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Posted by ブクログ
『リバース』『リセット』『リフレイン』『リハーサル』『リカ』『リターン』『リベンジ』『リメンバー』が時系列に沿っている、と聞き順番に読もうと決めた。
青美看護専門学校で起こった火災で120名以上の死者を出した事故。
同級生がどんどん死ぬ。
リカ(升元結花として登場)の周りの人間で邪魔、あるいは気に入らない人間は消されていく。それも悲惨な姿で。
この本はノンフィクションのように、はじめに、のまえがき、参考資料などが記され、他の作品とは違う作風。
生存者である渡会日菜子が書いた本をもとに解説する。
その本の中で、雨宮リカは死んだ、と。どういうことかな?
音楽だと、サイコキラーはオペラ、無差別殺人はハードロック、リカはマヅルカ!
マヅルカ、You Tubeで聴いた、恐ろしい。隣の部屋から聞こえてたら気が狂いそう。
そしてリカの体臭?
腐った卵を酢で煮込んだような悪臭とは…
中学時代の病気のせい?
興奮したときの、ひらがなだけになる、リカの言葉、この2つがたまらなく怖い。
後ろから悪臭を感じたら、と思うとおちおち外も歩けない。
でも次も読む。
Posted by ブクログ
相変わらず不穏な感じがじわじわ滲み出ていて怖い
寮のネームプレートが手書きっていうだけでゾワッとする
思考の中でさえ名前を呼べないほどの恐怖というのは想像を絶するものだろうな
次作リセットを読むのが楽しみ
Posted by ブクログ
1回目に読むのと2回目に読むのでは受け取り方が全然違う。ここまで危機感を感じた語り手は初めてだなと。途中途中で「いえ、もう遅かったのです」とう後戻り出来ないと感じていることが分かる文章があって、心が苦しい。リカが唯一生かした相手なのでは?全て瞬きで書き上げたこと、どうしても残さなければいけないという執着を感じた。そして最後に分かる中原俊二医療裁判の真相に思わず声が漏れた。
Posted by ブクログ
面白かったー
リカの専門時代の話で何冊か前の本から火事の件が出てて、その話。
もっとリカの不気味さを感じたかった〜
あとこの話以前の話がどーだったかあんまり覚えてなかったので読み返したくなった。
Posted by ブクログ
リカシリーズ第六弾。
看護専門学校時代に何があったのか、同級生の証言をもとにまとめられた実話風。出典が書いてあったりして本当にノンフィクションみたいで心がザワッとなる。
当時のことを振り返る形で、時系列も行ったり来たり、同じことを何度も語ったりする。この緩慢な雰囲気に読みにくさを感じていたが、語り手の女性の状況を知って納得した。ラストスパートにこの悲惨な結果を明かされて衝撃を受けたのは、著者の思惑通りかな?!
1番ザワザワしたのは、教頭のエレベーター事件の場面。なりすましも併せて、リカらしい不気味さとグロさがあってゾッとした。
リカは作中で書かれている通り都市伝説的に生き続けているんだなと思う。読んだ者の中に。あとがきも含めて「リカのストーリー」だった。マヅルカを聴きながら読む勇気はない。