conzさんのレビュー一覧

キャラクターの心の中が練られて明確だからこそセリフがリアルなんだと実感させられた巻だった。人の心に敏感であればある程、良い作品が創れる。読み応えのある作品と作者には、毎回感謝の念を強く抱く。

笑える

個人的には岩城家の人達が好きなので、番外編は楽しく読ませて頂いた。真面目で厳格、それでいて優しく不器用な一族にはホント笑える。本編では岩城・香藤が自らの、そしてお互いの理想を再確認する。見応えあり、の巻だった。

仲良し

岩崎・香藤の仲良し感が溢れる巻。各ストーリーで起こる大小様々なトラブルを乗り越え、キャラクターの内面の成長が見える。日々を大切に過ごさないといけないと思わせてくれる。

バイブル

「欲しいものが手に入るまで　やれる事は時間の許す限り全てやる　やれる事をやらないのは余裕じゃない　手抜きと言うんだ」いつの間にか忘れてしまった20代の情熱を思い出させてくれた香藤のセリフ。この巻を読み返す度に思う。ホント、バイブル。

ついに結婚

ついに結婚。後に、「愛し方も愛され方もすべて香藤に教えてもらった」と吐露する岩城の回想にもあるが、印象的なシーンが収められた本編だった。また、番外編も多く散りばめられ、本編外の岩城・香藤、二人の様子が楽しめた。

対決

山場は浅野と香藤の掛け合い。岩城との揺るぎない信頼関係のもと、浅野の策略を潰すべく香藤の切り返しは聡明でブレが無くて本当に気持ちいい。「冬の蝉」は前世編とのこと。美しく厳しく悲しい話だった。

スゴイ語り

岩城に思いが明確に伝わるまで香藤が諦めないのがスゴイ。岩城も一度は話を切ろうとするものの、最後まで聞いて香藤への理解を深めていく。漫画だから？でもスゴイ語り。あっぱれ。

頑張れ岩城and香藤❗️

人は影響されながら生きていく。そうでなければ甲斐がない。愛する人を真剣に思いやることの相乗効果が炸裂するこの巻。ホント、バイブル。

激動

岩城、香藤の関係が急接近する。岩城の真面目さと香藤の無邪気さが真剣に溶け合う様子が見事。特に岩城が色々自覚する。やっと二人が恋人としてのスタートラインに立てた記念すべき巻なのではないだろうか。

始まり

これから長い時間をかけて、岩城、香藤のドラマが始まります。BLやら何やらカテゴリーはあるけど、この物話は優れもの。全部読んでみて。絶対後悔しないから。

名作である

岩城、香藤、二人のやりとり、特に発せられるセリフにはいつも感心した。時間が経つごとに、少しずつ、キャラクターが成長し変化していく。漫画なのにまるで本当に実在するかのようなリアル感に驚きつつ、読者としては寄り添うしかなくなる。そして恋愛に関して改めて考えさせられてしまった。私は最初にこのALIVE最終巻を1冊買い、すぐに「春を抱いていた」とALIVEシリーズ全てを揃えた。もう、何回繰り返し読んだか分からない。作者の新田祐克さんに心からの尊敬と感謝を贈りたい。

オムニバス

もともとくらもちファンで、先月から電子でも読みたくて持ってない作品をこちらで購入。短編作品がいくつか入っていました。短いながらもしっかりとキャラクターの心情が伝わる、良い作品を描くなぁと惚れ惚れ。素晴らしい演出力、ホント惚れる。プラスαと合わせて是非、読んで欲しい。