感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
実は主役二人そっちのけで某二人の展開に胸が詰まりすぎて、途中読めなくなった期間が長かったという。
そういう展開は、望んでいなかったというか、予想していなかったのだ!
あまりに衝撃が強すぎて、それだけあの二人に思い入れがあったんだなと気付いて暫く放心したという。
なので、発売日に手元にあったにも関わらずに読み切るのに時間がかかってしまったという。
それにしてもヴィンセントは恋する者ゆえに拗らせているなとしみじみ。
タイムリープものとして度々問題になるのは「自分が救いたかったのは『あの時間軸』の愛する人」だという点。
つまり今の時間軸の彼(この作品の場合はヴィンセント)を救っても、オリアナが救いたかったあの時間軸の彼とはイコールとは限らないという件。
ヴィンセントは頭がいいし、オリアナに最初から惚れているので(この点もびっくりした。好みの子だったのか)オリアナがヴィンスと言って慕っている「彼」が今の自分とイコールでないことをよく分かっていた。
分かっていたからこそ絶望したし、受け入れられずにいた。
それでも惹かれてしまうあたり、惚れた弱みなのだろうけれど。
オリアナは今の彼もかつての彼も同じ人という認識なのだが、ヴィンセントの方はそう思っていないゆえ、この二人、思い合っているようで決定的に食い違っている。
この齟齬を埋めるのは至難の業ではないだろうか。
ただオリアナも、ようやく今の時間軸のヴィンセントを見出した、その予兆が見えた矢先での1巻ラスト……ええええええええ!?
やはりとは思ったが、1巻だけでは解決しきらなかったか。
そして、それ故に、冒頭の自分のショックが徒労と化してしまうという。
あのショックは何だったんだという!
でも、これで希望は繋がった。
皆が笑顔で迎えられる展開がありうるということ。
期待したい!
尚、WEB小説版は敢えて未読なのでこの先の展開を全く知らないのだが、今の段階だとミゲルが何か隠している気がしている。
オリアナを見送ったあのシーンの彼がやけに印象的で。
これはネタバレ状態で読むのは面白くないと思うので、引き続きこのままWEB版未読で2巻発売を正座待機しようと思う。
で、いつなんだろう、発売日(じれじれ)
超おもしろい
初めて読む作家さんですが、とんでもなくおもしろかったです。
死に戻りの女の子が、恋人を死なせないために奔走するのだけど、恋人は記憶がなくて、すれ違ったり、仲直りしたり。
とんでもなく切ないシーンが多くて、泣きそうになりましたが、ラストにはびっくり。
もう次巻を買うしかあるまいよ。
純粋に相手を好きでいる難しさ
前に生きた記憶があらからこそ純粋に相手を好きでい続ける事は難しい筈なのに、それでもヒーローを迷わず真っ直ぐに想えるのは、それだけ前の人生のヒーローが本当にそのままだったんでしょう。
再び接していく中で、将来を約束された人間としての誠実さや人間性は多少巻き戻っても何ら変わらない。それだけ凝り固まった人生の中に身を置くからこそ、ヒーローの素直になれない両片想いのもだもだが苦しい幸せを感じさせます。
世界の軸が違うのに、それでもヒロインがヒーローと一緒にいたいが為の寄り添う努力は、巻を重ねるとその凄さと強さをまざまざと見せつけられます。ヒロインやその仲間達の明るさもありコメディ要素が強く、とてもシリアスで切ない話なのに読み手を深く落ち込ませない内容になってます。
経験則を持たない前の自分と今の自分は全くの別人だときっぱり断じてしまうほど、責任感の強さや誠実さが露わで、それでも好きになってしまうところに前の自分も今の自分も同じなのだと認識するヒーロー。二人とも頑固だからこそ衝突もするけど、思春期の男女特有の意地の張り合いが可愛いです。
""オリアナは、僕を埋めるのだろう""と自覚してからのヒーローがとてもしんどくて好き。
Webで読んでて、絶対書籍も買う!
と思いつつなかなか場所の確保ができずに電子書籍購入。
記憶がある者とない者だからこそのすれ違いが切ない。
先の展開知ってはいるけれど、改めて先を読みたいっ!
切ない
心理描写が切ない。。でもヒロインが頑張りがむくわれるかと思ったら。。最後の数ページはハッピーエンドに向かってるかと思ったら。。それが逆に不穏に感じて。。あれ?まさか。。うそ。。というところで、続いてしまいました。
よくできたお話です。
胸が締め付けられます。
ダンスパーティーの数日後、雷鳴が轟く中、大好きな人が死んでしまった。
外傷もなく、ただ眠る様に死んでいる恋人を胸に抱きしめながら泣く事しか出来なかったオリアナ。
その場でオリアナも気を失い、気が付くと子供の頃に戻ってしまっていた。
過去に戻ったオリアナだが、今度こそ大好きな人を守る為に頑張るオリアナ。
始めは絶対オリアナを好きにならないと頑張っていたヴィンセントだが、結局はオリアナへの恋心に覚悟を決めたヴィンセント。
だが、気持ちを伝える為に、談話室で待ち合わせていた2人を待っていたのは。
2人の新しい関係が始まるはずだったのに、なぜこんな事になるのか?
だれが?なんで?原因は?疑問が沢山残るまま、次巻へと続きます。
次巻では謎は解明されるのか?
2人はどうなるのか?
早く続きを読みたいです。
泣いたー!!
邪険にされてもめげない健気なオリアナが、ヴィンセントと距離を置いたときの気持ちが、ものすごく切なくてボロボロ泣きました。
ヴィンセントにじりじりと、本当に少しずつ受け入れられていく過程が嬉しいけどもどかしい。
そしてそこからそう来るか、という1巻ラスト…!
あと、ヤナの恋も切なかったです。
2巻以降に期待!
死に戻り
オリアナがそんなにもヴィンセントのことを好きな気持ちがよくわからず、読んでる最中はそんなにのめり込んでなかったんだけど、最後の最後で、え!どういうこと!?と一気に引き込まれてしまった。
これは続きが気になる。
Posted by ブクログ
ひと通りWebで全話読み、これは絶対に紙で読まなければと思い、購入しました。
オリアナの献身と心痛ぶりを見るたび、息が詰まりそうになります。
1巡目のヴィンス目線の語りがなくとも、無邪気なオリアナがかわいくて愛おしくて、2人は素敵で大事な恋をしたんだと感じました。
2巡目のヴィンセントが持ってきてくれた花束は、2人の精一杯が詰まっている気がして、大好きなひと幕です。
星のようなお姫様と従者のお話もすごく良かったのですが、個人的にはミゲルが1番好きでした。こんな友だち宣言をされたら、私だってオリアナと同じ反応をすると思います。こんな気遣いのできる人間になりたい……!
文中の描写と挿絵に食い違いがあったり、誤字が多めだったりな気がします。私は読んでいて結構気になりました。