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仕事の出来る弁護士

「他人事」を信条とし、あくまでドライなビジネスとして弁護人を引き受ける主人公。
普段はへらへらしているように見せておきながら、ビジネスとなるや、人が変わったように能力を発揮して依頼人を強烈に援護射撃する。
こんな頼もしい弁護士がいたらいいなあ、とつくづく思うところです。
しかし第１０話の最後で、意外な展開が……？
そこで主人公を救うのは「他人事」の信条なのか……？

「他人事」のスタンスが、面白い

弁護士を扱った漫画は他にもありますが、主人公の、ドライに見えて実は情熱の人、というキャラクタが面白いです。

日本国民には誰にも「裁判を受ける権利」があります。でも、それには膨大な費用が掛かるだけでなく「しんどい」。

この主人公は、そういった「訴訟デメリット」を、さらっと暴露します。「それでも訴訟やりたいですか？」と。

「一見冷たい対応」が、実は本当に依頼者のためになっています。

そして、本気で戦う意志のある依頼者に対しては、徹底的にサポートする。

ストーリー展開もわくわくするものがあって、面白いです。

これが正しい源氏物語の読み方

1000年前に描かれたエンターテイメント超大作！
親に叱られながら隠れて読んでいたら「夢に黄色い袈裟を着たお坊さんが現れて、もっと勉強しなさい、と叱られた」という、あれは誰だったかな？それを言ったのは、確か貴族の娘でした。
そら親も怒りますわな、ぶっちゃけ「マザコン・ロリコン・やり放題」ですやん。この話。
それをしかめ面して、古典文法がどうのとか、進学校の授業で取り上げている。
そして予備校の自習室にはかならず常備されているとも。
紫式部が聞いたら大爆笑。
「あんたら一体、何が勉強したいん？恋に憧れているわけでも、貴族の暮らしぶりに憧れているようにも見えへんし」。
（貴族ですから...続きを読むこんなしゃべり方はされないでしょうけれど。）

実は私、あさきゆめみしの「初代・紙の本版」で途中まで読んでいました。
ストーリーとしても面白いです。

日本が世界の中で特に凄い国だとは、決して思いません。普通の国です。あえて言うなら、高齢化最先端。結構しょぼーんな国でもあります。
けれど、漫画が発達していて、1000年前のエンターテイメント超大作の「日本語バージョン」が普通に読めるのって、日本に生まれてよかったな、と、ちょっとだけ思ったりします。

インパクト強かったのは、やはり「末摘花」でしょうか。