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「徒然草」は過激な思想書だった!
世をはかなんだ老人が書いた退屈な古典――。
『徒然草』をそんな風に思っていないだろうか? それは大間違いだ。
作者の兼好法師は「腐った世の中と戦え」と叫んでいる。
兼好は言う。「世論に流されるな! 」「高を括るな! 」「知ったような顔をするな! 」
「不安に支配されるな! 」「常識を疑え! 」と。
いくら知識があっても過ちを犯すのは今も昔も同じ。
そこで重要なのが「見識」だ。
『徒然草』には兼好法師の見識力の高さが至るところに見られる。
急速にデジタル化が進む現在、人間関係も言論でも本質が見えにくくなった。
そんな時代だからこそ、改めて『徒然草』から学びたい。
Posted by ブクログ 2022年08月17日
100冊の自己啓発書より「徒然草」を読め!。適菜 収先生の著書。100冊の自己啓発書を読むことにも価値があるし「徒然草」を読むことにも価値がある。本好き読書好きの活字中毒者としてはどんな本でも読みたいです。100冊の自己啓発書と「徒然草」の両方を読めばいいだけ。内容のない本を読むのは時間の無駄だとか...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月25日
徒然草は過激な思想書と帯にありましたが、今では当たり前のお話ばかりですが、人権などがない当時では過激な考え方かもしれません。
つれづれなるままに、日ぐらし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ
有名な一節ですが、当時は日記として他者の...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月28日
いろいろと文句はあるのだが、訳文に対応する徒然草本体からの引用が一部分だけというのは一体どういうことなのか。これでは訳文が原典に忠実なのか著者の主観含みなのかがこの本だけでは判断できず、読者に対して不親切だと思うんですけど。
著者は歴史学者ではないので、引用箇所の歴史的背景の説明が薄っぺらい点にはひ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月28日
啓発とは、新たな知識や気付きを与えて人を導く事。自己啓発とは自らそれを得ようとする事だが、自己啓発本はその一助となる著者からの啓蒙。徒然草は、まさに自己啓発本の一種。人間社会の真理を語り記す。今読んでも学びがあるとすれば、数百年やそこらで変わらぬ、人間への本質的な見抜きがある。今の100冊より、徒然...続きを読む
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