• ノルウェイの森
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    グッとくる瞬間がある

    スッと枝を広げる真冬のひややかな木のように そこにあるのにどうもつかめない淋しさがある 本全体を取り巻く完璧じゃない不完全さが、心惹かれ逃れられなくなる魅力であると感じた 輪郭のぼやけた余韻がずっと残って消えない

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    2021年02月07日
  • ここは、おしまいの地
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    そのときどん底に悲しくても、いつか、笑いだしたくなる話にすることができたら、きっと少しだけつよくなる。 こだまさんは沼の底で苦しんで苦しんでどろどろになって、深い沼の底からはいつくばって、文章という武器を手に入れたことで少しずつ泥を吐き出して、今日をどうにか生きている。の、かも。 吐き出すのがとっても上手。危うく吐き出された泥に溺れそうになっちゃった。

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    2020年12月25日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉
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    ミステリーたのしい

    ミステリーをあまり普段読まないので王道ミステリーを、と思い。まったく頭が切れないので、最初から推理することは放棄し、ぷかぷか流され、純粋に真相を楽しませていただいた。おもしろかったのでよしとしようね。

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    2020年12月25日