっているのだろうか?  本書では、トレード界の重鎮たちが考えたり、古くから知られている39の戦略について、15年間の日足データを用いて詳細かつ明確に検証を行い、何が機能し、何が機能しないのか、すべてを白日の下にさらされている。  自ら投資戦略を考えてトレードしている者には絶対に見逃せないのが本書である。損をしていた投資家が上のステージに行くには必須本である。  また、本書の付録は、日本の全銘柄(商品・株価指数・債先)の検証結果も掲載され、プロアマ垂涎のデータが満載されている。
  • トレーディングシステム入門
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    巨額のマネーを動かす機関投資家であろうと、ポケットマネーの身銭を切って戦う個人投資家であろうと、成功と失敗の分かれ目は、結局、あなたが構築したトレーディングシステムにかかっている。あなたのトレーディングの運命を任せるに足るシステムと考え抜かれた戦略的トレーディングシステムの設計方法について、すべてを網羅した画期的書籍! あなたは先の見えない裁量派ですか、先の分かるシステム派ですか? あなたは勝つシステムを作れますか? あなたのシステムは勝てますか? あなたは自分のシステムを評価できますか?―― 仕掛ける前に勝負はすでに決着がついているのです! トレーディングとは、単なる個々の勝利を超えて、食うか食われるかの闘いに生き残ることである。すべてのコンポーネントが相互に絡み合い、リスクがヘッジされ、実行が容易で、ローリスクによる安定的な収益を確保されるようなシステムこそが求められている! 今日利用できる情報とテクニックのベストの組み合わせで、全天候型のシンプルなシステムを構築する。その過程の一部始終を、ステップ・バイ・ステップで体験! ・ユニークかつパワフル、そして収益をもたらすトレーディングシステムの設計と構築の指針とは? ・首尾一貫した資金管理プログラムの実現とは? ・収益を最大化しリスクを最小化するポートフォリオの構築方法とは? ・ストップロスと収益目標によるリスク管理戦略とは?
  • トレーディングシステムの開発と検証と最適化 ──オーバーフィッティングの健全な解決方法を求めて
    4.5
    まだカンに頼って、トレードしますか? 過去を検証しないで、あなたはトレードできますか? トレーディングシステムを開発しようと思っている人、必読の書! ロバート・パルドは長年にわたってトレーディングシステムの最適化問題に取り組んできた。汎用テストプログラム「アドバンスド・トレーダー(AdvancedTrader)」の作成者として知られ、数々のトレーディング戦略の開発者でもある彼は、1990年代初めから最適化プロセスを、開発、テスト、結果の検証というあらゆる面から考察するのに必要なすべての資質を備えた人物と言えるだろう。 最適化手法は一見、「勝てるトレーディングシステム」を見つけるための理想的な方法であるかに思えるが、本書を読めば、それが難しい意思決定を伴うものであることが分かってくる。 テストを行う目的は、そのルールと数式(つまり、戦略)を使って過去にトレーディングを行っていたならば、どんな成果を上げていたかを知るためである。どんなシステムでもそのほとんどが、過去を検証することで構築されることを考えれば、過去に起こったことを正しく認識しているかどうかを確認したいと思うのは当然だ。自分の戦略が、勝てるのか、どれくらいのリスクにさらされているか、そして理想的な結果を得るためにどれくらいの資金が必要なのかも知らずにトレードすることほど危険なことはない。 しかし、テストには落とし穴もある。コンピューターの性能向上によって、パターン、ルール、公式のあらゆる組み合わせをテストすることが可能になり、成功すると思える戦略は確実に見つかるようになったと思われがちだ。しかし、経験によれば、こういった方法による戦略はリアルトレーディングでは利益を出せないことが分かっている。「オーバーフィッティング(こじつけ)」と呼ばれるこの現象は、トレーディングプログラムの開発者たちを悩ます難題である。ロバート・パルドは本書でこの問題を詳しく解説するとともに、正しい解決方法を提示している! 最適化結果の評価もまた統計学的に健全なものでなければならない。結果を正しく解釈できなければ、最良の解決策を導き出すことはできない。最適化は正しく行わなければ意味のある結果を導き出すことはできないこと、正しく行わなければ信頼度の低い結果しか得られず、引いてはそのシステムが損失につながることをパルドはよく理解したうえで、初心者にも分かるように詳しく解説している。 トレーディングシステムをこれから開発しようと思っている人、または、すでにあるシステムを検証したいと考えている人は、本書を読んで内容をしっかり理解することから始めることをぜひともお勧めする。
  • 一流のトレードは、一流のツールから生まれる TradingView 入門 ──「使える情報」を中心にまとめた実戦的ガイドブック
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    1)トレーディングビューとは 全世界で3500万人以上に利用されているグローバルスタンダードのチャートツール、それが「TradingView(以下、トレーディングビューと表記)」だ。日本でも多くの投資家が利用している。SNS上でトレーディングビューを高評価している有名トレーダーも少なくない。  トレーディングビューがこれほどの人気なっている理由。それは、機能性と使いやすさにあるだろう。そんなトレーディングビューの魅力をいくつか、ざっくり紹介しよう。 その1:ブラウザ起動だから使う場所・端末を選ばない アプリをインストールすることなく、すぐに使えるブラウザ起動だから、デスクトップPCはもちろんスマホやタブレットでも利用可能だ。外出先でも使える。 その2:機能充実のスーパーチャート トレーディングビューの特長といえば、「高機能満載のスーパーチャート」と言える。なかでも、テクニカル指標の充実ぶりには目を見張るものがある。100以上の人気の内蔵インジケーターに加え、10万以上のコミュニティ提供のインジケーターなど、ほかでは類を見ない「市場分析のためのツール」が揃っている。 その3:世界中のトレーダーと投資アイデアが共有できる トレーディングビューには、世界中のトレーダーと意見交換ができるSNS機能が搭載されている。世界中から投稿された10万個以上の投資アイデアを閲覧できる。これらの投資アイデアはFXや株、CFD、指数、暗号資産など、世界中の金融商品を対象としている。 その4:自分だけのトレードルールを作成できる トレーディングビューには、基本ストラテジー(2本の移動平均線の交差など)がいくつか、内蔵されている。この内蔵されているストラテジーであれば、自分で簡単に検証することができる。パラメーター等の有効性を調べていけば、「使い続ければプラスになる手法」へと作り変えることが可能になる。 ほかにも魅力はたくさんあるが、詳しい話は本文で紹介していく。 2)実戦に即した内容を紹介  このトレーディングビューのガイドブックが本書である。本書では、基本的なことはもちろん、“実戦を見据えた便利な情報”を中心にまとめている。トレーディングビューの機能を上手に利用して、自分にとって使いやすい手法(トレードルール)を作るところまで使いこなしてほしい。  今後、一流のトレードを実現したいのであれば、道具も一流にしたほうが好ましい。トレーディングビューなら無料(制限あり)でも使えるので、興味があれば、試してみるのはどうだろうか。「習うより、慣れろ!」が一番だからだ。
  • トレード技術ではなく、仕組みで稼ぐ 網掛けFX ──小さな利益を何度も積み重ねていく中長期戦略
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    トレーダー間の技量の「格差」をなくす。 ただ網を掛けるだけという画期的なFXの登場です! ◆技術の「差」を、「仕組み」で埋める  本書の網掛けトレードは、大きなレンジ相場を狙う、トレーダー間の技術の「格差」をなくす取引手法です。なぜなら、トレーダーがすべきは、現値より上には等間隔で「逆指値の買い注文とその決済注文」を、現値より下には等間隔で「逆指値の売り注文とその決済注文」を予約するだけだからです(※ただし、基本ルールの場合)。つまり、「予約注文の網を掛ける」という作業だけが必要なのです。  この手法では、作業するだけなので、チャートを読む技術(テクニカル指標の知識)が必要ありません。チャートを読む技術がいらないわけですから、必然的にトレーダー間の技量の「差」もなくなります。トレンドを把握することも、タイミングを計ることも、常にチャートに張り付くこともまったく必要としないのです。  本書で紹介している基本ルールであれば、ベテランでも、初心者でも、予約注文を発注する場所(=価格)は、すべて同じになります。誰がやっても同じになるのです。 ◆50年間の運用で破綻なし。コツコツ利益を積み重ねる、中長期運用型のFX  FXというと、一般的には、レバレッジを掛けた「短期トレード」をイメージする人が多いかもしれません。  しかし、この網掛けトレードは、FXのレバレッジという有効性は利用するものの、「中長期投資の運用」に適した手法になっています。  この網掛けトレードが長期の運用を狙っている理由。それは、その仕組み上、短期ベースの運用で考えてしまうと、含み損のほうが多くなってしまうことがあるからです。  しかし、短期では結果が伴わなかったとしても、3カ月、半年、1年と長く続けていくと、溜まった利益が十分に大きくなり、含み損を常に上回った状態になります。  したがって、網掛けトレードには「(少なくても)3カ月以上は続ける」というルールを課しています。  しかも、この網掛けトレードは、検証の結果、50年間運用しても破綻しなかったロジックであることがわかっています。安心して取り組める手法だと言えます。 ◆やり方は人それぞれ。可能性は無限大です  基本の網掛けルール以外にも、網の張り方は複数あります。レンジの「行ったり来たり」を狙う網掛けトレードで利益を溜めていく一方、短期的なトレンドフォロー系の手法を組み合わせて、相互補完するようなやり方も可能でしょう。トレーダーのアイデア次第で、やりようはいくらでもあります。  「成功」の反対は「失敗」ではありません。「何もやらないこと」です。明るい未来への最初の一歩として、この網掛けトレードに取り組んでいただけたらと思います。
  • トレードコーチとメンタルクリニック ──無理をしない自分だけの成功ルール
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    自己変革の第一歩を踏み出し、内側に眠る真のパワーを発見! 自己発見の旅路! 自分自身を変えて、スーパートレーダーへの旅へ出よう! SF映画の傑作『マトリックス』では主人公のネオが赤と青のカプセルの選択を迫られるシーンがある。「青いカプセルを飲めばここで終わり。ベッドで目覚め、あとは好きに。赤いカプセルを飲めば真実の世界を見せてやる」と言われる。もちろん、ネオは赤いカプセルを飲み、冒険が始まる。さて、もし赤と青のカプセルのどちらを飲むかと聞かれたら、あなたはどちらを選ぶだろうか? 本書はあまたあるトレード指南書や投資ガイドとは趣を異にする。本書はネオが飲んだ赤いカプセルの役目を果たす。自分の人生において何が得られるのか、何が可能で何が不可能なのかといったプログラム化された思考から自分を解放する勇気さえあれば、本書はあなたを新世界へと導いてくれるはずだ。心にしみついた考えや信念や認識はトレードの意思決定に影響を及ぼし、当然手にすべき成功からあなたを遠ざけるかもしれない。自分の内面を見つめ、こうした根深い考えや信念や認識に新たな光を当てる。トレード結果を劇的に改善し、あなたの富を何倍にも増やす新たな方法を探す旅に出ようではないか。
  • トレードシステムの法則
    完結
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    トレーダブルな戦略とは自分のリスク・リワード目標に一致し、リアルタイムでもバックテストと同様のパフォーマンスが得られる戦略のことを言う。しかし、カーブフィッティングから貪欲まで、さまざまな落とし穴が待ち受けているため、トレーダブルな戦略を開発するのは容易なことではない。しかし、正しい方法で行えば、トレーダブルな戦略を開発することは可能である。 このことをだれよりも理解しているのは、トレードシステム開発の第一人者であるキース・フィッチェンだ。彼が開発した不動の人気を誇るアベレイションシステムは、『フューチャーズ・トゥルース』誌の「史上最高のトレードシステムトップ10」の常連だ。25年以上にわたり実績のあるシステムを開発し、彼自身それらのシステムを使って活発にトレードしてきたフィッチェンは、トレードの豊富な経験を読者のみなさんと共有したいという思いで本書を執筆した。 本書は、トレード戦略によってどういったことが達成可能かという現実的な話から始まる。世界の最も優れたマネーマネジャーたちの過去5年にわたるパフォーマンスに始まり、トレード戦略のパフォーマンスを最もよく特徴づける統計量、個人的なリスク許容量に合った「トレーダブルな戦略」を構成するものは何かを定義するうえで手助けとなる一連の質問のほか、戦略開発における最大の問題の1つであるカーブフィッティングについても議論する。さらに、「Build,Rebuild,andCompare」(構築、再構築、比較)、またの名をBRACテストとも言う独特の手法も紹介する。BRACテストは戦略開発におけるカーブフィッティングの度合いを知るための方法だ。 本書の後半では2つのトレーダブルなシステムを開発する。1つは株式用の短期スキャルピングシステム、もう1つは商品用の中期トレンドフォローシステムだ。これらのシステムを開発しながら、仕掛け、手仕舞い、トレードフィルターについても議論する。これら2つのシステムは両方とも現状のままでも「トレーダブル」だが、株式や商品の大口口座から小口口座まで、さまざまなリスク・リワード特性に合わせて調整するためにはあるテクニックが必要になる。それがマネーマネジメントテクニックだ。また、株式戦略や商品戦略を単独でトレードするよりも一緒にトレードしたほうが効果的であるため、両方の戦略を一緒にトレードするためのマネーマネジメントも開発する。本書の戦略についてもっと詳しく知りたい人は、両方のシステムのトレードをウェブサイトで閲覧できる。 真剣なトレーダー向けに書かれた本書は、BRACテストからバースコアリングまで、ほかでは入手不可能な情報が満載だ。本書を読めば優れたリターンを達成するうえで優位な立場に立つことができるはずだ。
  • トレードシステムはどう作ればよいのか 2 ──トレーダーが最も知りたい検証のイロハ
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    「株式や債券の投資戦略やトレードシステムであれば、β(ベータ)さえ取っていれば支離滅裂なことをやっていてもランダムに50%以上は当たるのだが、先物市場や為替市場(FX)を取引対象とするトレードシステムの場合は、デタラメをやっていると手数料を考慮すれば50%以上の確率で負けるのである。結果として、株式や債券の場合は、まったく儲かりそうにない投資戦略やトレードシステムでも、それが役立たずだと判明するまでには長い時間がかかる」(「監修者まえがき」より)――。このような時間の浪費をリアルトレーダーはどのように避け、短縮することができるだろうか。そのヒントをシステム開発と評価の世界的な権威が教授してくれる。 本書の内容とは、ケリーの公式とオプティマルfとの関係、短期バイアスの見つけ方、CCIとほかのオシレーター系インディケーター、エクセルのVBAによるシステムの検証とトレード、タートルシステムの再考、2つの固定比率ポジションサイジング、トレンドは依然としてわれわれの友だちか、フューチャーズ・トゥルースのトップ10常連システム、パラメーターはどう設定すればいいのか、など。 われわれトレーダーが検証に向かうとき、何を重視し、何を省略し、何に注意すればいいのか――それらについて示唆に満ちた本書は、実践的システムトレーダーにとってブレイクスルーへの第一歩となるだろう!
  • トレードシステムはどう作ればよいのか 1 ──トレーダーが最も知りたい検証のイロハ
    完結
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    売買システム分析で業界随一のフューチャーズ・トゥルース誌の人気コーナーが本になった! システムトレーダーのお悩み解消します! 検証の正しい方法と近道を伝授! トレーダーは検証の正しい方法を知り、その省力化をどのようにすればよいのか 最近のトレーダーは百パーセント裁量でトレードすることに後ろめたさを感じるほど、トレードする前は自前のPCで検証を繰り返す。そのなかには、高度なPC技術と数学的・統計的な知見を持ち合わせている人や、もっとも初歩的な知識しか持ち合わせていない人もいる。しかし、知識や技術の多寡にかかわらず、トレーダーとしての根本的な悩みや苦悩は同じである。 パラメーターはどう設定すればいいのか、現在の高ボラティリティの市場ではどんな損切りがうまくいくのか、先物のトレードシステムは株式で転用できるのか、ある先物のシステム(S&P500)はほかの先物市場(ナスダック100)でも機能するのか、単純・指数・加重の移動平均線には違いがあるのか、長期システムにおける利益目標とは、オーバーナイトトレードで翌朝の寄り付きの重要性は減少したのか、イージーランゲージの落とし穴とは、トレーリングストップはトレンドフォロワーの友だちか、オープンレンジブレイクアウトは今でも通用するのか、資産曲線でトレードすべきときとすべきでないときを見極めることができるのか、ギャップは利益を予言するものなのか、長期トレンドフォローシステムの強みとは、トレンドフォローはまだ機能し続けているのか――。 われわれトレーダーが検証に向かうとき、何を重視し、何を省略し、何に注意すればいいのか――それらを知ることによって、検証を省力化して競争相手に一歩先んじて、正しい近道を見つけることができる!
  • トレードステーション入門
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    世界定番の自動売買ソフト イージーランゲージはシステムトレーダーの世界共通言語 あなたの売買アイデアをイージーランゲージで簡単表現 チャート分析も 売買戦略のデータ検証・最適化も 売買シグナル表示も簡単実現 システム売買とは客観的売買ルールの確立である 「売買戦略」「自己規律」「資金管理」――。投資で大成するために最重要かつ不可欠なものとして、よく挙げられるポイントです。本書の目的は、そのなかの売買戦略に焦点をあて、「売買ルールをプログラムする」というアプローチで、売買戦略をシステム売買として洗練させてゆくことにあります。 「売買戦略」とは、突き詰めれば「どのタイミングで、その金融商品を売買するか?」です。より簡単に言ってしまえば「安く買って、高く売る」あるいは「高く売って、安く買い戻す」ために「いつ行動するか?」に尽きます。 その答えとなるのが「ルール」です。将来的かつ確率的に「総じて」有利な結果になると思われる売買のタイミングをルールによって明確にします。つまり、売買戦略をルールとして確立し、一貫させることによって、そのルールの持つ優位性が総じて実現することを期待するわけです。 実際、ほとんどのトレーダーが独自のルールを持っています。例えば、モメンタム指標がマイナスからプラスに動いたら買う、あるいは短期移動平均線が長期移動平均線を上から下にクロスしたら売る……などです。 ところが、売買を執行する主体が生身の人間であるところに、トレードの本質的な問題が潜んでいます。常に平静にトレードできるわけではないからです。一時的な感情に左右されたトレードは、ルールを履行できずに機会を逃してしまったり、損失を膨らませてしまったりする可能性を高くしてしまいます。 ルールに直感や感情といった主観的な要素を多分に交えてしまうと、その優位性を総じて実現させることは期待できません。ルールは一貫して実行してこそ、初めてその確率(優位性)を期待できるのです。 システム売買は、まさにこの「ルール」を客観的に数字から判断し、貫徹しようとする試みに他なりません。あらかじめ決めた数字に従いますから思惑や直感に惑わされず、自動的に淡々と、一貫して「ルール」を執行できます。システム売買は常に明確かつ客観的なトレードを実現させるために最も効果的なアプローチなのです。 また、自分の手法を数値化し、システム化することで、今までトレードにあてていた多くの時間をシステムの「検証」にあてることができます。その時間を活用してルールの持つ優位性を最大限に発揮させるための工夫を考案できるのです。 システム売買のもうひとつの長所に、数値化した「ルール」を検証し、さらに進化させていくための時間を投資家に与えてくれることが挙げられるでしょう。 なぜトレードステーションか 本書は米国のトレードステーション社が開発したソフト「トレードステーション」を対象に、システム売買の世界を紹介していきます。 トレードステーションは、プロのトレーダーたちのシステム運用手法を個人でも利用できる環境を提供している画期的なソフトです。まさに「システム売買と言えばトレードステーション」と言っても過言ではないでしょう。 それを象徴するのがトレードステーション社の商標です。「ルールベースド・トレーディング(Rule-Based Trading)」。つまり「ルールに基づいてトレードを執行する」ことを意味しています。 現在、日本でトレードステーションを利用して実際の運用を行っている投資家は、まだまだ少数だと思います。いろいろな理由が考えられますが、一言で言えば「とっつきにくい」というのが理由ではないでしょうか? トレードステーションの投資プログラムは非常に難解そうに見えます。何の知識もなければ全く理解不能でしょう。ただ、順を追って学習していけば、けっして理解できないものではありません(トレードステーションのプログラミング言語は、まさに“イージーランゲージ”と呼ばれています)。 トレードステーションで自分の理想とする戦略がプログラム化でき、かつすべてを自動で運用できたら、どんなに便利か想像してみてください。現在、巷で言われている“自動運用”など単なる条件注文にすぎません。真の自動運用とは、まさに投資における最初から最後までを判断する戦略(ストラテジー)そのものなのです。 先ほども述べたように、トレードステーションを使ったトレード環境は、まだまだ日本では限られています。しかし、投資の本場、米国ではすでに当たり前のように実践されている環境です。 投資の世界では、米国で起きていることが結局のところ数年後に日本でも起きています。それは過去の歴史を見れば明白でしょう。実際、徐々に日本の投資環境もその方向に進んでいます。 本書を利用し、本当の意味での「ルールベースド・トレーディング」を学んでください。
  • トレードで行き詰まったときに読む本
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    「自分自身を理解すること」こそがトレードを上達させる!  トレードは、20%の知的な要素と80%の心理的な要素から成り立っている。  成功への第一歩は、古代ギリシャの格言である「汝自身を知れ」から始まる。素晴らしいトレードモデルを開発しても失敗に終わるのは、自分自身を理解していないからだ。最終的に成功を収めるためには、あなたのトレードシステムとあなたの感情を調和させなければならない。そのためには、自分の内面を見つめて、自分の本当の姿を理解し、自分に自信を持つことが絶対に必要になる。そうすることによって、トレードにおいて、より良い判断につながり、それが高い収益をもたらしてくれる!  本書は、トレーダーにとっての内なる声(インナーボイス)を聞く手助けをしてくれるだろう。それさえできれば、システムの指示に従って、勝つための戦略をためらうことなく即座に実行に移すことができるようになる。  マーティンは、通常のトレードでの判断を、感情という視点から検証し、行動の元となる「自分の思いを感じ取る」手助けをしてくれる。ちなみに、トレードの行動の元となる思いと言っても、それはお金とはまったく関係がない場合がよくある。本書は、エド・スィコータやマイケル・マーカスといった伝説のトレーダーとのインタビューを通して、彼らがそのトレードを行った理由と自身の感情を統合して、日々、より良いトレードを行っていることを明らかにしている。また、本書を熟読すれば、読者にも必ずそういうことができるようになるということを教えてくれている。 ● トレーダーも人間  楽しみを求め、痛みを避けるという人間が生まれな がらに持っている資質がトレードにどのような悪影 響を及ぼすのか ● 長期間使い続けてもストレスフリーの戦略  あなた自身が受け入れ可能で、躊躇なく実行できる トレード戦略をどのように発見・開発すればよいのか ● 子供のころから思い込まされてきたあるべき 姿から自らを解放する―いつも正しくある 必要はない  トレードに正しさを求めるのは間違いであり、また トレードの目的は正しくあることではないというこ とを理解することがなぜトレードを上達させるのか ● 規律を守り、負けを認めることによって損失を  減らす  自らの感情を理解しているトレーダーはどのように 損失を抑えてパフォーマンスの向上に結びつけて いるのか
  • トレードとセックスと死 ──相場とギャンブルで勝つ法
    3.0
    「ゲーム理論が大はやり」――ウォール・ストリート・ジャーナルがそう報じている。現在、死活的な売買判断にゲーム理論を用いて利益を上げている一流トレーダーは多い。事実、『新マーケットの魔術師』に登場するトレーダーたちはみんな、ポーカーやブラックジャックの手を用いて相場に臨む。ゲーム理論が脚光を浴びたのは1994年。3人の経済学者がポーカーをはじめとするゲームの手法を経済分析に応用し、ノーベル経済学賞に輝いたのである。超一流トレーダーや金融界の達人が相場で勝つのはなぜか? ポーカーと相場で勝つ手はほとんど同じだと知っているからだ。 今、ゲーム理論の人気作のひとつが他ならぬトレーダー必携の書として生まれ変わった。オプション取引の大家デビッド・カプランが新たに書き下ろした詳細な序文も掲載されている。 トレーディングで儲ける方法とは……  “賭け金”=ポジション・サイズを柔軟に操る  “良い手”=絶好の機会が回ってきたときにだけ取引する  つまり、相場のトレンドや価格差、オプションのボラティリティの好転を待つ  自分の“手”=トレードでの成功の可能性を見極める  取引の前には、忘れずにリスク/利益を計算する  “カジノ経営者のつもりで”オプションを売る。つまり“胴元のように”トレードする  ――このほかにも、「勝つ」極意が満載 ポーカーの勝負とトレーディングには驚くほどの共通点があることに気づくだろう。それをトレーディングに生かし、「ゲーム」の勝者側へと導くのが本書の狙いである。
  • トレードの教典 ──メンタル強化 チャート読解 損失管理
    4.0
    トレーダーとして成功する条件については、バイサイドからの視点で書かれた何百冊もの本が刊行されてきた。しかし、本書は逆の立場、つまりセルサイドからの視点で書かれた世界で最初の本だ。
  • トレードのストレス解消法
    完結
    3.0
    トレーダーにとって「最難関」の壁は負の人生経験が作り出す「心の障壁」である 本書の目的は、さまざまな心の問題を抱えるトレーダーに、解決策や改善策を提示し、洞察、平穏、一筋の光をもたらすことにある。いずれの章も五分で読めるよう、簡潔にまとめた。本書を読み、やる気を高めることで、トレードに対する心の準備をしてもらえればと思う。各章を短くしたのは、一日一章のペースで毎日読んでもらいたいからだ。ポイントをひとつに絞ることによって、通常、理解するのが難しい内容を易しくかみ砕いて説明した。 一章を読み終えたら、自分自身の問題として考える。そうすれば、より多くのことを得られるだろう。そして、そこから学んだことをぜひ実践してほしい。 規律、やる気の高め方、自暴自棄や注意散漫への対処法といった、他書では明確に取り扱っていない――しかし、トレードに直接かかわる――問題を取り上げた。重要ポイントについては、その大切さを強く認識してもらうため、別の角度からのアプローチを試みている。したがって、同じ話題が何度も形を変えて出てきても驚かないでほしい。 トレーダーに必要なのは、ビジネスプラン(事業計画)、売買ルール、そして心理的問題への取り組みである。これらは何千回、何万回でも繰り返すべきテーマなのだ。トレーダーが克己して次の成功レベルへと進むのに役立つようなツールを各章で用意した。 素晴らしきトレードを! ・AdrienneToghraie(エイドリアン・トグライ) 「トレーダーズコーチ」としてトレード業界で豊富な指導経験を持ち、特に心理面に深刻な悩みを抱えたトレーダーたちを多く成功に導いてきた。世界の主要投資カンファレンスでの講演、メディア、ラジオ、テレビへの出演など、第一線で活躍している。著書に『NLPトレーディング』(パンローリング)など多数。 ・AntoniaWeeks(アントニア・ウィークス) 講演の傍ら、株式ブローカー、そして先物売買システム開発会社の共同経営者としての顔を持つ。フリーランサーとしての受賞経験があるほか、20年以上にわたり編集者、コンサルタントとして活動中。

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