美しい世界観がとても秀逸
ネアという少女が異なる世界に迷い込み、人間とは価値観も異なる生き物たちと生きていく物語。
いわゆるチートを持っているはずの登場人物たちが、何気ない生活でしょんぼりしたり小さな幸せに癒やされたりというギャップがたまらない。
そして、とにかく世界観が複雑で美しい。美しい反面、残酷さも垣間見え、グッと深みを増している。
冒険活劇で見られるようなアップダウン要素は少ないので、そういった爽快感をお求めの方には合わないかもしれない。
私はファンタジー世界に耽溺するのが大好きなので、この作品は最も好きな作品の一つである。