【感想・ネタバレ】多様性の科学のレビュー

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Posted by ブクログ

組織、コミュニティにおいて「多様性」がどのような福音をもたらすか、また「多様性」が無い場合どのような不具合が発生するかを考察した本。昨今流行りのテーマでもあり、興味深かった。

メリットとしては
・多様性による思考範囲の拡大
・アイデアの組み合わせで生まれるイノベーション
・組み合わせを発生させるコミュニケーション

不具合例としては
・エコーチェンバーに伴う思考の排斥
・標準化に伴う本質原因の見落とし
あたりがトピック。

説明されると「分かる」例こそ多いが、普段生活や仕事をする上でその「分かる」を通して世界を見れているかを考えるとなかなかに難しい。
多様性の取り入れを検討する際際、そこに一時的なパフォーマンスダウンが生じることを想定してしまう。その谷を飛び越える腕力が必要だなぁと。

話としておもしろかったのは、小さなコミュニティより大きなコミュニティの方が自身と同質なメンバーを発見しやすいため、エコーチェンバーが発生する傾向があるというもの。
インターネット/SNSが「大きいコミュニティ」の最もたる例が、オリエンテーリング界隈はどちらの要素を強く持つだろうか。

『信条にそぐわない部外者に対し、その人の信頼度を貶める行為を積極的に行っている。YESであればその集団にはほぼ間違いなくエコーチェンバーが生じている』という文章には身をつまされた。
この判定基準でよくよく自身の言動を省みていきたい。

読みながら「大学入試への女子枠導入」について色々考えた。
同種のトピックでこの部分の説明はしっくり来たが、国内議論だと「この大学としてどういう姿を目指しているのか」が語られている・示されていることは少ないなと感じる。この不足は多様性に対する理解の浅さを直結しているだろう。

一方、大陸国と隔絶された島国で思考の違いを比較するのもナンセンスだし、これから課題認識を形成していけばいいのではとも思う。
また、多様性が増すと意思決定が難しくなるので、これから管理者層へと進む身としてバランスや自分のやり方は今のうちに考えておきたいなと思った。

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2024年05月01日

Posted by ブクログ

納得感のある一冊だった。優秀な人材だけを集めても思考が偏り同様の盲点が生まれる一方で、多様性かつ自由に発言できる心理的安全性のある組織からは新しくイノベーティブな意見や発想が生まれる。
これまでは答えの方向性を先に決め、そこに擦り合わせていくようなやり方をしていた気がするが、これからは自分と違う意見を歓迎し、突飛な意見を認め、その上で合意形成された判断基準からその時点での最適解を導き出す。そうのような雰囲気づくりと組織運営のできるリーダーを目指したい。

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2024年03月16日

Posted by ブクログ

激動の時代にて多様性は欠かせない。同じ考えの人が集まれば気持ちよく仕事が出来るが盲点が出来てしまう、平均値はあくまで平均で多様性をカバーするものでは無いなど、文字通り目から鱗な情報が多く非常に勉強になった。

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2024年03月11日

Posted by ブクログ

ある宿に、この本が置いてあった。風呂上がりに読んだ。かなり読んだが、読み終えるまでの時間はなかった。結局、やっぱり読みたいからと購入した。多様性を排除したがゆえに、結果的に大きな損失を被ったという前例が詳細に書かれている。自分の行動や、自分の属する組織の行動原理を、振り返るきっかけを与えてくれる本だった。

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

多様性が大事であることは知っていたが、多様性がないことによる弊害について多くの事例を通して理解することができた。

ITの進歩で情報が広がったはずなのに
SNSでは自分の興味関心だけしか得られない個々の分断を最近強く感じる。

自分は自分の色眼鏡を通してでしか世界を見ることができないという認識を常に持ち続けること

若い層の人たちの意見を取り入れること

つまりは自分とは異なる人々と接し、馴染みのない考え方や行動に触れること、が必要不可欠であることがわかった。

これはまじ良書です。

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2024年02月24日

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多様性を全くそういうことに関心がないビジネスマンなどにも面白く楽しく納得がいくようにわかってもらうにうってつけの本

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2023年12月26日

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多様性を倫理的な観点で推奨してる風潮があるように感じる中で、倫理以外の多様性の力が的確に解説されていた。

単一の観点だけで優秀な人を集めてもうまくいかない理由、組織の中で考えが画一化される問題、SNSにおけるエコチェンバー効果など、様々な観点で生活の中で見られる誤謬が明らかにされておりとても参考になった

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2023年12月23日

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多様性についての色んな話。どこかで昔、町中で歩いてるグループの服装が違ければ違うほど、その集団はお互いの多様性を尊重し、外見にとらわれない自分たちの中身を信頼し合っていると聞いたことがあります。それと似てるのかな。

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2023年12月07日

Posted by ブクログ

多様性、ダイバシティが叫ばれる今日。
でも案外、なぜ多様性が必要なのか、説明できる人は少ないのではないか。
この本は多くの事例を交えながら、その意味を教えてくれる。
納得のいく分析、解析だった。

あえてひとことでいえば、集団の盲点をなくす、だろうか。

どんな優秀な人でも知らない世界、分野がある。
そういう優秀な人を大勢集めても、その穴は埋まらない。
能力は劣っても、大勢の人が互いを補い合えば、穴は埋まる。
新たな発見が生まれる。

あのCIAが同時多発テロを読めなかったのは、
エリートメンバーが多様性に欠け、
その民族を知っていればわかるはずの彼らの兆候を見逃したから。

エベレストのデス・ゾーンでは、折角多様な人達がいて、危険に気づいても、
その意見を封じてしまうトップがいると、帰還できなくなってしまう。
意見がいえなくなる、手遅れになるのだ。

平均値の罠も恐ろしい。
やたら事故が起こる戦闘機。
隊員の体の数十のサイズの平均値を基に操縦席を作ったのに。
よくよく調べると、この平均値に全部のサイズがぴったり収まる隊員は一人もいない。
これに気づき、操縦席を調整可能なものにして、事故が減った。
多様性を無視し、平均に走ると、こういうことが起こる。

等々。
ホモサピエンスより優れた脳を持つネアンデルタール人が滅んだのは、
ホモサピエンスのように知恵を共有できなかったからという。

・・・そう考えると、、、
今の日本、多様性のかけらもない。
国会は女性がほとんどいない。
世襲議員と偏差値エリート官僚崩ればかり。
先日の国葬、とやらも年取った男が大半。
こんな連中に日本をいい方向に持っていけるはずがない。
少子化を止めることができるはずがない。
今は女性の時代なのだ。

選挙の仕組みを変えるしかない。

それと、小川さやかさんのタンザニアでの体験談を思い出した。
多様な人々とネットワークを作っているから、
何かあっても誰かが助けてくれる。
与えて裏切られても、いつか返ってくる。
これも多様性だわな。

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2023年11月24日

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組織は純化し多様性を失っていく中で組織力は劣化する
「9.11」をCIAは対処できなかった?
①徴候はあった②感度の低下③エリートの傲慢
最後は「進化」の問題→ハラリ氏と通じる 人類の行方

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2023年11月18日

Posted by ブクログ

人々を率いていくには共感力が欠かせない、それには強さが必要。不安が強まると人は支配的なリーダーを求める。

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2023年10月11日

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組織における多様性の重要さについて

多額の経費と最高峰の人材と揃えたCIAが9.11を防げなかった理由は、人材の画一化によるもの
ビンラディンのイスラム圏への影響力やメッセージ性を文脈から読み取れなかったことで、危険性を過小評価してしまった
どんな優秀な人でも知識の盲点はあるということは、組織を作る上で重要なことだと感じた

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2023年09月17日

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ネタバレ

多様性という観点を過去の衝撃的な事件や身近な話を例に説明されている書籍と感じました。
多様性と画一的な考えの使い所があることは言われてみれば当たり前のことのように感じましたが、意外と考えてないことに気付かされ、とても勉強になった。

また、
人類システムという大きな視線で見たときに、多様性が、人類の知識を拡大するのに一役買っているという考えも面白かった。

ただ、
私としては外交性の能力が他人に学ぶという人に備わった能力から、個人の能力を上げているだろうという理論は絶望を感じてしまった。
全く個人的な問題だが私自身は内向的であり、現在の知恵者たちと繋がることが少ない人生を選んできた…個人の成長を望むとなるとかなり不利な行動をしてきたのだと自覚した。

かといって、
外交性のある自分になる気はないので、知恵者がまとめた書籍を読みながら他人に学び、成長しておこうと思う。

会社のような組織で、個人の特性から輝けない人がいる。それは多様性を理解し、得意分野に割り当てていない(割り当てる余裕がない)ことも課題の一つなのだと感じた。
仕事でチームを作る際にも多様性を意識するべき課題か?多様性を意識するなら会社で評価が高いというだけで人を集めると画一的なチームになることは肝に銘じてチームっくりをしようと思う。

多様性という価値観を論理的な説明で理解できたので助かりました。
多様性を意識することで、他人に対する感情のコントロールもしやすくなりそうです。

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2023年08月31日

Posted by ブクログ

友人に勧めてもらい、読んでみた。
とっても興味深い。以前、なにかで多様性が組織力を上げる!ということを耳にしたり、目にしたりしていたが、それを化学的根拠をもって、歴史の経過をもとに説明された1冊である。

ここでいう多様性は、国、文化、性別などの違い、どんな環境で育ってきたか、職種などなどである。
こうした意識をもつ、だけでも今の職場は変わりそうな気がする。

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2023年06月27日

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アメリカの9.11を防げなかったCIA、視点の偏った科学者集団、暗号解読、ルート128とシリコンバレー、など、過去の事例を用いて、多様性のない集団が多様性の高い集団に劣る理由をわかりやすく解説している。
特に、ルート128とシリコンバレーの例がわかりやすかった。巨大な大企業が、小さな起業家集団に負けた理由は、どんなに優秀な人材が多く集まっても、似たような視点を持った人たちばかりだと、新しいものを生み出すのは難しいからだ。シリコンバレーでは、エンジニアたちが会社の垣根を越えて自由に交流し、アイデアを出し合った。その結果、多くのユニークな企業が誕生した。

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2023年06月25日

Posted by ブクログ

学びが多いのでメモ

CIAは偏った集団だったため(白人、男性、高IQ 等)同時多発テロを見付けなかった。イスラムの文化への理解不足等。多様な人材がいることによって気づけない視点がある。


サッカー英国代表の立て直しプロジェクトに畑違いのメンバーが集められた。

人が他の動物よりも優れているのは社会的学習能力

ラグビー専門は選手の選抜方法
自転車ロードレース専門家からは食事と運動の改善
陸軍士官 不屈の精神
IT起業家 組織に革新をもたらす秘訣
教育専門家 抽象的なアイデアを具現化する

見逃していた弱点に気づける

学問的知識よりも人の話をよく聞く、好奇心旺盛、探究心にもあふれている集団でいいイノベーションが生まれた。誰もが自由に意見を出せる、適切な環境に人を集めることができれば驚くような結果を出せる。

コールセンターの離職率の事例

精神的にしなやかな人、フットワークが軽い人、
特定の枠組みから抜け出せる人、第三者のマインドセットを持っている人は現状に甘んじることなく、柔軟に問題を解決していく力がある。

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2024年05月11日

Posted by ブクログ

多様性を、偽善や慈悲ではなく、成長に欠かせない重要な要素と教えてくれた。
多様性が欠如することでの致命的なリスクも事例を元に紹介されており、とてもわかりやすかった。
自分も人に与えながら、様々な人とコミュニケーションをとれる人間でありたい。

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2024年01月24日

Posted by ブクログ

威圧的なリーダーの元では部下は必要な情報を開示しない(出来ない)ために惨事を引き起こす。多様性が失われクローン化してしまうため。

尊敬型ヒエラルキーの場合はヒエラルキーと多様性が両立する。

加えて訂正する力も必要かも。

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2024年01月12日

Posted by ブクログ

幅広い分野での「多様性」の意義の確認。

・多様性の重要性
・登山のエピソードを通した、順位制の記述が身につまされる。
・支配型と尊敬型のヒエラルキー。心理的安全性。
・移民がイノベーションを起こしている。アウトサイダーの視点。初心者の視点。
・ダイエット、教育、仕事の進め方の標準化、平均化が害悪を捲く。個別性に着目。
・FireFox, Chromeのほうが、Safari, IEよりも生産性が良い。離職率も低い。初期装備を使わないマインドセットが大事。
・人間が唯一優れている能力は、他人の行動を模倣して学ぶ能力。
・多様性を作るコツ
 ①無意識のバイアスを取り除く(オーケストラのオーディションのカーテンが例) ②影の理事会(年功序列の壁を打ち壊す) ③与える姿勢

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2023年11月15日

Posted by ブクログ

多様性は居心地が悪いけどより良い方向に導かれやすい、ということか。読みながらこれまで過去に自分が囲まれてきた環境を振り返らずにはいられなかった。世の中の仕事人たちに読んでほしい。

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2023年11月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なるほど…となる内容ばかりだったし、為になる内容だった。
実際の事例がたくさん入っているので、読みやすくてとても分かりやすかった。

•画一的な集団× 問題空間をカバーできない
•個人の優秀さ<多様性/集合知
•多様性があっても支配的ヒエラルキー環境だと多様性が発揮されない
 →反逆者のアイデアを出しやすい、心理的安全性が重要
 しかし、人間は無意識のうちにリーダーを決めてしまう性質
 また、不確かな状況や自分でコントロールできない状況を嫌う性質がある
 不確かな状況→支配的なリーダーを支持して秩序を取り戻そうとする
 =自分の不安を他人の主導力で埋め合わせする「代償調整」
 →指揮系統が明確な方がうまく機能するため、ヒエラルキーと多様性の両方のメリットをいかにして得るか
•イノベーションにはアイデアの融合が必要
 →多様性とディスカッションの場は重要、偏見が邪魔をする
•エコーチェンバー現象
 =同じ意見の者同士でコミュニケーションを繰り返し、特定の信念が強化される現象
 数と多様性の逆説的結果
 →世界が広がるほど自分と似た人を見つけやすいため、画一的なネットワークが生まれやすい
 •フィルターバブル
 情報にフィルターがかけられ、自分の意見と似通った意見しか見えない
 →外部の意見にさらされると自分の信念を疑い始める
 一方、エコーチェンバーは反対意見を聞くほど信念を強める
 反対意見を攻撃し、反対派に人身攻撃を行いその人物の信憑性を貶めることで自分たちを正当化する
•平均値の落とし穴
 標準化された形態は多様性を考慮し損ねている
 平均値を元にすると、ほとんどの人が当てはまらないことがある
 →単なる平均でなく個人で見る必要がある
 =標準化から個人化への転換が必要
•日常に多様性を取り込む
 ①無意識のバイアスを取り除く
 ②影の理事会(上層部に意見を言える場)
 ③与える姿勢(giver)

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2023年11月04日

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コラムニスト、ライターである著者が、20世紀を中心に個人は優れていながらも画一的集団を取ったためにうまくいかなかったケースをいくつもあげて、多様な価値・発言を容認する集団がいかに有益であるかを記した。

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2023年10月31日

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多様性は大事である。日本型組織のような閉鎖的な組織はイノベーションの対極にある。構成員に多様性があっても多様な意見が反映されない官僚組織ならば意味がない。

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2023年10月21日

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『失敗の科学』の続編(?)前作の内容もちょいちょい登場します。

第1章では、画一的集団が陥りやすい「死角」について解説しています。同じバックグラウンドを持つ人々で構成された画一的集団は、特定の視点に偏りが生じやすく、それが致命的な失敗につながる可能性があります。
第2章では、多様性のある組織と、画一的組織の違いについて解説しています。多様性のある組織では、異なる視点を持つ人々が互いに刺激し合い、集合知によって新たなアイデアや解決策を生み出すことができます。
第3章では、支配的ヒエラルキーによってアイデアが抑圧されてしまう危険性を指摘し、多様性を活かすためのコミュニケーションの重要性について解説しています。多様な意見を尊重する文化を醸成することで、メンバーが自分の意見を自由に発言しやすくなり、多様性のメリットを最大限に活かすことができます。
第4章では、多様性がイノベーションにどのように貢献するかについて解説しています。多様な視点を持つ人々が集まることで、既存の枠組みにとらわれない新しいアイデアが生み出されやすくなります。
第5章では、多様性を阻害するエコーチェンバー現象について解説しています。エコーチェンバー現象とは、同じ考えを持つ人々が集まり、自らの意見を強化し合う現象です。多様性を活かすためには、エコーチェンバー現象を防ぐための対策が必要です。
第6章では、平均値の落とし穴について解説しています。平均値は、全体の傾向を示す指標として有効ですが、個々の違いを捉えることには限界があると指摘し、多様性を活かすためには、平均値にとらわれず、個々の違いに目を向けることが重要だと主張しています。
7章では多様性を活かして複雑な問題を解決するための方法について解説しています。異なる視点を組み合わせる、異なる視点の価値を尊重する、異なる視点を反映するプロセスを構築する、などの方法が有効であると説明しています。


同質のメンバーが集まったチームは集合知が発揮できず、大したアイデアが生まれない。あるある。怖いのは異質なメンバーを1人や2人入れてもそのうち同質化してしまうこと。まんべんなく入れないと。
会議で最も地位の高い人が最後に意見を述べる、紙にアイデアを書いてせーので見せる「ブレインライティング」といった支配型ヒエラルキーに陥るリスクを回避する【しくみ】も大事ですね。
仕組みといえば第4章でジョブスがピクサーのオフィスのトイレを一箇所にして社員とのコミュニケーション導線をデザインしたというエピソードも興味深かったです。
多様な視点を身につけるためには、意識的にそういったコンテンツに触れたりコミュニティーに参加することを心がけたいです。

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2023年10月17日

Posted by ブクログ

あんまりジェンダーの違いの話ではなかった。CIAが911を防げなかった理由は画一的な採用を行っており、似た者同士の組織になっており、数々の兆候を線としてつなげられなかったとか。アメリカらしく人種の話が多い気がする。

まぁ性別、人種、身分、年齢に関係なく自由闊達に意見が言える風土を作るのが大事という事ですな。

流行りのD&Iで多様性(Diversity)と共に包括性(Inclusion)も大事で、異なる意見を持つ人を排他的に排除してはいけない。包括的に対応するという事は皆がちょっとした不快な事も受け入れるという事である。

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2023年08月11日

Posted by ブクログ

似たような人間ばかりの組織は考え方が
一つにまとまってしまい思考の盲点に
気がつかない。
だからこそ異なる意見、考え方を受け入れて自らの無意識のバイアスを取り除く事が
重要だと思う。

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2023年08月11日

Posted by ブクログ

失敗の科学と同じ著者だと途中の解説で知る。
道理で見たことある文字が並んでいると思った。
医療業界、航空業界、支配的な上下関係で失敗してきた業界が今回も登場。他に登山家、CIAなどの事例も。
多様性は何故大事か。逆に大事では無い場面とは。
そこまで考えたことは無かったので、新しい考えを知れて面白かった。

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2023年07月06日

Posted by ブクログ

多様性とは、例えばLGBTQとか、マイノリティのマジョリティみたいな話だけでなく、さまざまなバックグラウンドや、得意分野を持つ人が集まることで視点が偏らないということ。
コックピットのパイロットはよく聞く話だが、平均値が多様性を覆い隠すことは忘れがちなので心に留めておきたい。

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

多様性という言葉はビッグワードで、
それを例を挙げながら細分化していき、
わかりやすく説明しているのは理解できた。
では、自分の置かれている場所において、
多様性を意識しながら意思決定や行動出来るか?
に関しては、周りの人々とそれこそ対話が必要なのではないかと思った。

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2024年01月25日

Posted by ブクログ

自分のとは異なる馴染みのない考え方や行動に触れる価値を説く本。
問題と密接に関連し、相乗効果を生む視点を持つ人々を見つける。
【関連書籍】
イノベーションのジレンマ、リスキリング超入門

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2023年07月30日

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