【感想・ネタバレ】平成史―昨日の世界のすべてのレビュー

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マルクス主義と昭和天皇の死とともに始まった平成という時代という手出しは大局的だけどそれ故のワクワク感を感じましたが、肝心の中身は政治・経済・文化と多岐にわたり、著者の博覧強記ぶりには驚嘆しつつも、僕の頭ではそれぞれの事象の繋がりが見えてこず十全に理解したとは言い難い。
後半にいくにつれて社会やアカデミアへのルサンチマンっぽくなっていっているのは少々辟易しましたが平成を振り返るには良い本なんじゃないかなとは思います。

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2024年05月07日

Posted by ブクログ

平成史と銘打たれてはいるが、扱う分野は論壇、政治、サブカルの3つに限られるので、そこに興味のない読者はひょっとしたら置いてきぼりにされるかもしれない。特にその年の物故者の思想を世相に絡めて論じるスタイルは、これだけ続けて読まされると、亡くなるタイミングという単なる偶然を無理やりこじつけているように感じられ、どうにも白けてしまった。
平成は歴史が無効になった時代との認識は部分的には理解するが、であればまさにこうした文系趣味の語り口こそ、どうでもいいものとして真っ先に遺棄されるだろう事も付言しておきたい。

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2023年03月10日

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