国内文学 - 祥伝社 - 祥伝社新書作品一覧

  • 源氏物語の楽しみかた
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    「死」の場面は、なぜ女ばかりなのか 源氏物語の魅力を味わう絶好の入門書 『源氏物語』全五十四帖の現代語訳『謹訳 源氏物語』(全十巻)の著者林望が、 『源氏物語』の味わい方を徹底解説。現代語訳を進める際に残したメモをもとに、 名文、名場面、登場人物など、面白く読むためのヒントを十三の視点でまとめる。 千年の時を超えて堂々生き延びてきた日本文学の金字塔、 その魅力を存分に味わうための絶好の入門書。 本書は、単行本『謹訳 源氏物語 私抄』を新たに「はじめに」を入れるなど加筆修正したものです。
  • 小林多喜二名作集「近代日本の貧困」
    完結
    3.5
    平成の新・格差社会で愛読されている小林多喜二。だが、読むべき名作は『蟹工船』だけではない。『オルグ』『地区の人々』『残されるもの』『疵(きず)』『失業貨車』『山本巡査』『銀行の話』など、本書では、なかなか一般の目にふれることのない小説・評論・戯曲など全10編を収録。。『蟹工船』ではじめて多喜二と出会った人は、ぜひこれらのエキサイティングな作品にも目を向けてほしい。
  • 100冊の自己啓発書より「徒然草」を読め!
    3.6
    「徒然草」は過激な思想書だった! 世をはかなんだ老人が書いた退屈な古典――。 『徒然草』をそんな風に思っていないだろうか? それは大間違いだ。 作者の兼好法師は「腐った世の中と戦え」と叫んでいる。 兼好は言う。「世論に流されるな! 」「高を括るな! 」「知ったような顔をするな! 」 「不安に支配されるな! 」「常識を疑え! 」と。 いくら知識があっても過ちを犯すのは今も昔も同じ。 そこで重要なのが「見識」だ。 『徒然草』には兼好法師の見識力の高さが至るところに見られる。 急速にデジタル化が進む現在、人間関係も言論でも本質が見えにくくなった。 そんな時代だからこそ、改めて『徒然草』から学びたい。
  • ヤバいBL日本史
    4.0
    BL(ボーイズラブ)、すなわち男同士の恋愛や性愛が描かれた作品は、 近年のエンタメ業界で存在感を高めている。 こうしたBL作品を理解するうえで欠かせないのが、 「妄想力」を土台とする「腐の精神」だ。 そして、これは突然変異で生まれたものではなく、 日本の歴史に脈々と受け継がれてきた精神であると著者は言う。 本書は、『古事記』から『万葉集』『源氏物語』『雨月物語』といった古典文学や史料を題材に、 「腐」を軸とした鮮やかな解釈で、新しい歴史観を提供するもの。 院政期に男色ネットワークが築かれた本当の理由や、男色の闇にあった差別と虐待の精神史など、 これまで語られてこなかった日本史の本質を描き出す。

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