感情タグBEST3
Posted by ブクログ
文体とか状況の表現の仕方とかなんか鼻につく書き方だったけど物語としては楽しめた。
ただ終わりかたもそうだけど自分の家族や兄貴をそんなに悪者にする必要あったのかな?
最終的にはあまりにも皆んな報われなさすぎたんじゃないかな?
もう少しハッピーエンドでもよかったんじゃないかと思った。
Posted by ブクログ
「ある目的のために森へ入っていく少年」という帯の言葉にひかれて手にとった。少年の、冒険譚なのかと思ったのだ。
しかしそれは冒頭の部分で違うとわかった。最初から違和感のある描写だった。「わたし」のあり方がなんとなくおかしいのだ。
読み進むと、森へ行ったのは子供の頃の話だったとわかる。
この、少年時代の回想部分はある意味とても懐かしかった。おそらく時代背景が私の子ども時代と同じであるだろうということがわかったからだ。
そして、山へ入っていった後の描写には圧倒された。ここだけサバイバル小説のような趣がある。
山で育った少年と街から来た少年の差。そこに生まれる密かな劣等感。
しかし、3人ともそれぞれ固有の劣等感を持っているということがわかってくる。子どもは哀しい。親の事情に左右されざるをえない状況にある子どもはみな哀れだ。
違和感は読み進めるうちに大きくなる。チュウの異様さはなんだろう。いろいろと暗示するような言葉が散りばめられているので、なんとなく見当がついてしまうのだが。
220ページでほのめかされる事実を、最初私は読み過ごしてしまった。他の人のレビューを読んで慌てて読み直し、ようやく得心がいった。そういうことだったのかと。
和也のある行動からラストは予想できていた。まあそうだよな、と思う。
いつか、和也とも再会できるのだろうか。理屈から言ったらそうなるはずなんだけど。この手のストーリーではなぜか、会える人と会えない人に分かれるのだが、どういう基準なんだろうな、とちょっと疑問。野暮な疑問ではあるが。
なんとなく座りの悪い物語なので、いろいろ考えてしまう。
山での冒険がやけにいきいきと描写されているので、チグハグな感じになってしまっているせいかもしれない。
Posted by ブクログ
ふと手に取った本です。
読んでる途中、何だか不思議な感じがして
そわそわしながら読んでいました。
成程。そう言う事か。
悲しい事実があるのだけれど、何故だか私の中には
キレイな印象が残っています。
Posted by ブクログ
途中から、あれ?何かおかしいな?という感覚にとらわれて、段々その正体が解ってきた。ミステリーとは違うけど、不思議ながらも読みやすかった。ラストは、ちょっと予測できて残念だったけど、全体的には面白かった。