小説・文芸 - 一二三書房作品一覧
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-S県K市住民の苦情が殺到したしたため、とある家を調査することになった新人女性警官・北條紗希。紗希が調査した家屋から、両足の膝下から先がない若い女性の腐乱屍体が発見される。実はS県K市内では同様の事件が多数発生していたものの、証拠も乏しいことから捜査は難航していた。 S県K市連続猟奇殺人事件──後に『常闇のマリア事件』と呼ばれるこの事件の捜査会議で紗希は、幽霊の存在をも信じ、周りから奇特な者として見られている女性警官・高橋摩耶子と出会い、捜査に協力することになるのだが……犯人の魔の手は紗希の元にも忍び寄っていた。 若い女性だけを狙った儀式的連続殺人事件に巻き込まれた紗希。事件の陰に見え隠れする常闇のマリアとは何なのか?
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3.0民俗学の博士課程を出たは良いが、佐々木彩乃はいまだポスドクの身だった。短期契約の非常勤講師とアルバイトとの二足の草鞋を履きつつ、定職を夢見て貧乏な日々を過ごしている。 ある日、同門の先輩でもある榎本准教授から、学部再編に伴う教員の新規採用の話が舞い込んでくる。しかも学科長である榎本の推薦付き。就職のためなら背に腹はかえられない、どんなにコキ使われようとも、たとえ榎本の正体が“お狐様”であろうとも──。 そんな中、彩乃が巻き込まれた学内でのボヤ騒ぎに幽霊が関係しているという噂が広まっていて……。はたして彩乃は“不安定”な日々から脱出できるのか? 新感覚、アカデミック×あやかし×ミステリがここに開幕!
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4.4