【感想・ネタバレ】キャプテン2 2のレビュー

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Posted by ブクログ

コミックス丸一巻と半分をかけた壮大な序章が一区切りした感じか。

あの近藤が、近藤率いるナインが、見事な成長を遂げた様子に目頭が熱くなる。「この試合の勝敗にはこだわらなくてええ!」(p94)とまで言い切り、あくまでもJOYの為、墨二中野球部の将来の為に「レガシー」(p124)を遺す事を貫き通した近藤は間違いなく『キャプテン』であった。
従来なら牧野あたりとか絶対に怒り出す場面だったと思うのだが、ガッチリと信頼関係を築けているし彼もまた副キャプテンとして大きく成長した一人なんだろう。

そして、いよいよ「男の世界ーーー!」「高校野球だ!」(p122)

墨二歴代キャプテンが勢揃いした墨高。まるで夢のような光景!!
が、チームには不穏な空気が漂う。
谷口監督が加わる事で、そして近藤が入部した事で、チームはどうなっていくのか。
硬球で三分の一ノックはマズイよ、丸井さん。

’隣の小学館予備校’のメタネタには笑ってしまった。「あそこから出てくんのな〜んかガラが悪いんだよね」(p193)って、確かにどいつも顔付きがやばい。

『キャプテン』また一から読み返したいから揃えちゃおうかな。
実は食わず嫌いしていた『プレイボール』もちゃんと読まないといかんなぁ。丸井の変化についてはそっちを読まないとちょっと理解が追いつかない。


1刷
2022.9.10

0
2022年09月10日

ネタバレ 購入済み

変化が

キャプテン、プレーボールと、大事な試合の展開は勝つにしても負けるにしても、ハラハラドキドキのまさに死闘が描かれる(と、思う)けど、今回は、近藤から佐々木(JOY)への継投から、あ、これ負けるんだなとわかるような展開。近藤が降板したら後の投手がいないし。

近藤の降板が無ければ、最後の9回、ピンチの場面での再登板からの抑えられるのかどうなのかの展開が楽しめたのではと。

後輩を育てるというテーマのもと、中学野球編は終わりみたいだし、全国制覇という展開は初めからなかったのかと。

そして、晴れて近藤の墨高入学
あの登校シーンは、プレーボール1巻の登校シーンを思い出される。
墨谷ニ中のキャプテンはイガラシ(弟)なのかな?

丸井の変わりようには驚き!
最初は、谷口監督がいるから抑え気味にしてるのかな?と思ったけど、また同じことを繰り返したみたいですね。

それを丸井自身も心配して、キャプテン就任を躊躇してたし、暴走を抑えるためにも半田の副キャプテン就任だったと思うけど、それが上手くいってないのか。

キャプテン2も、この夏の大会で終わりかな?
谷口監督は大学進学とともに終わるだろうし、イガラシ、近藤と続けるには苦しいだろうし。

今後も展開に期待!

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2021年08月19日

Posted by ブクログ

ちばあきおの名作野球漫画「キャプテン」と「プレーボール」。作者のちばあきおが亡くなったことにより、両作品ともに話の途中、中途半端な状態で終わっていた。その漫画の続編をコージイ城倉という漫画家が描いている。それが、「キャプテン2」と「プレーボール2」だ。
「キャプテン」は墨谷二中、「プレーボール」は墨谷高校の野球部が舞台であった。
この漫画における墨谷二中のキャプテンは、初代が谷口、以降、丸井・イガラシ・近藤と続く。野球漫画であり、野球の戦いも勿論大きなテーマなのであるが、もう一つのテーマは、それぞれのキャプテンの個性あふれるキャプテンシーと、そのキャプテンの影響を受けた、各代のチームのあり様と成長の仕方。
「プレーボール2」の中で、谷口は高校を卒業し、予備校に通いながら、母校の墨谷高校野球部の監督を務めている。墨谷高校の野球部の現役は、丸井がキャプテンで、その下の代に、イガラシ、そして新入生で近藤が入部してきている。
「プレーボール2」と「キャプテン2」は、基本的に同時進行している物語であり、登場人物もかぶっており、分かれている意味はない。ということで、「プレーボール2」は谷口の代でいったん終了し、話は、「キャプテン2」の方に統合されたうえで、墨谷高校野球部の成長物語がこれから続くことになる。
コージイ城倉のテイストはちばあきおのテイストに似ており、私は好きだ。これからも読み続けたい。

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2021年08月22日

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