名称未設定さんのレビュー一覧
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後半は無理が出てきたが…
石器時代に自然のモノを使って科学文明を再興していくというコンセプトはとても魅力的で、何か文明的なものが出来るたびに人類の偉大さを追体験している気持ちになれてとても楽しかった。
ただ後半石器時代に人力で作るには明らかに技術的にも時間的にも無理があるもの(大陸を横断する海底ケーブルや宇宙に飛び立てるレベルのロケットエンジンなど)も手掛けないといけなくなり、時間や距離(材料発掘場所)とそこからの移動時間が???となりがちだった気がする。(オーストラリアやバルセロナや日本でサクサク資材が届いたり)
作中で時間経過については数年かかっているというくらいでぼかしていたが、普通に考えるといくら知 -
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最終巻の一点だけ
全編通してとても優しくて気持ちよくて読んでて心地よいマンガだったけど、最終巻の一波乱だけ急に猛男のメンタルがおかしくなったのが感情移入できなかったかな
彼女の事を思って自分が重荷にならないように別れるってそんな思考になる人間だったかな?
寂しい思いをさせて申し訳ない…はわかる、なんで気が付けなかった?もわかる
俺との約束で辛い思いをさせてしまって悲しくてツラい、もわかる
でもなんでそれで「俺がいなくなれば笑ってられるんじゃねえか」になるのかがわからん
あげくに「幸せにできないなら彼氏でいたくねえ」って、なんで急に自分の感情を優先しだしたの?
今まで自分の事を後回しにしてでも人の -
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とても面白かったのだけど
絶望的な開幕の世界観から知恵と忍耐力で細い可能性を伝って生き延びていく前半と、エマが理想として実現させたい世界の変革(全ての人間が鬼に食べられない世界)へと目的がシフトしていく中で、徐々にバトル描写が多くなり心の読み合いや騙し合いのような要素が無くなってきたのは前半部分が好きだった人には残念だったのではないでしょうか
逆に困難な問題が次々起こって、それをどう解決するのかという命題が与えられてそれを解決するためにエマたちが行動を起こすのだけど、前半の『何か一個間違ったら即ジ・エンド』という感じが無くなって、エマの諦めたくない!諦めないでやってみよう!的な説得に妹弟全員が『そうね!そうだな! -
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全てが茶番なのを忘れて感動する
滅亡に瀕している聖王国に慈悲深い魔導王陛下が単身で乗り込んで民を助けるという、感動的なお話だけど実は虐げるほうも助けるほうも同じ人間という大いなる茶番で進行する13巻
大きく分けてアインズ様と従者であるバラハの視点で物語が進行するが、アインズ視点で苦し紛れにやっていることが誤解に誤解を生み恐ろしいほど好意的に解釈されていく
バラハ視点で物語を見ていくとなんて魔導王陛下は慈悲深いのだろうと感動できるのが楽しい
オーバーロード全体として圧倒的な戦闘力の差に絶望する人間を眺めることとアインズと周囲の誤解による温度差を楽しむという要素があると思うのだけど、その部分がどちらもとてもよく出て -
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新キャラ続出で今後が心配になる
毎巻、気持ちいい異世界チート無双感と、悪?の組織の拡大の為に奮闘するポン骨主人公と周りの偶発的な過大評価とのギャップを楽しめるオーバーロードの11冊目
今回はアインズ様とアウラとシャルティアがメインでドワーフの国に行くことになるので、従来のキャラはあまり出ず新キャラがたくさん出ます
序盤はそのあたりの新しい状況への説明が多くてさほど楽しくはないのだけど、後半に入ってナザリック支配フェーズに入るといつもの圧倒的な暴力と見かけによらない理性的な外交姿勢でいろんなものを手中に収めていくところはとても楽しいですね
今回もドワーフやドラゴンに良いキャラがたくさん出ましたが、今後の展開で -
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絵は微妙…
友人におすすめされて購入
ストーリーとしては各国の王様が素晴らしさでランキングされる世界で、言葉をしゃべれず頭もよくない腕っぷしもない落ちこぼれだけど優しい王子が権力争いのせいで大変な目にあうが、数少ない友人に助けられ少しずつ何者かに成長していく…というようなお話
お話のあらすじとしては面白そうだけど、絵に緊張感が無いのでマンガとしてはいまいち感動するようなことはなかったかな
たくさんの国の王様がランキングされるというシステムやカゲという何だかわからない生物が普通に存在してる世界観なんかはこれからの伏線として気になるのでそこら辺を上手く使って話が広がっていくなら面白くなりそう
でも