感情タグBEST3
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【How old are you?】
「あたしは、〝こんなはずじゃなかった〟って後悔しながら生きたくないの!」
【ライク・ア・ガール】
「女の子らしく走るってどんな意味?」
「できるだけ速く走るって意味」
【さみしくなったら名前を呼んで】
だけど親友とは、どこかのタイミングで行き別れて、それぞれの人生をはじめなくてはいけなくなる。
わたしのデビュー作、『ここは退屈迎えに来て』というタイトルには、親友とはなればなれになったころ、呪文のように唱え合っていた思いがこもっている。あれは、男の子に迎えに来てほしいんじゃなくて、魂の片割れみたいだった親友に、迎えに来てほしかったのだ。もしくは、退屈だ退屈だとあえぐ、あの子を迎えに行きたかったのだ。
でも、実際に迎えに行くことはなかった。もちろん彼女が迎えに来ることも。
女の子同士、友だち同士は、男女のように結婚して、一緒に生きてはいけない。(注釈あり)その時期が来れば友だちはどこかへ退場し、いちなん親密な他人のポジションは、男性に取って代わられる運命にある。
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「女性らしくてはなく、自分らしく」は心に留めておきたい言葉。もちろん男性に替えても。
ドラえもんを題材にした二次元小説
50歳の誕生日を迎えた自動運転で職を失う人
ハッとする瞬間がいくつもあった
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山内マリコさん作品記録10
今までの短編集とは違う、新しいスタイル。
どのお話も惹き込まれる部分があって
一瞬で読んでしまった。
特に
【超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史】
が良かった。
何気ないフレーズでちょっと泣いた。
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◾️record memo
「女の子らしく」は女の子を縛る。それを広める勢力へのレジスタンスとして、深い反省と次の世代への希望を込めて、「自分らしく」の肩をどんどん持っていきたい。「女の子らしく」の呪いを解くことができるのは、「自分らしく」しかないのだから。
わたしはわたしのものだから。誰のものでもないんだから。
思春期以来ずっと悩みだった一重まぶたを隠さず、すっきりしたショートに髪を切った。気分はすごくよかった。やっと自分を取り戻せた。ううん、生まれてはじめて自分自身になれた感じ。
自分らしくあろうとするだけで、なにかと闘うことになる。男とも、女とも。
だけど親友とは、どこかのタイミングで行き別れて、それぞれの人生をはじめなくてはいけなくなる。
みんなには悪いけど、あたしはすごく、贅沢なのだ。自分のために時間を使い、お金をつかう。それこそが本当の贅沢。
気分よく自由でいるために服を着る。
"ボロを着てれば心もボロだろ"はたしか鈴木いづみの名言だが、女性の自信はその日着ているもので決まる。
完璧ではない自分を許し、受け入れること。
自分らしいスタイルとは結局、いつも着てしまう服なのだということ。好きな色、ブランド、全身のバランスなどにも、人によってそれぞれ「これが落ち着く」というラインがある。
着ていて落ち着くいつもの服こそが、自分らしいスタイルなのだと。
自分らしさをちょうどよく表現できていれば、それだけで勇気りんりん。
誰かのためにではなく、自分のために。
だけど彼女は、誰にも邪魔されず、こうやって自分とだけ向き合う、穏やかな孤独が好きだ。
真のファッション狂である彼女は、買い物が大好きだ。だけど、買っても買っても満たされないってことを知ってる。
なにかを主張することも、人目を気にすることもなく、年老いた自分をひたすら楽しむの。
「自分で買うからいいんじゃない」素敵なご褒美を用意してモチベーションをキープするのは、ママ流の知恵なのだ。
目標と一緒にご褒美を用意すればいいのよ。そしたらなんだって苦じゃないわ
ママに倣って毎月のお給料から、"ご褒美貯金"をはじめたのは、そんな頃だ。
ママの言ってた"ご褒美"の効力は、永遠につづくと、あたしは信じてる。
それでも、「歌を歌いながらパンを得よ」とわたしは言います。つまり、楽しく働いて生きていこうってことです。
こういう女性に対する搾取的な性差別構造の罠にハマらないようにするために、男に頼らなくても生きていけるよう経済的にも精神的にも自立すべきだし、なにより性暴力は完全にアウトな重要犯罪。そういうことね?
自分の親がこの世から退場し、時間が経てば経つほど、わたしは彼らと話をしたくてたまらなくなりました。
でも人が、誰かの世話にならずに生きられる時間は、実はすごく短い。
自分のダメなところも受け入れて、「まあ、こんなもんでしょう」と思える五十歳になった。自分が若かったとき、言ってほしかったことを言えた。わたしにしては上出来ではないですか。
あたしは大器晩成型だから、その分先は短いもんで、過去に浸ってる時間なんてないのさ。
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このタイトルと、表紙の絵が好き。
そして中身も面白かった。
「自分らしく生きることを決めた女の目に涙」
自分らしく生きているはずなのに、誰かの期待にこたえられていないと落ち込むのは何故なのか。
「きみは家のことなんかなにもしなくていいよ」
細部にわたって私の理想とする生活がそのまま描かれていて驚愕。あまりに思い当たりすぎて、ちょっと恥ずかしくなった。
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小説は共感できるが故にしんどくなってしまう部分が多かったが、そのしんどさを紛らわすかのように良いテンポでエッセイが組み込まれていて、作者は勿論のこと編集さんにも大きな拍手を送りたい。
しずかちゃんの話は唸ったなぁ〜。
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山内マリコさんのエッセイや短編小説をまとめた一冊です。女性が「山あり谷あり、一生懸命にハツラツと」日々を過ごし乗り越える姿が清々しく、面白いなあと一気に読んでしまいました。私って変なやつ?と思いつつ、試行錯誤する姿も(読んでいる側からすれば?)楽しくて、元気がもらえました。最後に収録されていた「超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史」のヒサコさんのように生きられたら、何て楽しいだろう!とわくわくするのでした(* ´ ▽ ` *)なんだかつまらないなあと思った時に読み返して、わくわくした気持ちを充電したいなと思います。
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誰にも邪魔されず自分と向き合う、「穏やかな孤独」がすきだ、というところがよかった。自分がいいと思っている感覚をこれ以上ないくらいぴったり言語化してくれて常常気持ちがいいなあと、山内マリコさんの本を読むたびに、思う。「あのこは貴族」がそうだけれど、女性同士を敵対させることなどでぱっと見でおもしろくするのではなく、かといって、そうそうそう!わかる!という安易な共感をさそうようでもなく、女性とはただそうである、みたいに描いている。ところがすき。
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どうしようもない日々をそれでも生きてゆかなくちゃ、出来うるならば、楽しみながら。
きらきらしたご褒美をみずから目先に置いて、うっかり絶望しそうな「あす」を希望に変える術を身につけている。おしゃれも、娯楽も、きっとそう。
あたしたち、ほんとうによくやってる。
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ファッションによって、自己表現をしたりする意味がよくわからない感覚だ。1980年生まれの作者と20歳ほど年が離れているので、空気感や生きてきた環境、これまで見てきた物が異なる。出てくる固有名詞も、馴染みが少ない。そのため、自分としては、共感しづらい作品だった。ただ、女性への固定概念に苦しめられていることが書かれていて、男の自分が感じられないものなので、興味深かった。
Posted by ブクログ
短編小説、エッセイ等々が不規則に並べられた新しい形の本だった。
とにかく話の数が多く、様々な女性の視点で物語を読むことができて面白かった。
男と女でお互いに理解しようと思ってもどうしても難しい部分はあるのだと考えさせられた。
また性別で一括に性質が同じというわけでもないので、結局は一人ひとりの人となりを理解して歩み寄れるように努めるのが大事なのだと思った。