【感想・ネタバレ】自由研究には向かない殺人のレビュー

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Posted by ブクログ

海外のものは言い回しがどうも苦手で敬遠しがちなのですが、こちらはかなり話題になっていて気になっていたのと、SNSで服部京子さんの翻訳なら大丈夫!と太鼓判を押されていたので、手に取ってみました。
結果は、夢中になって読みました(笑)海外ものでもわからないところがほとんどなく、さくさく読める!内容も面白くて手が止まらない!魅力的なキャラクターに、自由研究で殺人(行方不明となった女性)をテーマに扱う斬新な発想、たくさん出てくる容疑者たち…これがデビュー作とは凄いの一言。

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2024年05月14日

Posted by ブクログ

面白かった❗あっという間に読みました❗
途中から、楽しくなって相関図を自作しながら読んでた 笑
カタカナの名前はすぐ分からなくなるので 笑

いろいろなことが複雑に絡み合っていたけど、丁寧に1つの事実にたどり着く

『公平であること』はいつでも大切なこと何だと思う

内容とは全然関係ないんだけど、主人公の名前を聞いて勝手に男の子だと思いこんでて、読み始めてすぐ女の子と分かってなぜか驚いた 笑

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2024年05月13日

Posted by ブクログ

自分の街で起きた殺人事件を自由研究のテーマにして、真実を追いかける女子高生の話。本編の1/3程度は自由研究のレポート形式で表記されていて、読者である自分も主人公と同じ目線で真相を追求する感覚が新鮮でした。ただの特殊な推理小説というだけでなく、プロットが緻密で伏線回収も見事でしたので、最初から最後まで大満足の一作でした。探偵役の主人公ピッパの公平な視点で判断する姿勢はメディアや自分達も見習うべきですね。次作も読みます!

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2024年05月13日

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和訳小説の読みにくさを感じさせない名作。テンポ感も良くて新事実が発見される度にワクワクして、読み進めるてか止まらなかった。
評価を付けるなら星5以上

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2024年04月28日

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ほんタメというユーチューブで紹介されてたので、買ってみました。予想外のことが沢山起きたり、わかったりして、どんどん次が読みたくなります!ぜひ読んで見てくださいね。

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2024年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いやあおもしろかったーーー
一日中読んだ読みきったーー
殺人事件を自由研究?
なんじゃそりゃと思いずっと気になっていた
1日暇があったので買ってみる

5年前の事件。
1人の女子生徒が消えそのボーイフレンドが自殺
女子生徒は見つからないまま彼は殺人犯とされた。
けれどずっとそれを信じられなかった彼女
調査を始める。

殺人を自由研究、というので勝手に主人公は男との子だと思っていた。
まずはそこで自分の既成概念にあーあとなる。
そーゆー事実に即しない思い込み いかんよなーー
思い込みによるひとりよがりな正義とか色々タチが悪いもん今いっぱいやし

5年も前の事件について今更何が出るのかと思いきや
関係者へのコツコツした聞き込みから
当時は見えていいなかった人間関係やらで出てきて
ありゃりゃこれどーなるんだーーーっと
ラヴィとのラブの進行度合いやら
色々気になることが多すぎる
脅迫状のあたりから何やらきな臭くなるし。
え?え?ほんと誰なん??って感じ
まあクソ男ってとこでうっすらこいつかなーっとは
感じたけど
交通事故あたりはなんか関わってくるかもなーとは思ったのだが
そーくるかー
いやいやそれで友達を陥れるか?
いや結局自分が一番大事なのが人間かとか
うわーウワーッの連続で、息つく暇がない。

いやこれまじで実はラヴィが‥とかいう地獄展開だけは
お願いだからやめてよ、と
あり得ないと思いつつ読み進め
とりあえずひと段落
あーいやいやなんかほんと感情がジェットコースターな本でした

いやあつかれたけどおもしろかった
これは人に勧めたくなるやつ

あれ、でもラヴィの家族は5年もの間針の筵だったわけだが
正直本物のモンスターの家族へのあたりはそうでもなかった?
それともそーゆー態度を取ってたことに対する街の人たちの反省があった?
うーんもしかしてここにも拭えない偏見があるのかカーラたちに辛い思いをしてほしいわけじゃないんだがなんかモヤモヤ


どうも三部作みたいなんで残りも買って見よっかなー

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2024年04月21日

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ネタバレ

2024年本屋大賞翻訳部門で2位だった「卒業生には向かない真実」のシリーズだったので。

聞き込み、尾行、家宅侵入、SNSハッキング、GPS追跡、
そして犯人からの脅迫とその実行による死という、
「探偵」ものにありがちな要素と、
いじめ、裏アカウント、ドラッグ、パーティと、
スクールものにありがちな要素をちりばめていながら、
なお新鮮さを失わなわないのはなぜか。

それはたぶん主人公のピップの信念だと思う。
十七歳の彼女が選んだ自由研究の課題は、
「2012年、リトル・キルトンにおける行方不明者の捜査に関する研究」。
5年前に行方不明になった十七歳の少女はいまだに見つかっていない。
彼女の恋人だったサルは疑われて、自白のメールを残して自殺してしまった。
だが、
ピップは自分がいじめられそうになった時に助けてくれたサルが、
殺人犯だとはどうしても思えずに調査を開始する。
まずは、サルの弟シンのところへインタビューに行く。
とてもまっすぐだ。

シンも兄が犯人だとは思って居らす、
ピップの真摯な態度に自分も調査に参加すると言って、
二人で真犯人を探し始める…。

ピップが脅迫されていたことを隠し調査をやめると言い出した時に、
シンが一度は怒って去って行くが、
ピップがあきらめるはずがないと戻ってくるのが素晴らしかった。
容疑が晴れてシンの両親が「息子を取り返せた」と。
ピップの家にお礼に言いに来た時のつぶれた花束とハグ大会も。

この作品自体も当時話題になっただけあって謎解きとしても面白かったが、
行方不明になったと思われていた少女を監禁していたはずが、
良く似た別の少女だったというのは驚きだった。

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2024年04月20日

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めちゃめちゃ面白かった!
海外小説だったから最初は読みづらいのかなと思ってましたが読み始めたら一気に引き込まれました。
ただやはり登場人物の名前を覚えていくのに
苦労しました。途中からはばっちりでしたが…
何度かこの人誰だったっけ。誰かの姉妹?友達??と混乱しました。
自由研究スタイルで書かれている内容も
今までにない形で面白かったです。
シリーズ全部見てみたくなり早速2作目も
購入してきたのでまたゆっくり読んでみようと思います。

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2024年04月17日

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ネタバレ

自由研究を通して過去の殺人事件の真相に迫る。ピップにとってヒーローだったサリルの無実を信じて。

まっすぐで一生懸命なピップ。悩み傷つきながらも真実を追い求める。ただ追い求めるあまり何度も無茶をするのでハラハラしてしまうけれど。
また、ラヴィやカーラとの会話は楽しく、どちらも相手を思い合っていて、ほっこりしたり、力強く感じた。

テキストメッセージや手帳、相関図やマーダー・マップなど、証拠品やレポートを見ながら、ピップと一緒に事件について考え、犯人を探し、そして脅迫に怯えた。
状況は二転三転し、次々と明らかになる真実。そして予想外の犯人に驚かされた。

小さな町の大きな悪に対して、悲しい真実に対して、ピップはどこまでも正しくあろうとした。その強さがかっこよかった。

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2024年04月11日

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めちゃめちゃおもしろかった!!!子供の頃よく見た、ジュブナイル映画を見ているような、ハラハラ・ドキドキワクワク感…。
最初は海外文学特有の人物の名称がバラバラでなかなかついていけなかったんだけど、主人公のピップと一緒に事件の真相に近づくうちに読むのを止められなくなった。警察や探偵などではなく、ただの女子高生が自分ができうる範囲で行動して真実を突き止めて行く様は読んでて楽しかった!

個人的に最近古典ミステリばかり読んでいたので、スマホを駆使して、フェイスブックやツイッターから謎を解いていくの新鮮でよかった。今読めて良かったなって感じ。これが20年、30年たったら読者はどんな感じを受けるんだろう?ツイッター?タグ付けってなに?みたいになるのかな?

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2024年04月06日

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ネタバレ

女子高生の自由研究なのだが、失踪事件を関係者にインタビューをして解決する今まで読んだことないようなミステリー。
実はかなり前に読んで星5つを付けたままにしていたが、優等生・・・、卒業生・・・、とこれから読もうと思い評価を追加しました。

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2024年03月28日

購入済み

とても、面白かった!

イギリスの小さな町の秘密を明かす物語。
寝る間を惜しんで読みたくなるようなミステリでした。
5年前の事件をSNSやデジタルデバイスを駆使して調べるのが、現代のミステリという感じで面白かったです。

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2021年10月11日

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初めての翻訳本でしたが、読みやすくストレスなく楽しめました。
主人公が前向きに動いてるところが好感持てるし、相棒として協力する犯人の弟の存在もよかった。
容疑者候補として名前が増える度に、みんな怪しく感じるし、先が気になって後半は一気に読みました
自由研究らしい考察の文章だったり、手帳の写真や地図など視覚的にもおもしろかったです

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2024年05月23日

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以前から評価が高く機会があれば読みたいと思っていた作品でした。洋物に大量ページと得意ではありませんでしたが、内容も文章表現も自分に合ってるみたいで読みやすかったです。た〜だ〜、「春眠暁を覚えず」ではないですが、春のせいなのかやたら眠く、本作がロヒプノールかと思うほど数ページで眠りに落ち、なかなか読み進めなかったです。決してつまらなかったという訳ではありません。
次回はポッドキャストの優等生版、眠らないように望みます。

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2024年05月19日

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「卒業生には向かない真実」が去年の年末の週刊文春ミステリーベストテン海外部門1位なっているのを見てチェックしたのですが、いやいやここはシリーズの最初から読まなくてはダメでしょ、ということでこの「自由研究には向かない殺人」を手にしました。イギリスのグラマースクールの最上級生17歳の女子が、EPQ(Extended Project Qualification!知らなかった!)という高校の卒論(?)みたいな研究テーマに地元で起きた5年前の殺人事件を取り上げる、ということで探偵役になるミステリーです。彼女の一人称語りと作業記録のエントリーの繰り返して、とてもテンポ良くページがめくれます。なにより本文が始まる前に「自由研究による資格取得志望書」が置かれ、途中にはSNSのチャットの画面が証拠として出てきて、さらには彼女が頭の中を整理するために書いた図式メモも記載され、まるでミステリーのロールプレイングゲームをしている気分になります。まさにゲームのようにどんどん進行するのですが、情報は混乱してきて、思ったほど気軽には読み終えることが出来ませんでした。主人公が考えるスピードに負けないぐらい行動するスピードが早く、かなりハラハラしてしまうのもアクションミステリーRPGっぽいかも。その現場行かないで、そのドア開けないで、その質問しないで、と思ってしまう場面がたびたびでした。ひとえに頭がよく公正で、しかもやさしく、そしてアクティブな主人公のキャラ設定がこの物語をドライブします。たぶん、主人公の年齢設定でYAってジャンル分けされるのかもしれないけど、読んでいる途中はむかし、NHKの少年ドラマシリーズでやっていた「五人と一ぴき」という少年たちが町の事件を探っていくドラマの雰囲気を感じてしましました。(ちなみにそのドラマの原作ってイギリスの児童文学作家、イーニッド・ブライトンの「五人といっぴきの探偵団」らしい…)もちろんドラッグやセックス、動画によるいじめ、とかディープな闇が事件の奥にはあるのだけど、まだ地元から離れていない青少年のピュアさ、みたいなものがそう思わせるのかな…。また主人公の家族設定や町の人種構成とかにブレイディみかこの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を感じてしまいました。これがシリーズ化して行った時、主人公の真っ直ぐさ、ってどうなっていくんだろう?あまり急がず、2023年の海外ミステリーNo.1にも手を出さなくちゃ。

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2024年05月16日

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自由研究といえば、夏休みに親が子どものために一生懸命考えてあげちゃうアレですよね?
でも、この物語の自由研究は全然違った!
高校生のピップが自由研究の題材に選んだのは、自分の住む町で5年前に起きた少女の失踪事件。交際相手の少年が少女を殺害して、自殺したものとして事件は終わっている。どうしても納得できなかったピップは自由研究という名目で事件を調べ直していく。

犯人だとされている少年の家族‥‥そのままこの町に住み続けている‥‥これは辛いですね。狭い町の中で、ずっと後ろ指を指されて生きていかないとならない。
でも真犯人を探すということは、この狭い町の中の他の人を疑うということ。事件を調べていくうちにピップにとって疑いたくない人も容疑者として浮かび上がってくる‥‥ピップの葛藤が伝わってきて読者もハラハラの連続です。
しかも、真相をつかむまで驚きの事実が二転三転して、どこまで闇が深いのーーー?と登場人物の母世代の私は、目を白黒させて読みました。
ピップの正義感はすごいですね。見て見ぬふりをせずに突っ走ったピップ。大人になっても大きな事を成し遂げてくれそうな予感です。

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2024年05月07日

Posted by ブクログ

壮大なミステリー。長かったけど、読み終わってみれば読後感さわやかで、あー楽しかったって感じ。

ピップの高校生らしい好奇心旺盛さに、高校生らしからぬ勇気や正義感や行動力が加わって、ヒヤヒヤとワクワクが交互に波のように押し寄せてくる。どっちかと言うとヒヤヒヤの方が強いかな。

仲間と一緒に一つずつ謎を解いていく過程が丁寧に書かれていて、物語に引き込まれました。続編も楽しみです。

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2024年04月24日

Posted by ブクログ

自分の住む町で起きた殺人事件を自由研究に取り上げ、調査と称して真犯人を見つけようと奮闘する、とびきり賢くてガッツのある女子高生、ピッパ。

魅力的な美少女アンディが失踪し、直後に自殺したボーイフレンドのサル・シンが殺人犯であるとして片付けられてしまった一連の出来事が、ピップと、サルの無実を信じるサルの弟・ラヴィのコンビの調査で、徐々に違う様相を見せて…


ホリー・ジャクソン、初読。

今のイギリスのティーンエイジャーの楽しみ方や日常生活とか、インターネットをバリバリ駆使してる感じとかが小気味よく、楽しめる。
うんうん、自由研究は、予想以上にほろ苦かった。ピンチあり、どんでん返しあり、素敵な男の子とラブラブあり、えーでもここまで事件をややこしくしなくてもさぁ…
…という感じで、読み終えた時は、星3つ。


けれど、三部作!!
三作目まで読んで振り返れば、本作を星3つとして、続きを読まずに済ませてしまう人がいたら気の毒すぎるので、星4つに修正。
ネタバレするから書かないけど、これは…
是非とも、三作目まで読む事をお勧めします。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

清々しい読後感。
もうピップが大好きだ。
正義感、知性、行動力、勇気、愛情…
自由研究のテーマが殺人事件の追求とは、あまりに突飛過ぎて読めるだろうかと不安だったが、最初の数ページから没頭した。
スマホ、PCを駆使した捜査方法も画期的だ。
テンポも早くて、後半のハラハラドキドキがたまらない。
真実を追求するその過程には、苦しみや悲しみもある。それを乗り越えながら人として成長してゆくピップの姿には、感銘を受け勇気をもらった。
続編が楽しみだ。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

海外の高校生事情がわからなかったり(この本で知れた部分もある)、海外小説でよくある登場人物が覚えられないし女性か男性かも判断できなかったり(読み進めるとある程度わかるがなんせ登場人物が多い)、文章の言い回しに違和感を覚えることが多々あったりしたけど、ストーリーとしてはとてもおもしろかった。

高校生ピップの行動力も推理力もすごいと思うし、自由研究として逐一まとめてくれるところは読みやすかった。容疑者がどんどん増えて、全く真相の予想がつかなかった。サルが犯人ではないだろうとは思ってたけど、犯人に至るまでものすごく経緯が複雑でそれぞれ理由があって、納得感のある作品。
続編も読んでみようと思う。

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2024年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったー!人の名前を覚えるのにとんでもなく苦労したし 物語の舞台をアメリカだと思い込んだまま9割読み進めてしまったんだけど それでも面白いものは面白い 本当です
ヒロインが明朗快活で気持ちの良い性格をしているので だんだんと事件の全貌が陰鬱そうな雰囲気を醸し出してきても暗い気持ちになりすぎずに読めた。事件の真相についての総括は主人公がエピローグでしてくれていることそのままであると思う。一連の事件は突然起きたのではなく 様々な小さなコミュニティの人間関係が複雑に悪い方へ行った結果起こってしまったことだということ。決して遠い場所で起きたものでは無いのだと主人公は訴えている(まぁホームパーティを開く日本の大学生やそこにドラッグを持ち込む輩がどれだけいるかという話は横に置くとしてもだ)
続編もあるらしいので読んでみたい。

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2024年04月17日

Posted by ブクログ

のっけから面白い。

主人公であるピップが自由研究の課題として5年前に起きた少女失踪事件の謎を追うと、驚きの真相が・・・
という内容なのだが、なんといっても物語がしっかりと構築されているため、内容がにブレがなく全体を通してどっしりとしている感じがする。
そのため読んでいて全くストレスがない。


語は関係者へインタビューを行い、その内容を精査していくことで新たな謎が提起されたり、別の推論が展開される形で進んでいく。

そのインタビューは少女失踪事件(殺害事件)の犯人であると目されている少年の弟とのやり取りからスタートするのだが、この時はたどたどしく頼りない口調で質問をしていたヒロインが、物語後半に向かうにつれ確固たる意思を持った口調での質問へと変わっていく。
こういったところに少女の成長を感じられるし、加えて、少し無謀で危うい行動に読んでいてハラハラしたり、感情の起伏にしっとりしたりするのも人物描写がしっかりしているためだろう。

伏線、ミスリードなどもいたるところにおいてあるので、もう満足。


最近はトリックを生かすためにあり得ないような特殊設定があったり、どんでん返しを生かすために「そうはならんだろ?」といった展開があるものも多いが、現在のいわゆる普通な情景の中に事件を落とし込めていると思う。

ただ、結末が個人的にはあまり好みではなかったというところだけ除けば、本当によくできた物語だったと思う。

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2024年04月13日

Posted by ブクログ

雰囲気はジュブナイルやヤングアダルト小説。ただ女子高生が主人公とはいえ日本より風紀が悪く、行動も危なっかしいので親目線でハラハラする。日本だってドラッグや売春が身近な環境はあるけれど、主人公はケンブリッジ大学を目指している優等生なわけでこの辺はちょっと理解がおいつかない。SNSの使い方とか人種問題とかがサラッと描かれているのでイギリス人にとってはリアルなんだろうなと思う。そういえば「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」でもこんな雰囲気だったか。あれは元底辺中学校が舞台ではあったけれど。

内容は推理が二転三転してひきこまれるけれど話が長い。途中で断念しそうになるが後半は展開がよくてスムーズに読めた。日本でもたくさんの賞やランキングに入っているけれどイギリス文化の理解度が低いのでイマイチ一般受けはしないんじゃないかなあ。青春や家庭の悩みとかは共通するものがあるのでそこは共感できるだろうと思う。

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2024年04月07日

Posted by ブクログ

海外小説あるあるでカタカナの名前が覚えられず、少し苦戦しましたが、主人公の取材などをみて自分も推理するのが楽しかったです。
自分の推理も二転三転してしまうほど奥深い小説でした。
犯人がわかった状態でもう一度読み直すと視点が変わり面白さを二度味わえると思います。

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2024年03月30日

Posted by ブクログ

登場人物たちのポップな会話が多いので取っ付きやすい印象があるけど、内容はけっこうヘビー。
わが身可愛さから保身に走る者たちの醜さよ。

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2024年03月27日

ネタバレ 購入済み

夏休みの冒険にしては深刻すぎる

遅ればせながら読了。
否定的な意見としては、電子書籍より紙の本の方が
この本の仕掛けをフルに楽しめたかもしれない。
ただズームして見られる点では電子書籍で良かったのかもしれない‥‥老眼なんで。

さて、本編ですが面白い、文句なく面白い。
多少強引な点はあるにしても、最後まで前のめりに
のめり込みました。

主人公のひたむきさと正義感が眩しい物語ではあるが、あ~そこは隠蔽するのか...え~なんか残念というエピソードもあり、そこを読者が高校生の若さととるか、探偵の役得ととるのかで話の見えかたや主人公に対する感情も変わってしまう危うさを感じました。

このミス2位もうなずけるし、1位と遜色ない素晴らしいお話ですが、私は物語内で正義を語る割にちょいちょい身内びいきが目立つ事に、良くも悪くもほろ苦さを感じました、だって彼女は自由研究をしてるだけだからね。

さあ、先ずは読んでみて!

#エモい

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2022年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりに気楽なミステリを♪と思って、話題の海外ミステリを読みました!

舞台はイギリスの小さな町。主人公のピップは学校の自由研究にかこつけて、5年前に町で起こった失踪事件の再調査をすることに。主人公のピップが嫌味なしに明るく、猪突猛進で可愛い!相棒のラヴィとのやり取りも微笑ましいし、家族(とくにお父さん)との会話にもほっこり。高校生ピップの捜査方法がSNSを活用した情報線なところも新鮮でした。

ただ、もともとティーン向けで、ドラッグにレイプ事件、いじめ、飲酒運転からの自動車事故、とベタなテーマのオンパレード(^o^;)。若者への啓発もかねているのかもしれませんが、大人にはちょっと物足りなく感じました。

小学生くらいの頃の私のめっちゃ好みな作品で、なんだかキュンとしてしまいました!!、


あぁ…汚れつちまつた悲しみに…



以下、箇条書き感想

・アンディのエリオットへの執着の理由、ちょっと良くわかんなかったです。ケンブリッジにいたことがあるとはいえ、田舎の高校のイチ歴史の先生が、そこまで大学の進路に影響を及ぼせるものなんですかね?イギリスの事情は知りませんが、ちょっと無理があるのでは?
・アンディ、「毒親育ちのおかげて二面性のある悪女」という設定でしたが、もう一歩、深みがあるとよかったなぁと思いました。サルを追って大学に行きたいの、意外すぎました。
・ピップが轢き逃げ事件を見逃しちゃうのはどうなの?とは思いました。「フェア」というのがピップの持ち味だったのでは?正直、殺されたアンディより、轢き逃げされた見知らぬ人の方がかわいそう…

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2024年05月07日

Posted by ブクログ

久々の海外作品で、ちょっと心配でしたが無用でした。
1/3くらいまでは入り込めなかったけど、中盤から後半にかけては一気読みでした

容疑者候補が次々とあがっていったのは、物語りを長くするだけだったようにも思いました
ただ、自由研究といった軽いモノとは違い、ミステリーとして本格派でした

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

3.8。三分の一過ぎたあたりから加速し終わりまでの半分は一気読みだった。ティーンだからとはいえ主人公が無謀で恐い。自由研究にのりだす動機が良かったな。しかしコレがヤングアダルトミステリーか…強い……。ちなみに勘違いして米国で想像してた。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

半分過ぎたあたりから面白くなってきた。

日本との文化の違いありすぎて、のめり込めなかった感はある。

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2024年04月06日

Posted by ブクログ

事件の真相にどんどん迫っていく主人公の頭の良さや行動力が面白かったし、イギリスのティーン達の生活や学校の様子が知れて興味深かった。

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったし、終盤のいろいろな謎が解決する
ところはのめり込んで読んでました。

ただ、長すぎる!!
中だるみしちゃってた感は否めないかなぁ〜

あとは、サルがただただ可哀想。
その上で死んじゃってるから仕方ないけど
ほぼ空気でストーリー上も可哀想だった笑

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2024年04月04日

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