名称未設定さんのレビュー一覧
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この作品、「虐待」や「暴力」「家族の在り方」がテーマかと思いきや、「善と悪」「優しさや正しさとは」など、壮大なテーマが潜んでいて、本気で道徳の教科書に載せてほしいぐらい、深い。。
それにしても、元中学校教諭の瀬尾さんだからこそ、中学生を描くのが毎回上手ですね( •ꙍ•́ )✧
人の心って複雑で、冷静に考えたらよくない行動をなぜか取ってしまったり、自分の本来の姿と他者の評価に差を感じて戸惑ったり、勝手に幻滅してしまったり。
自分が思っている善が、誰かの悪になりうることもあると気付かされた。
隼太の気持ちが痛いくらい伝わるのだけど、母親の気持ちも勿論わかる。
どの選択が正しい -
詩が好きなら!
谷川俊太郎さんの詩の中に、
「詩は誰のものでもありうる
世界が誰の所有でもないのに
すべての人のものでもあるのと同じように
詩は微風となって人々の間をめぐる」
とあるように、
詩は誰のものでもなければ、誰のものでもあって、私たちの「想い」に、「悩み」に、「迷い」に、「戸惑い」に、「日常」に、「生活」に、「人生」に、いつでも寄り添ってくれて、時にヒントを与えてくれて、励ましてくれて、感動を与えてくれて、力を与えてくれる。
詩の力って本当にすごいのです。
谷川さんの詩の中には、心の琴線に触れて、涙がぶわ〜って溢れてくる詩があります。
言葉がリズムにのって次々と頭の中に入り込ん -
購入済み
書いてある内容の8割以上は学んでいたことだったけど、内面の部分にも触れているから、自分の振る舞いを改め直すきっかけになります。
若い頃は、こういったマナーは知らなかったで許されるけれど、ある程度大人になったら、知ろうとしなかった自分に責任があると思う。
周りに恥ずかしい思いをさせてしまったり、周りから常識がない人って思われて自分が損したり、相手に嫌な思いをさせてしまったり。
だから、あまり学んでこなかったなっていう人は、絶対読むべきです★