【感想・ネタバレ】すみれ荘ファミリアのレビュー

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Posted by ブクログ

下宿屋すみれ荘に住む人たちと、管理人の一悟とのほのぼのした日常…ではなく、普通に見えるけど、みんなそれぞれの内面に抱えている毒。それがだんだん表に出てきて。
一番堪えたのは、「不条理な天秤 母の告白」の章かな。

そして短編「表面張力」も、結構ゾワっときた。

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2024年05月21日

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人には表と裏がある。そのどちらもその人自身であるとわかっているのに、裏を知ると気味が悪くなる。

何かに縋りたいし、嫌なことには目を逸らしたい。その塩梅が難しいんだよな。

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2024年05月12日

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初・凪良ゆうさん。一気読み。
なるほど、衝撃的だった。住人たちの心温まるつながりの物語かな?などとかかっていったら、えらい目に遭う展開。
いくつかの心理的なトリック、短編をつなぎ、それぞれの登場人物に焦点を当てながら、物語が思わぬ方向へと展開していく。実はこの人いい人だったのね、とか、こいつが犯人、とかのレベルじゃない。誰の、どの行動にもきちんとした心理の裏付けがあり、その恐ろしい感覚を目の前に突きつけられるのだから。
ミステリや推理が苦手だけれど、人間の感情に揺さぶられながら解き明かされる感覚を初めて味わったような気がする。
何を書いてもネタバレになるのでここには書けない。

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2024年04月26日

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普通そうにしてても、みんな、誰にも見せない顔がある。

青子の告白には背筋が冷えました。
一悟の人生がどれだけめちゃくちゃに振り回されたか。
それでも憎みきれない一悟も人が良すぎます。

完全な人間なんてどこにもいなくて、みんな欠けてて、だから愛おしいのだと思います。


すごく楽しみで、すごく怖くて、がんばりたいけど、逃げ出したい。
どれも表で、どれも裏で、きっとわたしもすみれ荘の住人なのでしょう。

あとがきの凪ゆうさんの言葉が今の自分と重なりました。
今日が最終出勤日です。少しお休みして、その後に始まる日々に期待よりも不安が大きいです。
後戻りできない、逃げ場もない決断を自分でしてしまったのに。
もう進むしかありません。


Everyone has some face and nobody knows what is true.
It’s because all of them are their aspects.

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2024年03月15日

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途中から芥と一緒に静観することができた。この人の話はもう何とも言えない。代弁してくれてる。どこかのパラレルワールドのわたしのことではないかと思えるくらい。心にストンとくる、これは先輩に借りた本だけど、自分で買おう。
好きな言葉はメモに。

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2024年03月13日

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ドキドキが止まらず一気に読んだ。
読み終わった後、もう一度読み返した。
最後に本編の後日譚までスゲーとなった。

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2024年02月16日

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神様のビオトープで気になっていた凪良さん。
ビオトープとこちらを続けて読んだけど、
この、「すみれ荘ファミリア」の方が圧倒的に好き。人間誰しもが秘めうるコップの水が溢れる瞬間を一貫して描写している(と思っている)。
乱れても受け入れ合うストーリーに優しさを教えられた感覚。誰でもそう言う時あるよね、断片だけを見て決めつけないようにしようと思わされた

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2024年02月06日

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新年一発目は凪良ゆうでなければ…!と思ったのだった。好きな作家さんで新年をはじめる。幸せ。
彼女の著作を読むといっつも(どうしよう、好き)という言葉しか出てこない。
やっぱり生きていくうえでままならなさとか引きずっている傷つきを抱えて、しんどいながらもどうにか生きていこうとする人と少しだけ世界に希望を見出だせる世界が好き過ぎる。
明快なハッピーエンドではないけれどバッドエンドでもないし、そもそもハッピーとかアンハッピーとかも誰かが誰かをその尺度で測っているだけで、自分の気持ちは自分だけのものというメッセージを感じる

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2024年01月29日

購入済み

血のつながらない人たちがまるで家族のようにつながるハートフル下宿ストーリーかと思って読みましたが、すこし違いました。
ひとは見えない苦しみや弱さを抱えて生きているし、愛は平等ではないですが、自分をいたずらに卑下することなく前を向いて生きたいと思わされました。

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2023年08月25日

購入済み

裏と表

一吾と芥、二人の関係がとても良い。なかなか言葉にできない複雑な過去があっても相手を思いやる気持ちが心根にある。住人の人達もそれぞれいろんな事と葛藤していて応援したくなります。巻末の表面張力も必ず読んで欲しい。

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2022年02月27日

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下宿の管理人を務める主人公とそこの普通の住人を巡る日常のストーリーかと思いきや、その下宿人たちの持つ裏の顔が語られていく様子に、次のこの人はどんな裏の顔なのだろうと、怖くもありました。最後に、おまけの短編も引っ付いていて、こちらも表の顔と裏の顔を描いたストーリーで良かったです!

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2024年05月25日

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読めば読むほど雲行きが怪しくなっていって、どうなるの?どうなるの?と思いながらあっという間に読めた。凪良ゆうさんの作品は、それぞれの作品で色が違うけど、伝えたいことや気持ちに一貫性があるなと思った。

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2024年05月22日

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すみれ荘にに下宿している人たちそれぞれの物語。特にPMSで月の半分は泥のようになっているという美寿々さんの言葉が結構好きだったな。私もすみれ荘に下宿したい。(青子さんとか怖い人のいないすみれ荘に)

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2024年05月07日

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久しぶりの小説読破。
芥の感情を一切入れない事実だけを捉えた価値観がアバンギャルド?で凄く刺さった。
知らないままでもいいんだと、正解はないんだと感じた。喜怒哀楽を持つ僕にとって、やはりモノの見方には感情が入るし、大多数の意見が入ることもある。そこに正解なんかはない。芥が青子に対して言っていた「ありのままの自分ってなんだ?自分が何者なのか、何を望んでいるのか、みんなそんなにはっきり把握しているのか?少なくとも、俺は自分のことなのにわからないことがたくさんある。自分ですらわからないものを、他人がどう赦して受け入れるんだ。そもそも赦されなくても、受け入れられなくても、生きていくことに変わりはないだろう?」と言うセリフがとても自分に刺さった。
他にも好きな文章を2つあげる。なぜ幸せという言葉は口にするとひどく薄っぺらなものに変わるんだろう。と大多数の意見なんてユメマボロシでしかないんだから。である。凄く個人的に多様性という言葉があまり好きではない。その言い換えとして凄く腑に落ちたのがこの言葉である。
少し離れていた読書であるが、やはり読書は楽しいものだと再認識した。一気に読む癖があるので、ハードルが上がるが、少しずつ読んで習慣化していきたい。

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2024年04月17日

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最初はほんわかしたミステリーかと思ったけど後半一気に展開が変わってかなり現実的な仄暗さを持つミステリーで面白かった。
また巻末の表面張力も人間的なホラー感があって面白かった。あとがきにもあったように「普通の人たち」が出てくる物語なのに「普通」ってなんなのか。自分が見ているあの人、この人は何用のこの人なのだろうか。仕事用、知人用、恋人用…私はこの人をどれだけ本当に知っているのだろうか。
人の見方がほんの少し変わるかも。

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2024年04月14日

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ネタバレ

住人2人に関してはいまいち共感できませんでしたが、青子の妹に対する劣等感は自分自身も妹へ感じたことがあったのでグサグサ心に刺さりました。青子のやったことは到底許されることでは無いでしょうが。愛情の形は様々。自分も果たしてそこまで誰かを愛したことがあっただろうかと考えさせられました。

和久井、芥2人が兄弟として再び一緒に過ごせるようになったオチだったのでひとまずハッピーエンドで良かったです。

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2024年04月13日

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下宿屋を舞台にしたポップな短編集かと思いきや、冒頭から凪良ゆうさんらしい不穏な空気と各々の生きづらさが表現されていて引き込まれました。

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2024年03月31日

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ほのぼのストーリーかと思ったところにサスペンス的な展開があり、引き込まれた。
犯罪スレスレ又は犯罪にまで及んでしまう心理は大げさだが、誰もが抱きそうな心を描かれているところにはっとする。

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2024年03月26日

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下宿の「すみれ荘」に住む面々を描いたほっこりストーリー、かと思いきや全然違った…!!良い意味で期待を裏切ってくれて、あまり他にない感じで良かった。

まず一悟くんは不憫すぎる。「青子の告白」が衝撃的過ぎた。青子のせいで人生を棒に振ってしまった感があるし、三上に放火されるし…でも張本人は青子がいなかったら桜子とも一咲とも出会えなかったと言って飄々としている。優しいんだけど、優し過ぎてなんだかなぁ…もっと報われて欲しいのに、読者としてはやりきれない。
央二と出会えて、妙に気が合う様子・一緒に暮らすことになるのは良かった。

後日譚になっている、あとがきの後ろの短編も、薄ら怖いものが循環している感じで面白かった。ここに一瞬出てくる神社の二代目というのは「わたしの美しい庭」の統理のことだよね?
人は見かけによらない、皆何か騙されたふりで生きている、普通そうにしてても皆誰にも見せない顔がある。

ある人が自分に見せている顔は何用の顔か。表なのか裏なのか、裏が悪いものだとは限らないし、それが裏だとも限らない(あとがきより)。ぞくぞく…!

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2024年03月08日

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凪良ゆうさんの本がまた読みたくて。

あとがきの言葉がとても好きだった。

『誰もが持つ様々な顔。ある人からは表で、別の人からは裏に見える。曖昧で、安定性は皆無で、瞬間的に強くて、なのにほんの少しの衝撃で折れることもある。そんな不可解な人の心を、わたしはずっと書き続けている気がします。』

誰しもが持っている、色々な側面。
よく、あの人は裏表が激しいよね、とか、逆に裏表がなくて素敵、なんて言葉も聞く。けれど、それはその人の一側面が見えただけ、裏でも表でもない。

自分から見える一面だけでその人の人格を決めてしまうのは、あまりにも安直で、危ういことだと、改めて感じた。でも、頭ではわかっていてもやっぱり人間は自分から見える面だけをその人だと感じてしまうし、なかなか生活しているうちに意識するのは難しいよなと思うのも正直なところ。

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2024年03月05日

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凪良ゆうさん いいなぁ。。

人間の見えない部分が、、、
人の弱さ。

最後に付け加えられた「表面張力」がまた怖い。
それにしても青子さん、、、

メモ

面倒な事って、
実は大事なこと

ありのままの自分ってなんだ?

人間同士だから相性があって、ほんの多少なりとも差は出てくるの。
内の両親はわたしより桜子をかわいがってた。
愛情なんて元々身勝手で不平等なものなんだ。
だからがある世の中事件が絶えない。

気づかず通り過ぎ、気づいて振り返り、慌てて戻る。
間に合わないことのほうが多いが、間に合うこともいくつかはある。
そうして今日という比が流れ、過ぎ去り、また明日が来る。

普通そうにしてても、みんな、誰にも見せない顔がある。

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2024年02月22日

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ネタバレ

和久井さんの周りに起こる様々な出来事が起こるたびにすみれ荘の住人、和久井さんの家族についての秘密が少しずつ紐解いていかれる物語だ。和久井さんはすみれ荘の大家代理である。大家は和久井さんの母親。すみれ荘には住人が和久井さんの他に3人いる。和久井さんは虚弱体質であった。あるとき、和久井さんの弟が突如現れすみれ荘の住人となったことを機に和久井さんの家族、すみれ荘の住人のことの秘密が暴かれていく。
和久井さんは優しすぎる、人を信用しすぎるしなんで、もっと自分を労わる主張をしないのか、娘と一緒に暮らしたいのなら、もっと行動すべきと思った。また、私は、義理の姉の青子、彼女の気持ちは全くわからない。和久井さんへの愛ゆえなのか、妹への嫉妬なのか、いろいろな感情が混ざり、また彼女自身もわからないとのこと。兎にも角にも最終的に和久井さんとその弟が24年振りに再会でき、その後一緒に過ごせたことはとても嬉しかった。

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2024年02月17日

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ネタバレ

人には理解してもらえないことを抱えていたり、我が身可愛さに動いてしまうことはあると思うが、迷惑をかけることを正当化する青子の様子には恐さを感じた。

一悟さんと芥さんがハッピーエンドな感じだったので、穏やかな気持ちで読み終えることはできたが、知らなければ幸せなことや人の怖さに落ち込んでしまう作品だった。

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2024年01月30日

Posted by ブクログ

絶え間なく続く不穏な空気。どことなくずっと影があるすみれ荘。
人にはその人なりの苦しみがある。
もし大切な人に自分の想像を凌駕するような過去、もしくは裏があれば...と考えてしまった。
人の裏を知るのはとても怖いことだけど、
そんな裏面まで愛せる人になりたい。

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2024年01月26日

Posted by ブクログ

タイトルから何かほのぼのとしたものを感じてしまい、敬遠していました。
しかし凪良ゆうさんが、ただほのぼのとした家族ものを描く訳はありません。緊張感のある人間関係が織りなす物語は非常に面白かったです。
短編小説のようなエピソードを織り交ぜながら、全体は軽いミステリーとなっている巧みな構成で、先へ先へと読み進めさせられます。
各エピソードは、共感はするけど同意は出来ない物語りが語られます。しかも、美寿々,隼人、青子と話が進むほど共感度も下がってくるという嫌な構造。しかし、同時に不穏な空気が充満してきてページを捲るスピードはどんどん上がっていきます。

凪良ゆうさんの作品は、何故か一気読みさせられることが多いですね。

追加収録された後日譚も面白かったです。二人が元気そうで良かったけど、芥の次回作によってまた事件が起こらなければ良いのですが、、、

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2024年03月08日

ネタバレ 購入済み

愛は怖い

他人から故意に人生を悪い方に仕向けられるって…ほんとうにこわい。
すずらんを挿していた水でって、子供の頃に夾竹桃が毒だと教えられたことを思い出しました。

#切ない #深い

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2023年01月17日

購入済み

裏腹

この物語はお人好しで人を疑う事もない主人公と人間関係に悩む、他の登場人物の表と裏がある様を丁寧に描かれていると思いました。

#深い #切ない

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2021年08月09日

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なんてお人好しの管理人室代理なんだろうと思いましたが、そこが魅力でもありました。
芥がアヤシイ匂いプンプンだったけど、根は良い人で良かったです。

家族愛、兄弟愛が感じられた作品でした。
母親が芥と離れてしまった訳は悲しかったです。

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2024年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語なので丁度そのシーンに遭遇したり、謎が解けたりするわけだけれど、現実は謎のまま、あるいはそれすら気づかずに終わる事もあるのだろうな、と。

まくしたてたりするシーンも、現実そんな一気に言語化して嚙まずに言い切れるのって凄いなぁ、とか思ってしまうのは、登場人物達が本当に存在するかのように感じたからだろうか。


飲み物への混入も放火も驚きだけれど、
最初の一歩は小さくて、やる前は何度も躊躇して
けれど一回やってしまったら次やるのは簡単で。
例えば刑務所にいる人に 本当に一番最初に犯した罪を尋ねたら、ムショ暮らしをしたことない人でさえ驚くような些細な事だったりするのだろうか、とふと思った。

恥ずかしながら自分はPMS 月経前症候群を知らなかったので それこそ気づかずに誰かを傷つけたり不快な思いをさせたりしているのだろうけれど、積み重なった時にトドメの一撃を食らわせてしまったらどうなるのだろうな。。。



自分の好きな人、出かけたい、とか話したい、を超えた恋愛感情で好きな人が自分と結ばれずに、けれど身内として付き合っていかなければならないって どんな気持ちなのだろう。。
それすらも時間の経過で何とかなってしまうものなのだろうか。

登場人物達のその後は背景についてつらつらと考え込んでしまう作品。

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2024年04月16日

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表紙とタイトルで、ほのぼの系だと思い込んで読み始めたら、だいぶ歪んでいた。
まるでオセロのようにパタパタと裏の顔が現れていく。
「愛ゆえに○○…」とあるが、どれも「自己愛ゆえに…」のように思える。
読後感はあまり良くないが、いろんな事が分かってから再読すると、違う角度から読めるのでお薦め。

巻末短編内に、『国見さん/通信販売で神職資格』の他作品ワードがあって、統理くん?って嬉しくなった。

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2024年03月20日

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ネタバレ

下宿もの+生き別れの弟という設定でワクワクして読み始めたけれど、人間の生々しい感情が描かれていて、共感できる部分については胸がぎゅっとなりながら、そうでない部分についても拗らせるとこうなるよな、他人事ではないな、と緊張しながら一気に読めた。

隼人の話は痛々しくて、でも理解できるところも多かった。学生時代の友人って、大人になるとふいにライバルになったり、羨望の対象になったり、お互いの環境の変化で昔みたいに接するのが難しくなったり、それでも、やっぱり自分のことを理解してくれる友人である(あった)ということを信じたくて、繋がっていたかったりするよね。

あとがきも好きだった。自分が知っている相手と違うものを見た時に「この人は裏がある」とよく言うけれど、自分は相手の一面しか見ることができていなかっただけなんだよね。

”誰もが持つ様々な顔。ある人からは表で、別の人からは裏に見える。曖昧で、安定性は皆無で、瞬間的に強くて、なのにほんの少しの衝撃で折れることもある。そんな不可解な人の心を、わたしはずっと書き続けている気がします。”(p,306あとがき)

締めくくりもよかった。ああ、この、矛盾している感情は、おかしいものではないんだな、と。

”すごく楽しみで、すごく怖くて、がんばりたいけど、逃げ出したい。どれも表で、どれも裏で、きっとわたしもすみれ荘の住人なのでしょう。”(p,307あとがき)


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2024年03月08日

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ネタバレ

凪良ゆうさんの本をまだ2冊しか読んでいないけれど、3冊目に選んだこの本は今までと少し違う感じですね。いろんな人がいる、そして人には表と裏がある。今まで読んだ作品は人間らしさがしっかりと書かれていて、でも温かい作品でした。
こちらも人間らしさが書かれているけれど、少し怖さもある作品でした。良くも悪くも人間の本質というか、怖さが書かれていました。ある意味ハッピーエンドかもしれないけど、あまり好みではなかったかな。

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2024年02月23日

Posted by ブクログ

すみれ荘に住む住人の話。
話が進むにつれ住人の裏の顔が見えてくる。
登場人物みんなそれぞれ共感できる部分があった。
後日譚の「表面張力」が好きだった。

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あたしはあたしを幸せにするために働いて稼いでるんだから。

愛情なんて元々身勝手で不平等なものなんだ。

世の中の人すべてが理解し合い、許し合えるなんてのは幻想だ。だからといって希望を捨てることはない。世界にも、心にも、グレーゾーンというものがあっていい。

普通そうにしてても、みんな、誰にも見せない顔がある。

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2024年01月30日

Posted by ブクログ

今まで読んだ凪良ゆう作品の中ではイマイチだったかな。主人公が抱えてる辛さがリアルとして伝わってこなかった。なんでやろう。

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2024年01月28日

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